がたんごとんがたんごとん
電車は確実に、着実に目的地へと向かっています。
空も真っ青。ぽかぽかいいお天気。気分も晴れ晴れ
な・はずなのに。
4ー4で別れたボックスシート。
一つはゲームや雑誌や世間話で随分盛り上がっているようですがもうひとつの方は・・
通路を挟んだ隣のシートの雪菜に身を乗り出して無理矢理話しかける桑ちゃん。
ぶすくれるのにも疲れ果て、すうすうと眠りの世界へ旅立っちゃってる飛影。
暇つぶし用に持ってきた小説を黙って読みふける蔵馬。
そしてその蔵馬からの「無言の圧力」にやられそうになっちゃってるコエンマ様。
小説読みながら無言で圧力かけれるなんてさすが蔵馬!
あら、こういう風に書くと蔵馬、悪役っぽいけど違うのです。
遡ること数十分前こんなことがあったからなのです・・・・・・
あんなことがあっちゃったから蔵馬は不機嫌・コエンマ様へなへななのです・・・・・・・・。
とたたたた・・・・・
「えーと、あ・あった!四人がけのシートだから二組に分かれなきゃね。」
と、蛍子ちゃん。
お分かりでしょうがメンバーは女性3人に男性4人。
当然女の子3人は一緒に座ろうとしてます。
ということは?・・・そう。一つ、席が余りますね。
「俺が雪菜さんの隣にっ!!」
と・始めに声を張り上げかけたのは桑ちゃん。
ここまでは予想できますね。ところがっ!!
「幽助、こっち来なよ。」
!!!!!?????
なんと、桑ちゃんより先にぼたんが自分の席のすぐ隣に幽助をご指名しちゃったのです。
ありゃこりゃ大変。みんなの表情(雪菜ちゃん除く)が一変しました。
「え?やだぁ、ぼたんさん・・・・?」
ぼたんの行動に理解不能な蛍子ちゃん。
「なっ・・・なんでだよっ」
とまどう幽助。しかし
「いいから、ほらっ♪」
どすっ
腕を掴まれ無理矢理座らせられちゃいました。
残りメンバーの反応も様々。
『俺には関係ない』とでも言いたげに勝手に隣のボックスシートにどかっと座っちゃった飛影。
「何で浦飯なんだよ〜!!雪菜さぁ〜ん」
と騒ぎ立てる桑ちゃん。
意外に冷静な顔をしている蔵馬。・・・ん?でも今一瞬変な妖気でてたわね。
そして・・・もう誰の声も耳に入らない。失意のどん底のコエンマ様。でも蔵馬の妖気は感じちゃったみたいvさすが霊界のプリンス♪
それから顔に思いっきり「やべー・・・」って書いてある幽助。
こんな状態で列車は動き出したのです。
ね?やばいでしょ。数十分前にこんなことがあったのです。
女の子3人+幽助はちゃーっかり列車の旅を楽しんじゃってますが。
それにしてもぼたんはどうして幽助を・・・・・・??
コエンマ様の頭の中はその疑問でいっぱい。
ちょっとのぞいちぃますと・・・・
「なぜだ・・・?なぜぼたんは幽助を隣に!?
・・・・・・・やっぱり・・・ぼたんは幽助が好きだったのか!?
やはり「探偵と助手」(もう幽助は解雇しちゃったけどv)の一線を越えたのか!?
幼い頃(案内人なりたての頃)からずっとお前を見つめてきたワシはどーなる!?
それにっ・・・・なんかすっごい妖気感じるのだが・・・・
(前の席に座ってらっしゃる狐さんv)
蔵馬・・・・・・やはりお前も・・・??
「協力する」とかいっておきながら幽助のヤツは「らいばる」になりおるし・・・
どーすればいいんじゃぁぁぁ!!
くっそーーーーーーーー
ジョルジュのばかぁーーーー!!(八つ当たりv)」
あらあら、恋のライバル複数出現に戸惑っちゃってます。
腕組み足組み、脳のしわも組み組み。
あら・いつのまにか強力な霊気まで出しちゃって。
すごいです。列車内で元妖狐の蔵馬の妖気VS霊界のプリンス、コエンマ様の霊気!!
こんな夢の対決滅多に見られないのに傍観者はいません。
女の子3人+幽助は盛り上がってるし、飛影は夢の中(何の夢かなv)
桑ちゃんは・・・・超強力な妖気と霊気の余波喰らっちゃって固まってます。
大丈夫でしょうか。ぴくりとも動いてませんが・・・・・。
気付いてあげてよ、雪菜ちゃん。
そんな雰囲気が続いたまま
列車は進み続け、
ぷっしゅぅぅぅぅ〜
止まりました。目的地到着です。
ぱたぱた・・・・・
みんな急ぎ足で列車から飛び出ました。
「ふぅ・・・。」
とりあえずあの無言の圧力から逃れられた安堵感でいっぱいのコエンマ様。
「ゆっきっなっさ〜んvv列車の旅、最高でしたね〜ぇ!!」
桑ちゃんも溶けたみたいです。よかった、よかった。
4ー4の組み合わせも列車降りれば無効なこと。
蔵馬の妖気も大分収まってきました。
「さ、あと5分も歩けば旅館があります。もう少しですよ。」
いつもの爽やか笑顔をふりまいてます。
コエンマ様心の中で
「とりあえず一番怖いのは蔵馬かもしれんな。」
と呟いたとさ。
てとてと
数分後着きましたのは温泉街にある老舗の旅館。
ここの売りは大きな露天風呂だとか。
さあ、一体なにが起こっちゃうのでしょう。
コエンマ様の想いは届くの?
幽助はどう協力するの?
ぼたんの意中の人って・・・?
全ては今夜分かる・・・・・・かも。

あとがき
やっとこさ温泉地着きましたよ。長かった・・・・。
文章も大分ごちゃごちゃしてきちゃいましたね。読みにくくてすみません;;
蔵馬の妖気の理由やらぼたんの行動の真意やら、
どんどん人間関係複雑になり、計画性のない筆者はドコドコとドツボにはまっていっております。
こんな私ですが見捨てないで見守ってやってください;;
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