劇場版聖闘士星矢
その昔、神々がまだこの地上を支配していた頃、
戦いの女神アテナを常に守護する少年達がいた。
彼等は希望の聖闘士と呼ばれ、正義の為にあらゆる悪と戦った。
そして今、この地上にかつてない悪が訪れようとしている時、
アテナ
女神の生まれ変わりである城戸沙織と共に、
真の勇気と力を持った少年達が聖衣を身に纏い、
新たな聖闘士として甦った。
ちなみに、この作品にはタイトルがありません。
正式名称が劇場版聖闘士星矢です。
この時点で制作者が手抜きで作った予感がぷんぷんと臭ってきますが、
気にしてはいけません。何せ昔のアニメです。
どのくらい昔かと言うと、星矢達の聖衣のマスク部分がかぶりもの
な位昔です。
…え、分かりづらいですか? しょうがありませんねえ。
こう言えば分かって頂けるでしょう。
同時上映のドラゴンボールの映画では、
ヤムチャが普通に活躍してました。
さて、ストーリーは孤児院から始まります。
道路に飛び出した子供(親無し)を追って、道路に飛び出す
少女エリー(親無し)。
2人の目の前には車が迫ってます。
危ない、轢かれる!
と思った次の瞬間、足の部分だけロシアの民族衣装に身を包んだ
金髪野郎、キグナス氷河が助けに入ります。
しかも、氷河は車を片手で止めて助けてくれます。
氷河「大丈夫か、君たち?」
そして、共に孤児院を訪ねた星矢、瞬、沙織と共に、
孤児院で子供達と戯れます。
そんな最中、ふと目があう氷河とエリー。
2人ともテレてお互いを意識し、まんざらでもないようすです。
その夜、速攻逢い引きする氷河とエリー。
…イチャイチャしてます。
この男、自分がマザコンである事は伏せて、エリーを口説きにかかりました。
そんな2人の目の前を、流れ星が横切りました。
これ幸いとばかりに、流れ星の話題を出して、さらにエリーの気を引こうとする
マザコンキグナス。
しかし、流れ星を見たエリーは、どこか様子が変です。
氷河の言葉を全然聞いていません。
その様子は、まるで何かに取り憑かれたみたいでした。
場面は移って山中。流れ星が過ぎると同時に、山が崩れて中から神殿が現れました。
その神殿に足を踏み入れる人影…エリーです。
酔っぱらったのかヤクをキメためたのかは分かりませんが、
目がうつろで足は若干ふらついてます。
やがて彼女は神殿の奥で黄金のリンゴを発見。
それを手に取った瞬間、一層エリーの目がイッてしまいます。
次の瞬間、神殿内部に祀られた墓が動き、中から人間が出てきました。
その翌朝、馬に乗って森を走るアテナの姿がありました。
邪武
馬です。本物の馬です。一角獣ではありません。
さすがの慈悲深いアテナも、
捨てゴマにすらならない 邪武
クソの役にも立たないハッタリ野郎
を見放したのでしょうか?
邪武
馬野郎を馬代わりにする事は飽きたのでしようか?
ともかく、馬を走らせ日頃のストレスを発散する
アテナの目の前にエリーが姿を現します。
何やら邪悪な笑みを浮かべ、よく見ると肌の色も変わってます。
「あなたは…エリーではありませんね!? 誰です!?」
さすがは聡明なる戦いの女神アテナ。
エリーが普段と違う状態である事を一目で見抜きました。
急にその時、アテナが乗っていた馬が暴れだします。
神話の時代からオリンポスの神々を相手に戦い抜いて来た、
聡明なる戦いの女神アテナは、
暴れる馬から振り落とされ気絶し、
誘拐されてしまいました。
薄れ行く意識でアテナは、
邪武だったら私を振り落とさないのに…
とでも思っていたのでしょう。
その後の城戸邸。
星矢、瞬、氷河は行方不明になった沙織とエリーの安否を気遣います。
再び舞台は飛んで、目覚めるアテナ。
馬から振り落とされて気絶している間に、
神殿の柱にくくりつけられてしまったようです。
目覚めるや否や、状況把握より先に、目の前にいるエリーに対し、
「あなたは一体何者なのです?」
と問いかけるアテナ。
そのアテナに、エリーはニヤつきながら黄金のリンゴを差し出します。
アテナ「彗星レパレスの導きによって、
争いの女神エリスは黄金のリンゴに姿を変えて
この世に現れるという…貴方はエリス!?」
要約すると、エリスは何か悪さをする為にエリーの体を乗っ取り、
その邪魔になるアテナを殺そうとしてるらしいです。
…どうでもいいですが戦いの女神アテナVS争いの女神エリス。
どっちが勝っても地上は混乱しそうです。
「例え女神エリスであろうと、自分の野望の為に
罪も無い人を巻き込むのは許される事ではありません」
エリスの野望を断固阻止する為、凛とした表情で偉そうに説教するアテナ。
いや、沙織さん。貴方自分の立場分かってるんですか?
