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1988年(昭和63年) 大韓航空機爆破事件/青函トンネル開通/東京ドーム完成 |
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【夏〜秋】●史上初の「トレカ自販機」カードダス20がデビュー。
第1号アイテムは「SDガンダム」(裏オレンジ)、「聖闘士星矢」、「ウルトラ怪獣コレクション」。
「ドラゴンボール」はやや遅れて登場。
公式な発売開始月は「1988年6月」とされているが、自販機が全国を網羅するに至るまでには
若干のタイムラグが発生している(はず。私の地元に初めて置かれたのは9月でした)。
コミックボンボンとのタイアップのおかげで、SDガンダムはすぐに浸透したが、
はっきり言ってほかのタイトルはパッとしない状況だった(ドラゴンボールですら)。
もっとも、自販機の数がまだまだ少なかったというのも理由だが。
当時の私には、なぜ聖闘士星矢のカードデザインが1シリーズごとに
コロコロと変わるのか、理解に苦しんだ(それゆえ、ちゃんと集めなかった…)。 |
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1989年(昭和64年〜平成元年) 消費税導入/中国天安門事件/ベルリンの壁崩壊 |
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【春】●SDガンダム「だけ」が好調の中(すでに売り上げ枚数は億に達していたらしい。
ソース=当時のジャンプ)、いよいよ週刊少年ジャンプがカードダスの記事を掲載開始。
といっても、アニメはZ編に突入していてもカードダスはまだ「無印」だった
ドラゴンボールと(夏に第2弾が出るがそれも無印)、
アニメが終了してしまった聖闘士星矢しかネタがなかったのは正直ツラかった。
●SDガンダムの専用ファイル発売(後にSDガンダム外伝、ドラゴンボールも)
本のような体裁で、リフィルを増やせるタイプではない。
カードダスはテレカより若干大きい上、
当時は一般的なトレカのファイルを日本で入手するのは極めて難しかったので、
コレを使うしかなかった。でも高い上にいたみやすかった。
汎用ではないのもガッカリ
(表紙に「ガンダム」と書いてあるファイルに、ほかのキャラクターの
カードは入れたくないでしょ?)。
ファイルに関するバンダイの迷走はしばらく続く。
●カードダス自販機(当時の白いカードダス20の機械)と同等のギミックを再現したトイが
発売される…が、筆者は持ってないどころか実物に触ったこともないので
すみませんが何も語れません。
●記憶があやふやですが、おそらくこの時期にはサービス開始されていたと
思うので、ここに書きます。
カードダス新製品情報のテレホンサービス「土田名人のカードダス情報局」開始。
…そうです。このHPのタイトルの「元ネタ」です。
当時、コミックボンボンにガンダムカードダスの担当者として露出していた「土田名人」が
「カードダスの最新情報をバッチリ教えちゃうぞ 」と、軽妙なトークを展開。
MCはその後「金井修行生」(この方もボンボンに「顔出し」していました)に
引き継がれる。このサービスは少なくとも西暦2000年初頭までは継続していたのを
確認しているが、いつ終了したかは不明。
ちなみに現在、その番号にかけても「現在使われておりません」になっている。
インターネットで欲しい情報がすぐ手に入る現在では考えられない、
非常に牧歌的な時代だったのですよ( ´∀`)
【夏】●ストーリーがカードダス主導で進行する「SDガンダム外伝」がスタート。
いわば「カードで展開するRPG、あるいはOVA」といった構成で、
コレクター側の想像力をかきたてる、これまでのホビーにはない魅力があった
(ボンボンのコミックが補完の役割を担う)。
「外伝」はこのスタイルで実に7年間、カードダスの中心的存在として君臨した。
【秋】●SDガンダム、外伝に続く第3のガンダムもの「ガンダムパッケージコレクション」登場。
通称「パケコレ」。ガンプラの箱絵をカードにしたもの。BB戦士からのカード化も多い。
ヲタ的見どころとして、パート1にあのミニ四駆のパチモン
(絶対にバンダイ的には黒歴史であろう)「ガンダムレーサー」まで
ラインナップされている点を挙げておきたい。
いちおうパート3まで続いたが、SD全盛期においては明らかに「場違い」なアイテムだった。
今出せば、けっこう売れるかも知れないが。
●ドラゴンボールが第3弾で「ドラゴンボールZ」に。革新的なリニューアルがなされる。
最大のポイントは「情報量の劇的な増加」。
BP(バトルポイント)も、ドラゴンボール本編で明示される「戦闘力」数値を反映している。
といっても、発売時に数値が明確でなかったキャラは「バンダイ設定」が採用され、
後に数値が判明しても頑として修正しないコマッタちゃんぶり。
あと、当時のジャンプの企画ページに掲載された「主要キャラ戦闘力一覧」も
かなり引用されている。
DBヲタの間でしばしば論議が繰り返される「ナッパ戦闘力4000説」は
この企画ページ、およびカードダスのBP設定が根拠になっている。
このリニューアルは大成功し、売り上げも飛躍的にアップ。
ようやくカードダスはガンダム以外の「柱」を手に入れる。 |
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1990年(平成2年) イラク軍クウェート侵攻/統一ドイツ誕生/大阪花博 |
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【冬】●オール描きおろしの「魁!!男塾」カードダス登場。
アニメは終了済みの作品を商品化したのは当時、かなりの快挙だった。
ちょうど原作が天挑五輪大武會のクライマックスに突入しており、第2弾は
大武會の終了からほとんど間を置かずに発売。
カードダスの商品価値のひとつとなる「速報性」(これに関しては後述)のノウハウ習得に
大いに貢献したと思われる。
●なぜかタカラ提供の「鎧伝サムライトルーパー」、「獣神ライガー」が発売。
決してノンライセンス品というわけではなく、れっきとしたバンダイ製品。
発売元:バンダイの記載のみで、タカラのクレジットはどこにもない。
なぜこのようなコラボが実現したのか、今もって謎。
【春】●「ドラゴンボールZ」第4弾で、アニメ登場を待たずに
フリーザとその一味がカード化される。
これ以降、「速報性」はカードダスの大きなセールスポイントとなった。
なお、キュイの色がアニメと違ってしまい、翌年の仕様変更版「ドラゴンボール91」で
直されたのは割と有名な話(同様のエラーおよび修正はその後も何件かあり)。
●初の「ライセンス商品」として「ドラゴンクエスト」発売。
製造元:エニックス、発売元:バンダイと表記されている。
カプセルトイ(ガシャポン)と違い、カードダスは「バンダイの独占商品」であるため、
こういった形のコラボはこの後も散見されるようになる。
商品は当時放映されていたアニメ版(通称「アベル伝説」)のカード化。
このアニメ版、壮絶な打ち切りの後に奇跡の復活を果たして完結するのだが
カード版最終弾「LEVEL:3」は打ち切り最終話の「…というお話だったのサ」(AA略)
の場面がふんだんに盛り込まれているのが泣ける。
【夏】●大半のシリーズで、ノーマル全カードに「箔押し」を採用。
具体的には「魁!!男塾」2、「SDガンダム外伝V アルガス騎士団」より。
模造品対策だったらしい(ソース=当時のジャンプ)。
カードによっては、箔の中にさらにホロ模様が仕込んである。
しかし、初期は箔をきれいにカッティングするノウハウがなかったのか、
「ドラゴンボールZ」第5弾はギニュー特戦隊マークが異様に汚かった。
この問題はすぐに改善され、後に第5弾が再販された際も箔に修正が加わった。
なお、「ノーマルにも箔押し」という「黄金時代」は1996年初頭まで続く。
今や箔押しの価値も地に落ちた…_| ̄|○
●「ドラゴンボールZ」第5弾で仕様追加。「スカウター欄」に赤いセロファンを当てると
隠し情報(主にBPの増減)が分かるギミック。より「DBらしさ」を演出。
第6弾でさらにデザインに微調整が加わる。
スカウター欄のギミックはGT編終了まで継続。
なお、スカウター欄の導入に合わせて、いわゆる「なりきりトイ」の
スカウターも発売される。
「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」の初期オープニング映像で
内村さんがこれを付けてました。
●それまで、全42種前後が基本だったカードダスに
全21種の新ラインが誕生。第1号は「ガンドランダー」。
ガシャポン主導で展開されていた「恐竜っぽいフォルムのSDガンダム」。
「SDガンダムスペシャルコレクション」という冠が付いており、
オリジナルSDは、ネオバトル(後述)とこのラインでカード化される流れが
3年ほど定着。
●「SDガンダムカード、フルモデルチェンジ!」を謳って
新シリーズ「SDガンダム ネオバトルカード」登場。
いわゆる「裏オレンジ」はしばらく休眠。
ノーマル(宇宙世紀)、武者、騎士、ガンドランダー、コマンドの
5大ワールドをまとめた「おいしいトコ取り」シリーズ。
