ソードワールドRPGリプレイ  作・ゴン犬 第1話 調査研究も楽じゃない  駆け出し冒険者誕生
ゲームマスター(以下GM)じゃ始めましょうか。まずキャラクター紹介と              冒険者になったきっかけを一人ずつどうぞ。 プレイヤーA  名前はジン・ジャザム。人間の男で20歳、         ファイター2レベルにプリースト(ファリス)1レベル、         自分の実家(ファリス教会)の保身的な姿に絶望して         家出してきました。出身はプロミジーです。   GM    なるほど。 プレイヤーB  革新的な。 プレイヤーC  先に君(プレイヤーB)どうぞ。 プレイヤーB  シヴァン・ドレイク。ハーフエルフの男で43歳、         ファイター2レベル、セージ1レベル。生まれはドレックノール。         金がなくなって犯罪に手を出しすぎて顔が知れてしまったので、         他の国で金を稼ぐか、と考え、身一つで冒険の旅に出ました。 そのうち狙われるんじゃないか? コイツは プレイヤーC  えーと、キャラクター名はセリス・グランド、男、エルフで150歳、         シャーマン2レベル、マエリムの森で暮らしていたけど、         世界を見てみたくなって旅に出ました。   GM    いわゆるエルフのお約束というやつだね?   セリス  (苦笑して)ええ。で、その途中出会ったシヴァンに金を貸していると。 装備品を買うに当たり、シヴァンセリスから170ガメルの借金をしています   ジン    じゃあ俺、知り合いになってない事にします。   GM    ああ、いいよ。   セリス   まあ、僕はそのうち借金を返してくれるだろう、         とシヴァンに時々会いに行っている、という関係にします。 GMはここで、各プレイヤーのキャラクターシートを見て驚く。 筋力16のハーフエルフや生命力が13あるエルフ (いずれも各種族の最高値)など、よくこんな化け物ができたなと思う  GM  舞台について説明しようか。君たちがいるのは、『十字路の街』タイデル。      この街は、人口約9000、西部諸国の中では、最大級の規模を誇る街だ。      ちなみに街の地図はこういう形だ。(街の地図を見せる)  ジン  本当に十字の形してるんだな。 シヴァン うぃ。  ジン  多分俺は、北から来たんだな(オヤジギャグ) 一同笑う  セリス うまい。  GM  で、タイデルには一年に1回祭りがあるわけだ。五大神の祭りと言って、      えーと、マーファ・マイリー・ファリス・ラーダ……  セリス  ファラリス(笑)  ジン  違う違う、チャ・ザ(笑)  GM  その祭りが華やかに行われるんだけど、地下ではファラリスの祭りが行われるわけだ。  ジン  実際そういう話があったんだよな。  GM  あったあった。2つ3つ…で、まあ、今はその祭りが後1週間後に迫った時期だ。      君たちは、そんな街の中を歩いていた、と。 シヴァン ふんふん。  GM  ではどうぞ。  セリス 久々にシヴァンに会って……よう、そろそろ金返せ。 シヴァン 大丈夫だって。何かの出来事(祭り)があるって事は、金の稼ぎ時って事だ。      だからま、それ過ぎれば170ガメルなんてすぐ返せるさ。  セリス とにかく返してくれればいいよ。 シヴァン その十倍はいくぜ(笑)  GM  しかし、せめてもう1桁0が増えていれば話は分かるんだけどね(笑)  セリス はは(笑)  GM  なんともまあ、みみっちい会話をしているところで…      …さて、ジン君は?(と、ジンに話を振る)  ジン  とりあえずは、親の金を持ち出してきたのはいいけど、      意外と旅費っつーもんはくうもんだなーと。残り10ガメル。      一日だけか、生活できるの(笑) 一同爆笑  ジン  やばい。  GM  親の金持ち出してきたって? ファリスの神官だろ。神様に見捨てられるんじゃないか?      あるいは、『ガネード』からスカウト来てないか、お前(笑)  ジン  野宿するにも、もう飯も食い尽くして食料はねえ、どうする? オレ。      ……仕事だ、なんか仕事はねえか? 