貴方は柱にくくりつけられたままなんですよ?
貴方が許さなくても何もできないんですよ?
この私たちのツッコみを代弁するかのように、
「人の事より自分の事を心配したら?
お前はこのエリスによって殺されるのだから」
と、彼女は語ります。
まったくです。いっそ今のうちにアテナを殺してしまえ!
しかし、エリスの言葉にアテナは少しも動じません。
「私の事ならアテナの聖闘士が守ってくれるはずです」
柱にくくりつけられたままなのにも関わらず、
相変わらず自信に満ちた笑みを浮かべるアテナ。
聖闘士
どうやら彼女は自分の手を汚さずに、飼い犬共にこの始末をさせるみたいです。
このアテナのあまりにも尊大な態度に、エリスは怒り狂います。
「ならば面白い、アテナご自慢の聖闘士の力を見せてもらおうか」
そしてエリスは星矢達に挑戦状を送りつけます。
エリスは北海道の神殿からレーザー光線を発射して、
東京にある城戸邸の壁に絵と字を書きました。
挑戦状を書き終えたエリスの前に、
墓から甦ったゴースト聖闘士が現れます。
矢座のマヤ、
琴座のオルフェウス、
サザンクロスのクライスト、
盾座のヤン、
オリオン座のジャガー。
かつて彼等は最強の聖闘士でありながら、
死んだ後、生き返りたいが為に邪悪の神エリスに魂を売り渡し、
再び現世に舞い戻ってきたのです!
最強の聖闘士共の割には、
元黄金聖闘士が1人もいないけどな。
アルデバランでも5人まとめてシメれるんじゃねーの?
さて、エリスが悪さをする為に自分の肉体を得て、完全に甦る為には、
黄金のリンゴでアテナの精気を吸い取る必要があるそうです。
黄金のリンゴはアテナの胸の前で止まり、精気を吸い取りはじめました。
黄金のリンゴがアテナの精気を全て吸い取るのは今日の日没までらしいです。
我らがアテナの聖闘士は無事沙織さんを救出できるのでしょうか?
その後、神殿に乗り込む4人の聖闘士の姿がありました。
星矢、紫龍、氷河、瞬です。
例によって一輝は行方不明なのでしょうが、
何故こいつ等4人だけでしょう?
一輝も含めてアテナが飼っている青銅は10人のハズです。
…邪武達もまた邪悪と戦う為のアテナの聖闘士。
にも関わらずアテナのピンチに姿を現さないのは、何故でしょうか?
答え・エリスの挑戦状を見た星矢達が、手柄を全て自分達の物にする為に
邪武達
役立たず共に知らせなかったから。
さて、その腹黒ブロンズ4人組。
この戦いに関してのそれぞれの思いを語りながら
アテナが捕らわれている神殿へと向かいます。
星矢「争いの女神エリスの復活伝説は本当だったんだ!?
