Beatmaniaについて。
目次
2ndMIX
YebisuMIX
3rdMIX
completeMIX
4thMIX
GOTTAMIX
5thMIX
completeMIX2
ClubMIX
featuring DCT
BESTHITS
GOTTAMIX2
CORE REMIX
THE SOUND OF TOKYO
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2ndMIX
私が初めてBeatmaniaを見たのは1998年の夏だった。
「MSXフェスタ’98」の終了後、別会場にて「集い」 風のイベントが開催された。その時、辻川「波也斗」氏と野口「勇人」氏の間で、 どちらが本物の「はやと」か、という「はやと対決」が繰り広げられた。 その対決に使用されたものが、
BM98
だったのだ。 BM98がBeatmaniaのパクりであることは小耳に挟んだことがあったが、 そのBeatmaniaそのものを私は見たことがなかった (筐体が置いてある店には行っていたのであろう、他のゲームをやりながら、 何度も
異様に目立つ音で
同じ曲が繰り返し流れていたことを覚えている。しかし、そのプレイ画面までは、 人だかりがあったせいもあって、見たことはなかった)。 BM98を見て、Beatmaniaとは大体どういうものなのかを想像することができた。
その集いの終了後、新御茶ノ水駅の前で数人で地べっていたが、 そのうちの1人がふと、「Beatmaniaをやりに行こう」 と手近なゲーセンへ歩いていったので、後について行き、 ついに本物のBeatmania2ndMIXを目の当たりにすることとなった。
なるほど、こういうものか。
しかし、私はその場でBMをプレイしなかった。簡単そうに見えすぎたのだ (そのしばらく後で私は大きな過ちに気づくのだが)。
9月になり、急にあのときBMをやらなかったことを後悔しだし、 BMの置いてある店を探して地元を回った。地元を回った理由は、
こっそりと
やりたかったからである。 いくら簡単に見えたとはいえ、プレイすると非常に目立つので恥ずかしい。 なるべく他人に見られないように、と思ったのだ。 しかし、地元では全く見られなかった。 ある程度大きいゲーセンにでないと置いていないようだ。仕方なく、 恥を覚悟で渋谷・新宿・池袋あたりのゲーセンへ向かう。
奇しくも、丁度3rdMIXが出た直後だった。 ある程度余裕のあるゲーセンでは2ndと3rdが1台ずつ、 小さ目のゲーセンにはまだ3rdはなく2ndが1台のみというような状況だった (その1週間後に2ndは殆んど姿を消した)。プレイヤの多くも3rdへシフトを始め、 ギャラリーも皆3rdの方へ固まるので2ndの前は閑散としていた。
さて、初プレイ。100円硬貨を投入してスタートボタンを。始まらない?
え? 1回200円?!
ある意味カルチャーショックだった。だが動揺を見られないように、 改めてスタート。全くの初体験なのに、性懲りもない
見栄を張って1曲目にいきなり★2つを選択した
(jam jam reggaeだったと思う)。
音がデカい。ミスが目立つ。タイミングが合わない。 違うキーを叩く。1回200円がプレッシャーを煽る。滅茶苦茶。
結果は惨敗。ゲージが微かに残っている程度の、惨憺たるものだった。 ギャラリーこそなかったが近くにいた中学生(?)に笑われる屈辱。
早々に立ち去り、別の店へ逃走した。今度は、
「いいんだよ、どうせ初心者なんだから」
と開き直り、 「プラクティスモード」を決行。それでも最初は思い通りにいかなかったが、 このモードが終わるころにはなんとなくコツを掴んだような気がしていた。 まず、オブジェがラインに来るまで