祭りが近いんだったらきっと仕事くらいあるはずだ。      と言って、宿屋とか酒場に仕事もらいにいきましょう。  セリス おお。 シヴァン まっとうだ。 ホントかよ  セリス じゃあねえ、僕もそこに酒飲みにいくことにしよう。      シヴァンはついてきてもいいし、別れてもいいよ。 シヴァン タダ酒を飲みについていきますか(笑) 一同笑い シヴァン どうせ大金稼ぐんだから、あと200、300ガメル借金が増えてもいいだろ。  セリス 言っとくけど奢るんじゃないからな、貸しにしとくからな。  GM  じゃあ君たちは酒場の中に移動した。1人、2人の組み合わせね。  ジン  ドンッ(テーブルを叩いて)だから親父さん、何か仕事くださいよ!       お願いします。飯食わしてくれるだけでいいし、宿に泊めてくれるだけでもいい。      皿洗いでも何でもやりますから(笑) シヴァン あそこに貧乏人がいるぜ。 セリス  明日のおまえの姿だな。 GM(酒場のマスター)『おまえさん、見たところ「いかにも冒険者の駆け出し」ってかんじだが』  ジン  はい。 GM(マスター)『だったら、仕事はあるが……どうだい、話だけでも』  ジン (無言ですり寄ってくる) GM(マスター)『わかった、じゃあクライアント(依頼人)に会わせるからよ、          明日の……といっても金無いんだっけ?』  ジン  だから皿洗いでも何でもしますから、今晩一晩何とかしてください。うううう…… GM(マスター)『わかったわかった、じゃあ、仕事の依頼料から引くという形で          今晩はツケにしといてやるよ。明日の10時頃、ここへ来な』 シヴァン 人間ああはなりたくないね。 オマエはハーフエルフでさらに元犯罪者だろ  セリス お前が人のこと言えるのか?(笑)      まあ、僕たちは適当なテーブルに座って酒でも頼むか。  GM  じゃあ、主人は酒を持ってきて『お前らも駆け出しの冒険者みたいだな?』 シヴァン(ボソッと)失礼な。 GM(マスター)『どうだ、仕事があるんだが?メンツは、(ジンの方を見て)          神官戦士が一人……まあ、コイツはファリスの神官だから信用はできるだろう』  ジン  ずいぶん誇りのないファリスのプリーストなんだけど(笑) GM(マスター)『そして、クライアントがシーフ兼ソーサラー。お前ら見たところ、          精霊使いに戦士みたいだし、ちょうどメンツがそろうんだけどな』 セリス(皮肉げに)駆け出しのペーペーにできる仕事なのか? GM(マスター)『それはクライアントに聞いてくれ。オレは頼まれただけだ』  セリス とくにアテがあるわけでもないし、やってもいいが。  ジン  カウンターからセリス達のテーブルにやって来て『ま、これもファリス神のお導きた。      というわけで…親父、A定食(笑)』 一同笑う GM(マスター)『えーと、じゃあ、ツケ5ガメル、名前は……ジン、と』  ジン  違う違う、奢ってもらうんですよ(笑) シヴァン A定もうひとつ(笑)  セリス てめえら(笑)  GM  ジンは叩けばいくらでも埃が出てきそうだな。  ジン  まあまあまあまあ、『情けは人のためならず』って言うじゃないか。      ……本当はファリス神殿に行けば寝床くらいあるんでしょうけど、俺は。  GM  でも、あえてタカリの道を選んだ、と。  ジン  まあ、できるだけ神殿はイヤだ、と。 シヴァン 確か、家出の時、教会の金持ち出したとか。  ジン  もしかしたら親父の追っ手が来るかもしれないし。  セリス しょうがないから、なんだかんだ言っても奢ってやるよ。 シヴァン 飲み物の基本はミルクだろう。  セリス 僕はエールを軽く。  ジン  俺は何か度の強そうな酒、できるだけ高そうなやつを飲む。 ホントに神聖魔法使えなくしてやろうか、コイツ  GM  そんな君たちの様子を見ながら親父は『人選間違えたかな?でも、他にいないし……』と、      頭を抱えているわけだ(笑)  セリス はっはっは。  GM  じゃあ、次の日だ。約束の10時、二日酔いで頭を抱えているかどうか知らないが……  ジン  俺はもう、すっきり目覚めてます。 お前は人間の皮をかぶったドワーフか?  