抜き書き言葉集

あらゆる書物や映画その他から、自分の心に残った言葉を集めてみました。

 

屍衣によこたわる大地も 昔は若くにぎやかだったさ。

何の用だい、おまえはここじゃ異邦人

なあ、御同様の宿無し(Vagabund)よ。

 

「アストリア」

ソイファー


 

分別の第一歩は、全てを弾劾すること。最後の一歩は、全てと折り合うこと。

 

 

リヒテンベルク

 


だが、私の考える妥協は違う。私ならワインと水を二つのグラスから別々に飲む。ワインを水で割ってしまえば、そこからまたワインを取り出すのは至難の業だからね。

 

「メ=ティの書」

ブレヒト


 

世故に長けているとは、あらゆる物事をできるかぎり重視しながら、どれも完全には真に受けないことである。

 

シュニッツラー


                                                                                                                                                    

戦争とは、別の手段で政治交渉を続けることにほかならない。

 

「戦争論」

クラウゼヴィッツ


 

 

平和は他の手段による戦争の継続である。

 

 

「西洋の没落」

シュペングラー

 


 

もっとも驚くべき現象のひとつは、誰かに頼って生活している人間から不偏不党の意見が聞けるものと、ひとびとが思い込んでいることだ。

 

 

ジークムント・グラフ

 


犯罪を罰するその当人が、まさにそのことで大抵みずから犯罪人になる。これこそ人生の顕著な悲劇的特徴だ。

 

「日記」

ヘッベル


 

暇を見つけて反戦をいくら唱えようが、『暇』のなかで行なわれる限りなんの意味もないということである。デモ行進しても人間の盾になってもダイ・インしても反戦集会開いて演説しても戦争の悲劇を語り継いでも戦争を阻止できるわけじゃない。自分はちょっといいことをしたという自己満足に浸れるだけ、個人的な満足感を求めているという意味において秋葉原や日本橋で眼鏡っ娘しか登場しないゲームや同人誌を買うのと大差ない行為に過ぎない。いつの時代も、どんな世界でも、戦争を阻止したものは、どれほどキツイ状態に置かれても冷静な判断力を曇らせず、必要な決断を即座に下すことを怖れなかった指導者とそのスタッフたちなのだ。もちろん彼らにそうした能力を発揮させたのは感情的な好戦・反戦論に流れず、目の前にある危機から最大限の利益を得ることを望んだタフな国民たちの支持である……考えてみればこれは、戦争に勝つため必要とされる条件と同じだ。

 

「A君(17)の戦争6 すべてはふるさとのために」

豪屋大介


 

神は死んだ。(ニーチェ)

ニーチェは死んだ。(神)

 

 

「与格を救え」

T・カペレ編


著名な人物の作品に数多く接していると、その人が書き起こしたものよりも、その人が線を引いて消したものの方が読みたくなる。

 

リヒテンベルク


おおっぴらに禁止して、こっそり勧めること、これが検閲。

 

ヒルデブラント


 

 

一度批判の味を知ったものにとっては、教義主義的なおしゃべりは嘔吐を催させるだけだということ、これだけは確実である。

 

 

「学問として登場することのできる、未来のあらゆる形而上学のためのプロレゴメナ(序章)」

カント


 

 

エゴイストとは、私によりも自分自身により多くの関心をもつ、気配りのない人のことである。

 

 

「ウーマンリブ名句集」

E・モーリッツ編


 

信仰よりも懐疑の方が偉そうに見える。

 

「人間の地方」

カネッティ


 

他人がいなければ、おまえは何者でもない。いかに頑強な人間嫌いといえども、たとえそれが軽蔑するためにだけであるとしても、やはり人間たちを必要とする。

 

エーブナー・エッシェンバッハ


 

御異見まことにごもっとも!

年でもとったら守りましょう。

 

 

ハイネ


 

寛容とは、他人のまちがいを赦すこと。要領とは、それに気づかないこと。

 

 

シュニッツラー

 


 

ああ、人間とは夢想するとき神のごとく、慮るとき乞食のごとく。

 

「ヒュペーリオン」

ヘルダーリン


 

服を試してみるように、物語をまとってみよう!

 

「わが名はガンテンバイン」

フリッシュ


  

ある国が自分の最悪の政敵をどんな風に扱っているか言ってくれ。そうすればその国の文化状態がどのようなものか君に教えてあげよう。

 

トゥホルスキー


現実は個人の力では変革できない、みんなの力が必要だ。ところが現実とはわれわれ全員であり、しかもわれわれはいつだって個人に過ぎないのだ。

 

「正義と法についての怪物談義」

デュレンマット


「事柄それ自体が楽しいのだ」と言われる。 だが本当は、事柄を媒介にして自己の活動を楽しんでいるのだ。

 

「人間的な、あまりに人間的な」

ニーチェ

 


 

考える者となった人間はまた同時に、すべての他者の「生への意志」に、自己のそれに対するのと同様な「生への畏敬」を払うべき必然を感じる。他者の生を、自己の生のなかに体験するのである。 

 

シュヴァイツァー

 


今の世ではなく、昔生きていたかったとは思わない。当時の人の楽しみの物語を聞くのは本当の喜びだから。

 

「イーヴェイン」

ハルトマン・フォン・アウエ

 


 

嘘をつく理由がないからといって、嘘をつかないとは限らない。

 

 

シュニッツラー

 


 

もっとも危険な種類の愚鈍さは鋭敏な理解力である。

 

「友の書」

ホフマンスタール

 


 

間違いも 役にたつ

でも いつもじゃない

インドを目指せば だれでも

アメリカを発見できるわけじゃない。

 

「格言詩」

ケストナー


詩神ミューズが未亡人となって住むワイマルでは

しきりに悲嘆の声を聞きました、

涙に掻きくれ叫ぶのです、ゲーテは死んだ、

エッカーマンはまだ生きている、と。

 

 

ハイネ

 


おいで、ともに話そう

話す者は、なお死んではいない。

 

 

「おいで」

ベン  



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