囮大作戦





ジン「俺らは俺らの方で探さなければならないよな。(ゲーム的には)まとめて探したいところだけど、そんなことも言ってられんって感じだろう。バラバラで探すしかないよな」

キル「時間が無いなら、ばらけるしかないよな」

ジン「4人だから……ちょうど東西南北じゃねえかー(←倉庫街はそれぞれ東西南北あります)」

GM「エミリーは当然『パパについてくー』と言っている」

ジン(手を叩いて)「あ、そうか、エミリーを狙っていたという事は、エサにすれば……」

シヴァン「おいおい」

ジン「それで行こう。うん」

GM「具体的に言ってくれ」

ジン「エミリーを目立つようにして……」

シヴァン「放っておく」

キル「囮か」

ジン「目立つようにして、敵が出てきたところを捕まえる」

GM「なるほど」

ジン「さてと、エミリー」

GM「『何?』」

ジン「フードをかぶったおじちゃん達を見つけたらね、ちいさーい声で僕に伝えるんだ(笑)」

 一同爆笑

GM「『小さい声で聞こえるのー?』(笑)」

ジン「大丈夫だ、ちゃんとそうしてくれたら、後でお菓子買ってあげるから(笑)」

GM「『わーい、お菓子お菓子、うん、わかった』(笑)」

ジン「わかったね。大きい声は出しちゃダメだよ(笑)」

セリス「親子むつまじいなあ(笑)」

ジン「とりあえず、祭りを楽しんでいる、という様子で目立つような感じで行動しておきましょう。みんなもちょっと離れた感じで、周りにいてくれ。OK?」

キル「物陰に隠れて」

ジン「うん」

シヴァン「そういう行動ならお手のものよ」

 もう少ししたら、こちらの方で敵のアジトのヒントを与えるつもりでしたが、PC側が良い作戦を思いついたので、こちらの手順を少し変えることにしました。でも、その前に少しお遊びを入れて、と。

GM「君たちが作戦開始してすぐ、1人の男がエミリーに話しかける『お嬢ちゃん、迷子かい?』」

ジン「俺も、すぐそばにいるんですけど」

GM「『ゲッ、旦那ー』(笑)」

ジン「またお前かー(笑)」

GM「『失礼しましたー』と、彼(ヒグマ)はエミリーを迷子か何かと思って、話しかけてきたんだ(笑)」

セリス「ああ」

シヴァン「フードの一味かと思った」

ジン「今はそんなこと考えてる余裕はねえ」

GM「かなりせっぱ詰まってるねえ」

シヴァン「なんたって女房の命が……(笑)」

ジン「君には後で、ファリスの袂(たもと)がどういうところか教えてあげよう。その目で見えるようにね(笑)」

GM「まあ、そんなこんなでバカをやっていると、フードを被った男が近づいてきて、『お嬢ちゃん、ママが呼んでるっすよ』とエミリーに話しかける」

ジン「俺がそばにいるのに?」

GM「そばにいるのに」

ジン「フードの男に、『それについて詳しく聞きたいのですが』と、言ってみます」

GM「『ここじゃなんですから付いて来て下さい』と、東倉庫街の方へと」

キル「見失わないように」

シヴァン「後を付けていきますね」

セリス「尾行の形で付いていきます」

 甘いんだよ、戦闘マシーンどもが。ほとんど戦闘技能しか取っていないことを悔やむがよい。

GM「じゃあ、シーフ技能か、レンジャー技能ボーナス+敏捷度ボーナスでダイス振って。無い人はヒラ目ね」

ジン「はい、ちょっと待った」

GM「い”ぅあ?」

ジン「フードの男に話しかけながら歩きます。注意をこっちに引きつけます」

GM(くそっ)「じゃあ、こちらはペナルティーが−2だ」

シヴァン(コロコロ)「8」

セリス(コロコロ)「9」

キル(コロコロ)「14、絶対気付かれねー」

GM(コロコロ)「7。くそっ、尾行は成功だ。君たち3人は気付かれていない」

 実は、備考は鎧の重さが半分の人しかできないんだよな。後から気付いた事だけど……


  フードの男は黒い肌?


