抜き書き言葉集

あらゆる書物や映画その他から、自分の心に残った言葉を集めてみました。

 

九月生まれの皆さん、お誕生日おめでとうございます。世界中の熱気があなたの力になりますように。

 

柳川房彦マスター

「NG90ますたぁふぁいる」

 


 

やられた? ・・・別にあいつらおれ達の前に立ちはだかった訳じゃねェだろ

・・・同情しか残らねェケンカは 辛いだけだ

 

ロロノア・ゾロ

「ONE PIECE」尾田栄一郎


 

「死ぬ覚悟があれば、どんな愚かなこと、どんなひどいことをやってもいいというの? 暴力によって自ら信じる正義を他人に強制する種類の人間がいるわ。大なるものは銀河帝国の始祖ルドルフから、小は大佐、あなたに至るまで・・・・・・あなたはルドルフの不肖の弟子よ。それを自覚なさい。そしている資格のない場所からでておいきなさい」

 

ジェシカ・エドワーズ

「銀河英雄伝説」田中芳樹

 


 

「あまり怒るな ブラウンシュバイク公は病人なのだ」

「病人!?」

「精神面のな。 彼と異なる考えを持つ者は反逆者にしか見えず 忠告は誹謗としか聞こえない。 社会に多様な価値観が存在することもわからない。 病気を育てたのは五〇〇年に及ぶ貴族の特権の伝統だ。 公爵はむしろその被害者なのだ。 一〇〇年前ならあれで通じたのだがな 不運な人だ」

(たしかにブラウンシュバイク公は不運な人かもしれない。 だが―――その人に未来を託さねばならない人々は もっと不運なのではないだろうか)

 

メルカッツ提督とその副官シュナイダーの会話

「銀河英雄伝説」田中芳樹

 


 

「滅びの美学ですと? そういう寝言を言うようだから戦いに負けるのです。 要するに自分の無能を美化して自己陶酔に浸っているだけではありませんか。 もうたくさんです。 滅びの美学とやらがお望みならあなたひとりでそれを貫徹なさればいい。 われわれがあなたの自己陶酔につきあってむざむざ死なねばならぬ理由はない」

 

シューマッハ大佐

「銀河英雄伝説」田中芳樹

 


 

「人を守ってこそ自分も守れる! 己のことしか考えぬ奴は己をも滅ぼす奴だ!!」

 

映画「七人の侍」 黒澤明監督

 


 

かれは年少のころから物事の姿や本質を認識することが好きであった。さらにはその物事の原因するところと、将来どうなるかを探求したり予想したりすることに無上のよろこびをもっていた。認識と探求と予想の敵は、我執である。如水がうまれつきそれに乏しかったことでかれは右の能力においてときに秀吉をあきれさせるほどの明敏さを発揮したが、同時に我執が乏しいために自分をせりあげることを怠った。中才である、と如水が、あたかも他人を観察するように言いつくしたのは、さまざまな意味をふくめていかにもこの男らしい。

 

「播磨灘物語」

司馬遼太郎

 


 

バッサーニオ「嫌いなものは殺してしまう、それが人間のすることか?」

シャイロック「憎けりゃ殺す、それが人間ってもんじゃないのかね?」

 

シェークスピア「ヴェニスの商人」

  


 

蔵六は福沢の嫌いな攘夷主義者であったが、しかし去年の一時期は、攘夷という言葉を聞くのもいやになった。浪人の中には職業的な攘夷家まであらわれてきて、人々の狂気や恐怖心をあおっては、めしのたねにした。攘夷思想も初期の清潔さをうしない無頼漢の護符のようになった。蔵六が知っている長府の新六というばくち打ちなどは、どう見ても殺人嗜好者で、人を殺したいため攘夷家をよそおい、奇兵隊に入って、武士のかっこうをした。その新六も、何者かに斬られた。

(攘夷は包丁だ)

と、蔵六は素朴なたとえに置きなおして考えたことがある。使いようによる、という。

 

「花神」

司馬遼太郎

 


 

蔵六にいわせれば攘夷というのは要するに土着の怨念である。これをもって民族結束のモトダネにするのはいいが、これを政治論にしてしまうと、たちまち現実を見うしない、おそるべき空論になる。

 

「花神」

司馬遼太郎

 


 

無力な国の議論というのは、多くの場合正論が多い。しかもその正論は、強国の間では決して通らないのである。

 

「花神」

司馬遼太郎 


 

ペリーといういかにもアメリカ的な単純な外交感覚を持った人物が、他民族に対してあまりにも無礼な方法と衝撃をもってその「正義」を貫こうとした。それによる巨大な反作用が攘夷さわぎだとポンペはみていた。

 

「花神」

司馬遼太郎


 

この後始末役の桂という男は元来が暴論家でも狂騒人でもない。かれはーむしろ自分の藩の暴走ぶりをひそかに憂えていたほうであったが、いったん狂気を発してしまった集団というものは理性的な制御力を悪とするものであった。もし桂がブレーキをかければ、桂は仲間から殺されたであろう。利口者の桂は適度に沈黙していた。藩がこのように八方破れになってから、その始末に乗りだした。が、すべて手遅れであった。