SDガンダムブームを象徴する商品、ではある…が、
増殖し続ける新キャラを完全フォローすることなど不可能であり、
始まった時から迷走が約束されていたようなシリーズだった。
【秋】●ドラゴンボール第1弾、第2弾を最新のレイアウトに変更し、
新規カードを追加した「ドラゴンボール90」発売。
当時、まだカードダスは1回20円の機械しかなく、これほどの種類数になると
回すのが非常に面倒くさかった(それ以前の問題として、例えノーマルコンプ狙いで
予算を用意しても、店の人がそんな大量に10円玉の両替をまず受け付けてくれない)
まともに買って揃える事ができた人はかなり少ないと思われる。
当時の私は「銀行で両替」なんて発想はない年齢でしたし…。
●この頃、カードダスに謎のバンダイオリジナルコンテンツが増殖し始める。
その正体は、当時のバンダイ出版が発行していた「SDクラブ」というムック本で
展開していたキャラクター。
「マメコップ」、「ドラゴンウォーズ」など、オリジナリティが欠如…いや
子供にも親しみやすいステレオタイプ(いい意味で)のキャラクターは、
大して定着もせず、早々に姿を消す。
なお、「からくり剣豪伝ムサシロード」は当初、「SDクラブ」のキャラだったが、
後にアニメ化され、コロコロコミックで連載。
●100円で5枚(当時)カードが出てくる新型自販機「カードダス100」が登場。
両替が比較的ラクになる。しかし出始めの頃は、SDガンダム外伝やドラゴンボール等
「売れ線商品」しか対象にならず、10円両替地獄は終わらず。
むしろ「カードダス20だけでなく、100でも出る商品」に選ばれるというのは
ある種のステータスであった。
●集英社が「Vジャンプ」発刊(本格創刊前の名称は「ブイジャンプ」)。
当初はコロコロやボンボンのようにマンガ&ホビー雑誌色が強かった。
主力コンテンツはドラゴンボールカードダスで、
タイアップマンガ「ホビー戦士燃えろ武伊!!」が掲載される。
描いたのは「よろしくメカドック」の次原隆二先生。
なお、SD聖闘士星矢「セイントパラダイス」もこの雑誌を主体に
コミック&トイを展開していくはずだったのだが、
商品が発売された時期にブイジャンプは1冊も出ず、
あらかた商品が出尽くした後、「ゲーム誌として」創刊されましたとさ。マンモス哀れなヤツ。
【冬】●この頃、カードダスの機械でタカラ製の「ちびまる子ちゃん」カードが
売られていたのを目撃。「ドラゴンクエスト」の欄でも少し触れたが、
カードダス自販機は「バンダイ製品以外存在できない」ので、非常にキナ臭いアイテム。
買わなかったけど、今思えば勿体無いことをしたかも。 |
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1991年(平成3年) 湾岸戦争勃発/バブル経済崩壊/ソ連クーデター |
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【春】●映画「機動戦士ガンダムF91」公開に併せて、
SDガンダム本弾(裏オレンジ)がまさかの復活。
HPのインフレと、武者系の大量投入で迷走。
創世記に最も人気があった栄光あるシリーズを、バンダイ自ら堕落させる。
●初のシールカード「元祖!SDガンダム」発売。当時「シールダス」のカテゴリーは
なかった。「横井孝二版SDガンダム」の貴重な商品化である。
ちなみにあまり出回らず。筆者は売ってるところを1回も見たことがありません。
●アニメ版に続きファミコン版「ドラゴンクエスト」発売。
この時、ゲームはすでにWまでリリースされていたが、カードはTからVまで。
カード裏にロトの紋章があることから、通称「裏ロト」と呼ばれる。
ビジュアルはすべて東映動画の描きおろしで(ソース:当時のジャンプ)
鳥山明テイストが存分に楽しめる。
●「乱歩劇場」で「隠しキラ」が初登場。
表面のシールをめくると下からキラが出て来る。
その後、主にサイヤ人の変身再現用カードとして欠かせない存在に(笑)。
めくった表のシールは、いらないノーマルカードに貼り付けてファイルしておくのが
当時のコレクターの常識であった。
【夏】●いわゆる「ハイターゲット」への訴求が徐々に始まる。
カードバトル要素の全くない「ドラゴンボールビジュアルアドベンチャー」開始。
鳥山明のイラストをセル画に起こして彩色したもの。
ピッコロの指の本数など、アニメ版に準拠して描き直された絵もある。
ドラゴンボールはその後も「本弾」以外のアイテムが増殖していき、
この頃にはとうとう「ガンダム以上の柱」の地位を確立する。
●カードダスファイルの「真打ち」がここに来てようやく登場。
その名は「カードダスステーション」。ぶっちゃけ「フエルアルバム」方式。
以前から考えると進化した商品ではあるが、やはり問題だらけ。
この際だから、良くない点を書き連ねることにする。
・「フエルアルバム」同様、厚みが増したらネジ式の金具を付け足す方式だが
このネジがすぐゆるむ。
・バインダー部分は紙製なので、かなりいたみやすい。
・リフィル1枚に表裏で各6枚のカードが収納できる…が
裏表を両方使うとカードがズレてきて美観を損ねる(ので
勿体無いと思いつつも私は表面だけ使っていました)。
・バインダーの表紙は特定の作品に限定されており、
汎用バインダーは発売されなかった。
逆に、バインダーの表紙に選ばれる作品というのは
その時代の「売れ線」であることの証明、ともいえるが。
いずれにせよ、このイマイチなファイルは1997年まで発売され続けた。
●店頭売り「ジャンボカードダス」発売開始。
1枚300円(すみません。ちょっとあやふや)でキラ仕様。
前述の「カードダスステーション」の新作に合わせて発売されることが多かった。
また、少し後から、カードダス化されているアニメの劇場版が上映されるごとに
(ほとんど東映アニメフェアだが)窓口でジャンボカードダスが配布されるようになる。
実はこちらの特典版は、ほかのジャンボカードダスよりサイズが小さい(´・ω・`)
【冬】●ドラゴンボール第3のシリーズ「ドラゴンボールスーパーバトル」登場。
パワーレベル1〜11(隠しとして12、MAXもあり)のカードで構成され、
数値の大小+若干の特別ルールで競うシンプルなバトルシステム。隠しキラも投入。
しかし、パワーレベルは相対的な数値なので、
弾が進んで登場キャラクターがどんどん強力になっていっても
最高レベルは基本的に11〜12のままなので
「インフレマンガ」の代表格であるドラゴンボールには
あからさまに不向きなルールであった。でも、こちらも長寿シリーズに。
「スーパーバトル」のフォーマットは、後にドラゴンボール以外でも採用される。 |
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1992年(平成4年) 東京佐川急便事件/PKO協力法成立/クリントン米大統領誕生 |
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【春】】●カードダスステーションに縦型リフィルが加わる。
横型よりも、カードを覆う面積が多いためか、比較的使いやすく、筆者は
こっちの方が好きでした。でも使いにくいことに変わりはないけど。
●100円自販機専用「カードダスハーフ」登場。
はがせるシートに縮小サイズのカード2枚がくっついている。
過去商品2弾分を再収録(「SDガンダム外伝 機甲神スペシャル」のみ4弾分)
新規カードも若干投入。シート裏にも文字情報がぎっしり書かれており、
はがした後に捨てられないための努力がうかがえる(笑)。
2年ほどの間にドラゴンボール、SDガンダム外伝、セーラームーンが発売されたのは
確実だが(全部ではないが買ったので)、ほかにあったかどうか不明。
カードダスステーションの専用リフィルまで発売されたほどだが、長続きしなかった。
●幼児向けカテゴリー(?)「でるでるカードダスくん」登場。
ドラゴンボールや戦隊ものを、ひらがな主体のテキストにしたアイテムが
いくつか発売されたようだが、定着せず。
専用の自販機もあったように記憶しているが、今となっては忘却の彼方。
【夏】●「ドラゴンボールスーパーバトル3」で「Wプリズム」初登場。
キラの下からさらにキラが出てくる。以降、スーパーバトルでは定番のカードとなる。
●ドラゴンボール本弾がナンバー500到達でWプリズムの記念カード投入。
ほぼ同時に、この時すでにグダグダだったSDガンダム本弾も
ナンバー500到達でWプリズム投入。めでたく(?)終了。
●100円自販機専用「カードダスW」登場。丈夫な材質(紙ではなくセル)の
シールカード。セル画のように人物と背景に分けて印刷されていた。
なかなか高級感のある商品だったが、これもあまりリリースされなかった。
後の「シールダス」とは異なる。
ちなみに今、カードダスWの「ドラゴンボールビジュアルアドベンチャースペシャル」に
劇的なプレ値が付いている。カードダス版には投入されていないイラストが
けっこう入っているのも理由か。
●この頃、トイ界でヒットしていたのがエポック社の「バーコードバトラー」。
バンダイも便乗…いやインスパイアされて「スーパーバーコードウォーズ」を発売。
実は、本家がちゃんとバーコードを読み取ってステータスを決めていたのに対し、
バンダイ製のは「何でも」読み取ってしまうのだ。
…それなら商品名も「バーコード」じゃなくても良いのでは…?