ジン(フードの男に)「私の知り合いに何の用があるというんだ? 」

GM「『さあ、僕はただ連れて来いって言われただけっすから』と、その時、フード男の袖から黒い肌がチラッと見えた」

ジン「下っ端か?」

GM「フード被ってて肌が黒い下っ端」

ジン「やーな下っ端だなあ(笑)」

シヴァン「セリスの天敵じゃないか(笑)」

 コイツらは黒い肌でダークエルフと決めつけています。ククク。

GM「で、東倉庫街に入ってしばらくしたら……ばっと人影が2人3人出てくる」

ジン「フン、想像したとおりだな」

GM「フードの男は、『悪いっすけど、連れていくのはお嬢ちゃんだけっすからー』と言っている」

ジン「エミリー、私の陰に隠れていなさい」

セリス「娘をかばう父親の姿(笑)」

GM「で、状況だけど(紙に書いて)こんな感じ。尾行組は距離が35M離れている」

ジン「とりあえず、フードの男そばにいるんですよね。がしっと捕まえますけど」

GM「すると、男はフードを脱ぐんだけど、……肌が黒い人間だ(笑)」

ジン「人間? ダークエルフじゃなくて?」

GM「ザ・フェイク(笑)」

 一同爆笑

キル「肌が黒いだけ?(笑)」

GM「おそらくガルガライスの出身だろう(笑)」

セリス「なーんだ(笑)」

ジン「やるな(笑) とりあえず、捕まえ……」

GM「ちょっと待った、敏捷度順に解決しよう」


  戦闘マシーン


セリス「ジンの10Mの所まで近づきます」

シヴァン「ジンのそばまで全力移動で行きます」

GM「敵はザコ3人に黒い人ね。で、次に早いのが……ジンとキルが同時か。どちらから行動する?」

ジン「俺から行きましょう。捕まえるよりも問答無用でのした方がいいか」

GM「『悪いっすけどそう簡単には捕まらないっすよ、御主人(笑)』」

シヴァン「僕はカバじゃないっす(笑)」

ジン「問答無用で黒男からはり倒しますよ」

GM「どうぞ」

ジン(コロコロ)「あ、低い、8です」

GM「そりゃ避けるわー!(笑)」

キル(コロコロ)「ザコ1に攻撃……11」

GM「は当たり」

ジン「回避力は10か」

GM(もっと低いよ)「ダメージは?」

キル(コロコロ)「クリティカル、(コロコロ)10点」

GM「セーフ、セーフ。ザコ1はまだ生きている。で、次は黒男がジンに攻撃。回避どうぞ」

ジン(コロコロ)「10」

GM「回避成功」

 ザコ1、2は共にシヴァンを狙ってはずれ

GM「だがな、(ククク)ザコCはダーッと走ってセリスを狙いに行くぞ」

セリス「はあー」

GM(肉弾戦技能を取ってないことを悔やむがよい)「射程内、攻撃OK」

セリス「攻撃されたの初めてだ」

GM(だから狙ったんだよ)

