カレー談義
「ねえ、夏美。今日カレー食べにいかない?」
「なに順子。急に」
「うん、何かの都合で急にカレーが食べたくなっちゃったのよ」
「そうなのじゃあしょうがないわね。別にいいわよ」
「ありがとう。じゃあそれぞれの立場を表明しておく必要があるわね」
「何よ立場って」
「甘口派か辛口派かに決まってんじゃない。順子、その主張は非常に大事よ。そう男で言うブリーフ派とトランクス派、女でいうマニキュア派とカラー派」
「そんな重要なもんなの?まあ、私は甘口だけど」
「出たよ」
「何その言い方」
「またまた夏美ったら、『えぇ〜、わたしぃ、甘口しかぁ、食べれないんですぅ〜』とか言ってメンズの心をガッチリ取る姿勢で生きてるの。大丈夫よ。そんな心配、ある意味無用よ」
「あんた凄い失礼な言葉垂れ流してるわね。違うわよ、私本当に甘党なのよだから辛いのとかは根本的にダメなの」
「贅沢言わないでよ。世の中には食べたくても食べれない人がたくさんいるのよ」
「おんどれが立場表明しなさいとか言ったんでしょうが」
「え?そうだっけ?」
「もうボケるのもいい加減にしてよ」
「ごっめ〜ん甘口の夏美さん」
「あんた、つくづくムカツクわ〜」
「カレー製品で言うと夏美が好きなのは何なのよ」
「う〜ん、やっぱりカレーの王子様かしら」

「うわばみの絵」
「うるさいわよ」
「帽子が何で怖いものか」
「うるさいわよ」
「しかし、夏美は甘党の名に恥じぬ様にハチミツは必須なの?」
「もちろんよ。ハチミツあってのカレーだわ」
「うげぇ、気持ち悪いわ、気持ち悪いわ夏美」
「何で続けて私の名前を言うのよ。気分わるいわ」
「そうね、お互い気分悪いって事で帰りましょう」
「そうね、それが一番だわ」
「でもやっぱりカレーが食べたい」
「どっちよ。まあ、とりあえず順子の立場を聞いてなかったわね」
「お、よくぞ聞いてくれました。私は辛口派だけど、私の好みはちょっと変わってるわ」
「なによ」
「タバスコを入れるのよ」
「え!タバスコ!大丈夫なの?」
「ふっ、正直あまりにもネタがないから、辛口ってことでタバスコにしとけという安直な考えから、今日の夕餉をカレーにしてもらいそれにタバスコをぶっ掛けて食ったらもう地獄地獄。風呂入ってシャワーあびてですら当たると、痛い痛い。これほど体を張って1文の得にもならない事をする姿勢で生きているのは、本当にもうサイト運営者の鏡だと思うのよ。できれば私の勇姿、ソビエトの旗のように真っ赤に染まった唇を見せたかったわ。本気でデジカメが欲しかった瞬間よ。ああ、私は必死に生きてるんだわという事を切に感じる今日この頃よ」
「大変だったのね」
「そうなのよ。私達の町ってcoco一番どころかファミレスすらないじゃない?」
「そうだったの・・・・ありがとう順子。今日は私のおごりよ。たっぷりとカレーを食いなさい」
「やったー!夏美ありがとう!」
追記:実話なので笑えます。