と、コレもきっとバンダイの黒歴史なのだろう(・∀・)ニヤニヤ。
さて、カードダスでも100円自販機専用でスーパーバーコードウォーズ対応の
ドラゴンボールを発売。つかドラゴンボールしかない。
本体はSDガンダム外伝バージョンもあったのだが。
と、ここまでさんざん軽口を叩いてきたが、このバーコード版DBは
個人的にDBカードダスで最高の逸品だと思っている。
「人物紳士録」的なノリで、アニメオリジナルの超どマイナーキャラ
(半端なマイナーぶりではないと断言しよう)、
ファミコンソフト「Z外伝 サイヤ人絶滅計画」まで網羅している。
各キャラごとのコメントがまた絶妙のセンス。
後にバーコードをなくして「ドラゴンボールキャラクターコレクション」になったが
魔人ブウ編の途中でシリーズ消滅。
なんかこういうスキマ商売で非常にイイ仕事をするバンダイは実に不思議な会社だ。
●100円自販機専用「プレイカードダス」登場。
実は前述の「スーパーバーコードウォーズ ドラゴンボールZ」もこのカテゴリー。
このほか「新キャプテン翼」、「スーパービックリマン」、「GS美神」など。
カード5枚にルールの書かれた紙がセットされている。
今のカードゲームと比べると見劣りするが、
ゲーム性を高める方向性も模索していたと思われる。
ブランド自体は長続きしなかったが、後のカードゲーム系商品のフォーマットが
すでにこの時点で確立されていたことは興味深い。
【秋】●売れているとはいえドラゴンボール、ガンダムが中心で、コレクターの裾野が
なかなか広がらなかったカードダスに、意外なところから神風が吹き始める。
ひとつは「ストリートファイターU」。ちょうどスーパーファミコン移植で
ブームになっていた頃。けっこう売れたようで、ゲームの新バージョンが出るごとに
定期的にカードの新シリーズも発売されるように。
もうひとつは「美少女戦士セーラームーン」。でも、本格的にブレイクするのは
まだ少し先の話。カードダスのパート1は「どこで売ってるのかも分からんシロモノ」だった。
●「ドラゴンボールZ」本弾でナンバー503のカードが重複する事態が発生。
第12弾(8月発売)の503は「セル(17号吸収体)」だったのだが、
続く第13弾(11月発売)にもナンバー503「孫悟飯」(筆者註:未来での姿)があり、
コレクターを大いに混乱させる。
その後、第14弾で「実は13弾の503〜506は未来カードでした」とアナウンスし、
504〜506の「現在カード」を出し直す。未来カードはセル編完結時にも少し出た。
…あのー、これって間違ったのを誤魔化してるんじゃぁ…うわなにをするftgyふじこlp
●はっ!私はいったい何を…。ちょっと前のことが思い出せない…。
さて、気を取り直して。「ドラゴンボールZ」第14弾で「フィルムカード」2枚が登場。
購入時は悟空&トランクス、ベジータ&悟飯のツーショットだが、
表面がフィルムになっており、はがして貼り変えると親子共演になる仕掛け。
出現率はノーマルよりやや出にくく、キラよりは出やすい、といったところ。
正直あまりキレイにはがれないので、嬉しくなかった。
この試みはこれっきりで終了(DB以外でならあるのかも?)。
なお、フィルムカードは後のイベント「カードダス究極博」再販分
(イベントでのプレゼント品含む)ではノーマルカードに変更されている。
よって、ノーマルの方が希少品だったりする。 |
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1993年(平成5年) 皇太子「結婚の儀」/コメ緊急輸入/Jリーグ開幕 |
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【冬】●ゲーム版「ドラゴンクエスト」カードダスが復活。レイアウト等は一新。
まずは当時の最新作「ドラゴンクエストX」から(パート2まで発売)。
「W」はすっ飛ばされたかに見えたが、翌年頭に発売の「ドラゴンクエストT・U」で
ほんのちょっとフォローされた。カードダスのドラクエはなかなか後が続かない。
●コミックボンボン主導で「ウルトラマン超闘士激伝」スタート。
早い話が「ウルトラマン版ドラゴンボール」。3等身のイラスト。
「スーパーバトル」を主軸と位置付け、追って本弾をリリースするという
ドラゴンボール等とは逆のユニークな展開だったが、カードダスは早々に消滅。
ガシャポン版は好評だったのか、そこそこ続く。OVAにもなった。
余談だが、企画立ち上げ時にボンボンに掲載された記事のレイアウトが
ジャンプのドラゴンボールカードダス記事にそっくり
(つか一部の見出しや本文はまったく同じ!)だったのはどういう事か、
問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
【春】●いわゆる「大きいお兄さん&お姉さん」の間でカードダスの認知度が飛躍的に高まる。
功労者その1は、なんといってもセーラームーン(この年のタイトルは
「美少女戦士セーラームーンR」)。いよいよ本格的にブレイクし、
この頃から明らかに「違う」客層が自販機に群がるように(笑)。
ただ、この年の前半までは、描きおろしカードの絵がなんだか
「幼年誌や絵本にありがちな、テレビとは全然似てない幼いタッチ」で、
出てもあまり嬉しくなかった…。
そして功労者その2は「幽☆遊☆白書」。ビジュアルを前面に押し出し、
カードバトル要素は裏面に追いやるなど、それまでのジャンプ系カードとは違うテイスト。
やはり女性ファンを相当に意識していたのであろうか。
ちなみにアニメの玩具系スポンサーはセガ、ナムコ、トミーが
相乗りしており、バンダイ系は入っていないのだが、
バンプレストが放送終了後に30秒分のCMを打っていた。
当時のバンダイ製「幽☆遊」商品は、カードダスを含めて
「製造元:バンダイ、発売元:バンプレスト」と明記されている。
この表記は後の「忍空」、「るろうに剣心」、「レッツ&ゴー」等にも見られる。
「大人の事情」というヤツなのだろうか。
「幽☆遊」カードダスは低年齢層&大きいお姉さんをうまく取り込みスマッシュヒット。
ほどなく「スーパーバトル」等の展開も始まる。
●長らく「5大ワールド」で定着していたSDガンダムに新展開。
カードダスを核とする「SDガンダム時空伝 ガンボイジャー」登場。
早い話が「ガンダム版タイムボカン」。
対象年齢を下げまくった世界観&キャラクター設定が裏目に出たのか、
パート2で打ち切りという結果に。
なぜこんな子供騙しの企画が通ったんだ? と当時は頭をひねったものだが、
おそらく、SDガンダムですら「ファン層の世代交代」を意識する
時期に来ていたのであろう。
【夏】●意外にも初の「アニメ版・非SD」のガンダムカードダスとなる
「機動戦士Vガンダム」発売。壮絶にコケたため
バンダイに「やっぱガンダムカードはSDでないと売れない」という
意識を植え付けた事は、あちこちのガンダムウンチク本に書かれているので
突っ込んで語るのはカコワルイからやめとく。
●描きおろしイラストがダメダメだったセーラームーン関連だが、
新ライン「セーラームーングラフィティ」で質が一気に向上。
ようやく集めて嬉しいシリーズになった。
「グラフィティ」は、セーラー戦士5人(後に増えるが)にスポットを当て、
各キャラの名場面などを収録。シンプルな構成だが「子供騙し」感はなくなった。
筆者もセーラームーン関連ではこのシリーズが一番お気に入り(笑)。
なお、本弾もこれにつられて「Rパート3」以降は描きおろしの質が向上。
●SDガンダムネオバトルカードが終了、
「SDガンダムスーパーバトル」がスタート。ネオバトルでは「対決カード」以外には
なかった敵キャラのキラも出るようになった。
「強さのインフレ」をあまり実感しないだけに、スーパーバトルには
向いている題材だと思ったのだが、パート3で終了。
後に外伝だけのスーパーバトル(通称「バトル・オブ・ナイツ」)になる。
【冬】●長く続きすぎたドラゴンボールが「悟飯編」にリニューアル。
ナンバーを1に戻し、通算ナンバーがカード裏に記載されるように。
翌年頭、SDガンダム外伝も「新SDガンダム外伝」になり、ナンバーをリセット。
これで新規コレクターは増えた…のか? |
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1994年(平成6年) 自社さ連立政権/水不足/関西国際空港開港 |
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【冬】●当時の「ジャンプ3本柱」がカードダスで勢揃いを果たす。
ドラゴンボール、幽☆遊☆白書、そして「SLAM DUNK」の登場。
正しい商品名は「From TV Animation SLAM DUNK」、または簡略化して
「テレビアニメスラムダンク」。商標上の問題らしい。
コナミが当時、スラムダンクという名でバスケのゲームを業務用に出してたが
アレのせいなのか? 考えすぎか。でもその後のコナミは恐ろしい商標ゴ(以下略)。
当時、NBAが日本でもメジャーになりつつあり、
日本でもスポーツ物を中心に「トレーディングカード」の存在が
認知され始めた頃だった。スラムダンクのカードダスも、デザイン面で
外国製スポーツカードの影響をかなり受けていると思われる。
なお、スラムダンクは「本弾」のほか、脇役を排除した
「スターメンバーコレクション」も展開。
ただ、スラムダンクのカードダス、作品人気の割には
「爆発力」的に他のタイトルより劣っていたような…。
【春】●セーラームーン人気はこの頃、頂点を極める(異論はあるだろうが
少なくとも商業的にはこの時期であろう)。タイトルは「R」から
「美少女戦士セーラームーンS」へ。
前年は「Rパート1」で「無印」クライマックスの内容もフォローしていたが
(その代わり全カード、ロゴが「R」でマニヤな人からすれば違和感ありあり)、
この年は「スペシャル」と題してRクライマックス、S序盤を別ロゴで収録。
うるさいファンも納得? なお、翌年も同様のフォローがなされる。
●テレビアニメ1話分のストーリーを1枚のカードに収めた
「幽☆遊☆白書ストーリーコレクション」発売。
セーラームーン本弾でも似たようなノリのラインが毎シリーズ存在しており、
その好評を受けての展開と推測される。
ただ、1回(1年分)出ただけで終了。もう1回出すだけで
最終回までフォローできたのだが。
●「SDガンダム外伝 スーパーバトル」開始。
昨年までは全ワールド網羅のスーパーバトルだったが、ここから
騎士のみに。カードダスにおける騎士以外のガンダムに「冬の時代」到来
(つか、ハナっからそうだったような気もするが)。
本弾エピソードのスキマを補完する役割を担う
(あのキャラは過去にこんな姿だったとか、今こうしてるとか)。
カード裏に「BATTLE OF KNIGHTS」と書かれていたことから、
コレクターの間では「バトル・オブ・ナイツ」の通称で呼ばれるように。