セリス(コロコロ)「8」

GM(ゲッ)「かわした」

ジン「8か、弱えー弱えー」

GM「黒男はちょっとは強いぞ、ちょっとは」

 第2ラウンド

セリス「目の前のザコ3を狙います。」

ジン「火はないぞー(←ファイア・ボルトは撃てない)」

GM「ノームもいないぞー。タイデルは石畳だからね」

セリス「ザコ3に『コンフュージョン』(コロコロ)低いー、10」

GM(十分だよ)「混乱した」

シヴァン「ザコ2に攻撃(コロコロ)うわー、8」

GM(だから黒男以外には十分なんだよ)「当たり」

シヴァン(コロコロ、コロコロ)「クリティカル、18点」

GM「即死だよ、それは」

ジン(コロコロ)「黒男に攻撃と言って……これは当たっただろ、14。ダメージが(コロコロ)うっ、低いな。9点」

GM「ダイスの目が6でキルのクリティカル並かよ」

ジン「『ファリスの神官に仇なすんだ、それ相応の罰は覚悟してんだろうな』て言いますよ」

GM「『痛いっす痛いっす御主人ー』(笑)」

シヴァン「僕はカバじゃないっすー(笑)」

ジン「そうっす、ムーミンっすー(笑)」

キル「ザコ1を俺の位置から狙えますか」

GM「シヴァンと隣接してるけど、ぎりぎり狙える」

キル「じゃあ、1ゾロ出したらシヴァンに当たるということで」

シヴァン「何故ペナルティーを自分から(笑)」

キル(コロコロ)「12、当たり、ダメージが(コロコロ)7点」

……結局、残っている敵は黒男1人となりました。

ジン「まーだやる気か?」

GM「『うわーん、兄貴ー』と言って逃げていく」

ジン「逃がさん、攻撃(コロコロ)12」

GM「ダメージをどうぞ」

シヴァン・キル「殺せ、殺せ、殺せ(笑)」

 やかましい、戦闘マシーンが

ジン「ハルバードじゃ手加減できないもんな、可哀想に。(コロコロ)低いな、9」

GM「あぶねー、かろうじて生きている。で、とっとことっとこ逃げていく」

キル「俺の弓矢で攻撃」

GM「ジンがいるよ」

キル「撃ちます。ジンに弓が当たる可能性は50%として……」

 お前、絶対『ライトニング』で、味方を巻き込んで撃つタイプだろ

GM「いや、33%。エミリーもいるから」

ジン(忘れてた)「あー、そりゃあダメっす」

GM「ママが怖いからね(笑)」

キル「じゃあ、やめます」

 戦闘終了後、一同は混乱していたザコ3を尋問して、アジトの場所を聞き出しました。その際、本物のダークエルフもいることをついでに聞き出しました。

キル「じゃあ行くか。(ジンに)エミリーも連れてくの?」

ジン「連れてった方がいいでしょ」

シヴァン「当然」

キル「じゃあ、レッツゴー」


  戦闘また戦闘、だけど……


GM「教えられた場所に辿り着くと、とある倉庫の前に、ダークエルフとさっきの黒男がいる」

キル「墨汁か(←ダークエルフの事らしい)」

セリス「その黒男の傷はもう癒えたんですか?」

GM「ダークエルフが治した」

ジン「暗黒魔法だ」

GM「君たちとの距離は、ダイス*5Mで、(コロコロ)20M!? 近すぎるよ」

ジン「ククククク」

GM(いけね、また不意打ち判定忘れた)「君たちの隊列は?」

セリス「僕は20Mの所にいたいな。魔法が届くから」

 敵の魔法も届くんだよ

キル「俺は後ろにいます」

ジン「俺とシヴァンはちょっとずつ歩く。喋りながら」

 甘いな、前回(ヒグマ襲撃)と同じ手を喰うと思ってんの。

GM(コロコロ)「セリス、君に魔法が飛んでくるよ。ストーン……(しまった。石畳のタイデルの街では使えないんだ)ウィル・オー・ウィスプが」

セリス「抵抗します。(コロコロ)11」

GM「クククク、抵抗失敗だ。ダメージが(コロコロ)うわ、低いな。8点」

ジン(ダイスの目とダメージを計算して)「3レベルか」

GM(計算すんな)「ダメージ減少は冒険者レベルのみね」

セリス「6点通ります」

ジン「おいおい、挨拶も無しにいきなりそれとは、なかなか礼儀がいいじゃねえか、オイ」

キル「ホントに神官か? コイツ」

GM「『兄貴は怖い人なんすよー』と、黒男が言っている」

ジン「何が目的だ? 単刀直入に聞いてやる、と、さらに近づく」

GM(この期に及んでまだ喋るか)「10秒後(次ラウンド)ダークエルフ君が再び魔法を唱える(コロコロ)げ、よりによってコイツに……シヴァン君、抵抗、ミュートだ」

ジン「はあ?(シヴァンは魔法を使えない)ああ、そうですよね。俺らのうち、誰が魔法を使うか敵にはわからないんですから。でも、普通だったらエルフ見たとたんに封じますけどね」