じっと待つ。
今となっては当たり前だが、 それまで私はシューティングゲームばかりやっていたので、 画面に何か出たらそれをすぐ「撃つ」ことが癖になっていて、 オブジェ(無意識のうちに「敵」と思ってしまったらしい) がラインに来るまでなかなか我慢できていなかったのだ。 あとは失敗を恐れない
度胸
だろう。 私は元来「負けず嫌い」だが、その「負けたくない」気持ちがあまりに強すぎると、 ちょっとでも失敗しそうになるとそれだけで大慌てして、 その後が滅茶苦茶になるのである(このことは
私の性格
がよく裏付けている)。
度胸がついたおかげで、次に普通にやったときは(3曲目はdj-battleで) 4曲目まで辿り着いた。その時クリアはできなかったが、 私の「負けず嫌い」の性格が今度はプラスに働いて、 「全曲クリアしてやろう」という意欲を掻き立てる結果となり、 BMに嵌まっていったのである。
その直後にPS版のBMが発売され、私は当然これを(専用コントローラとも) 購入し、PS版で練習をしてはアーケード版で実践、という繰り返しで、 ついに全曲クリアすることができた。エキスパートモードも全3コースクリアした。
その途中で、
ある人がいきなりHIDDEN-2Pモードを始めて minimalを余裕で(!)クリア
しているのを目撃し、圧倒されると同時に、
いつかはああなってみせる
、とも思ってしまった。 3rdをやりながら、たまに生き残っている2ndでDOUBLEや、 HIDDENに挑戦することにした。しかし、DOUBLEは殆んど見えないし、 見えてもキーを間違えやすいので全然上手くいかず、 HIDDENもスクロールスピードが遅いのでタイミングが取れず、 いずれも数回やっただけで諦めてしまった。
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YebisuMIX
PS版2ndMIXを買ったときに一緒に付いて来たのが、この「YebisuMIX」だった。 曲数こそ少ないが、いずれも新曲だったのでなかなか楽しめた。 3rdが出たとき、難易度の高い曲が多い中で、「La Bossanova de Fabienne」 「Stop Violence!」「METALGEAR SOLID」の3曲が役に立ったのは言うまでもない。
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3rdMIX
★6の凶悪さが際立っていた
、それが当時の印象である。 明らかに2ndMIXより難易度は高くなっている。
私がBMシリーズを始めたのは、 先にも書いた通り2ndから3rdへの丁度過渡期だった。 私は残っている僅かな2ndMIXでひと通りできるようになるまでは、 3rdMIXには手をつけないでおいた。そのうちに以前からのBMユーザは、 難しい3rdMIXでも楽にクリアしてしまうことができるようになってしまったのだ。
出遅れた。
そろそろ3rdに移ろう、 そのときにはBMユーザ全体のレベルはかなり高くなっていた。 依然として筐体の前には長蛇の列(大袈裟か)ができており、 その中で待ちながら先頭のプレイ状況を伺う。
上手い。
さすがにまだこの当時は★6に手を出す人は少なかったが、 4曲クリアする人の割合はかなり高かった。
焦る。
自分の番。とりあえず初回で4曲クリアできた。しかしそのうちの2曲は、 La Bossanova de Fabienne(当時やっとクリアできるようになったばかり) とMETALGEAR SOLIDだった。
それで良いのかMIJINKO?!
