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今日は、大河の一滴を見てきました。 この映画は、200万部も売れた五木寛之のエッセイを映画化したものだそうです。 エッセイをそのまま映画にしたのではなく、作者が原案を書いて、壮大なヒューマンドラマに仕立て直したドラマらしいです。 もちろんアンラッキーは原作を読んでいません。 なので、どのようなアレンジが加えられたかは分からないのが残念ですね。
この映画のウリは、豪華キャストの競演じゃないでしょうか。 三国連太郎を筆頭に、倍償美津子、安田成美、渡辺篤朗、天才トランペッター
セルゲイ・ナカリャコフといった顔ぶれ。 セルゲイ・ナカリャコフって人は今まで全く知らなかったんですが、日本でもけっこう有名なトランペット吹きらしいです。 トランペットがめちゃ上手いのに、ルックスは超二枚目。こりゃ、人気もあるわなぁ。 役者さんは(ほとんど)みんな実力派なので、見ていても安心感があります。 特に三国連太郎の熱演は素晴らしい。伸一郎の人間味あふれる役どころは、この人じゃないと無理じゃないかなぁ。
ストーリーは、がんで余命半年と宣告された父と、家族の交流を中心に進んでいきます。 がんと知りながらも入院を拒み、自宅へ戻ってしまう父伸一郎。 ひそかに雪子を想いながらも、振り回され続ける昌治。 日本の楽団でトランペットを吹く夢を持ち、オーディションを受けるため日本へ来たニコライ。 父の看護のため金沢へ残る事を決意、昌治とニコライの間で揺れる娘雪子。 この4人がおりなす物語が、ときに笑いを、そして最後には感動を与えてくれます。
伸一郎は物語のクライマックスで亡くなってしまいます。このシーンはマジ泣けます。 が、三国連太郎のものすごい演技に、半分感心したりもします。だって、死んだあと、目がピクリとも動かないんですよ。 で、そのあと、ニコライがロシアに強制送還されちゃうんです。この辺から、話がおかしくなります。 雪子はもう一度ニコライに会いたいとロシアに行くんですが、そのとき、昌治にも一緒に来て欲しいと言うんです。 昌治としたら、自分の好きな人が男を追いかけるのに、なんで一緒に行かないといけないんだって感じなんですが、結局ついて行くんです。 なんだこれ?って思いませんか? でも、この昌治のキャラクターは実はボクにそっくりだったわけで、なんだか自分が悲しくなりました。
映画としては、胸が熱くなるし、楽しめました。 でも、こういう話だと、ストーリーにテーマというか、観客に伝えたい何かがあるはずなんです。 ボクがバカなせいか、それがどうも良く分かりませんでした。 人間の命は限りあるものだから、後悔しないように生きようってことですか? それとも、いろんな生き方・人生があるって言いたかっただけですか? それが分からなかったので、独断でお奨め度は星3ツになりました。 とりあえず、親孝行はしておかないと、と思ったアンラッキーでした。 |