GM「ダイスに聞いてくれよ」

シヴァン(コロコロ)「抵抗と言って……11」

GM「かかった。君は喋れなくなった(くそ、意味無いよ)」

シヴァン「フゴー(笑)」

ジン「意味無いっす(笑)」

GM(わかってるよ)「それ見てもまだ攻撃しないかい?」

ジン「いや、さすがに攻撃しますよ。ところでセリス、生命力残り何点?」

セリス「7」

ジン「まだ大丈夫だ(笑)」

セリス「非道い(笑)」

 戦闘開始……結果は……ダークエルフはキルの3回りクリティカルで1ラウンドリタイア。黒男もジンの攻撃に1発で沈んでしまう。弱すぎるぞ、お前ら。

GM「黒男は気絶した」

ジン「ダークエルフは?」

GM「絶命」

ジン「いきなり倉庫の中に入るのも危険だし、黒男を起こすんだけど、レンジャー技能持ってる奴一人もいないからなあ。キュアー・ウーンズかけます」

セリス「僕にもかけてくれー(笑)」

ジン「セリスに、(コロコロ)……6点回復。黒男はふん縛ってから(コロコロ)5点回復」

GM「オーケー、黒男は気が付いた『あー、兄貴ー、よくも兄貴をやったっすねー』」

ジン「中はどうなってる、言え」

GM「『カギがかかってて、3人の兄貴(ダークエルフ)が女(フィズ)を見張ってるっす』」

キル「まだいるのか」

 また戦闘になるとは限らないんだよ、これが。




  この世で1番ヤバいヤツ(byジン)




ジン「何が目的なんだ?」

GM「『知らないっす。その娘(エミリー)をここに連れて来いって言われただけっすー』」

ジン「カギは開けれるんだな?」

GM「『僕はシーフじゃないから無理っす』」

ジン「役立たずか、全くの」

 そりゃそうだ、この黒男はアドリブで作ったキャラクターだからな。

キル「どうしたもんかなあ」

セリス「黒い人はどうする?」

ジン「捨てとけ、で、扉は……キル、お前が開けろ」

キル「任務了解(笑)」

GM「はい、シーフレベルに器用度ボーナスね」

キル(コロコロ)「12」

GM「カギは開いた」

キル「開いたよー」

ジン「中に入る」

GM「誰が先頭?」

ジン「俺です」

 僕の思惑通りだな

シヴァン「続く形で入っていきます」

ジン「『バーン』と、扉を開けます」

GM「すると、扉が開いた瞬間、中から鉄拳がジンに向かって飛んでくる。あ、これは演出だからね」

ジン「じゃあ、顔を『バキッ』と殴られた後、『ギロッ』と睨みます(笑)」

セリス「はははは(笑)」

GM「すると君の目の前には、とらわれのお姫様のフィズがいる。『あら、ジンちゃん。遅かったわね』(笑)」

 一同爆笑

GM「周りを見ると、3人のダークエルフがのされている(笑)」

ジン「あんぐりと(笑)」

キル「助けに来た意味無し(笑)」

ジン「お前ー(笑)」

GM(フィズ)「『何?』(笑)」

 助けに来た意味は十分あったんだ。もしジンが助けに来なかったら、彼女はどんな行動をとっていたのか……(笑)