【夏】●昨年のVガンダムで挫折したのか、Gガンダムは
「SD機動武闘伝Gガンダム」として発売。
思いっきり初期のメカ&キャラしかラインナップされておらず、
いわば「最もバッシングを受けていた時期」だけを選りすぐった内容(笑)。
東方先生も覆面忍者もセーラーガンダムもいません(さらに笑)。
1弾であえなく終了。後の人気ぶりを考えると、チト勿体無かったかも。
なお、翌年のW、翌々年のXは、リアルタイムではなーんにも出ませんでした。
【秋】●「ストリートファイターU」の劇場版アニメ化にあたり
(主題歌が篠原涼子だったアレ)カードダスも「ストリートファイターUスペシャル」と題し
劇場版の内容をフォロー。絵はいつものSDイラストだけど
春麗のシャワーシーンまでカード化するあたりがあなどれない(笑)。
●自販機売りジャンボカードダス登場。種類数が少なく、
コンプ目指してもそんなにフトコロがいたまないのは当時も今も変わらず。
初期は通常カードダスのイラスト使い回しが多く、正直言って面白みのない
アイテムだった。様々な独自性を打ち出し、化け始めるのはむしろ90年代後半から。
よってここではサラっと触れる程度にしておきます。
【冬】●東京、大阪等でジャンプ系カードダスのイベント「カードダス究極博」開催。
この年はドラゴンボール本弾全シリーズの再販が行われた。
事前申し込み制で、入場券と一緒にカードダス(およびカード化されてる
ジャンプマンガ)に関するペーパーテストが付いてきて、
成績上位者の名前は会場に張り出される(リアルタイムで変動)。
各会場で最終的に1位になった人には、特製ケース入りの
本弾フルコンプセット(開催当時までの)が贈られた。
全参加者の中から抽選でのプレゼントもあったように記憶している。
ちなみに、筆者は大阪大会ひとケタ台の成績だったりします。
●32ビット機の相次ぐ発売で家庭用ゲームが一気に熱くなった時期。
カードダスにも、カプコン系以外はいまひとつパッとしていなかった
ゲーム系アイテムが増え始める。
まずは初のスクウェア系商品「ファイナルファンタジーY」。
天野喜孝版ではなく、スーパーファミコン当時の象徴だった2等身イラスト。
パート2まで発売され、有名イベントまできめ細かくフォローされた。
そして、サターン版発売に合わせて「バーチャファイター」が登場。
ストUのようなSDイラストでもカクカクポリゴンを貫いたその姿勢には呆れ…いや
頭が下がる。当時、アーケードではとっくに「2」が出回っていたのだが。
なお、翌年頭には任天堂の32ビット機対策ソフトだった「スーパードンキーコング」の
カードダスも出たのだが、SCE陣営からは特に動きなし(笑)。 |
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1995年(平成7年) 阪神淡路大震災/地下鉄サリン事件〜オウム真理教騒動 |
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【冬】●前年の突然(ある意味必然だったが)の原作終了→アニメ終了で
「幽☆遊☆白書」本弾が第7弾をもって完結(スーパーバトルは前年暮れのパート5まで)。
すでにアニメ放送は終了していたが、きっちり完結できたのはひとえに
人気の高さゆえであろう。なお、春にはカーテンコール的総集編アイテム
「幽☆遊☆白書メモリアル」も発売。カードダス的には非常に恵まれた作品だった。
【春】●「ドラゴンボール」原作が終了。カードダスもZ編の「まとめ」に入る。
久しく新作のなかった「ドラゴンボールビジュアルアドベンチャー」が復活。
商品名は「95」、「95EX」。フリーザ編以前はズバッとカットされてしまったが、
新しめのイラストがかなり網羅された。
●「美少女戦士セーラームーンSuperS」本弾、なんと1弾のみで打ち切り。
さらに「グラフィティ」もパート7で消滅。ここからセーラームーンカードダスは
対象年齢をグッと下げたヘナチョコアイテムの乱発となり、混迷を極める。
●カプコンのゲーム「ロックマンX」から派生したカードダスオリジナルストーリーの
「ロックマンX メガミッション」スタート。地道にロックマンシリーズをプッシュし続け、
ストUシリーズで花を咲かせた、カプコンとの「蜜月時代」の象徴といえよう。
だから「ファイナルファイト2」の事は忘れてあげよう(←おい)。
【夏】●「ストU」から「ストリートファイターZERO」へ。
家庭用ハード移植の前に、割と精力的なリリースが行われる。
初代ストUから通算しての10アイテム目は「スペシャル」と銘打たれた。
●店頭売り「スーパージャンボカードダス ドラゴンボールZ」発売。
51.3cm×36.4cmという超ビッグサイズ。お値段なんと480円。
ジャンプの懸賞品やキャンペーン品としてこのサイズのカード(とはもはや呼べない?)が
作られた事はあったが、市販されたのはこれが初。
ただし後は続かなかった。収納大変そうだしね…。
【冬】●カードダス自販機を模したトイ「カードダスミニ ドラゴンボールZ」発売。
お値段なんと1980円。コインを入れると収納したカードが出てくる(らしい)。
1989年に出ていたトイと同じものなのか、何らかの改良が加わっているのかは不明。
後にGT版も発売されるが、どうもそれっきりで終了っぽい。
こんな事に使ったら、かなりの高確率でカード痛んじゃうだろうしね…。
●前年に引き続き、イベント「カードダス究極博」開催。この年は
ドラゴンボール本弾、スーパーバトルの両方が再販される。
来場者には「ドラゴンボールGT」版の悟空&パン&トランクスのカードが配られ、
シリーズ継続をアピールするのが目的だったと思われる。
特典カードはもう1枚あって、なんと「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」。絵柄は原作版。
なお、ジャンプ誌上では別の絵柄を何十種類かまとめて読者プレゼントが実施された。
アニメの「ダイ」はタカラ提供&打ち切りだったので、アマダのPPカードが
ちょこっと出た程度。もしかしてバンダイから「ダイ」のカードダスが出るのか?と
期待させたが、結局なし。 |
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1996年(平成8年) ペルー日本大使公邸事件/イギリスでBSE(狂牛病)/O-157騒動 |
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【冬】●アニメ「ドラゴンボールZ」終了。本弾、スーパーバトルもひと区切り。
本弾は第25弾でナンバー1000記念カード、
スーパーバトルは14、15のキラ全部をつなげると背景が大きな神龍になる
「悟空曼荼羅」を投入。すでにGTのキャラも登場している。
【春】●パック売り「カードダスマスターズ」発売開始。
日本に「トレーディングカード」を根付かせた功労者といっても過言ではないだろう。
第1号アイテムは「MOBILE SUIT GUNDAM」。
カードと同時期に発売されたPSソフト「機動戦士ガンダム ver.2.0」のビジュアルを
収録しており、通称「ポリゴンガンダム」と呼ばれる。
発売当時は「箱買いしてもコンプ不可能」な仕様に血の涙を流したものだ。
なお、マスターズはバトル要素は全くなしの、完全なコレクションカード。
●ドラゴンボールが本弾第26弾、スーパーバトル16より「ドラゴンボールGT」に。
GTの内容についてグダグダ言うつもりはないが、この頃からほぼ全てのカードダスで
ノーマルカードの箔押しが廃止になり、一気にチャチになる(´・ω・`)
ちなみに筆者がGTのカードダスを集めなくなった理由はその辺にあったりします。
●「ポストドラゴンボール」を模索してか、男児向け新コンテンツが相次いだ時期。
ジャンプ勢からは、「冬の時代」を支えた(支えるハメになってしまった)
「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」登場(完全な男児向けとは言えない作品だが…)。
ビジュアル主体のレイアウトは「幽☆遊☆白書」を彷彿させる。
おそらくバンダイ側も「幽☆遊」でつかんだ女性ファン層に買ってもらいたい、という
目論見があったのだろう…が、本弾2弾、抜刀絵巻(スーパーバトルと同仕様)を
出した後、さっさとカードダスマスターズでのリリースに移行。
ガキンチョはさぞ面食らったに違いない。
このほか「ゲゲゲの鬼太郎」(アニメ4作目)に「蓄光カード」、
「名探偵コナン」はパート1で特殊印刷、パート2で「銀はがし」をそれぞれ初導入し、
プレイバリューを強化した商品が増えていった。
ただし、どれもこれも短命。ポストドラゴンボールへの道は険しかった模様。
【夏】●「新SDガンダム外伝 鎧闘神戦記」、3弾で打ち切りを食らう。
7年続いたカードダス創世記の名物シリーズのあまりにも突然の終了は、
ひとつの時代の終わりを意味していたのかも知れないが、
あまりにも悲惨な処遇はいまだ納得がいかない。
なお、最終弾がなぜかネットオークションで高騰している。
入手困難、というほどでもなかったように記憶しているのだが。不思議。
●何の脈絡もなく映画「学校の怪談2」カードダスが登場。アニメ系商品ではない分野を
開拓したかったのだろうか。チョイスも「小学生受け」を狙った感あり。
翌年の「3」もしっかりカードダス化された。
【秋】●この時期、第2次ブームとなっていたタミヤのミニ四駆が題材のアニメ
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」がカードダスで登場(発売元:バンプレスト)。
プラモの世界では決して相容れない存在であるタミヤとバンダイが
奇跡的に結び付いた事例。バンプレを間にはさんでるけど。
しかし、タミヤはこの時のミニ四駆ブームをうまく「次」につなぐことができず
現在いろんな意味で迷走中。
●カードダスマスターズの地位を決定付けた「新世紀エヴァンゲリオン」登場。
小金持ちのヲタを奈落の底へ叩き落す(自虐的表現)。
「マジック・ザ・ギャザリング」等も注目度がアップしてきた時期で
(余談だが「遊☆戯☆王」の連載開始もちょうどこの頃)
このアイテムのヒットにより、「トレカは商売になる」という認識が広まっていったのか、
普通のおもちゃ屋だけでなく、ゲームソフト屋やレンタルビデオショップ等でも
トレカコーナーを設ける店が増えていった。
マスターズはこの年、「ガンダムクロニクル」や「ルパン三世」などもリリース。
ややあって、ブロッコリーやコナミをはじめ、めちゃくちゃ多くのメーカーが
雨後のタケノコのようにトレカに参入し、一大バブルとなる。
今や見る影もない…というのは言い過ぎか。
●任天堂のゲームボーイソフト「ポケットモンスター」カードダス化。
すでにコロコロ読者層の間では大ブレイク、一般層にも人気が波及しかけてた
