エルとるいの日記

パート3


日記−11 SIDE:エル

あのクソアマ あのクソアマ あのクソアマ

こんな屈辱的な事があるだろうか
何だあれは。あんな点数、この眼で見るのは初めてだ
何であんなヤツが仮にも進学校の我が校にいるのかさっぱり解らない
何が「テヘ」だ。新語か?それは

あのクソアマも大変腹立たしいが
あのクソ担任
(お前も大した事無いな)
という視線が更に腹立たしい

こんな恥をかかされたのは初めてだ

今日、クソアマが謝りに来た
謝られてもどうなるというものでもない。
額に何やらでかいガーゼが貼ってあったので、単にそれは何かと聞いたならば
なにやら一人で慌てていた。やはりイボイノシシぐらいに思っておけばいいのだろう
・・・ヒゲイノシシだったろうか。まあよかろう

とにかく。家にいる時の勉強の仕方に問題があるのだろう
その辺の所を改善せねば、あのクソ担任に見下されたままでは腹の虫が収まらない
馬鹿に馬鹿にされる程屈辱的な事は無いのだ

その様に告げると何やらまた怪しい動きをしていた
わざわざ家に行って勉強を教えてやるのだから
今度こそ少なくとも学年TOP10ぐらいに入ってもらわねば、私の立場が無い

どうもこの女の実力を別の意味で甘くみていたようだ

覚悟するがいい



日記−11 SIDE:るい

ど、どどどどどどどどど
どうしよー!

エルンストさんが家に来るってっっっ

どうしよー!

この前はおでこケガしちゃったけど、今度は鼻血出そう、私。

この部屋にエルンストさんが・・・
こんな狭い部屋に、鍵をかけて二人きり・・・
触れあう手と手、見つめあうエルンストさんと私・・・

キャーvvvvv

って、いつもこれだからこんなことになるのよね・・・反省。
さすがに今回のことはまずいなって思ってます。

でもさ、すっごく信じられない。
エルンストさんの方から言ってきたんだよ、家に来るって。

あのクソメガネザル担任に頼まれたからって、エルンストさんって律儀よね。
もしこれが他の人だったら、私のことなんか怒って見放してる。
私でもきっとそうするな。ふざけんなーって。
ほんと、エルンストさんっていい人だよねー。

でも、さすがに怖かったなあ。
「みっちりしごきますから、そのつもりで。」
って言った時のエルンストさんの目。
なんか眼鏡がキラン☆と光ってたし。

でもー・・・やっぱりす・て・きv

とりあえず、来週一度来てくれるみたいで
それまで予習しなさいって、ノート5冊ドカドカ渡されちゃたから
今からお勉強です。

そうそう、うひゃーって思ったのは
「成果が見られなかったら、二度とあなたとは口をききませんから。」
って、笑いながらだったけど、エルンストさんに言ったこと。
それはヤダーって思ったからがんばるけどさ
なんか、目が真剣だったから本気モードでそう言ったんじゃないかなあって。

と、とりあえずファイトだるいるい。



日記−12 SIDE:エル

今日仕方なくあの女の家に行った
部屋に入るなり条件反射の様に鍵をかけようとしたので、それは必要無いと言っておいた
ふと見ると、バラバラになりかけている熊の縫い包みがあった
一体何だというのだろう

机に着くと、筆立ての陰に盗聴機のマイク
一体どうするつもりなのかと聞けば、後で復習する時に使いたいという事だ
それなら別に普通に録音して構わないと告げる
こんな事に無駄に能力を使ってる場合では無かろう。おまけに詰めが甘い

一応予め渡したノートの内容についての小テストを行った

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何故8割方正解何だ?

訳が解らない。何故出来るなら最初からやらない?いやそれより、何故出来る??
暗記物は完璧だ。大変訳が解らない



日記−12 SIDE:るい

あのね、あのね、もうね、書かずにいられないっていう感じ。
この前ついに! エルンストさんが家に来たんだよー!!

この部屋に、この部屋にエルンストさんがっっっ
この小さな私の部屋にエルンストさんと二人きり・・・

キャーvvv

るい困っちゃう。なんちゃって、全然困ってないけど。(どっちだ?)