GM  酒場の親父は、『来たか、こちらがクライアントのレイク氏だ』      と言って、1人の男を紹介する。  ジン  レイクですか…見た目は?  GM  君より少し年上、20代半ばといったところだ。  ジン  昨日のような様子はみジンもみせず、ピシッとした感じで挨拶します。     (口調を変えて)初めまして。私がファリスの神官、ジン・ジャザムです。      以後、お見知り置きを。  セリス セリス・グランドです。 シヴァン シヴァン・ドレイクです。 GM(レイク)『私が依頼主のレイク・ダニエルだ』  ジン  早速ですが、仕事の内容は? GM(レイク)『その前に……君、昨日とずいぶん態度が違うね。         昨日、私はあの店で酒を飲んでいたんだけど』 一同爆笑  ジン (顔をひきつらせて)生きていくには金が必要なんですよ。 開き直りやがったな  ジン  祈りごとや願い事では、世界は救えないんですよ。 注・コイツはファリスの神官です GM(レイク)『……と、話が脇道にそれてしまったな。依頼の内容だが、簡単に言えば、         私の知的探求心…というか学術研究の調査を手伝ってほしいのだよ』  セリス 我々に手伝えることなんですか。 GM(レイク)『君たちにしか手伝えないんだよ。         私が君たちみたいな駆け出しの冒険者を希望したのには訳がある。         こういった言い方は失礼なんだろうけど、雇うための金が少なくてすむからね』  ジン  なるほど。とりあえず、俺は当面の生活費があればいいですからね(笑) シヴァン 報酬が500ガメル以上ならいいや。  セリス 僕は駆け出しと呼ばれてもしょうがないから、不服そうにしながらもうなずく。 GM(レイク)『報酬は1人350ガメルでどうだい?』 シヴァン げ…少な。 GM(レイク)『そうそう、調査の間の費用はこちら持ちだ。それでいいかい?』  ジン (0.5秒で)オッケーです。 さすが金に困っているだけあって、すぐに飛びついてくるな。コイツら GM(レイク)『しかし、私の知る限り君たちは、昨日パーティーを組んだばかりの         はずなのにずいぶんとなじんでるねえ』  セリス(苦り切った顔で)いやあ、コイツらには、さんざん集られましたからねえ(笑)  ジン  酒は心の清涼剤ってね。酒は人の心を和やかにする。      ファリスも酒を飲んで明るくすることぐらいは認めてくださるでしょう。 オマエはそれだけじゃないだろ  セリス だったら自分の金で飲め。 GM(レイク)『また話がそれてしまったな。仕事の詳しい内容だが、         このタイデルからタラントへ向かう途中の街道、         そこからある程度脇に外れたところで、人の死体が見つかったんだよ。』 ジン(とたんに興味深そうに)ほーう。 GM(レイク)『それがただの死体なら野党か何かに襲われたんだろうが、妙な事に、         その死体はひからびていて…つまり、ミイラなんだ。         それも死後数百年たったような状態なんだよ。         そこで一体どうしたらこういう状態になるんだ? という疑問から、         魔術師ギルドに頼んで私が調査の担当をすることになったんだ。         しかし、私一人では危険だろうと思い、頼れる味方がいた方がいい。         という考えから、冒険者を雇うことにしたわけだ』  ジン  なるほど。  セリス(皮肉げに)僕たちみたいな駆け出しの冒険者が頼れますかねえ? 根にもつタイプだな。コイツは シヴァン 今言った事件について、セージ技能で思い当たることがありませんか?  GM  セージ技能+知力ボーナスでダイス振ってみて。  ジン  俺はヒラ目で(コロコロ)7です。 シヴァン 4の、(コロコロ)11です。  セリス(コロコロ)ヒラ目で7です。  GM  じゃあシヴァンは、50年前にも一度同じようなことがあった。      ということを思い出す。その当時話題には上ったものの、      結局迷宮入りになって、いずれ忘れ去られてしまったわけだ。      当然レイクはその事を知っている。      今回の事件と何か関連性があるのではないかとにらんでいるわけだ。 