絶妙の時期(メディアファクトリーのポケモンカードゲームよりも早かった)。
パート1、パート2は、同じポケモンでもカードは赤と緑の2バージョンあり、
(コレクターの間では通称「赤緑」と呼ばれる)
単純に1弾あたり150枚以上という空前絶後の大ボリューム。
自力購入でコンプできた人はマジで偉いと思います。
ちなみにこの時点では「発売元:バンプレスト」のアイテム。
【冬】●この時代のゲーム界を動かしたと言っても過言ではない
スクウェアのPSソフト「ファイナルファンタジーZ」カードダス化。
なんとパート1の発売はソフトよりも早く、プレビュー版といった趣き。
表面がザラザラで独特の輝きを持つ「ティフラ加工」のレアカードが初投入された。
翌年初頭(ソフト発売後)のパート2で多少のネタバレ公開を行い、
さらにその後、ダメ押しでカードダスマスターズ版を発売、という展開。
翌々年の「[」の商品展開も、全く同様に行なわれた。
これを機に、カードダスにおけるスクウェアとの蜜月が始まる…のだが
3年ほどで破局(?)。
●この頃から「20円自販機を捨て100円にシフト」しようとする動きが見え始める。
「花より男子」(アニメ版ですよ勿論)、「ガンダムコンバット(詳細は後述)ミッション1」が
「特別なブランド名を冠さない100円自販機専用カードダス」として発売される。
これまでにも100円専用アイテムは多数存在したが、
いずれも「プレイカードダス」なり「カードダスW」なり、何らかの冠が付いていた。
いちおう花男は「カード4枚+シール1枚という特殊な商品形態」、
ガンダムコンバットは「カード5枚+ルール解説書」(プレイカードダスと同構成)という
「100円専用である事の大義名分」があったのだが、
やがて割とあっさり崩れ去っていったのだった。
●「SDガンダム冬の時代」を象徴する2アイテムが登場。ひとつは
「ガンダムコンバット」。2.5等身でカッチリしたライン、そしてガンダムに「瞳」がない。
局地戦用にアレンジされたトンデモMS軍団が大集合(笑)。
もうひとつは「SDガンダム聖伝」。文字通り、外伝の遺伝子を受け継ぐシリーズ。
テーマは「転職」で、モンスターが仲間になるなど、ひそかに「ポケモン」の要素入り。
どちらも2弾で打ち切り。
●セーラームーンカードダスのリリースが一旦終了。
この年のタイトルは「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ」。
スペシャル弾とか記念カードとか、特別なことは何もなし。寂しい幕切れだった。
●カードダスマスターズに新ライン「カードダスマスターズG」登場。
こっちは「トレーディングカードゲーム」に分類される。
第1号は「スーパーロボット大戦 SCRAMBLE GATHER」。
結果的には「打ち切り終了」となるのだが、古今東西ロボットアニメの
SDイラストカードが揃うとあって、個人的にはカナーリ散財しました。復活しないかなぁ。
なお、「G」はその後もいろいろ出たのだが、スパロボが打ち切られてから数年間、
「ガンダムウォー」以外はこのブランドでは何も出ない状態が続いた。
●マスターズの好評を受けてか「新世紀エヴァンゲリオン」がカードダスにも登場。
オール描きおろしでトンデモイラストが満載。「違うだろソレは!」の宝庫である。
マ、今見るとコレはコレで味があるのだが。
思うに、「タイトルぐらいは知ってる」低年齢層にもエヴァを売り込むのが
目的のアイテムだったのではないか、と。
で、実際にアニメ見て_| ̄|○ となった子も多いのではないか、と。 |
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1997年(平成9年) 消費税が5%に/神戸児童連続殺傷事件/香港返還 |
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【冬】●100円自販機専用の新ブランド「シールダス」登場。
コレクション用のカードダスとは一線を画した展開が始まっていく。
それまでにもシールカードは多数存在した上、ジャンボカードダス自販機では
「ジャンボシールダス」が販売されていたが、この路線をより強化するために
独立したブランド名を冠したのだろうか。
第1号アイテムは「みどりのマキバオー」。完全な実用本位型のアイテム。
この後、ステーショナリー的な性格の強い商品(レターセット等)も
主に女児向けキャラクターでリリースされるようになった。
カードダスはこういうのを好むいたいけな子によっても支えられている、という事か。
●「地獄先生ぬ〜べ〜」第2弾で「感温カード」投入。
表面を温めると色が出る、というギミックは、
その後「ガンダムSEED」で復活するまでコレっきりだったと記憶している。
●「ストリートファイター」、ゲームの混迷と共にカードダスも終焉。
最後のアイテムとなったのは「ストリートファイターV&ZERO2」。
Vなんか混ぜちゃったのが失敗の元だったのではないか、と。
【春】●「ポケットモンスター」のアニメが始まり、一般層を巻き込んで大ブームに。
カードダスでは前年、すでに赤・緑の全ポケモンをカード化していたが、
パート3、パート4はカードダスのために描き起こされた(おそらくゲームフリークの
杉森建氏の手によると思われるが、確証はない)イラストで登場。
おなじみのアニメ版とは異なる、ややクセのある独特の描線が魅力。
私的にはこれをポケモンカードダスのベストアイテムに推したい。
なお、カードダスにおけるポケモンはこの年、ジャンボカードダスや
「スライドアップ(飛び出す絵本のようなカード)」、シールダス等で展開され、
普通のカードダスは翌年の「アニメコレクション」まで待たなければならない。
●「新世紀エヴァンゲリオン」のカードダスステーションでバインダーがリニューアル。
フエルアルバム形式から脱却し、一般的なトレカファイルのようなリング穴タイプに。
でもリフィルはそのまま。つか、当時すでに9ポケットのトレカ用リフィルやバインダーが
どこの店でも容易に買えたので、カードダスステーションは
割高で使いにくいアイテムに成り下がっていた。
エヴァ以外にこの形式で市販された作品は「ポケットモンスター」が何種類かだけ。
特典品でガンダムの「V作戦ファイル(ガンダムのマニュアル型)」がありましたが。
●エヴァンゲリオンブームでハイターゲット向けアニメがにわかに盛り上がる中、
当時、人気的・商業的に「ポストエヴァ」の最右翼だった
「機動戦艦ナデシコ」がカードダスマスターズに登場。
2年かけてテレビ版、各種テレビゲーム、関連CD、劇中劇「ゲキ・ガンガー3」、
そしてオーラスの劇場版(実際はゲームが少し続いたが)まで、かなりキッチリとフォロー。
「(相対的に)少数のカードをハイペースでリリースし続ける」カードダス自販機商品と比較して、
「多数のカードを限られた回数だけ出す」パック売りトレカは
機動性に欠ける傾向があるが、このナデシコはかなり頑張った部類に入るのではないだろうか。
また、「ナデシコ」はジャンボカードダス版も存在し、
E-グラフィックスカード(1998年の項参照)に先駆けて、
「大判ビジュアルでおおきいお兄さんをより一層喜ばせる」路線を切り開く。
【夏】●カードダス10周年で全アイテムのディスプレイ台紙(自販機に入っているもの)に
記念ロゴと「ありがとう10周年」の表記が入る。そんだけ。イベントもキャンペーンもなし。
「ガンダムCGセレクション」(後述)が10周年記念アイテムだったそうだが…
だからどうした、という話。
●マスターズから自販機へのスピンオフ第2弾(?)は「スーパーロボット大戦」。
サターン版「F」の参戦作品をメインに収録。ユニットはSD、キャラはアニメイラスト。
通常のレア(キラ)のほかに、さらに出にくいゴールド地のカード2枚を投入。
この頃から、レアの出現率に明らかに差のあるシリーズが増え始めた。
消費者にとっては正直イイ迷惑…。パック売りトレカの商法に近くなっていく。
なお、ゲームの「F」ははエヴァ、イデオン、トップをねらえ!の参戦をはじめ、
ドタン場で前編と後編に別れてのリリース決定、恐ろしいバグの嵐で話題になった作品。
私もパワーメモリーの全データを破壊された恨みがあります( ´Д⊂
●バンダイが生んだ奇跡のヒット商品「たまごっち」ブームにカードダスも便乗(?)。
続々と増殖するキャラクターをきっちりフォローしていく。
まずはシールダスでスタート、やがて通常のカードダスやステーショナリー系へと
手を広げていき、ブーム終息までリリースされ続けた。
●「キューティーハニーF(フラッシュ)」をもって、
「本弾と別シリーズを並行リリースする方式」が一旦姿を消す
(ワンピースビジュアルアドベンチャーのように、方向性が明らかに違うものは除く)。
リメイクハニーの別シリーズは「プチフレームコレクション」。
●アニメ「ドラゴンボールGT」の終了に合わせて、
カードダスも約10年間の歴史にひとまずピリオド。
「無印」からGTまでの歴史を網羅した「ドラゴンボール特別弾」が最終アイテムとなる。
本弾とスーパーバトルを融合させたデザインで、裏面には本弾、スーパーバトル両方の
通し番号が入っている。全プレ、抽プレも行われた。
全プレのカードはカードダスサイズだが、抽プレは一般的なトレカサイズ。
GTのカードダスはほとんど集めてなかった私ですが、
特別弾は万感の思いを込めて回しましたよ(遠い目)。
●この頃、20円自販機(カードダス20)が完全に姿を消す。
「シールダス」等、100円自販機専用のアイテムが増えていった時期でもあり、
もはや20円自販機は存在意義を失っていた。
筆者が最後に見た20円自販機で売っていたのは「ポケットモンスター」パート3。
分かっている範囲では、「ドラゴンボール特別弾」、「たまごっちパート2」までは
20円自販機売りが行なわれていたらしい。
なお、完全に100円自販機にシフトしたことで、構成が基本的に
「5枚1セット」から「4枚1セット」になっていく。便乗値上げかよ!
(といっても、まだ消費税も導入されていなかった1988年に設定した価格を
維持し続けていたのは偉いが)
また、当時のバンダイは明らかにカードダスマスターズに力を入れていた上
ポケモンカードゲーム(メディアファクトリー)のブレイクで、世間的にも完全に
「カードはパックで売られるもの」という認識が広まり、
ますますカードダス自販機は影が薄くなる。
しかしながら、ガシャポンのHGシリーズが「200円でこの出来映え!」と
さまざまな雑誌に取り上げられるようになり、
「大人が店頭で鬼回し」という光景が市民権を得てしまった時期だったりもする。
【秋】●セガバンダイ騒動。カードダス的な影響は特になんもなし…なんだけど
当時から今に至るまでセガの(良くも悪くも)顔である「サクラ大戦」がカードダスに登場。
一部のレアカードに和紙を使っているほか、絵の質も高く、なかなかの良作。
翌年「2」も出たが、そこで打ち止め。チト勿体無いかも?