そしてね、そしてね、その前にね

キャーvvv

あ、よだれ出ちゃった。えとね、るいちゃんてばついに!

エルンストさんと一緒に下校しちゃったんだよーん。

いやーん、どうしよどうしよ。
部活の帰りだったから、みんなに冷やかされちゃったんだけど、さすがエルンストさん。
全然冷静で、そんなとこがすっごく、す・て・きv
んもう、どこまでもるい好みなんだから〜ん。

家に着くまでずーっと夢みたいだったよー。隣にエルンストさんって
ずっと前から憧れてたシチュエーションだったんだもん。
なんか付き合ってる気分まんきつしちゃった。幸せ・・・

で、しかも家庭教師だよ。家庭教師
憧れのエルンストさんが私だけ家庭教師
はうん。るいの体、エルンストさんのいた右側から溶けちゃうかと思っちゃった。

んでね、この日の為にるいは、あるものを用意しといたの。
盗聴器。いいでしょ? エルンストさんの素敵なお声を録音しときたかったんだもん。
秋○原で買ったんだけど、あそこってすごいよね。なんでも置いてあるんだよ。
これで、るいだけのエルンストさんを何回もリピートできちゃうってわけ。

でも、さすがエルンストさん。すぐバレちゃった。
あわてて言い訳したけど、コンタン見え見えだったかなあ。
心の広いエルンストさんは、録音しててもいいって言ってくれたけど
ヘンな子だって思っただろうなあ。失敗。
あああ。それに会話部分は全部カットされちゃったし・・・それをとっておきたかったのに。

まあいいや。エルンストさんの声であることには変わりないしね。
そして毎晩、それを聞きながら寝るんだ。へへへ。やっぱり幸せ

ここ最近、勉強するために早起きしなきゃいけなくってちょっとツラいんだけど
エルンストさんにほめてもらいたいからがんばんなきゃ。

高校受験のときを思い出すなあ。あれはあれでけっこう楽しかったんだよね。
(中3のときのアホ担任。「お前が受かるわけがない」なんて言ってたんだけどね、
私が今の高校受かったと言ったときのあのアホマヌケ面ったら! へへーん。ザマーミロー。)

自慢じゃないけど、ただ覚えればいいやつは得意なんだよね。
1週間後にはまるっきり忘れちゃうけど。


さて、ヤなこともいっぱい思い出しちゃいそうだからこの話はやめようっと。
そうそう、来月はバレンタインがあるのよっ。
何をあげるか考えなきゃ。待っててねー、エルンストさん



日記−13 SIDE:エル

あの後、学校の入試テスト記録を調べてみた
あの女は・・・・13番で入学していた
一応、10番までは調べていたのだが、随分半端な所にいたものである

我が校の入試は、国語、社会、英語であった
なるほど、どれも暗記が勝負と言えば勝負

しかし、一体どの様な学生生活を送れば、これ程凋落するのだろうか
旧型の盗聴器(安かったからであろう)を扱える様子といい
恐らく、興味が向いた物のみには幾許【いくばく】かの能力を発揮するものと思われる

まあ不可解とはいえ、これでそれなりの成績を取るようになれば
あのクソ担任への報復の一端になるだろう
全くバレバレのカツラを気にする小物のくせに私をあの様な目で見るとは

本日、最初に2度目の小テスト
ところが、だ

何故先週出来た所が出来無いんだ この クソアマ

聞けば一週間は完璧に覚えているらしい
それはつまり一週間後には忘れるという事か?
入試前は殆ど寝なかったそうだ。寝ても忘れる速度が速まるらしい。何だそれは

――― 良く解った

覚悟するがいい



日記−13 SIDE:るい

はあああーっ、今日は疲れたー。
バレンタインってこんなに大変な行事だったなんて知らなかったよ。
でも、とりあえず準備完了なんだv


一週間前から友達に聞いたり、雑誌立ち読みしたりして
どうやってアピールするのが一番いいのかなあってリサーチしてたんだけどね
彼のハートを射止めるならやっぱり手作りv
っていうからさ、やっぱり射止めたいじゃない? がっつりと ぐさっとね 一気に