ともかく、あまり人だかりがないような店を選んでチマチマと練習を積んでいった。
店のうちでは3曲設定とか、 1回300円(!)などというとんでもないものもあった。 この2nd〜3rdの時期にBMの人気が急速に高まり、 各地に爆発的に筐体が普及し始めた。高価な専用筐体の利潤回収のために、 少々厳しい設定にせざるを得なかったのだろう。
あるとき、自分で選曲できる全ての曲をクリアした、と思った時期があった。 しかし、別の人は私がやったことのない曲もプレイしていた。どうやら、 途中の得点によって出ない曲があるらしい。 その中にはあのAttack the musicやsuper highwayもあった。 当時としては頗る凶悪な難易度だった(現在はかなり格下に扱われているようだが)。 それらを攻略して漸く一息つくことができた。
次の目標は
EXPERTモード
。 3rdMIXでは隠されているのでなかなか発見できなかった (よく見ればタイトル画面にそれとなくメニューが書いてあったのだが)。 このモードは2ndMIXと異なり、最初は100%のゲージが失敗するごとに減り、 全て無くなった時点で強制終了となる。
あのお馴染みのモードはこの3rdMIXが元祖だ。
残ったゲージは次の面へ持ち越され、途中で回復することはできない。
classicコースはskaやdrum'n'bassが入っている割には、 意外にも簡単に攻略可能だった。問題はtechnoコースで、 5曲中3曲が★6。かなりの金食い虫だったといえる。
とりあえず3コースとも終わり、 新フィーチャー
RANDOM、MIRRORモード
も試したりと、 飽きの来る前に、隠し曲・隠しコースが公開された。 更にその後、20,novemberとAttack the musicの
another
も出現する(本当に573さんはちゃっかりした商人(あきんど)だと思う)。
2ndMIX同様、懲りずにDOUBLEも試してみた。しかし全然プレイがおぼつかず、 やっぱり2〜3回で放棄してしまった (私がまともにDP、2Pを始めたのは4thMIXから)。
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completeMIX
3rdMIXが出たことによって、それまでの2ndMIXは姿を消すことになった。 そのうちの幾つかの曲は3rdにも収録されていたが、全部というわけではなかった。 3rdをプレイし尽くした後、やっぱり2ndの曲をもう一度やりたいなぁというのは、 割合多くのユーザが抱いていた希望なのであろう、2nd、3rdの両方の曲を収録した、 その名も「
complete
」MIXの登場。
しかし、稼動当初こそ「2ndと3rdの両方が一度にできる」 「新しいexpertコースも収録(インターネットランキングも対応)」 という理由でそこそこの人気であったが、新曲というほどのものは収録されておらず (追加されたものは、2nd曲をベースにした新バージョン、3rd曲の英語版、 pop'n musicからのリミックスのみ)、 やはり、すぐに飽きられてしまったような印象がある。
そんなcompleteMIXであったが、 私は4th、5th、complete2と移っていった後に何故か再び挑戦を始め、 最近まで利用していた。 理由は「
やり残した2Pモードの再挑戦
」だった。 私は2nd、3rdとも2P/DPに挑戦したことはあったが、当時はことごとく惨敗し、 少しかじっただけで放棄していた。 だが、BMを続けるうちに次第に2Pモードに慣れてきて、 色々な曲で2Pができるようになってきたのだ。 そこで、中途放棄した2nd、3rd曲にもリベンジしようという気になってきた。 都合の良いことに、少数の店ではあるがこのcompleteMIXが生き残っており、 更に1クレジット=100円になっていた。私は2Pに挑戦しまくり、遂に、
OVERDOSER(minimal) の2Pモードという悲願を達成することができたのであった!
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4thMIX
4thMIXは初代BMシリーズの内で
かなり大きな転機
といえる。 それまでの収録曲をすっぱりと全て切り捨てて、 ジャンルもやや広げたうえで新曲に一新、デザインもやや明るめに模様替えされた。 難易度の基準も新しくなり、以前は★1〜★6までだったものが、 ★1〜★7の範囲に変更され、難易度毎に「名前」が付いた。 参考までに各難易度の名称は...
