まえがき


これは うらBBSにニシオギさんが書き込んでくれたことから始まったお話です
私はこれを読んであまりに感激したため 思わず土浦編を作って続けてみました
それを見た真昼の星のいっしー石井さんも感激して(え?)月森編を書き込んでくれました

そんなふうに素敵に繋がったのでここに残しておくことにしました
ニシオギさん作では火原&志水 私は土浦&香穂子 いっしーさんは月森&音楽科女子編です

ちなみにギャグですので
そういうのが大丈夫な方 よろしく読んでやってくださいね





トランペットの魔力(byニシオギ)


「ああ、おれもうダメだよ………」
ステージから下がった火原は彼らしくも無く意気消沈し、誰にともなく呟いた。
意気消沈という単語を知らなくとも意気消沈は出来るものなのだなと、
志水はぼんやり考えた。

「おれはさ、このトランペットの魅力を存分に発揮出来る曲だと思ってこれを選んだんだよ。でも、おれの力が足りなかったって事だよな……」

彼の曲を聴いていた観客は暫くすると次々と席を立ったのだ。

「柚木の時なんて、あいつの背中に羽が見えたぐらいだったのにさ……花火も上がってたし……曲なんだっけ?何かが来て笛を吹くとかなんとか」
 
きっとその羽は黒かろう。

志水は無言であった。なぜなら火原は別に自分に話しかけている訳では無いのだから。
しかし志水は密かに彼こそが今回の最大のライバルであると思っている。
観客が席を立ったのは彼の演奏に失望したからでは無い。
むしろ彼の演奏が打ったのだ。彼等の………腹を。

今回の火原の選曲。それは。

「ラッパのマークの正○丸

ぱっぱらぱっぱぱっぱらぱっぱぱ〜〜らぱらぱ





俺の作戦(by真木)


「なあ、日野。俺、次のセレクションで演奏しようと思っている曲があるんだが…」

土浦梁太郎はものすごく難しい顔をして日野香穂子に詰め寄った
本来ならライバルである日野にそんな相談をするのは甘えている以外のなにものでもないが よっぽど悩んだのであろう 普段から怖い顔が 目の下の真っ黒いクマのせいで更に恐怖感が倍増されている

これならノーメイクでホラーの館に出演しても大丈夫そうだなあ…

そんなことを思いながら 香穂子は「何を演奏するつもりなの?」と優しく聞いてあげた
なんたってネオロマンスの主人公はみんなに愛されるのがお約束
主人公であるからには常にみんなのアイドルでいなくてはいけないのだ

土浦は こほん とひとつ咳をして歌いだした

「ちゃーらちゃちゃ ちゃーらちゃちゃ ちゃーらちゃちゃ ちゃーらちゃ」

恥ずかしいのかなんなのか すっかり棒読みである
ピアノを弾いている時はあんなに情熱的に己を解放するのに
歌となるとどうも彼は苦手らしい

というか「歌って」なんてひとことも言ってないのになぜ歌いだしたんだろうこの人は

香穂子はしょうがないので助け舟を出してあげた

「あ、あのね、その曲の題名はなんていうの?」
「あ? あ、ああ……」

土浦は 傍目にはっきりわかるほど赤面した
今すっごく恥ずかしいんだろうなあ〜
香穂子は内心「うひゃひゃ♪」と思った

「『天国と地獄』ってやつなんだが」
「ああ! よく運動会に使われてるよね〜。でもなんでそれにしようと思ったの?」

たぶんそれを言いたいから相談してきたんだろうと香穂子は先回りして促してあげた

「お前、この前の火原先輩の演奏を聞いてどう思った?」

どう思ったもこう思ったも 最初にパンフレットを開いた時にのけぞって驚き 星奏学院の音楽科は新時代のヨシ○ト芸人を育てるために開設されたに違いない
とセレクション後の香穂子はがっつり思ったものだった

柚木先輩の『悪魔がきたりて…』とかいうのはまだいいとして
(耳尖らしたり黒いマント着てたりしてたけど…似合ってたからヨシ
さすが人前で演奏することに慣れている人はアピールの仕方が違う)
ていうか あれはないだろう コンクールで正露○はさぁ〜…

遠い目をする香穂子 土浦は続ける

「俺、あれを聞いてかなりショックを受けたんだ」

ええ ええ そうでしょうとも
香穂子はこくこくと頷いた

「音楽科ってすげぇよな」

え゛?

「今まで音楽科をバカにしてきたけどさ、火原先輩の演奏を聞いて俺も本気で取り組まなきゃいけないと思ったんだ。で、これを選んだみたんだが…お前、どう思う?」

だからどう思うもこう思うも…

「やっぱりダメか…?
カステラ一番 電話は二番 3時のおやつは文明○
火原先輩を見習って俺も腹に訴える作戦だったんだが……ダメか」


リリが選んだヤツ アホばっかりや

ネオロマヒロイン香穂子は 顔で笑って心でつっこみを入れたのだった





俺も参戦(byいっしー石井)


「次のセレクションでは、君にこれを使って伴奏してもらいたい」

そう言って月森は、セレクションの伴奏担当の女生徒に袋を手渡した。

「はい!わかりました!!で、これは一体なんなんですか?」

「いいから、開けてみてくれ」

促されて覗いた袋の中身は……

「月森先輩、これ……」

それは、バラエティ番組などでよくみかける、小さな鐘や小太鼓、
黒く丸いゴムのついた小型ラッパなどの、いわゆる「鳴りもの」の数々だった。

「次のセレクションは、『笑点』のテーマで行こうと思う」

「……は?」

「前回の火原先輩の○露丸のテーマは、衝撃的だった。
そして今回は、土浦が文○堂のCMソングで参加するらしい。
彼らに負けないインパクトを求めるのなら、この楽曲しかない」