●エヴァンゲリオンで調子に乗ったのか、「ヲタ向けアニメのカードを
パック売りトレカでなく自販機売りカードダスとして売る」試みが。具体的には
「CLAMP学園探偵団」、「スレイヤーズTRY」。
はっきり言って店頭で浮きまくっていた。
なお、この路線は後にジャンボカードダスで実を結ぶことになる。
【冬】●ハイターゲットへのアプローチに新しい展開。
一般層への知名度も高く、トレカで出てもおかしくない題材をあえて自販機に投入。
その名も「機動戦士ガンダム CGコレクション」。
劇場版3部作と同じストーリーの区切りで全3弾をリリース。
カードはすべて新規ビジュアルのCGで、マスターズの「ポリゴンガンダム」とは
比べ物にならない質の高いビジュアル。
ここでムダ知識をひとつ。第2弾の発売後(1998年)、地球連邦軍とジオン公国軍の
英語表記が変更になり(E.F.S.F.とPRINCIPALITY OF ZEON)
第3弾のカードは新表記になっていたが
CGイラストに書かれたマーキングは旧表記のままである。へぇー。
●スクウェアのPSソフト「チョコボの不思議なダンジョン」がカードダスに登場。
だが、これはあくまでジャブであり、後に驚きの展開が待っている…。
ちなみに元ネタのゲームはこの時期「2」が出たころ。
あまりのヌルさ故、今なおチュンソフト信者の猛反発を買っている
(実は私も「風来のシレン」派)。 |
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1998年(平成10年) 金融ビッグバン/サッカーW杯日本初出場/和歌山毒カレー事件 |
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【春】●キャラクタービジネス全般で「ポケットモンスター」の成功に倣おうとする傾向が
(メディアミックスの徹底、作品イメージに合わない商品の発売を認めないetc)。
まぁそれは脇の話として、「ポケットモンスター アニメコレクション」がリリース開始。
アニメの再開(前年暮れ、“フラッシュ”のシーンを暗い部屋で凝視した視聴者が、次々に
てんかんの症状を起こす騒動があり、放送が中断された)以降のストーリーを追っていく
(ちなみに、それ以前のお話も、実はジャンボカードダスで出ていたりします)。
ロケット団好きの私としては嬉しいシリーズだった。
スタイルを変えつつ2年半続くが、途中でフェードアウト。今考えると正解だったかも。
今やドえらい長寿番組だし。
●ひそかに女児向けカードダス連発の年。「ポストセーラームーン」模索の時期であった
(と言うか、女児向け定番アニメの不在は、玩具業界の慢性的な課題らしい。
肝心のセーラームーンも、あんな形でしか復活できないし…)。
筆頭は「カードキャプターさくら」。でも、通常のカードダスよりも、マスターズや
アマダ、講談社のパック売りトレカの方が活況を呈していた感が。
つまり…その、なんだ…ヲタ受けしてたってコトだ(笑)。
このほか「ひみつのアッコちゃん」(アニメ3作目)、「夢のクレヨン王国」etc。
●コロコロコミック発でブームとなっていた「ハイパーヨーヨー」がカードダス化。
商品名は「ハイパーヨーヨー スーパーテクニック」。確かヨーヨーの外観と、
「技」の紹介が載っていたように記憶している(買ってないのでおぼろげな記憶です)。
無茶しよるわ。
●「デジタルモンスター」(育成&戦闘)+「ポケットピカチュウ」(万歩計&ミニゲーム)
的なバンダイ製トイ「ヨーカイザー」がカードダスに登場。この頃にはすっかり
「バンダイオリジナルコンテンツ」のカードダス化が定番に。
玩具連動など、付加価値を持たせられることの「旨み」に気付き始めたのだろうか。
この「ヨーカイザー」は短命だったが、聞くところによると2003年から展開している
「陰陽闘神機」とストーリー上リンクしてるらしい。だからどうした、って感じだが。
【夏】●筋金入りのゴジラファンはおそらく記憶から消去したいであろう、アメリカ版
ゴジラ映画「GODZILLA」がカードダスに登場。今の所、最後のゴジラカードダス。
●カードダスマスターズG初のオリジナルコンテンツ「カオスギア」登場。
「ファンタジー世界を舞台にしたカードゲームで、絵は有名イラストレーター陣の競作」
という要素は非常に斬新…でも何でもなく、
この時期、同時多発的に生まれていた「マジック・ザ・ギャザリング」フォロワーのひとつ。
ゲームとしてもそれなりに好評だったようだが、2年ちょいで自然消滅。
この路線の国産TCGで現在も残っているのは「アクエリアンエイジ」ぐらいではないかと。
結局世の中萌えか?萌えなのか?
(この時期かどうか記憶があやふやです)
【秋】●カードダス初の店頭売りスターターを投入、店頭売り商品に「カードダスEX」の
ブランド名を付与。第1号は「SDガンダムカードゲーム モビルパワーズ」(詳細は後述)。
自販機売り商品を「手軽に買えるブースター」と位置付け、並行展開していく手法は
革命的であり、日本におけるTCG流通の在り方のひとつとして市民権を得ていく。
なお、「モビルパワーズ」をはじめ、スターター商品には中身が数種のパターンで固定
されており、開けるまでどのパターンか分からないという仕組みが多い。具体的には
ジージェネ、デジモン、ハイパーバトルワンピース、ワンピースカードゲーム(2002年のみ)、
ロックマンエグゼ、犬夜叉、仮面ライダー555etc…。
この場合、「どれか1パターンのスターターにしか入っていないカード」が
けっこう多くなってしまいがち。これらはたとえホロであろうとノーマルであろうと、
「出現率」はまったく互角なので、トレードの際はレート判断を慎重に。
●「SDガンダムカードゲーム モビルパワーズ」で「ノーマルSDガンダム」復権。
宇宙世紀0079〜0083を起点にスタートし、ゲームソフト「ギレンの野望」や
「SDガンダム ジージェネレーション」シリーズのオリジナルMSVも絡めつつ、
徐々にZガンダム等へと手を広げるという、小気味良い展開のシリーズだった。
宇宙世紀以外ではGガンダム、ガンダムW、∀ガンダムも投入。
特別アイテム的に大河原邦男描きおろしカード、武者、騎士もあり。
しかし、約1年で打ち切り。逆襲のシャアはあるのにZZはないというムキーな結果に。
「兵器としてのガンダム系MSに瞳が描かれている」最後のカードダスでもある。
●バンダイ製品以外のトレカと初のコラボレーション。ジャンボカードダス自販機で
メディアファクトリー製「ポケットモンスターカードゲーム」の拡張シートを発売。
「自販機でトレカサイズの商品を売る」ことも可能であることを実証した。
だが、シートからカードをペロっと手ではがす仕組みなので、慎重にやらないと悲惨な事に。
このスタイルの商品はその後も定期的にリリースされるようになるが、
デジモンやナルト、ワンピース等、通常のカードダスで展開されているシリーズが主。
●人気の最大瞬間風速としては、おそらくカードダス史上最大であろう
「遊☆戯☆王」が登場。あくまでも「初代アニメ版」(東映アニメーション制作で
キー局はテレビ朝日、緒方恵美が遊戯を演じた)。カードゲームというよりも
「劇中に登場するカードのレプリカ」。遊戯や城之内ら、登場人物のカードも存在する。
パート1の発売はアニメ終了直前だったが、再販に次ぐ再販。筆者の記憶では、
毎週のように再入荷されていたが、その度ごとに瞬殺されていた。カードダスの発売が
もう少し早ければ、「緒方遊戯」はもっと続いていたのでは?と妄想することもある。
バンダイ製カードダスは結局、パート3で「FINAL」と銘打たれ、
そのままコナミ製「デュエルモンスターズ」(1999年の項参照)に移行。
2度目のアニメ化も果たしたが、アニメ・マンガ共に無茶な延命措置が施され
生き恥を晒している(2004年春現在)。
【冬】●どうにも地味(低年齢層狙いが主)だったジャンボカードダスに新風。
その先駆けとなったのは「E-GRAPHICS CARD」シリーズ。切れ目が入った
大版のビジュアルカードで、沿って剥がすと絵はがきになる。
特筆すべきは、作品のチョイスが「ガシャポンHGシリーズ的」である点。
初期ラインナップが仮面ライダー(1号・2号時代)、ガンダム(ファースト)だった
と書けば、お分かりいただけるだろうか。
おそらく「HGのついでに集めてもらいたい」というコンセプトと推測される。
その後も「ウルトラマン(マン〜セブン期)」、「少女革命ウテナ」、「∀ガンダム」、
「マクロス」、「彼氏彼女の事情」、「まもって守護月天!」、「あしたのジョー」等々、
通常のカードダスではお目にかかれない(トレカだとそうでもないが)
レアなタイトルが続々と発売されたが、1年ちょっとでフェードアウト。
しかし、その後の「マニア向け作品はジャンボカードダスでリリース」の路線を
確立したことは、特筆に価する。
個人的な想像に過ぎないが、この路線のメリットを開発者の立場で考えてみる。
通常のカードダスをリリースするとなると、40数点のビジュアルを用意しなければ
ならないが、ジャンボカードダスなら10点前後で済む。しかも大判カードなので、
もしも有名な絵師にイラストを描きおろしてもらえるなら、ありがたみがグッと増す、
といったところか?