★1:very easy (訳:とても簡単)
★2:easy (訳:簡単)
★3:normal (訳:普通)
★4:hard (訳:ムズい)
★5:very hard (訳:とてもムズい)
★6:strong hard (訳:著しくムズい)
★7:ultimate hard (訳:最高にムズい)
というようになっている。個人的な感想だが、 completeMIXまでの難易度の基準とは異なっている気がする (それでもcompleteMIX2のように、comp(1)以前と4th以降の曲が混在する場合に、 双方の難易度をそのままの数値で混在させているのが解せない)。
難易度の幅が広がり、数値上は上限が上がっているが、先にも書いた通り、 全体的な難易度は3rdよりも低い印象だ (現に、これ以降のバージョンでは幾つかの曲の難易度の数値が「格下げ」された)。 殆んどの曲は、2〜3回も挑戦すれば難なくこなせる状況だった。 繰り返し書くようだが、これは4thMIXに限って言えば私が上達したせいではなく、 本当に
全体的な難易度が低め
になっていたのだ。 これは、ゲームシステムはそのまま継承し雰囲気を一新した4thMIXで、 新たなユーザを招き入れようという趣旨だろう。 その成否は私の知るところではないが...。
また、以前は隠し要素が強かったanotherだが、 この頃から簡単に出せるようになり、 しばしばanother曲が注目されるようになった。 4thMIXのanotherは対応曲はそれほどなく、概してあまり変化はないが、 その中でただ1つ、 通称
「穴猿」
としてコア層に恐れられているものがある。 これは「DRUNK MONKY」のanotherバージョンのことであるが、 他の曲と比較して雲泥の差とも言えるほどに凶悪な難しさを誇っている。 私も、4thMIXの中でこの曲だけはクリアすることができなかった。 現在でもPS版などでたまに再挑戦するのだが、依然として先が見えてこない。
もうやり尽くした、と思った時、この頃にはBMIIDXも登場していたので、 そちらを頑張っていた時、私は異様な光景を目の当たりにした。
IIDXのexpert(SPECIALコース) の2Pを1人でやっている人がいたのだ。
私が目撃したのは5曲目の最後の方だったが、 終了時に1P、2P側両方ともゲージは90%以上は残っていた。
只者じゃない。
私は圧倒されて逃げるように店を出た。近くの別の店に入り、 違うゲームをしていると、今度は(先程と同一人物かは確認できなかったが) すぐ隣の
4thMIXで2Pをしているではないか!
私の「負けず嫌い」な本性が現れた。 嘗て何度となく門前払いを食らい、殆んど諦めていたDP (その後初代BM筐体のシリーズではDPより2Pをメインにしている)に、 半ば自棄でトライしたのだった。
できた。
最初は緊張で両手が震えながらも、何とかクリア。 簡単な曲から順に挑戦していった。まだ完全には慣れず、 ときおり譜面を1列見間違うこともあった。 最初の壁は「YOU MAKE ME」だった。片方だけを見ていると反対側がお留守になる。 譜面の一部を覚えて、拍子がずれないように慎重にリズムを感じながら数回トライし、 何とかクリア。他の曲にも片っ端から挑戦した。
私は1クレジットでDPにするよりも、 2クレジットで2P側のスタートボタンを押して 2Pモードにしたほうがいいと感じた。理由は幾つかある。
まず、値段。DPは200円で2曲、対して、2Pは普通は400円で4曲だが、 安い店なら300円で5曲できる場合もある。
またDPではゲージが1本のため、左右両方ともできないと駄目だが、 2Pでは最悪でも片側がレッドゾーンならば次へ進める。 勿論これではクリアしたとはいえないが、途中で「これは駄目だ、できない」 と思ったら片側のみに専念して逃げるという手もないわけではない。
3つめの理由。DPでも1曲目を失敗しても次はできるが、結局2曲で終わり、 ネームエントリ、エンディングもなしなのは何だか物足りなかったのだ。
開眼。
きっかけは分からない。何の曲をやっていたときかも覚えていない。だが、 あるとき突然、両方のパートが見えて、キーを叩く位置も間違うことなく、 きちんとDP(2Pだが) のスタイルに自分自身を当て嵌めることができるようになったのだ。
そして高難度の曲にもトライ。 4thMIXはシングル、DPとも比較的簡単な譜面だったのが幸いし、 次々と超えていった。「GENOM SCREAMS」はダメモトで挑戦した時に、 失敗しながらも何だかできそうな予感がした。 よく分析すると両パートがユニゾンなので、 タイミングと指捌きができれば実際はかなり簡単で、数度の再挑戦でクリアし、 この曲が持ちネタの1つになったほどだ (4thは判定も甘かったらしい。5th以降では、たまに失敗することがある)。 「WEIGHTED ACTION」「DRUNK MONKY」も、 何だか分からないままも難易度設定が低めの筐体ではクリアできた。