ジン(ガクッとなって)「この女に余計な心配した俺がバカだった(笑)」

GM(ニッコリと)「『あら、そう』」

キル「任務完了だな(笑)」

 誰かが指令出してたのか、おい。

GM「後はジンの問題だけどね」

シヴァン「親子3人(忘れてたけどエミリーもいる)きりにしておきましょうか(笑)」

ジン(絞り出すような声で)「『とりあえずは無事なんだな?』と、ひきつりまくりながら(笑)」

GM「『もうちょっと助けに来るのが遅かったら、どうなってたか分からないけど』これは、別の意味でね(笑)」

ジン「とりあえず、詳しいことを聞きたいんだが……色々聞きたいことがある」

GM「『祭りを見に来てたの』(笑)」

ジン「ンなこたあどうでもいいー(笑)」

GM「『そんなに大声出したら、血圧に悪いわよ』(笑)」

ジン「あ”ー(笑)」

キル「スカされてるのう(笑)」

ジン「とりあえず、ぶっ倒れてる奴をファリス神殿に連行してから、詳しい話を『憩いの妖精亭』で聞くと言うことで」

GM「忘れてるだろうけど、『ダークリチュアル』やろうとしてたんだよな、ダークエルフどもは」

 まあ、場所は変わって酒場だ。




  厄介なのはこれからだ




ジン「聞きたいことは沢山ある」

GM「『何?』」

キル「パパー(笑)」

ジン「この娘は何なんだー(笑)」

GM「『あなたの娘よ』(笑)」

ジン「ウソをつくなー、ウソを(笑)」

キル「観念しろ(笑)」

シヴァン「いよいよ夫婦冒険者の結成か(笑)」

GM「『何から説明しましょうか?』」

ジン「喋りやすいように、順番を追って説明してくれ」

GM「まあ、エミリーの事なんだけど、最初に会った時、セージ技能でチェックさせただろ」

セリス「はい」

GM「エミリーの左目は、かなり高価な宝石と比べても遜色無いほど綺麗なんだわ。で、奴ら(ダークエルフ共)は、目をくりぬいて、どこぞの宝石収集家にでも売っぱらって、金にしようとしてたんだわ」 ジン「はあ、義眼なんすか?」

GM「いや、生まれつき、天然物だ。で、彼女(フィズ、エミリー)の一族にはごくまれに、そういう人間が生まれるらしく、そう生まれついた人間は、外的から身を守るために幼年期の成長が異常に早いんだ」

シヴァン「人間じゃねえじゃないか(笑)」

ジン「○○○○○?(←元ネタとなるゲームをやってない人のために伏せときます)(笑)」

GM「そう、○○○○○(笑)」

シヴァン「元ネタとかそればっかりや」

 いいだろ、ラクなんだから。

GM(元ネタを知ってると説明ラクでいいなあ)「成長の仕方も○○○○○と一緒。外見相応の年齢になったら再び成長を始めるんだ。まあ、後、聞きたいことは」

ジン「聞きたい事って言われてもなあ……大体、エミリーのこと、身に覚え無いっすよ。本当に無いっすよ(笑)」

GM「フィズはあると言っている(笑)」

ジン「わかんないよ、そんなこと言われたってわかんないよ、父さん(笑)」

 誰が『父さん』やねん(笑)

セリス「まあ、それは置いといて」

GM「置いとくのか?」

セリス「何故、あなたが儀式の生け贄に選ばれたのか心当たりはありますか? と聞いてみる」

GM「エミリーを捕獲するついでに、せっかくだから儀式に使おうとしただけ」

セリス「つまり、何もないと?」

シヴァン「たまたま?」

GM「そう、たまたま。で、そのフィズが、たまたま『鬼』のように強かったと」

セリス「そうですか」

ジン「ブツブツブツブツ(笑)」

GM「まだ壊れてるよ、コイツ(笑)」

シヴァン(フィズに)「これからどうするつもりで?」

セリス「まあ、やっぱり旦那さんと一緒に故郷に帰るべきでしょう(笑)」

シヴァン「いいねえ(笑)」

 ホント悪ノリしてるな、コイツら。一歩間違えれば自分がジンの立場になっていたというのに。

ジン「俺は家に帰るつもりはない」

セリス「いや、こんな子供を連れてはいけない。やっぱり帰るべきだよ(笑)」

ジン「だから、その子供のことは身に覚えはねえって言ってるだろ(笑)」

セリス「いやあ、ジン、誰にだって過ちはあるさ。現実から逃げててはいけない(笑)」

ジン「大体、ここ(タイデル)に来たっていうこと自体、デキ過ぎてんだよな」

GM(深読みしすぎ、何もないよ)「『私はただ、エミリーが祭りを見に来たいって言うから連れてきただけで、祭りが終わったらまた帰るわよ』」

ジン「親父の差し金じゃないだような?(←ジンは家出してきました)」

GM(だから違うって)「『ううん、あなたがここにいる事自体、さっき見かけて知ったばかりだし』どうやら、逃げている最中にジンを見かけたらしいね。で、そのまま捕まって成り行き上……」