だとすれば並の相手じゃない」
氷河「沙織さん、無事でいてくれ」
瞬「こんな時、一輝兄さんがいてくれたら…」
紫龍「相手がどんな罠を仕掛けてるかもしれん。
ここからは手分けしていこう」
約一名、軟弱な事を言っているバカがいますが気にしないで下さい。
何はともあれ、紫龍の言葉で星矢達は4手に別れ、各々神殿へと向かいました。
まず、ペガサスの前に矢座のマヤが立ちはだかります。
矢座のマヤVSペガサス星矢
第一撃は互角でした。
悪に魂を売り渡したとは言え、さすがは最強と言われた伝説の聖闘士。
この時点ではセブンセンシズにすら目覚めてない
ブロンズのこわっぱを相手に互角に戦えるようです。
さらに戦いは続きます。
流星拳を撃つ星矢、分身してかわすマヤ。
次はマヤが襲いかかります。矢のごとき拳を繰り出すマヤ。
喰らって吹っ飛ぶ星矢。
そこにマヤは本物の矢を次々と打ち出します。
星矢「このままじゃ避けきれない。一か八か迎え撃つしかない」
星矢は覚悟を決め、真っ向から流星拳で矢を打ち返していきます。
技の威力に負け、為すすべもなく流星拳に倒れるマヤ。
やたらあっけなく決着はつきました。
しかし、今の攻防で星矢、腹に一発矢を喰らってます。
ま、いいかとばかりに矢を引き抜き、星矢は再度アテナのもとへと向かいました。
マヤ「それで充分。俺は必殺の矢を持つ男…いずれ思い知る」
誰にも聞こえない呟きを遺し、マヤは果てました。
洞窟を進む氷河。
彼の前に、クライストが立ちはだかります。
サザンクロス座のクライストVSキグナス氷河
クライスト「俺達はエリスによって甦ったゴースト聖闘士」
この男、いい度胸してます。
自分が仕える主を呼び捨てにするのですから。
星矢達でさえ、「沙織さん」と言ってるのに。
ともあれ、2人とも臨戦態勢をとります。
例の構えの後、ダイヤモンドダストを放つ氷河。
例の構え
1.両足を肩幅の広さで開き(左足をやや前に出しておく)、
少し腰を落として軽く前傾姿勢をとる。
2.左腰の位置で両手を交差させた後、両腕を肩の高さで横に真っ直ぐ伸ばす。
右腕を翼がはためく様に、一度上下させる。
( 上・下の順番で。その際左手は固定したまま)
3.右腕を元の位置に戻した後、左腕も同様に一度上下させる。
4.次は両手同時に、だらんと下げ、指先は下を向いたまま
肘・腕の順で高く上げる(バンザイする様に)。
5.それと同時に落としていた腰も上に上げる(手首のみ下を向いたままで)。
6.上に上げていた両手を両腕を、腰から換算して45度の角度まで下げ
固定する(手首は90度で固定)。
7.右足の膝を限界まで上げ、左足一本で立つ。
8.その体勢を崩さずに、上半身を腰の動きのみで右側に傾ける。
9.上半身を元の角度(地面と垂直)に戻すと同時に、上げていた膝を下ろし、
右腕を腰から135度、左腕を45度の位置に置く。
10.最後に、オーロラエクスキューションのモーションで
ダイヤモンドダストを放つ。
クライスト「ダイヤモンドダストか…だが、この俺に通じるかな?」
対するクライストも負けてません。
スペシウム光線の構えをとります。
一瞬の間をおいて、お互いの必殺技が炸裂しました。
クライストの技を喰らうも耐えきり、逆にクライストを凍らせるキグナス。
氷河「心配するな、鼓動を止めぬ程度に冷気を抑えておいた。
さあ、話をきかせてもらおうか」
さすがは最強と言われた伝説の聖闘士。
青銅のキグナスごときに手加減されてます。
と、そこへ闖入者が現れました。
エリスです。
エリス「お前が氷河か。エリーの心に焼き付いたお前の姿を見に来てやった」
まさか敵の総大将が出ばって来ると思わなかった氷河は、一瞬あっけにとられます。
そのスキにクライストは氷から脱出、背後から氷河に襲いかかり、
マウントポジションをとって氷河の首を絞めました。
それを見ていたエリス様。
彼女は何の躊躇いも無く、持っていた槍で
クライストごとキグナスを串刺しにします。
自分の臣下であるクライストごと、敵を串刺しにするエリス様。
よっぽど彼に呼び捨てにされたのが
気に食わなかったのでしょう。
彼女は満足気に笑うと、この場を去りました。
盾座のヤンVSドラゴン紫龍
ヤン「貴様がドラゴンだな、挨拶がわりだ、うけてみろ」
歩いていると、いきなりヤンの蹴りを喰らって吹っ飛ぶ紫龍。
さらに倒れた紫龍に彼は言い放ちます。
ヤン「最強と言われる貴様の拳と盾、この盾座のヤンに通じるかな?」
にしてもこのヤンという男、何と礼儀正しいのでしょう。
挨拶を2回もするのですから。
紫龍「では、望み通りドラゴン最強の拳を味わうがいい!」
その直後、振り向きざまにパンチを放つ紫龍。
