大河の一滴

2001/8/27 

推奨 大人 お奨め度 ☆☆☆★★

今日は、大河の一滴を見てきました。
この映画は、200万部も売れた五木寛之のエッセイを映画化したものだそうです。
エッセイをそのまま映画にしたのではなく、作者が原案を書いて、壮大なヒューマンドラマに仕立て直したドラマらしいです。
もちろんアンラッキーは原作を読んでいません。
なので、どのようなアレンジが加えられたかは分からないのが残念ですね。

この映画のウリは、豪華キャストの競演じゃないでしょうか。
三国連太郎を筆頭に、倍償美津子、安田成美、渡辺篤朗、天才トランペッター セルゲイ・ナカリャコフといった顔ぶれ。
セルゲイ・ナカリャコフって人は今まで全く知らなかったんですが、日本でもけっこう有名なトランペット吹きらしいです。
トランペットがめちゃ上手いのに、ルックスは超二枚目。こりゃ、人気もあるわなぁ。
役者さんは(ほとんど)みんな実力派なので、見ていても安心感があります。
特に三国連太郎の熱演は素晴らしい。伸一郎の人間味あふれる役どころは、この人じゃないと無理じゃないかなぁ。

ストーリーは、がんで余命半年と宣告された父と、家族の交流を中心に進んでいきます。
がんと知りながらも入院を拒み、自宅へ戻ってしまう父伸一郎。
ひそかに雪子を想いながらも、振り回され続ける昌治。
日本の楽団でトランペットを吹く夢を持ち、オーディションを受けるため日本へ来たニコライ。
父の看護のため金沢へ残る事を決意、昌治とニコライの間で揺れる娘雪子。
この4人がおりなす物語が、ときに笑いを、そして最後には感動を与えてくれます。

伸一郎は物語のクライマックスで亡くなってしまいます。このシーンはマジ泣けます。
が、三国連太郎のものすごい演技に、半分感心したりもします。だって、死んだあと、目がピクリとも動かないんですよ。
で、そのあと、ニコライがロシアに強制送還されちゃうんです。この辺から、話がおかしくなります。
雪子はもう一度ニコライに会いたいとロシアに行くんですが、そのとき、昌治にも一緒に来て欲しいと言うんです。
昌治としたら、自分の好きな人が男を追いかけるのに、なんで一緒に行かないといけないんだって感じなんですが、結局ついて行くんです。
なんだこれ?って思いませんか?
でも、この昌治のキャラクターは実はボクにそっくりだったわけで、なんだか自分が悲しくなりました。

映画としては、胸が熱くなるし、楽しめました。
でも、こういう話だと、ストーリーにテーマというか、観客に伝えたい何かがあるはずなんです。
ボクがバカなせいか、それがどうも良く分かりませんでした。
人間の命は限りあるものだから、後悔しないように生きようってことですか?
それとも、いろんな生き方・人生があるって言いたかっただけですか?
それが分からなかったので、独断でお奨め度は星3ツになりました。
とりあえず、親孝行はしておかないと、と思ったアンラッキーでした。

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