だから昨日頑張ってみたんだけど。
本屋さんで立ち読みして作り方覚えて、その日のうちに材料買ってきてさ。

私はね、ふわふわなチョコレートケーキを作ろうと思ったの。
自慢じゃないけど、スポンジのタネを作るまでは順調だったんだよ。
それなのにさ、どうしてなの? オーブンから出てきたブツ
超カタいんですけど

私は巨大クッキーを作った覚えはないんだけどな。
試しにかじってみた。前歯折れるかと思った。

あぁあ。どうして私ってこういうのダメなんだろ。
ちょっと落ち込んじゃった。家庭科なんて大っ嫌いだ。

試しにもう一回、やってみたんだけど・・・部屋の隅っこで30分位膝抱えちゃったv
るいはこういうの向いてないみたいです。


だからね、勝負は2個目のプレゼントで決めようかなと。
「天体望遠鏡」
もちろんね、普通のだったらきっとエルンストさんは持ってると思うんだ。
でも私の考えてるのは「持ち運べる小さな天文台」(←キャッチコピーそのまんま)
これがあればどこでも天体観察が可能な優れものなんだから!

・・・でもね、問題はね、これすっごく高いの。5万もするの。
言っとくけど、お金は持ってるんだよ。時々バイトしてるし。
ただ、こんな高価なものをエルンストさんがもらってくれるかってこと。

でも、どうしてもこれがいいの。これしか考えられないの。
んで、とりあえず相談してみようって思って、エルンストさんのとこに電話しちゃった。
あ、もちろん相談するってお姉さんだよ。本人じゃないよ。(ってまた日記で言い訳してるし)

それでね、ちょうどお姉さんが出てくれて、プレゼントのことを言ったらなんと!
お金出すって言ってくれたの!! 4万円も! おねーさん最高!!
といっても、出世払いで必ず返せってなんかスゴまれちゃったけどv

とにかくそれでもいいからお願いしますって言って
あと、話のついでにちらっとケーキのこと言ったら、今度は
材料持って今から家に来い!って呼び出しくらっちゃったv

それで大慌てでお家に行って、初めてお家にお邪魔する感動を味わう間もなく
お姉さんの言う通りにケーキを作ったら、そりゃあもう、立派なできばえ。
これならエルンストさんにあげられるーっ
・・・と思ったらお姉さんたら「さて、食べましょうかv」って、あっという間になくなっちゃった。

お姉さんいわく「14日までもたない」らしいから仕方ないんだけど。
だったら今日あげてもよかったなあ、ってちょっと思っちゃった。まぁいっか。

14日にまた来いって言われたから行かなくちゃ。
焼き立てをプレゼントするんだv エルンストさん、食べてくれるかなあ・・・
それに、プレゼント気に入ってくれるかなぁ。


さて、バレンタイン対策バッチリなことだし、今日はゆっくり眠ろうっと。
テスト対策は明日から再開だな。苦手な数学関係を集中してやんなきゃ。
暗記物はテスト一週間前からやればいいし。

今度こそいいところ見せないと、ほんとにまずい・・・
この前の小テストの結果をエルンストさんに見せたら、笑顔で怒ってた。
エルンストさんて意外に器用だよね。
というか、さすがに見捨てられれそうな予感なので死ぬ気でがんばんないと。

・・・それにしても私、お姉さんにいいようにあやつられてるような気がするんだけど
それは気のせいなのかなあ・・・?



日記−14 SIDE:エル

先日はバレンタイン司祭が処刑された日であった
時の皇帝に逆らい、己の意志と信仰を貫いた彼には敬意称したい

しかしそれとは全く関係無く、だ
部活を欠席したと思ったら・・・・・何故あの女が家に・・・・・・・・

帰宅すると何やら姉は機嫌良くしていた
そして何処かで聞いた様な声
家庭教師の礼の品との事で、天体望遠鏡を受け取ってしまった
なんでも殆どは姉が出しているので、後は家庭教師料との事
姉が私に何かをくれるというのは天変地異の前触れかとも思うが
確かにこれは欲しかったので、よしとしようと思う
選んだのはあの女との事。少しは地学部の事が解ったという事だろうか