シヴァン うーん。 GM(レイク)『どうする? 早速調査に出かけるかい?』  ジン  そうだな。善は急げってね。悪の臭いがするな(ニヤリ)  GM (どうかな)おやおや、君の口からそういうことが聞けるとは。  ジン  俺は放蕩息子の身だが、正義まで捨てたつもりはないですよ。  GM  かっこいいねえ。 セリス  まあ、僕も同意するよ。  GM (シヴァンに向かって)『じゃあ君もそれでいいかい?』 シヴァン うい。  GM  140ガメルという目に見えない鎖(いや、麻縄程度か)がある以上ね(笑) シヴァン だからそんなものすぐ返すって…じゃあ出発しますか。 一行はタイデルをあとにして、タラント方面、問題の死体が発見された場所へと向かった  GM (コロコロ)道中、一日目は何事もなく過ぎた。二日目…(ニヤリ) シヴァン 何で笑うんですか。 ここでGMは山賊にPCを襲わせることにした。PC及びGMが戦闘そのものに慣れるためである  GM (コロコロ)真夜中、キャンプを張って休んでいる時…           …えーと、見張りはセリスシヴァンだね?  セリス はい。  GM  不意打ち判定だけど、レンジャー技能持っている人はいる? シヴァン いなーい。  GM  じゃあ、ヒラ目でダイスを振ってね。ペナルティは−4だよ。 セリス (コロコロ)−4して、4。 シヴァン フゴオオ…2。  GM  くっくっく(コロコロ)…(げ、1ゾロ)  セリス どうしたんですか?  GM  君たちは、向こうのしげみが、がさがさと音を立てているのがわかる。  セリス 風とかですか?(笑)  GM  いや、その程度の揺れではない。  セリス シヴァン、見に行ってこい。 シヴァン 夜目聞かない人間見に行かせるかな、普通。  GM  焚き火ぐらいはおこしているだろう。 シヴァン じゃあ、そこからたいまつに火を移して見に行こうかな。  GM  その瞬間茂みの中から、2人の男が『ケーッ』といって飛び出してくる。  ジン  起きていいですか(笑)  GM (しまった、こっちが寝てる奴起こしてどうするんだ)      くっ、いいよ。こっちは『ケーッ』って叫んでしまったからね(笑) 一同爆笑  セリス ジン、ナイス。 シヴァン 襲撃者、失格。  GM (くそ、こうなったら徹底的にマヌケにしてやる)      ジンとレイクは奇声に気がつき目が覚めた。敵は二人。      マニュアルがあるなら、いかにもこれが山賊でござい、というような外見だ。      便宜上、仮にヒグマ・コグマと呼ぶ事にするよ。      で、状況だけど(といって紙に書く)こんな感じだ。  ジン (テントから)20メートルか。  GM  一番敏捷度が高い人は誰?…      …あ、レイクとジンはこのラウンドは起きただけだからね。 シヴァン 18だけどセリスは?  セリス 19。  GM  じゃあ君からだ。  セリス どう考えても敵だけど、『お前たちは何者だ?』と呼びかける。  GM (そうきたか)『俺たちは山賊だ。これを見ろ』と、             右手に持った手配書を見せる。(笑)  ジン  いきなり面白い事するな(笑)  GM 『俺の首には800万ガメルの賞金がかかっている。第一級のお尋ね者って訳だ。      今までに56人殺したのさ、貴様等みたいな間抜けな奴をな(ウソです)』(笑)  ジン  とりあえずその間に近づいちゃっていいですか?(笑) 一同爆笑  GM (あっさり)いいよ、こいつらバカだから。  セリス じゃあ話をもう少し…『僕たちにいったい何の用だ』 GM(ヒグマ)『山賊が用があるって言うなら決まっているだろ。略奪だよ、ケーッ』  ジン  そこまでしゃべっているときにバキッ。 シヴァン 起きたばかりだからそこまでは…  ジン  今までの会話の間に何ラウンドも経っているだろ。 シヴァン あ、そうか。  GM  じゃあ改めて戦闘開始ね。セリスの行動から。 こうしてうやむやのうちに戦闘が始まりました  セリス 今回は様子見。ファイア・ボルトも届かないし。  ジン  動けよ。 シヴァン 敵に向かって距離を詰める。  ジン  じゃあ俺はヒグマに向かって攻撃『懺悔しな!』…えーと、9だ。低いな。  GM (コロコロ)…当たりだ。