ガオレンジャー並の不意打ちでした。
…どうやらドラゴンはすこぶるお行儀が悪いようです。
相手が2回も挨拶してるのに、コイツは挨拶をかえすどころか
いきなり殴りかかるのです。
全く、親の顔が見たいもんです。
きっとコイツの親は100人以上の女に手を出した鬼畜に違いありません。
さて、ドラゴンの渾身の不意打ちでしたが、
ヤンの盾に防がれ、ドラゴンの拳(ナックル)が破壊されます。
拘束制御術式第三号解放。
その時、なぜか私の頭の中にはアーカード様が封印を解くセリフが
浮かんできました。
さらにヤンの蹴りでドラゴンの盾も破壊されます。
第二号解放。
ヤンのラッシュを喰らう紫龍。
そして紫龍はトドメとばかりにヤンの蹴りを喰らい、
マスクを吹っ飛ばされ水の中に叩きつけられました。
第一号解放。
ヤン「ドラゴン紫龍…フン、噂ほどでもなかったな」
今まで地獄にいたヤンはこう呟き去ろうとします。
さすがはドラゴン紫龍。不意打ち大好きのお行儀の悪さと例の性癖は
冥界まで轟いているのでしょう。
紫龍「俺には勝機がないのか。
…いや、ある。俺の中の全小宇宙を爆発させてやれば…」
状況A「クロムウェル」発動による承認認識。
紫龍「だが、深手を負ったこの体で昇龍覇はを撃てば俺も…」
ある決意をした紫龍は、再び立ち上がりました。
紫龍「待て!」
ヤン「さすがだな、ドラゴン」
紫龍「まだ勝負はついてない」
目前敵の完全沈黙までの間、能力使用限定解除開始。
紫龍は手を交差させ、聖衣をはぎとりました。
当然上半身はハダカです。
ついに変態ドラゴンが聖衣と言う名の
拘束具を脱ぎ捨てたのです!
ヤン「貴様…聖衣もつけずにこの俺と…そんなに死にたければ望みを叶えてやろう」
いきなり目の前で裸になった紫龍を見て、ごく普通の対応をするヤン。
ドラゴンの盾を破壊した蹴りで、3度紫龍に飛びかかります。
紫龍「死は元より覚悟、ただでは死なん! ろざんしょうりゅうは〜」
次の瞬間、素手でヤンの盾を聖衣ごと砕く紫龍。
やっぱりこの男に限っては聖衣は不要です。
紫龍「皆、後は頼んだぞ」
今の脱衣で全ての力を使い果たした紫龍は、
そのまま倒れました。
崖を鎖で昇る瞬。
辿り着いた頂上の神殿跡では、オルフェウスが竪琴を弾いていました。
琴座のオルフェウスVSアンドロメダ瞬+???
戦いが始まるやいなや、オルフェウスの放った竪琴の弦が体に巻き付きピンチの瞬クン。
まったく身動きがとれません。
絶体絶命とはこの事です。
敵に一撃も与えぬまま、瞬クンは殺されてしまうのでしょうか?
ですが、ここで慌ててはいけません。
もしうろたえたら、貴方が聖闘士星矢初心者である事がバレてしまいます。
ここはデートの待ち合わせで彼女を待っている時みたいに
「フッ、そろそろかな?」
など余裕の笑みを浮かべましょう。
大丈夫。瞬は殺されません。
ヤツがいます。瞬のピンチには必ずヤツが来ます。
水戸黄門で8時43分に印籠が出るように、
戦隊モノで倒された怪人が巨大化するように、
この世には普遍的なお約束があります。
オルフェウスがトドメを刺そうとした時、
とうとう奴が現れました。
???「てやーっ」
掛け声と共に瞬の体を縛っていた弦が切れます。
瞬のピンチを救ったのはやはりこの男、フェニックス一輝です。
一輝「大丈夫か、瞬」
瞬「兄さん、やっぱり来てくれたんだね」
瞬の召還魔法により、一輝が登場。
これによりオルフェウスVS一輝となりました。
オルフェウス「兄弟か…愚かな事を。余計な手出しをせねば、
弟を楽に死なせてやれたものを」
一輝「死ぬのはどっちか、幻魔拳をうけてからホザけ」
一輝の鳳凰幻魔拳が炸裂しました。
幻を見るオルフェウス。
幻の中で、彼は花園で竪琴を弾いていましたが、
突如弦が切れ、それを合図に花園が燃え出します。
オルフェウスの体も燃えて骨だけになりました。
この世のものとは思えない悲鳴をあげるオルフェウス。
一輝「どうだ、地獄を見た感想は?」
今まで呆然としていたオルフェウスは、急に笑い出しました。
オルフェウス「このオルフェウス、地獄ならとっくに見てきたわ。
我らゴースト聖闘士にとって、地獄は第2の故郷!」
お前、今幻魔拳くらって
悲鳴あげてたじゃん。
ともあれ、オルフェウスは最初に瞬に仕掛けた攻撃…
竪琴の弦を伸ばして一輝を捕縛しようとしました。
瞬があっと言う間に身動きがとれなくなったオルフェウスの攻撃を、
一輝兄さんはいとも簡単にかわします。
一輝「バカめ、聖闘士には一度見た技は2度と通じないのだ」
一輝が登場してからオルフェウスがこの技を見せるのは初めてです。
だとすれば、一輝はオルフェウスが瞬に攻撃を仕掛ける所から見てたのでしょうか?