●バンダイのポスト「たまごっち」(商品仕様的に、の話ね)「デジタルモンスター」を
早々とカードダスでも展開。「たまごっち」同様、新バージョンが出るごとに新キャラを
きっちり網羅していく。アニメ化されるまでの間に何アイテムか出たはずですが…
すみません。デジモンには興味なかったので、記憶がすっごくあやふやです。
もしかしたら、年代も時期も間違ってるかも。
●店頭売り新カテゴリー「シールダスEX」発売開始。ミニシールのパック入りセット。
「ポケモン最強シール列伝」とかに影響された商品と思われる。
第1号商品は「SDガンダムワールド 一年戦争編」。実はカードダスの「モビルパワーズ」と
連動している。シールのサイズが、モビルパワーズのイラスト部分と同一の大きさとなっており、
貼ることで自前のパラレルカードが作れる仕組み。別にそんなの要らんけど。
専用アルバムも発売されたが、ファイルではなく、シールを直接貼らなければいけないので
イマイチ使う気になれない。
このアルバムの購入者には「ダブリ救済措置キャンペーン」が用意されており、
残り10枚程度になったところで、所定の用紙に不要シールを貼ってバンダイに送ると
希望の未使用シールを送ってくれる。
この「シールダスEX」はSDガンダム、仮面ライダーシリーズといった「鉄板売れ筋」ものと
デジモン、遊戯王などの「旬の作品」を主体に(すごい例外があるので1999年の項を参照)
2年程続いたが、結局は自然消滅。別にいいけど。 |
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1999年(平成11年) 単一通貨ユーロ発足/神奈川県警不祥事隠し/東海村臨界事故 |
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【冬】●「鉄板の売れ筋企画にして、禁断の最終兵器」といえるリアルガンダムの
トレーディングカードゲーム「ガンダムウォー」がカードダスマスターズGでリリース開始。
またたく間に、日本のTCGを代表する存在に。
この商品に関してはクドクドと説明するまでもないか? いろいろありながらも積極展開中。
●カードダス用ファイルが約7年半ぶりに生まれ変わる。
4ポケット式片面リフィル(標準トレカと共通サイズ)とリング穴式バインダーという構成に。
バインダー第1号は「遊☆戯☆王」。このほか「デジタルモンスター」、「ワンピース」が
何点か発売された。
このリフィル&バインダーはあっけなく消滅してしまうが、
数年後、意外な形でモデルチェンジする(2005年の項に執筆予定)。
【春】●「遊☆戯☆王」カードがバンダイ製からコナミ製へバトンタッチ。
商品名は「遊☆戯☆王 OFFICIALCARDGAME デュエルモンスターズ」。
当初はパック売りと自販機売りを並行展開するが、カードダスブランドの商品ではない。
「販売チャンネルとして定着してしまったカードダス自販機を最大限活用したい」という意図か。
実際、カードダス自販機での展開は約1年で終了。
コナミとしては、バンダイに乗っかり続けるのは不本意だったのだろうか。
なお、この年の遊戯王フィーバーは凄まじく、コナミが夏に主催したイベントで、
限定カード販売を巡って会場が大混乱したことが割とセンセーショナルに報道された。
コナミは遊戯王ブーム(&「こなみるく」の展開も?)を契機に、ゲームソフトメーカーから、
玩具を含む総合エンタメ会社へ転身していく。
●「チョコボの不思議なダンジョン」に続いて「チョコボの不思議なカードゲーム」登場。
ちょうどスクウェアが「チョコボレーシング」やら「チョコボスタリオン」やら、安易すぎる
PSソフトを濫造していた時期。コロコロとのタイアップ展開も実らず自然消滅。
この後、秋に「クロノ・クロス」のカードダスを出して、スクウェアとの蜜月は終焉。
●「たれぱんだ」ブーム中にカードダスが出ました。でも「だんご3兄弟」のカードダスは
出なかったなぁ(どうでもいい)。あ、そういや「おさかな天国(以下マジでどうでもいい)
●投入時、世間に与えたインパクトとしては、カードダス史上最大であろう新展開。
「モーニング娘。」が登場。カードダスの客層を若干揺さぶる(笑)。
タレントの写真を使用したカードダスは初 (「ヨシモトムチッコ物語」はイラスト)。
当時の私も「なぜ?の嵐」(←ひと世代違うだろ)になりました。
発売元は天田印刷加工で、カード裏面の表記も「AMADA-BANDAI」となっている。
まれに発売元、販売元が分かれているアイテムがあるが、このように併記する例は
極めて稀である。
最初は一発屋くさい雰囲気を漂わせていたが、この年の暮れに「LOVEマシーン」が
ブレイク。「いつ消えてもおかしくない企画モノユニット」の汚名を返上し、
カードダスも続いていく事になった。
第1弾のディスプレイ台紙には「アイドルショットシリーズ」なる記述があるが、
後のアイテムからは記載されておらず、他のタレントカードにもこのような表記はない。
基本的に、発売時に所属しているメンバーを中心にラインナップされるが、
第1弾では当時すでに脱退していた福田明日香がカード化されているほか、
シャッフルユニット、ソロプロジェクトも網羅されるなど、割ときめ細かい仕事振り。
カードのリリース頻度は、そのまんま「娘。」人気の盛り上がり具合に比例しているような
気がする。その証拠に6期メンバーが入った途端パッタリとリリースが止まうわなにを。
ちなみに2001年夏〜暮れごろ、カードダス自販機で「モーニング娘。原宿写真館」なる
カードが出回っていた。かなりの確率で無許諾商品。
原宿とかで売ってるブロマイドの延長線上にあると思われる。
【夏】●「デジタルモンスターカードゲーム」がスタート。さらに、やや遅れて
アニメ版「デジタルモンスター」の「デジモンアドベンチャー」カードダス化。
年末には連動用トイ「デジモンアドベンチャーカードタクティクス」も発売。
アニメ版は意外にも(失礼)内容的に評価が高く、アニメ版カードダスもそこそこの人気を
博していたようだが、カードダスでの展開はやがてカードゲームに集約されていく。
・(基本的に)同一内容アイテムの自販機版、パック版並行展開
・ジャンボカードダスで拡張シートを発売
・テーマを設定した構築済みスターターを発売
・玩具連動
・プロモーションカードの配布
・カードゲーム講習会・大会の定期的開催(カードダスマスターズGのノウハウ活用か)
上記のような、今日におけるカードダス商品の展開パターンは
「デジモンカードゲーム」で培われたといっても過言ではない。
当時の強いプッシュ具合からして、デジモンカードゲームはバンダイ的に
自社で「ポスト遊☆戯☆王」を産み出そうと発売したのではないか、
と思えるフシがある。結果的に成功したのだから凄いが。
20世紀と21世紀の掛け橋となり、アニメ展開(と玩具の積極展開)が終了しても地道に
リリースされ続けた、脅威の粘り腰シリーズ。
●カードダスマスターズGで「スーパーヒーロー戦線 SCRAMBLE DUEL」発売。
要するに「特撮版スパロボ(つかTCGだからスクランブルギャザーだな)」。イラストはSD。
そういう路線のゲームソフトは多数ある(そしてちっともブレイクしない)のだが、
このカードゲームは登場作品を東映もの(仮面ライダー、キカイダー、宇宙刑事、戦隊etc)に
しぼっており、「ウルトラマンみたいな巨大ヒーロー&怪獣がいない、
そこそこ現実感のある特撮世界」が創出されている。
大鉄人17やらロボコンやらスケバン刑事U(南野陽子版ね)やらが
同居してしまう素敵なシリーズでしたが、2弾で消滅。
「年期の入った特撮ファンは、カードゲームにもテレビゲームにもあまり興味を示さない」
ような気がしてならない…が、7年後にようやく実を結ぶ(2006年の項に執筆予定)。
●この時期のポケモン対抗馬としては最も健闘した(であろう)「メダロット」のカードゲームが
カードダスで登場。発売元はゲームソフトと同じイマジニア。
スターターは非カードダスブランドで、ブースターはカードダスブランド(パック版の発売はなし)
という変わった展開。おそらく、遊戯王とは逆で、「販売チャンネルとしてカードダス自販機を
積極活用したい」という思惑だったのだろう。
ちなみに、「メダロット」のカードゲームは当初、通常のトレカサイズでの商品展開を
想定していたらしい。ゲームボーイ版2作目の特典として付属したカードはカードダスサイズ
ではなく、その後「アレはコレクション用として楽しんでね」という苦しいコメントを出していた。
大人の事情に振り回されるのは常に子供だという事を忘れてはいけない。
●なぜかシールダスEXで「キン肉マン」が唐突にリリースされる。
低年齢層向けが主だったこのカテゴリーにおいては超異色の存在。
浪曼堂のアクションフィギュアシリーズ開始、ガシャポンHG化(1弾で消えたけど)、
アマダのトレコレ化、文庫版「キン肉マン」刊行など、
そこそこ再評価の機運が高まっていた時期ではあった(もちろん「U世」効果もあるかと)。
ひそかにこの年はキン肉マン生誕20周年だったり。
このシール、テレビ版第1作(王位争奪編は無視)+劇場版を網羅した内容なので
ヤマカーンとかウコン一族とか、よっぽど物覚えが良い人でないと訳分からんキャラが
かなり多い。絵の質もかなり微妙。
でも当時は「この平成の世にキン肉マンの新製品が!」というだけで有難かったのさ。
カードダスでも何か出せよ…と思ったものだが、それは3年後のお話。
●「仙界伝封神演義」に「カードダスハイパーバトル」のブランドを付与。
カードゲームとしての性格を明確に打ち出す。
このブランドが持つ真の意味は、すぐ後で明らかになる。
この「仙界伝封神演義」は、バトル要素なしのコレクションカードをマスターズでも展開。
少年誌の作品といえど「女子対策」込みの商品展開が当たり前に。
【秋】●いまいち寂しい状況だった週刊少年ジャンプ系コンテンツ
(遊戯王はマンガそのものが大ヒットしていたとはちょっと言いづらいし)にカンフル剤。
2大看板「ONE PIECE」と「HUNTER×HUNTER」が相次いでアニメ化。
テレビ放映開始からカードダス第1弾の発売まで1〜2カ月程度という驚異的な早さだった
(それまでは主に半年程度。これ以降、早め早めの商品展開が定着)。
ジャンプが長い低迷期から抜け出す契機となった(発行部数的には、いまだ脱しきっていない
と言えるが)作品だけに、カードダス的にも、大いに期するところがあったのだろう。
商品名は「カードダスハイパーバトル テレビアニメワンピース」、そして
「カードダスハイパーバトル ハンター×ハンター」。
ワンピースに「テレビアニメ」が付くのはスラムダンクと同様の理由ではないかと。
ハンターは、単にアニメ版のロゴがカタカナ表記というだけ。
さて、「仙界伝封神演義」と同じ「カードダスハイパーバトル」のブランド名が与えられており、
実はこれらの商品同士を交ぜてもカードゲームで遊べてしまう仕掛けになっているのだ。
この手法は海外のTCGにルーツがあるそうで(商品名は失念しました)、それに倣ったと
思われる。日本では「アクエリアンエイジ」のキャラクターパックがある意味、この手法に近い。
「ワンピース」は着実にシリーズを重ね、かつてのドラゴンボールには遠く及ばないまでも、
カードダスの柱に。「ハンター」は…アニメが終了(原作が休載続きで「引き延ばし」不可能な
状況に追い込まれる)した後も少しリリースが続いたほどだったが、結局は自然消滅。
なお、両作品とも最初はカードダスマスターズ版が同時展開されたが、すぐ終了。
結局、「女性ファンもカードゲームをコレクション用として買う」ってことじゃねーの?