セリス「じゃあ、フィズさんに、『これからどうするつもりなんですか?』」

 さっきシヴァンも聞いてたろ。

GM「『プロミジーに戻りますけど』」

セリス「2人で戻るんですか?」

GM「『そのつもりだったけど、エミリーはパパと一緒にいたいと言ってるから……』」

ジン(遠い目をして)「酒に自分を見失うような酔いかたはしてないはずだし……」

キル「パパー(笑)」

ジン「酒に自分を失うような酔いかたはできないはずだし……(←鬼のような酒豪という設定)」

GM「現実逃避してんのー」

ジン「絶対身に覚えはないはずなんだ、ファリスに誓って」

GM「『啓示』使う?」

ジン「そんなことでファリスが答えてくれるんですか?(笑)」

GM「くれる訳無いよな(笑)」

ジン「酒を飲みながら祈ってます(笑)」

シヴァン「早よ認めろー(笑)」

キル「どうなる事やら(笑)」

ジン「マジでどうなる? オレ?(笑)」

 ホントにどうしようか?

GM「フィズが、『私はもう1日祭りを見たら帰ろうと思ってるんですけど、エミリーはパパと一緒にいたいと言っているから、置いてく事にしようと思ってるんですけど、それでいいわよね』と、ニッコリ(笑)」

セリス「あなたはここ(憩いの妖精亭)に泊まっている訳ではないですよね」

GM「『ええ、別の宿をとってます』で、フィズはエミリーを置いて、また祭り見物に行っちゃうけど」

ジン(机に伏せて)「勝手にしろー(笑)」

セリス「あ、ちょっと待った。宿の名前を聞いておきます」

GM「『炎竜亭という宿に泊まっています』」

セリス「分かりました。それでは」

GM(フィズ)「『じゃあまたね、ジンちゃん。エミリー、いい子にしてるんですよ』」

GM(エミリー)「『はーい』」

ジン「策略だー、親父の策略だー。親父が俺を連れ戻そうとしてるんだー(笑)」

 だから、そんなこと考えてないって。

GM「で、まあ、フィズと入れ違いにレイクが入ってきて『君たち、もう事件を解決しちゃったのか』と」

ジン「ブツブツブツブツ(笑)」

GM「『せっかく私の方でも網を張り巡らしてたのになあ』」

キル「無駄足だな」

 頼んでおいてその言いぐさはねえだろ。

ジン「ブツブツブツブツ(笑)」

GM「ジンを見て、『どうしたんだい?』(笑)」

セリス「ちょっとショックなことがあったのさ。と言って一部始終を話す」

GM「すると、レイクがエミリーに、『パパと一緒に冒険するなら、魔法を学んでみる気はないかい?』と(笑)」

ジン「パパて言うなー(笑)」

GM「こうして今までパーティーにいなかったソーサラーが誕生するわけだ」

シヴァン「イエーイ、ソーサラー」

ジン「エミリーはプロミジーに帰んないんですか?」

GM「パパと一緒にいたいって(笑)」

ジン「何ぃー、そういう展開かー(笑)」

GM「そう」

ジン「大体ありえるか、そんな都合のいい話が。15歳の娘など(笑)」

GM「15歳に見える2歳位の娘(笑)」

ジン「だからその設定からして怪しいんじゃー(笑)」

 いいんだよ、面白ければ

シヴァン「俺にはそんな過ちはないのさ」

GM(ボソッと)「次は君が不幸になる話だよ」

 一同爆笑

シヴァン「そろそろ他の土地に移動しようかな。オラン辺りに(笑)」

GM「で、どうしようか? 何もなければ、このままセッションを終わらせるけど……」

ジン「でも、このままじゃアカンでしょ。俺的には(笑)」

キル「エミリーを寝かしつけた後、フィズの所に行ってじっくり話し合う(笑)」

ジン「まあ、そういう展開になるしかないだろうな(笑)」

GM「しかし、正直ここまでジンがうろたえるとは、思わなかったよ(笑)」

ジン(しばらく悩んで)「とりあえず、次回に持ち越しということで」

GM「わかった。じゃあ今回のセッションはこれで終わり。経験点は1人1520点ね」

 それにしても、エミリーの事はどうしよう。ジンが否定しているから実子ということは無しにしても、フィズの設定からして、別に父親がいるというのはそれこそ考えられないしなあ。ま、いっか。そのうち何とかなるだろ。