弱いんだよ、こいつ。  ジン (コロコロ)6点いきます。  GM (コロコロ)それは止まるね(こっち6ゾロだもん) ジンうーん。  GM  レイクはコグマにエネルギーボルトを撃つよ(コロコロ)成功…コグマの抵抗は…      …なしの…(コロコロ)…コグマに4点行った。      続けてジンに向かってヒグマの攻撃(コロコロ)…8。  ジン  10点。『トロいな』といいつつ回避成功。  GM  エネルギーボルトを食らったコグマは、     『アチい、アチいよ兄貴。何とかしてくれー』とうろたえてるだけだ(笑)      そして次のラウンド。  セリス 僕からですよね。『ウィル・オー・ウィスプ』召還、      コグマにぶつけます(コロコロ)9  GM (コロコロ)こちらは7、抵抗失敗。  セリス(コロコロ)6点です。  GM  結構通るな。はい次。 シヴァン(コロコロ)コグマに攻撃…13。  GM (コロコロ)かわせないなあ。 シヴァン(コロコロ)ダメージが7。  GM (コロコロ)これで倒れた。生死判定は…(コロコロ)成功。かろうじて生きている。           次のレイクは今回様子見だ。  ジン  じゃあ、山賊1の足を狙って攻撃(コロコロ)うわー低いな…8。  GM  攻撃力にさらに−2の修正がつくからね。それはいくら何でも(コロコロ)      …うがー、1ゾロだー! 問答無用で転倒した。 GMはここでミスを犯しました。 相手を転ばすには、攻撃を成功させた後ダメージを与え、 さらに相手がそのダメージをペナルティとして、 生命力による抵抗ロールに失敗しなければならなかったのです。(目標値10)  ジン  じゃあそいつに刃を向けて、     『どうする? 相棒はぶっ倒れているけど一つ、      このまま神の元に召されるかい?』といいます。  GM 『ハーッハーッハーッ』と口をぱくぱくさせている。  ジン  何か縛る物あるかな?  GM  ロープだったらレイクが持っているよ。  ジン  じゃあ縛り上げておきましょう。2人とも。 シヴァン 単なる山賊だって言ってるんですよね?  GM  見るからに正真正銘純粋100%混じりっけなしの山賊だ。  セリス 何の目的で我々を襲った。  GM (おびえた様子で)『さささ…さっきも言ったじゃないか。               山賊は物を奪うのが仕事なんだよ』  セリス そうか、じゃあ貴様の命を奪ってやろう。 GM(ヒグマ)『ややや…やめてくれー』  ジン  で、2人だけなのか?山賊の分際で 。  GM (なんか好き放題言われてるなあ)『そうだ…い、いや、ちょっと待て。                      俺たちを殺せば仲間が報復に来るぞ』  ジン  ほーう、それは楽しみだなあ(笑)  GM (手足をばたばたさせて)『ウ、ウソじゃ無いぞ、ホントだぞ』  ジン  じゃあ、縛ったままでそこら辺に捨てておくか(笑) シヴァン 通行人に見えないように物陰に隠しておくとか(笑) 通行人なんかいないって  セリス じゃあ紙に『こいつらは山賊だから見つけた人は街まで連行してください』      と書いて転がしておこう。  GM (みんなひどいのね)転がされたバカ2人は、     『畜生、おぼえてろよ。神様の罰が当たるぞ』などとほざいている(笑)  ジン 『だーい丈夫、俺は神様と友達だからな。では、神のお導きがあらんことを』      と言って別れましょう。 シヴァン いやー、ジンを敵には回したくないなあ。   戦闘終了後、一行は再び休息をとる  GM  今回は、朝までなにも起こらなかった。      そして問題の死体があった辺りの場所に来た時…      …冒険者レベル+知力ボーナスでダイス振ってみて。 シヴァン(コロコロ)13。  セリス(コロコロ)9です。  ジン (コロコロ)うわー、さっきから低いな、6。  GM  13か。じゃあシヴァンは、妙な違和感を覚えた。 シヴァン 違和感?  GM  例えるなら、第6感にピピピと来た、ってトコか。 シヴァン 当然仲間に告げます『おい、怪しいぞ』と。  ジン  警戒しよう。そしてレイクに『どういう風に調査します?』と聞く。 