リリース頻度は圧倒的にカードゲームの方が多いんだし。
●「∀ガンダム」のオンエア中とあって、商品リリースはそこそこ活発だった
「SDガンダムカードゲーム モビルパワーズ」がいきなり消滅。その代わり、突然
「SDガンダム G-GENERATION カードゲーム」がデビュー。
この頃から、バンダイに「リセット癖」が付いたように思えてならない。それならそれで、
このシリーズを盛り上げてくれれば良かったのに…(続きは2000年の項で)。
「ジージェネ」は商品名の通り、ビジュアルはゲーム版のポリゴンMS。
私の記憶が確かなら、
「単なる箔押しカードをキラ・ホロと同等のレア扱いにした最初の商品」だったような。
また、カードには「黒歴史コード」と銘打たれたパスワードが書かれており、
PSソフト「SDガンダム G-GENERATION F」に入力するとMS図鑑に登録することができる。
おそらくカードダス初のテレビゲームとの連動ギミック。
なお、「モビルパワーズ」は最後っ屁として「武者スペシャル」をリリース。
新しめのシリーズに加えて「武者七人衆編」(最初のシリーズ)もラインナップ。
翌年以降、武者ガンダムの展開はガラリとスタイルが変わっていったことを考えると、
「オールドファンに向けた最後のサービス」だったのだろうか。 |
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2000年(平成12年) 小渕首相死去、森内閣発足/三宅島噴火/米大統領選混迷 |
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【冬】●「ポケットモンスターアニメコレクション」がゲーム、アニメの新展開に合わせて
「金銀編」に。ナンバーをリセットして1から再スタート。
ドラゴンボールやSDガンダム外伝のパターンを踏襲。
より一層の飛躍を期待…しても無駄だったようで、この年夏のパート3で自然消滅。
私の記憶が確かなら、「5枚1セット100円(つまり1枚20円)」カードダス最後のアイテム。
つまり、「カードダス20」は本当の意味で「過去の遺物」となってしまったわけです。
・゚・(ノД`)・゚・ウワァァァン
【春】●ワンピース、ちょっと調子に乗り始める。
まずは「ハイパーバトル」に店頭売りスターター「GrandBox」が登場。
全シリーズ(5アイテム)、内容は3つのパターンで固定。
すべて自販機版では入手できない新規カードな上、再販の機会もなかったためか、
一時は初期アイテムにアホみたいなプレ値が付いた(ハイパーバトル終了後は大暴落)。
なお、「ハイパーバトル」ブランドでスターターが発売された作品はワンピースだけ。
続いて「ビジュアルアドベンチャー」投入。かつてのドラゴンボールの同名シリーズと同じく、
ジャンプの表紙や本編の扉絵に使われたイラストのカード化(原画そのままではない)。
脇役のその後を描いた連作(ジャンゴのダンス天国とか)も1枚ずつ収録。
レアが割と凝っており、キラばかりでなく、剥がすとキャラクターと背景に分かれるクリアカードや
「時間割カード」(専用シール付き)など、弾によって多彩な試みが。
しかしパート4で自然消滅(その後、2002年に全カードをパックで再販)。
短命だった理由は…このシリーズがあると、集英社が出してるカラー原画集が
売れなくなるからではないか、と邪推。
●アメリカの大手トレカメーカー・アッパーデック社がバンダイと業務提携。
あちらでガンダムのカードが発売されるようになった
(日本国内でも多くのショップに並行輸入品が並びました)。
で…日本ではこの業務提携で何が産まれたかというと、
「プロ野球VICTORY2000」。自販機売りだが非カードダスブランド。
日本のプロ野球カード。ゲーム性はなし。2001年版も出たがそれで消滅。
この手の商品は毎年キッチリと出してこそ価値があると思うのだが、
じっくり続ける気はないあたりがバンダイらしいというか何と言うか。
【夏】●カードダスマスターズGで歴代仮面ライダーが(ほぼ)総登場するカードゲーム
「ライダーズレジェンド」開始。販売代理店:天田印刷加工の表記あり。
旧作ライダー再評価の機運は数年前からあったが
(ガシャポンHG人気、カルビーのライダーチップス復刻、PS用ソフトの高評価、
藤岡弘と遊ぼう(←違う)etc)
やはり決め手となったのはこの年放送された「仮面ライダークウガ」であろう。
クウガは勿論、2001年放送のアギトも収録され、好調に弾を重ねていったが…
2002年の龍騎は収録されないままリリースが続き、結局この年に終了。
この辺に関する考察は、2002年の項で触れる予定といたします。
なお、クウガは「シールダスEX」が出たが、通常のカードダス商品はなし。
まだ「特撮系カードダスは商売になる」という認識はなかったようで。
●「SDガンダムG-GENERATIONカードゲーム」、大混乱。
すでに自販機で発売済みのブースター1、2をパックでまとめて再販。
それだけなら良かったのだが…ブースター3までがパック売りオンリーに。
しかも、どうやら流通量はあまり多くなかった模様。
ちょうど、カードに印刷されている「黒歴史コード」を実際に入力することができる
PSソフト「SDガンダムG-GENERATION F」と(ほぼ)同時発売だったのに、
相乗効果もクソもあったもんじゃないヽ(*`Д´)ノ
これは完全に戦略ミスだったと断言させていただきたい。
おそらく「3は出たことすら知らなかった」人もかなり多いのではないかと。
このブースター3、カード総数が異様に多くなり、
内容もセンチネルあり、Z−MSVありと実にチャレンジャブル。
それがたたってかどうかは不明だが、これにて自然消滅。
筆者もこのブースター3が店頭に並んでるところは1度も見ずじまいでした。
で、後日ネットオークションで購入。思い出したくもない値段で・゚・(ノД`)・゚・
【秋】●PS用ソフト「ドラゴンクエストZ」発売に合わせて
エニックスがリリースしていた「ドラゴンクエストカードゲーム」に
カードダス版が登場。商品名は「ブースターEx」。
もちろん「Z」のキャラクターを中心とした内容。
もともとパック売りアイテムで、カードダスとは何の関連もない。
一種のプロモーション的な売り方だったといえよう。
この「Ex」は後に、全てのカードがパック版に再収録される。違いは一切なし。
自販機版を一生懸命買った人が気の毒でならない。
実は筆者も集めてたのは内緒。
そして、このシリーズ自体、2002年に自然消滅だよコンチクショー。
●アトラスのRPGシリーズ「真・女神転生」のキッズ向けアレンジ版
「真・女神転生デビルチルドレン」のカードゲーム(発売元:メディアファクトリー)が
テレビアニメ化(タイトルは「真・女神転生デビチル」)を機に
カードダス自販機でも販売されるようになる。
もともとこのカードゲームは店頭売りのみで展開されていたシリーズであり
(無論カードダスとは無関係)、これも一種のプロモーション的展開といえよう。
カードダス版がリリースされていたのはアニメの放送期間中のみだが、
カードゲームはアニメ終了後も継続。
しかし、2002年の再アニメ化時は(タイトルは「真・女神転生Dチルドレン ライト&ダーク」)
スポンサーがタカラになった影響か、カードダス自販機売りは再開されなかった。
この「デビチルカードゲーム」、2004年2月にメーカーサイドがちゃんと「終了宣言」をした
稀有なアイテムだったりする。「出しっぱなし」が多いからねぇ、おもちゃ業界…。
●カードダス初のバンダイオリジナル本格カードゲーム「ドラゴンドライブ」がスタート。
カードダスマスターズGに「カオスギア」等が存在したが、
通常のカードダスで「キャラクターものでない、バンダイ独自企画のゲーム」が
リリースされるのはこれが初めて。
地味ながらも着実にリリースを重ね、やがて月刊少年ジャンプでマンガ連載&
企画ページがスタート。そして遂にアニメ化を果たす(以下2002年の項で触れる予定)。
●「武者ガンダムと騎士ガンダムの共演」がキーワードの「SDガンダム英雄伝」が
カードゲームで登場。主軸となるプラモ(BB戦士)と並行してリリースされる。
武者、騎士はすべてロボット扱い(自分の意志を持っておらず人が乗り込む)、
人物系キャラは既存ガンダムからの借り物でなく完全オリジナル(ハロがいるけど)と、
それまでのSDオリジナルストーリーとは一線を画した力の入りっぷり
(前年の「ムシャジェネレーション」は武者こそロボット扱いだが、人物が借り物)。
なかなか意欲的なシリーズだったのだが、関連商品のリリースはあっさり終了。
これはプラモの大半が「金型使い回し」だったのがマズかったのではないかと。
コミックボンボン誌上ではときた洸一によるコミカライズが行われ、
各種商品リリースの終了後も連載が続き、キッチリと完結を果たした。
●テレビ東京の「おはスタ」で人気を博していたコーナー「怪人ゾナー」が
唐突にカードダス化される。商品名は「ナゾダス〜怪人ゾナーの挑戦〜」。
任天堂からゲームボーイソフトが出たので(投売りワゴンの常連…)、
そっちをご存知の方も多いかと。
裏面がコインでこすると剥がれるスクラッチカード仕様になっており、
表面のなぞなぞの答えが書いてある(んだそうで。実物見たことないんで受け売りです)。
この「怪人ゾナー」とは、どこぞの秘密結社にヘビメタの人っぽく改造された
謎の森久保祥太郎(ナルトのシカマル役の人)が
イイ大人に出したら激怒間違いなしのダジャレなぞなぞを次々に繰り出すという
なんかそんなコーナー(だそうで。番組見たことないんで受け売りです)。
「声優のカードダス」というのはこれしかない(はず)なので、ある意味貴重な一品。 |
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