そして二人は何故かチョコレートケーキを焼いていた
受け取ってくれというので、皆で食す事とした

姉があの女に話しかける様を見ていて何かがフィードバックする
何か大変興味深い物を見つけた時の目である
姉は一度興味を持ったものは物でも人物でも徹底的に探求する
姉の趣味にとやかく言う気は無い
しかしあの女に多少の同情は憶える



日記−14 SIDE:るい

ふうー・・・なんかさ・・・
なんか物足りないんだよねえ・・・

この前のバレンタイン、確かにエルンストさんはケーキ食べてくれたし
プレゼントももらってくれたんだけどね。
あ、プレゼントは喜んでくれたみたい。
「ああ、これは・・・っ」なんて、うれしそうだったから。
それは良かったんだけどね。

もしかして私、大事なことを伝え忘れてるのかも・・・って。
エルンストさんってさ、もしかして私がエルンストさんのこと
大大大大大好きvvv
ってこと気付いてないんじゃ・・・

だってね、あの日、エルンストさんったら家に帰ってきて
ドキドキしてる私とお姉さんの前でカバンの中からチョコをいーっぱい出してさ
「姉さん、これ食べますか? あ、あなたもチョコレートお好きならどうぞ」だって。

お姉さんったらそれ聞いて
「あんたバカじゃないの。バーカバーカ。全部食え! この礼儀知らず」
って言ってたなあ。
そんな言い方って・・・と思ったけどさ、私もそう思うし。

エルンストさんってバレンタインの意味わかってんのかなあ?
でも、ああやってきっと毎年もらってるんだから知らないはずはないよねえ。
それになにより、私の気持ち、わかってるのかなあ・・・?

こんなことなら、カードつければよかった。
「好きです」ってひとこと書いて渡せば・・・でも、もう今更だし・・・
でもさ、いくらなんでも、好きじゃなきゃこんなことしないって
さすがのエルンストさんだって、わからないはずはないよね。

あぁあ。チョコレートケーキとあのプレゼントで一歩前進! する予定だったのに
なんかぜ〜んぜん変わってないし。

・・・んー。ちょっと仲良くはなったかな。
バレンタインの次の日に、初めてエルンストさんのほうから
「おはようございます」って言ってくれたしv

でも、それだけじゃダメなのよー!
ぽっと顔を赤らめるとか、意識して目をそらすとか
無視するとか、避けるとか(こっちはすっごく嫌だけど)
なんかしらの反応が欲しいよう!! ・・・はぁ。

あの日、エルンストさんの家から帰るときお姉さんが私の肩を叩いて
「まあ、がんばりなさい。あれが嫌になっても私のとこには来なさいね」って
その時は「エルンストさんを嫌いになんてなりませんってばー」って返したんだけど。
(んで、思わずバッチコーンってどついたら、10倍になって返ってきた。おねーさん・・・)

なんか今になると、ちょっと胸が痛いよ。(ついでに叩かれた頭も痛い)
嫌いには絶対ならないと思うけど、でも・・・


ああっもう暗い! クラいねー、るいちゃんってば。
いい方に考えればさ、バレンタインにちゃんと家に帰ってくるってことは
今は彼女はいないってことでしょ? まだチャンスはあるって。バッチリバッチリ! イエーイ!

とにかく今は試験のことだけ考えよう。
勉強いっしょーけんめーがんばって、エルンストさんに見直してもらうんだ。
そしたらふりむいてくれるかな、ふりむいてくれるよね
一ミリだけでも、この際一ミクロンでもいいからさ、ねえ、エルンストさん・・・



日記−15 SIDE:エル

テストが終わり、今日は発表の日であった
私はいつも通り首席であったが、あの女はと見れば
4位であった。13といい、4といい、不吉と呼ばれる数字に縁がある女である
一週間ほぼ寝てないらしかったので、とりあえず誉めておいた

まあその様な事はどうでもいい

あのクソ担任は、複雑な笑みで私を見ていた
全く笑っていても不愉快な奴である。これで貸しが一つという所であろう
いずれにせよ、何故か校内中に私があの女に勉強を教えたという事は広まっているので
奴の手柄になるかは疑問であるが

さて、この件でやたらと喜んでいるのが、何故か姉である
元々それだけの実力はあった訳だから、当然の事であろうと言うと
何故か罵倒された。この姉は私を罵倒するのが趣味なのだろうか