「あの…月森先輩?」

「そして日野……。彼女は侮れない。
あのそつのない笑顔の奥で、いったいなにを企んでいるのか…」

多分ライバルをたらすことしか考えてないと思うが。

「というわけで、今日から特訓だ。楽譜はこれ。まずはこのラッパからだ。
君はこの ウンパパラパパパ タンタン の後にこれを鳴らしてくれ。
では、さっそく合わせてみよう」

呆然とする彼女をよそに、話をどんどん進める月森。
まるで何かに取り憑かれたようだ。

「何をしている!今のところだぞ!」

「は、はい!すみません!!」

ウンパパラパパパ タンタンパフ〜♪

「少し早いな」

「はいっ」

ウンパパラパパパ タンタン パフ〜♪

「タイミングは合ってきた。だが、今度のセレクションのテーマは
『失われしもの』だ。もっと愁情に訴えかける響きを心掛けてくれ」

「わかりました!!」

こうして星奏学院のコンクールは、どんどん間違った方向に進んで行った…。





あとがき


ニシオギ作「トランペットの魔力」
火原っちの演奏を聞いた観客は腹にキたそうですが
私もこれを読んで腹にキましたよ
ええ ええ 笑いがね 笑いによる痙攣がお腹にきましたよ

トランペットって素晴らしい楽器ですね!
私も習いたいと思いました
半分本気で思いました

それでなくてもコルダにハマっててヴァイオリンをやってみたいというのに
ああ トランペット…ステキ…
火原先輩と二人でにこにこと○露丸のCMソングを吹き鳴らしたらきっと楽しかろうと思います

作中の火原先輩は真剣そのものですね
彼のぴゅあな心にうっとりです
そして志水くんのつっこむつもりのない静かなつっこみが心地ヨイです

そういえば花火
ゲーム中 最後のセレクションで完璧な演奏をすると花火があがりますよね
「悪魔が来○て笛を吹○」
(↑バレバレ ちなみに同名の小説が映画化されていて 作品中にこの曲を吹くシーンがあります)

こんなんで花火を上げる柚木アクマ(←いっしー石井さん命名)が愛しさ倍増
やはり柚木サマ大好き! 最高大好き!
私の中の彼はオフィシャルより更に黒い彼になりました

ニシオギくんはこの話の柚木のことを
>一般的には「あえて逆のイメージに挑戦した」とかなるのかしらねぇ
と言ってました

きっと 柚木サマはまんま

「あえていつもの僕とは逆のイメージに挑戦してみました。
聴いてくれる皆さんに楽しんでいただけるような演奏を心がけたつもりです」
(そして貴公子スマイル)

とか言いそうで更にときめきドキュン
そんな柚木サマを作ってくれたニシオギよビバ!

あと 最後の
>ぱっぱらぱっぱぱっぱらぱっぱぱ〜〜らぱらぱ
この終り方も大好きな私です やっぱこの場合はひらがなよね!


こんなふうにいろいろときめいて すぐに土浦梁太郎編を書き込んだ私
コルダでギャグをやるなら土浦くんか月森くんだと思い
曲から考えて土浦にしました

○明堂のCMをご存知でしょうか?
仔グマのぬいぐるみが天国と地獄の曲にのってカンカン・ダンスを踊るやつです
私はこれを書くために検索しました
クマなのにしっぽが長い理由が判明して無意味に嬉しくなりました
あれは元々猫だったからのようですよ! 今貴方にどうでもいい知識を植えつけましたよ

昔わたくしがちっさい頃 このCMを見ると無性におやつが食べたくなったものです
子どもというのはたいがい年がら年中お菓子が食べたいものだと思います
そこを刺激するだなんて まったくなんてナイスで姑息なコマーシャルでしょう
「3時のおやつ」なんて習慣もこれで知りましたよ

しかし現在 あんまりこのCMを見ないので星奏学院の若い兄さん姉さんたちは
これを聞いてもぴんとこないかもしれません
土浦梁太郎の未来はどっちだ!?


土浦編を書き込んで 我ながらよく繋がった うんうん と思ってたら次の日
いっしー石井さんからの書き込みがありました

月森だ!!!

てゆか笑点!?

セレクションで笑点 ありえない! ありえないよ!!
読み進めてたら最後

笑点で愁情に訴えかけるってどういうこと!?

パフ〜♪ にどうやって愁情の雰囲気を出せというのでしょうか月森蓮
ああ 音楽科ってすごいですね
こんな月森を出された日にゃ 身も心もライバルの土浦梁太郎は黙っちゃいられないでしょう
しかも彼の好きな愁情解釈ですよ きっともっとショックを受けること間違いなし

ああ 月森の音楽的才能に嫉妬する土浦が見えるようです いや

「俺ならもっとうまく笑点に愁いを含ませることができるぜ」

とかわざわざ言いに行くでしょうか
ヤダ! 渋くかっちょいいあの声で言うんですよ 素敵だわ…v
いや というかこんな話を作るいっしーさんが素敵なんだわ……vvv
月森蓮に「笑点」と言わせた貴方にカンパイde完敗


ちうわけで ニシオギくん いっしー石井さんありがとう
こんなとこに残されるとは思ってなかったでしょう
や〜いや〜い(←コドモ)

それでは皆さん ここまで読んでくれてありがとう〜
もし この話にまだお付き合いしてあげてもよろしくてよ と思われた方 &
月森くんと土浦くんが更に変になってても気にしないよ☆という方
土浦がヅラと言われてもへっちゃらよ☆という方
続きがありますのでこちらをどうぞ→




アンジェ以外も万歳