はじまりはコエンマ様のちょっとした勇気。
「今度の休み・・・一緒に温泉にでも行かんか」
数週間後の週末人間界。
大きな駅のホームでひとり待つ男ありけり。
人間界バージョンで大きくなった霊界のプリンス、コエンマ様のようですね。
旅行用バックを下におき、そわそわと腕時計を見ています。
どうやら人を待っているようです。誰でしょう。
あ、待ち人来たようです。コエンマ様のお顔がぱぁっと明るくなりました。
その視線の先には・・・・・
これまた大きな旅行用バックを抱えた空色の髪をしたかわいーい
ポニーテールの女の子、ぼたんです。
ぼたんはすぐにコエンマ様に気付いたようで。
大きく手を振りながら駆け寄ってきました。
「ぼたん!ここだここだ!」
コエンマ様もそれに応えます。
大きな鞄によたよたしながらぼたんが段々近づいてきました。
「すみません!お待たせしちゃいましたね。」
「いや、かまわん。さ、はやく向こうに・・。」
コエンマ様、無理してぼたんの鞄を運ぼうとしてます。あら、相当重いみたいですね、
一瞬顔引きつりました。
「あ、いいんですよ、コエンマ様。それにまだここで待ってなきゃ、みんな分かりませんよ。」
「う。・・・・・そだな・・。」
そう、この旅行ふたりっきりではないのです。
さかのぼること数週間前。コエンマ様勇気振り絞って言ってみました。
「今度の休み・・・一緒に温泉にでも行かんか。」
どきどきで返事待ち。
元気な部下はすぐに返事を返してくれました。
「いいですねぇ、温泉!私も久しく行ってませんよ。」
「だろう!?じゃ、今度の週末・・・・。」
「そうですね、お休みとれたら。」
「やるやる!!休みなんていくらでも!!」
あらあら、こんなプリンスで霊界大丈夫なのでしょうか。
「ありゃ、コエンマ様そんなに温泉好きとはしりませんでしたv」
相変わらず大ボケな部下。本当に気付いてないみたいです。
「(違う〜)あ、いや、まぁ・・・な、最近疲れとるし。」
「じゃ、みんなでいきましょうか。」
「おぉ!!お。おぉぉぉ??みん・・な?」
コエンマ様、声裏返ってる。
「私この仕事終わったら早速幽助達にお知らせに行ってきますね。」
「え・・・・。・・・・・あ、そ、だな。」
と言うわけで「みんなで」温泉旅行なのでした。
しかも「みんな」の中には幽助はもちろん、蔵馬も飛影もいるそうで。
コエンマ様ライバルいっぱいです。さぁどうなるのでしょう。

あとがき
初の続き物挑戦です。
よくある旅行モノで。今回は文章短めですが、序章のようなモノだと思ってください。
この先はあまり詳しく考えてませんがシリアスになることはないと思います。
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