家に呼んで祝賀会をやろうと言い出したのである
テスト結果ごときに祝賀会とは理解に苦しむと述べた所
また罵倒された。何だというのだ

機嫌良く計画を立て始めたので、良しとする事にする
それにしても、あのクソ担任の顔は中々に見物であった



日記−15 SIDE:るい

なんかもうとろけそう・・・
エルンストさんにね、
「よくがんばりましたね。」って肩をね 肩をぽんって
叩かれちゃったのよキャーvvvvv
んでもってにっこりと エルンストさんがにっこりと笑ってくれたのよキャーvvvvv

エルンストさんに触れられた肩が熱いわ・・・
うふふふふふふふふっふっふっふっふっふっふっふはっはっはっはああ!

どうしましょうどうしましょうっ
もうこの制服洗えないわ・・・ずっと着倒してやるわ・・・
それが
私のあふれる愛の証なのよ!!

ああ、頑張った甲斐があったなあ。
私、エルンストさんの笑顔のためならいくらでも頑張れちゃうよ。
こんなことなら最初から真面目にやっとけばよかったかな。
誉められるのがこんなに気持ちいいなんて思わなかった。

それでね、さっきエルンストさんのお姉さんから電話があって
成績が良かったからお祝いしてくれるんだって。
ああ、お姉さんっていい人だなあ。

「もちろんエルンストにも盛大に祝わせるから楽しみにしてなさい。」
だなんて、やだ、もう、お姉さんったら、そんなもったいない。
・・・でも、盛大って何してくれるのかな・・・なんてねえ、へへへ。

ああ、でもね、うれしいことばかりじゃないんだよねえ。
今回のテストで私がいい成績とっちゃったもんだから
エルンストさんに勉強教えてっていう子がいっぱい出てきてさ。
しかも女の子ばっかし。

教室で囲まれてるエルンストさん。
いつになく爽やかな笑顔で応対してるの見てるとさ・・・

そういえば思ったけど、最近のエルンストさん、私の前では
あんなさわやか〜な顔してくれないよなあ。
私に笑いかけてくれたのって、今回が久しぶり。
どうしてかなあ? もしかして照れてる? いやん。なんちゃって。

そもそもエルンストさんって、照れるなんてことあるのかな?
他にも慌てたりとか焦ったりとか驚いたりとか
あと、泣いたりもしたことあるのかなあ?
今度お姉さんに聞いてみよっと。

あ、そうそう、あのクソハゲ担任最低なんだよ。
今日私を職員室に呼び出してさ「お前いったい何したんだ?」だって。
すっごい疑いの目を向けてさ。失礼だと思わない?
しかも「カンニングしたんじゃないだろうな?」って、それが担任の言うこと?

あんまりむかついたからさ、話の途中で
「あ、先生、頭にゴミが」って言って
「なかなかとれませんねー、あ、とれた」って
かつら5センチほどずらしてあげたんだ。ザマー。
あのときの顔ったら、おかしかったー! ギャー! ってわめいちゃって。

エルンストさんの言ったとおりだったよ。

エル「成績が上がったお祝いにひとつヒミツをお教えしましょう」
るい「ヒミツ?」
エル「我々の担任の髪の毛はですね、あれはかつらです。」
るい「ほんと? じゃあその下って・・・」
エル「もちろんハゲです。」

エルンストさん、どうやらうちの担任のこと嫌いみたい。
ニヤって笑っちゃって、すっごく意外だったなあ。
もしかしてエルンストさんも「クソハゲ担任」なんて思ってるのかな。
まさかね。そんな下品な言葉使うわけないか。

ヒミツを教えてくれるって聞いた時は期待したけど
期待したのとは全然違う話だったけど
あんな顔をするエルンストさんを見れただけでなんか親近感わいちゃうな。
これってちょっと仲良くなれたって思ってもいいのかな。うふふーv

もうすぐホワイトデーだし、ちょっと期待中。
エルンストさん、もしかしたら何かくれるかな?
わかんないなあ。くれなかったらやっぱショックだろうなあ。

でもいいんだ! くれなかったら強引にもらいに行っちゃうもんね。
るい負けない。負けないんだもーんだ。








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