さすがは一輝兄さん。いきなり登場したりせず、瞬がピンチになるまで待って、
それから助けに入ったんでしょう。
オルフェウスの攻撃をジャンプでかわした一輝は、
膝を折り曲げたまま空中で必死に腕を羽ばたき静止します。
そのままの体勢で…
一輝「ほうよくてんしょう〜」
決着はいともあっさりとつきました。
一方その頃、
ようやくエリスと沙織のもとにたどりついた星矢クン。
星矢の目の前には、エリスと黄金のリンゴによって精気を吸い取られ続けている
アテナの姿がありました。
「この黄金のリンゴは、アテナの精気を私に送り込んでくれる。
もはやこの娘の体を借りる必要のないくらい精気は溜まった」
と言い、肉体を得てエリーの体から出るエリス。
「沙織さんは返してもらうぜ!」
と意気込む星矢の前に、最後のゴースト聖闘士
・オリオン座のジャガーが立ちはだかりました。
星矢「ジャガーと言えば、かつて最強の聖闘士と言われた男。
だが今では争いの神エリスのただの薄汚い飼い犬って訳か」
戦いの女神アテナのただの薄汚い飼い犬である星矢
が説明的なセリフを吐きました。
オリオン座のジャガーVSペガサス星矢
デュエルスタート。
しかし、何故か星矢はふらつき、ジャガーを狙った拳も空をきります。
どうやら星矢が先ほど戦った、
マヤの矢に塗られていた必殺の毒薬のせいらしいです。
必殺の毒薬のわりには、
ペガサスが今まで生きながらえてるけどな。
普通は即死性の毒塗るだろ。
「そんな事、誰が信じるか! 喰らえ、ペガサス流星拳」
明らかに意識が朦朧としているにも関わらず、
その事実を認めたがらないペガサスクン。
再度ジャガーに攻撃を攻撃を仕掛けたがります。
しかし毒のせいで相変わらず間合いが計れません。
そこへ現れた一輝が星矢と交代でジャガーに襲いかかります。
一気の蹴りをかわすジャガー。
ジャガーの拳をかわし、そのまま投げる一輝。
さらにジャガーの拳が一輝の頭に、
一輝の拳がジャガーがどてっ腹に突き刺さります。
これではらちがあかないとばかりに、一輝は鳳翼天翔を放ちました。
吹っ飛ぶジャガー。
しかし、ジャガーは空中で静止すると、
自らの体を高速回転させ、一輝に体当たりで反撃してきました。
「カラダ手裏剣メガトン・メテオ・クラッシュ!」
ジャガーの技に一輝兄さんもまた倒れてしまいました。
エリス「無様な事。これがお前の信頼する聖闘士共の真の姿よ」
アテナ「いいえ、聖闘士達はきっと私を護ってくれると信じてます。
私も星矢達を必ず護ってみせます」
柱に括りつけられ、何もできないこの状態で、
どうやって星矢達を護ってみせるんでしょうか?
頼みの綱の一輝兄さんが敗れ、残った星矢の公開処刑が始まりました。
ジャガーの拳を受けて倒れるペガサスを何故か恍惚の表情で見るアテナ。
そのまま星矢はジャガーの蹴りを喰らって吹っ飛びました。
星矢を助けようとする一輝。
彼の目の前にジャガーが立ちふさがります。
ジャガー「何故ペガサスを助けようとする?」
一輝「仲間だからだ」
ジャガー「敗れ去った者に情けは無用」
一輝「邪悪の神に魂を売り渡し、戦いの為の戦いしか知らぬお前には分かるまい!」
ここで、倒れている星矢の心に、仲間達のテレパシーが届きました。
氷河 「星矢、死ぬなど簡単な事だ。だが俺はあきらめん」
紫龍 「苦しいのはお前だけじゃない。俺達も戦っているんだ」
瞬 「星矢、僕たちは最後まで一緒に戦い抜くと誓ったはずだ」
敵を相打ちにすら持ち込む事ができず、
兄ちゃまに助けてもらっただけの役立たずが約一名、何かほざいてます。
星矢「そうだ…俺は、平和を愛するアテナと友の為に戦う!」
友と役立たずの幻聴心の声に励まされ、復活する星矢。
彼が身に纏っているペガサスの聖衣がひとりでに外れます。
星矢「俺は希望の聖闘士だ。
聖闘士最高の栄誉である黄金聖衣は、真の聖闘士のみ身に纏えるという…」
星矢のセリフに呼応するかの如く、射手座の黄金聖衣が光臨しました。
星矢「黄金聖衣は自らこの俺を選んだのだ!!」
射手座の黄金聖衣は、アテナの側で正義として戦えば
誰にでも味方してくれるんじゃなかったんですか
アイオロス兄さん?