GM(レイク)『そうだね、多少範囲を決めて捜索してみよう』  セリス 4人いるから東西南北それぞれにいってみようか。 シヴァン バラバラはまずいんじゃないか?  ジン  適当に調べていれば大丈夫でしょう。  GM  じゃあ、どのように?  ジン  『何でもいいから怪しい物見つけたら教えろ』と。       それぞれ目の届く範囲で探していればいいんじゃないですか。 シヴァン その前に、シャーマンのセンス・オーラで調べてみたらどうだろう。 するどい  セリス じゃあ、やってみましょう。  GM  風の精霊が流れているんだけど、ある場所まで来たら、ふっと消えてしまった。  ジン  その場所は?  GM  何も無いごく普通の場所という感じ。  セリス まずは、何も言わずそこに行ってみる。  ジン  何か言えよ。  セリス なにも無かったら、ただのバカじゃないか。      で、消えた精霊は現れないんですか?  GM (何もないわけがないだろ)消えたと思ったら、その場所からいきなり現れて、                  反対側へと流れて行ってる。  セリス じゃあ、みんなに言いますよ『何かここは、精霊の力が変だ』 シヴァン んー。  ジン  石でも投げてみるか。  GM  石を投げると、精霊が消えた辺りの場所で、またふっと消えてしまった。  ジン  おいおいおい、こりゃあ変だねえ。  GM(レイク)『うーん、さっきシヴァンが言った変な感じに関係あるのかねえ』  ジン  どうします? クライアント。  GM  そこへ向かってジンを蹴飛ばす、というのはさすがにやってはいけない事だよね(笑) 一同笑う  GM(レイク)『失敗したな、さっきの山賊まだ転がってるかなあ?』 一同爆笑  ジン  うわー(笑) シヴァン イケてるー(笑)  ジン  確かに、そんな風に役に立つとは思わなかったな。  セリス シェイド召還してつっこましてみたいんですけど。  ジン  いや、変だってわかっているんだからもうやる必要ないだろ。  セリス そっか。  GM (イケねえ、忘れてた)そうそう、変なのはその地点だけではなく一面だからね。                目に見える端から端まで。  ジン  向こう側に何かあるのは間違いないんだけどねえ。 シヴァン その怪しい一帯に生物の姿がないか見てみよう。  GM  リスがいるよ。  ジン  そういえばレイク、ソーサラーには幻影見せる魔法があるんでしょう? レイクはソーサラーです  GM(レイク)『ああ、あるよ』  ジン  じゃあ、何か動く物があったら観察していましょう。  GM  さっきのリスだね、こいつは『キキッキキッ』と動いている。      こっち側に向かってきたと思ったら、問題の地点に来た瞬間にふっと消えてしまった。      と思ったらまた現れるんだが、さらに奇妙なことに体の半分だけが現れるわけだ。      そしてその状態で、目に見えない壁(って言っていいのかな)ぞいに動いているわけだ。  ジン  内蔵とかはどうなっているんだ?  GM  ゲロ見え。  ジン  向こう側になんかあるのは間違いなさそうですねえ。どうします?      『入れ』、って言うんなら、あんたは雇い人なんだから入りますけど?  GM  レイクは、『いや、君たちを雇ったのは物理的な危険から守ってもらうためだ。      得体の知れないことのモルモットにする為じゃない』      と言って木の棒を拾って壁につっこむ。  セリス すると?  GM  分かり切ったことだけど、棒は半分見えなくなる。      で、棒を引っこ抜くと、棒は元のままだ。  ジン  向こう側は大丈夫そうだな。      少なくとも入ってすぐ殺されることは無いみたいですねえ。  GM 『で、君たちの意見は』(と言ってシヴァンに振る) シヴァン 特に無し…と言うよりも、うざったいから一気につっこみたいという衝動が      あるんですけど、さすがにそれはちょっと無謀かな、と。  ジン  まあ、『虎穴に入らずんば虎児を得ず』って言うしな。 シヴァン いいこと言う。  ジン  『きっとファリスの加護があるさ』、と言って入る方に一票。 シヴァン 続きます。  GM 『確かに、今のリスや木の棒を見る限りではね。