    いんたーみっしょん その2

 えー、やっとこさ2回目のリプレイが完成しました。内容は……ご覧の通りです。今回のポイントはエミリー&フィズです。今回のシナリオを考えついたとき、「いくら何でも無理ありすぎるよなー」とも思ったけど、「ま、いいや、やっちゃえ。何とかなるだろ」ということでこのような結果に至りました。にしても、ホントみんな(ジン以外)悪ノリしてたな。一方、ジンはというと、演技なのかホントに困ってたのか僕には判断つかなかった。楽しんでたならいいけど、本当に困っていたというなら、僕のマスタリングに問題があるよなー。楽しければいい、とは言っても、みんなが楽しまなければ意味無いし。今後はこのことにも気を付けなければな。さて、リプレイを読んでみればわかる通り、前回、今回と(結果的には)ジンが目立ちすぎました。次回以降はジン以外のプレイヤーも、もっと目立てるようなシナリオを考えるつもりです。

P・S エミリーの名前は竜機伝承2からとりました。そっちのほうとは容姿も性格も全然違うのですが。決して、決して某フランケンの妹からとったわけではありません。

                                  1997年9月22日

ジン・ジャザム(人間、男、20歳)
 器用度12(+2) 敏捷度15(+2) 知力21(+3) 筋力16(+2)
 生命力13(+2) 精神力14(+2)
 冒険者技能 ファイター2 プリースト(ファリス)1 セージ1
 冒険者レベル2
 生命力抵抗力4  精神力抵抗力4
 武器:ハルバード(必要筋力16)         攻撃力4 打撃力26 追加ダメージ4
  盾:なし         回避力3
 防具:チェイン・メイル(必要筋力16) 防御力21      ダメージ減少2
 魔法:神聖魔法(ファリス)1レベル        魔力4
 言語:(会話)共通語 西方語
    (読文)共通語 西方語 下位古代語

自分の家(ファリス教会)の保身的な態度に絶望し家出。実家のあるプロミジーからタイデルへと流れてくる。プロミジーには幼なじみの婚約者がいるらしいが、今回彼女が登場してしまった。しかも娘(エミリー)付きで。ジンは身に覚えがないと否定しているが、エミリーには「パパ」となつかれている。明日はどっちだ。

シヴァン・ドレイク(ハーフエルフ、男、43歳)
 器用度20(+3) 敏捷度18(+3) 知力18(+3) 筋力16(+2)
 生命力17(+2) 精神力19(+3)
 冒険者技能 ファイター3 セージ1
 冒険者レベル3
 生命力抵抗力5  精神力抵抗力6
 武器:ファルシオン(必要筋力16)        攻撃力5 打撃力16 追加ダメージ5
  盾:ラージ・シールド(必要筋力13)      回避力7
 防具:スプリント・アーマー(必要筋力16)  防御力21      ダメージ減少3
 言語:(会話)共通語 西方語
    (読文)共通語 西方語 下位古代語

 盗賊都市ドレックノール出身のハーフエルフ。ドレックノールではあまりにも悪事を繰り返してきたため、顔が知れてしまい、タイデルへと流れてくる。彼がドレックノールでどのような悪事をしてきたのかは謎だが、おいおい明らかになるかもしれない。早ければ次回にでも……クククク。ちなみに、今回ジンを一番茶化していたのもコイツ。

セリス・グランド(エルフ、男、150歳)
 器用度20(+3) 敏捷度19(+3) 知力18(+3) 筋力7(+1)
 生命力13(+2) 精神力21(+3)
 冒険者技能 シャーマン2
 冒険者レベル2
 生命力抵抗力4  精神力抵抗力5
 武器:レイピア(必要筋力7)           攻撃力0 打撃力7  追加ダメージ0
  盾:なし         回避力0
 防具:ハード・レザー(必要筋力7)    防御力7       ダメージ減少2
 魔法:精霊魔法2レベル              魔力5
 言語:(会話)共通語 エルフ語
    (読文)共通語 エルフ語

 クロスノー山脈の東に広がるマエリムの森出身のエルフ。世界を見てみたくなった、という理由で冒険の旅に出て、他の連中と出会い、パーティーを組む。性格はというと、そこいらへんの本に書かれているエルフの紹介文そのままの性格をしている、いわば教科書エルフである。他人には感心がない、と言いながらもジンを茶化すあたりは……。やはり他人事だと面白いのだろうか?