星矢「今の俺は5感を遙かに超えた最高のコスモを手に入れたのだ!」
アイオロスの体臭が染みついた射手座の黄金聖衣を纏った星矢クン。
ジャイアンに虐められたのび太が
ひみつ道具を手にしてジャイアンに
リベンジするかのような表情でジャガーにおどりかかります。
ジャガーのメガトン・メテオ・クラッシュを楽々防ぐ星矢。
そのままペガサス彗星拳であっさりと勝利。
星矢と一輝の2人がジャガー相手に大苦戦したのがウソみたいです。
…これで、いかに借り物の黄金聖衣が強大か
バカでも分かるでしょう。
この黄金聖衣の力を自分の力と勘違いするバカは、
世界各国で聖闘士になる為の修行をし、
義務教育すら受けてない
脳味噌まで筋肉になったクソガキくらいでしょう。
星矢「エリス、もうお前を護る聖闘士は一人もいない!」
最後の砦であるジャガーを倒し、後はアテナを救出するだけになりましたが、
アテナの命はもはや風前の灯火です。
もうすぐ日没。
アテナの精気はほとんど黄金のリンゴに吸われつくされてるのです。
このままでは間に合いません。
星矢「沙織さんが、アテナが死ぬ…」
呆然とその場に立ちつくし、拳を震わせる星矢。
そんな暇があったら速攻アテナの元に行き、
アテナの胸の前で今も精気を吸い続けている
黄金のリンゴを破壊すればいいものを…
それをしないのは、アテナをこのまま見殺しにした方が
いいかと迷ってるからに違いありません。
さんざん迷った末に、星矢は射手座の矢で黄金のリンゴを貫こうとします。
その体勢で再度硬直する星矢。
今彼は、このままアテナごと撃ち殺したいという衝動と
必死に戦っているのでしょう。
そしてついに矢を放ちます。
自分の生命そのものである黄金のリンゴを貫かれては一大事と、
矢の前に立ちはだかるエリス。
射手座の矢はエリスの脳天を貫き、そのまま黄金のリンゴを砕き、
ようやくアテナの目前で止まりました。
エリスが体を張って矢の勢いを殺さなければ、
間違いなく矢はアテナの胸に刺さってたでしょう。
さて、エリスが死ぬと同時に、轟音を立て神殿が崩れ始めました。
その直後、星矢は一輝と二人で、お互いに肩を支えながら
二人三脚で神殿を脱出します。
そのコンビネーション…見事に息が合っている様は、
ルパンVS人造人間(マモー編)のラスト、
ルパンと銭形の脱出シーンを彷彿とさせてくれました。
神殿を脱出した星矢と一輝。
自分たちだけ安全なところまで逃げてから「沙織さん!?」と心配します。
お前等、目の前にいた沙織さんを無視して
2人だけでとっとと脱出しただろ!
アテナを心配するフリをする星矢と一輝に、どこからか声が聞こえてきました。
「星矢〜」
「兄さーん」
見ると、瞬、氷河、紫龍が崩れ行く神殿からエリーと沙織を救出して
姿を現してました。
全く、余計な事しやがって。
アテナ「エリス、あなたの負けです。
例えこの世にどんな邪悪がはびころうと、
私と、私の聖闘士は希望を持って戦いつづけるでしょう」
さすがは神話の時代からオリンポスの神々を相手に戦い抜き、
つい先日は馬に振り落とされ気絶し誘拐された聡明で気高く美しいアテナ。
聖闘士
最後にイヌ共に誰がご主人様なのかをきっちりと叩き込んで、
物語をシメてくれました。
劇場版聖闘士星矢・完
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