 

「花神」

司馬遼太郎

 


 

「しかしながら他者へ故なき敵意を抱く者がそれ相応の報いを受けることを、誰が否定できるでしょう?正義とかいうものです」

南郷一之

「地球連邦の興亡4 さらば地球の旗よ」佐藤大輔

 


 

「所詮、その時に可能なことをおこなうだけだからな。重要なのは、何かをおこなう際に遠くを見るか近くを見るか。賢愚をわけるのはそれでしかない。そして賢愚とは、誰の中にも並存する 僕のなかにもあなたのなかにも」

 

永井景明

「地球連邦の興亡4 さらば地球の旗よ」佐藤大輔

 


 

「歴史上宗教戦争などは存在しないわ 全ての争いの背景にあるのは構造的差別と経済格差よ」 

 

アミラ・アブドゥラ

アフタヌーンKC「EDEN」


 

外交は道徳哲学の体系ではない。外交官として最悪なのは宣教師と狂信者と法律家であり、最善なのは道理を弁え人情を知る懐疑家である。外交理論の形成力は常識であり、人々は貿易と通商とにより常識に到達した。

 

谷沢永一 

 


 

「チームワークってのは、メンバーがお互いに助け合っていくと思うのね。そうじゃないのよ。チームワークってのは、ひとりひとりが自分の役割にベストを尽くして、それでバランスのとれていることなの」

 

「無名人名語録」

永六輔

 


 

宗教は、たとえそれが愛の宗教とよばれようと、その外にいる人たちには過酷で無情なものである。

 

フロイト「集団心理学と自我の分析」


 

差別ほどうすぎたないものはない。よほど自己に自信がないか、あるいは自我の確立ができていないか、それとも自分についての春の海のようにゆったりとした誇りをもてずにいるか、どちらかにちがいない。

うっかり下着をトイレで汚したまま人前に出てしまった場合、いくら着かざっていても、心がひるむ。そんなとき、口臭のつよい人があらわれた場合、

――こいつの口はくさい。

と、飛びあがるほどの気分で、自分のひるみという汚物をその人の肩に載せたがる。差別とは、自分のひるみの投影にすぎない。

 

「風塵抄」司馬遼太郎

 


 

荀日新(まことにひにあらたなり)

日日新(ひびあらたなり)

又日新(またひにあらたなり)

 

湯王

「大学」


 

「絶対的正義」というマルクス主義以来の幻想が、なお一部で共有されているのは、おどろくほかない。

自分の大脳を絶対という暗箱の中に閉じこめ、あたえられた訓言(ドグマ)で世界を見、自分の目で見ようとはしないのである。

絶対というのは、この世にない。仏教も科学も相対論的であるため日本人にはわかりにくい概念だが、しいて日本的にいえば、“ダメなものはダメ”という姿勢である。相対という、他と話しあえる掛け橋を焼きはらってしまうのである。

絶対的思考には、かならず“敵”が設けられる。概念の上での“敵”を現実に倒したときのみ、閃光のように幻想が現実化する。無差別テロのことを、思いうかべている。

日本は、常人の国である。それが、私どもの誇りでもある。

常人の国は、つねづね非・常人の思想とどうつきあうかを、愛としたたかさをもって考えておかねばならない。でなければかえって“世界などどうでもいい”という非・常人の考え方におち入りかねない。

常人にはどんな非・常人よりも、勇気と英知が要るのである。

 

「風塵抄」司馬遼太郎


 

「この世で信用に値するものは、困り果てたが故の妥協と、圧倒的な力の差がもたらす勝敗だけだ」

 

鹿内靖少佐

「レッドサン・ブラッククロス外伝」

佐藤大輔

 


 

「いったん崩れ始めた状況は、新しく一からつくりなおす以外決して元に戻すことはできない」

 

霧間誠一

「ブギーポップリターンズ VSイマジネーター」

上遠野浩平

 


 

人間は遅疑しながら何かするときは、その行為の動機を有り合わせの物に帰するものと見える。

 

森鴎外「青年」

 


 

「大部分の人間にとって、日常生活の外に存在するものは幻想にすぎない。持てる者、満たされたる者は変化を嫌うのだ。変化を望むとしてもそれは口だけに過ぎない」

 

国場義昭

「地球連邦の興亡3 流血の境界」

佐藤大輔


 

「お前が助けに行く義理があんのか? 人殺しを楽しんでるサディストだぜあの日本人は」

「ケンジがどんな人間かは問題じゃない 僕がどんな人間かが問題なんだ」

「お坊ちゃん的発想だな」

「・・・・・・それに 間に合わないのはもうごめんだから」

 

ヘレナとエリヤの会話

アフタヌーンKC「EDEN」

 


 

悪魔でも聖書を引くことができる。身勝手な目的にな

 

シェークスピア「ヴェニスの商人」

 


 

「しかし、新刻敬――君の意志の強さは見事だ。君のような人がいるから、世界はかろうじてマシなレベルを保っている。世界に代わって感謝するよ」

 

ブギーポップ 

「ブギーポップは笑わない」

上遠野浩平

 


 


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