キル・アイス(本名不明)(人間、男、19歳)

 器用度19(+3) 敏捷度15(+2) 知力14(+2) 筋力15(+2)

 生命力12(+2) 精神力16(+2)

 冒険者技能 シーフ2 プリースト(ガネード)1

 冒険者レベル2

 生命力抵抗力4  精神力抵抗力4

 武器:ショート・ソード(必要筋力8)       攻撃力5 打撃力8  追加ダメージ4

    ショート・ボウ(必要筋力8)        攻撃力5 打撃力13 追加ダメージ4

  盾:なし         回避力4

 防具:ハード・レザー(必要筋力8)    防御力8       ダメージ減少2

 魔法:神聖魔法(ガネード)1レベル        魔力3

 言語:(会話)共通語 東方語

    (読文)共通語 東方語

 東の大国オランから流れてきた盗賊。本名不明の上、プリースト技能を隠しているという怪しいことこの上ない男。盗賊の神(ガネード)を信仰している。性格はクール(らしい)。今回のプレイで、いつの間にかレイクとは親友ということになってしまった。ちなみにどんな時でも不気味なくらい冷静(マイペース?)で戦闘の際は味方をも巻き込んで攻撃する冷酷非道の戦闘マシーン。

エミリー・カークライト(人間?、女、2歳「実質15歳」)
 器用度12(+2) 敏捷度13(+2) 知力15(+2) 筋力8(+1)
 生命力12(+2) 精神力14(+2)
 冒険者技能 セージ1
 冒険者レベル1
 生命力抵抗力3  精神力抵抗力3
 武器:なし                    攻撃力0 打撃力0  追加ダメージ0
  盾:なし         回避力0
 防具:なし                防御力0       ダメージ減少1
 言語:(会話)共通語 西方語
    (読文)共通語 西方語 下位古代語

ジンの娘(自称)。彼女の設定は本文中で述べたとおりだが、今後都合のいいように変えて行くつもりである。セッションを重ねていくうちに、エミリーの正体も、おいおい明らかになるだろう(いいかげん)。生まれて2年のガキがこんなに知力高いのか? という質問はこの際無視である。一応、次回からNPCのソーサラーとして活躍する予定。

フィズ・カークライト(人間、女、21歳)
 器用度24(+4) 敏捷度18(+3) 知力18(+3) 筋力13(+2)
 生命力12(+2) 精神力18(+3)
 冒険者技能 ファイター4 セージ3
 冒険者レベル4
 生命力抵抗力6  精神力抵抗力7
 武器:(右)ヘヴン・セイバー(必要筋力13)   攻撃力8 打撃力13 追加ダメージ8
    (左)ヘル・ブレード(必要筋力7)     攻撃力7 打撃力7  追加ダメージ7
  盾:なし          回避力7
 防具:ハード・レザー(必要筋力13)   防御力13      ダメージ減少4
 言語:(会話)共通語 西方語 下位古代語 東方語
    (読文)共通語 西方語 下位古代語
*・彼女は両利きで1ラウンドに2回攻撃ができる。ヘヴン・セイバーは+2の片手剣相当(攻撃+2、追加ダメージ+2、クリティカル値−2)、ヘル・ブレードは+1の短剣相当(攻撃+1、追加ダメージ+1、クリティカル値−1)。いずれも数値は修正済み。冒険者レベルは、「常に」ジンより高いレベルを所有、という設定。

 ジンの幼なじみにして許嫁という、ベタな関係。実力、立場、あらゆる面でジンの上を行く、ジンのコンプレックス的存在。ジンのお姉さん的立場にいたので、ジンをやんちゃな弟として扱うため、ジンがどんなに怒鳴ってものれんに腕押し状態である。今のところ、エミリーの正体を知る唯一の人物である。ちなみに彼女はエミリーを非常に可愛がっている。

                                        おしまい

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