私も入る方に一票』      と、レイク。  ジン (セリスに向かって)どうする?  セリス 仕方がない。  GM 『じゃあ、私が』と言っておそるおそる手を突っ込んでみる。      そして手を動かしたあと、手を引っこ抜いてみる。      次に顔を入れると顔が消えるんだけど、『おい、ちょっと見てみろ』と。 シヴァン つっこむ。  ジン  GO。  セリス 行きましょう。 ふう、やっと入ってくれたか。こちらの想像以上にPCは慎重だったな。 予定では早々に危険がないことを解らせ、壁を通り抜けさせるはずだったんだが。 マスタリングが下手だったんだろうか? 実はこの壁、四方に張り巡らされていて、外から入ろうとすると 壁の向こう側へと出てしまい中に入ることができず、 中から外に出ようとすると、反対側の壁の内側にでてしまうという仕組み。 JOJOの奇妙な冒険に出てくる吉良吉影の父親のスタンドのようなもの  GM  じゃあ、君たちがつっこんだら、急に別の景色へとなった。 シヴァン どのような?  GM  基本的にはさっきの場所とあまり変わらない。      植物などからして、さっきの場所から少し離れた場所、という感じだ。  ジン  とりあえず先進んでみるか、      ということで何か目印になる物を置いてから進んでみましょう。  GM  しばらくまっすぐ歩くわけだね。  セリス はい。  GM  そうすると、君たちが目に見えない壁を見つけた場所へとでてしまう。  ジン  はあ、結局元に戻っちゃったと。  GM  そう、世界を1周したようなもんだ。もちろん目に見えない壁も健在だ。  ジン (精霊魔法の一覧を見て)えーと、確か『メイズ・ウッズ』が迷わせる呪文だったような。 シヴァン そんな便利なものが。  ジン  でもこれは迷わせるだけであって、空間に干渉するわけではないからなあ。  GM(レイク)『この謎を解き明かすことができれば…いや、必ず解き明かしてみせる。          ジッチャンの名にかけて(笑)』 一瞬静まり返るが、その後一同爆笑  ジン  ジッチャンはどうでもいいんだが、(セリスに向かって)どうする?  セリス 思考中。  ジン  体を動かさないことにはどうにもならないだろうし、      いろんな角度から動き回ってみようと俺は思うんだが。 シヴァン 考えるのはジンに任せときます。  GM (いつの間にかジンがリーダー的存在になっているな)      ま、能力値の知力も一番高い(21)しね。      頭と口は回るけど財布の中身は緩い、と(笑)  ジン  ていうか、神官の家だから金銭感覚が鈍いんですよ。  GM  なるほど…と、話がずれたけど(こればっかだな)どうするんだい? シヴァン そうですね、壁に木の棒つっこみながら歩きますわ。  GM  どっち側に歩く? シヴァン さっきは東に歩いて西に出たから・・・南へ。  ジン  体半分を壁に埋めて真っ二つになったような状態で歩いていく(笑) 一同爆笑  GM  じゃあ、右目と左目で別の景色が映っているよ。      右目をつぶると左側の景色が、左目をつぶると右側の景色が映る。      こんな不可解な状況を君たちは楽しんでいるわけだ(笑) シヴァン お約束だけど、ジン達から見える方に片足出して      シンクロナイズドスイミングをやっときますわ(笑) 一同再爆笑  GM  何でみんなそんなにバカなんだ(笑)  ジン  ていうか、要は遊びながら歩きます(笑)  セリス 僕は考えながら歩きます。僕はつきあいません。      エルフだからそんなことはしないんです。 コイツ教科書通りのエルフだな シヴァン 固定観念にとらわれちゃあダメだー。  ジン  要するに両側を確認しながら歩いてます。  GM  ドラクエ3で最後のカギ探すみたいに歩くわけだ。      すると、いくらか歩いたところで建物の影が見える。  ジン  どんな具合ですか?  GM  こうだ(と言って紙に絵を描く)建物、ていうか村みたいな感じ。      これも半分から切られている感じで半分が右側、もう半分が左側に展開している。  ジン  じゃあ、そこまで向かってみましょう。  セリス うん。 シヴァン 当然。 1話後編へ TRPGインデックスへ トップページへ