結局、4thMIXの2Pモードは、件の「穴猿」以外、 隠し曲もanotherも全てできてしまったのだ。 これ以後、私にはシングルプレイのほかに
2Pモード
という新しい道が開けることになった。尤も、 4thMIXができた程度ではまだまだ井の中の蛙には違いなかったのだが...。
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GOTTAMIX
初のPS版オリジナルMIX、
それがGOTTAMIXである (とは言え先に出たアーケード4thMIXから3曲を含んでいる)。 アペンドディスクであるため、 新規にメモリーカードが必要となってしまうのが残念だが、 今までになかったジャンルの曲も多く、
dj-battleは爆笑の快(怪)作
だった (実はIIDX substreamにも収録されている)。
また、この当時私は2台目の専用コントローラ (1台目はアスキー、2台目はコナミ製)を購入し、 本腰を入れて2Pモードを始めるようになった。4thMIXにもあるR&B (GOTTAの方が若干長い)は、 左右で別々にリズムを刻むのでDP初心者にはなかなか難しいが、 このGOTTAMIX版は
良い練習
になり、 自分のレベル向上に一役買うこととなった。
他にも、dancing Percussion、CLUB 115、Miracle Moonなど、 2P、DPをやる上で一度は挫折するような最初の壁 ――左右とも別々のリズム(あまり複雑ではない)が絶え間なく続く―― が幾つかあったが、いずれも曲が気に入ってしまったために中途放棄せず、 クリアすることができた。 現状ではどうしてもクリアできない曲が幾つか残っているが (「ATG達成度」参照)、 それでもまだ、
いつか超えてやる
という意欲を保っていられるのも、 このGOTTAMIXの選曲が素晴らしいからなのだろう。
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5thMIX
5thMIXの曲目はかなり奇妙だ。
4thMIXの曲が再収録されているが、収録されなかった曲も僅かだがある。 新規収録曲の半分は「DANCEMANiA」からBM用にリミックスしたものになっている。 また、IIDXから5keyに譜面を直したものが3曲、GOTTAMIXから2曲が追加され、 残りの穴を埋めるようにオリジナル曲等が追加されている。
オリジナル曲は良いとして、何故DANCEMANiAの曲が大量に収録されたのか、 些か疑問である。DDRに大量に収録されているのは分かるが、 BMとDDRで通信ができるわけではないのだから、 特にBMでやる必要はなかったと思う。 寧ろ、収録曲のジャンルがダンス系に大きく偏ってしまって、 好ましくない状況になったと個人的には思う。曲自体は良いのだが。
IIDXからの3曲、「R3」「22DUNK」「Prince on a star」 は曲自体は悪くないのだが、 音響回りがIIDXより如何せん貧弱なので充分に曲の魅力が伝わってこないし、 5keyというのにも違和感を感じた。やはり7keyのIIDXでやったほうが良い。
GOTTAMIXからの2曲はかなり「反則」と言わざるを得ない。 「Manmachine plays jazz」は曲の長さが半分にカットされている。 「HELL SCAPER」も一部カットされた上、
こともあろうか最初から2倍速になっているのだ。
この曲は190BPM(途中から195、200)だが、現に240BPMの「CRYMSON」よりも、 見た目の速度は遥かに上なのである(単純計算で380〜400BPMに見えるはず)。
5thMIXで追加されたオプションに、「HI-SPEED」「SUDDEN」がある。 HI-SPEEDはスクロールスピードが通常の2倍速になるモードである (テンポは変わらず、譜面が2倍に間延びしている)。 私は最初、このオプションはただ難しくなるだけだと思って使わなかったのだが、
「ALL PRO」をやったときにこのオプションが大変役に立った。
この曲はテンポが遅い割にはオブジェがかなり込み入っていて タイミングを掴みにくかったのだが、HI-SPEEDオプションを付けることによって、 オブジェの間隔が延びて判読しやすくなった上、 スクロール速度も丁度良い程度になったのだ。これ以後、 BMではHI-SPEEDオプションを付けてプレイすることがデフォルトになっている。
一方のSUDDENは、HIDDENではオブジェが画面の中央から消えるのに対し、 画面の中央から出現する。 オブジェが画面に表示されている時間は通常の半分となるので、 「オブジェが見えてから通常の倍の反応速度が要求される」という意味では、 体感速度はHI-SPEEDと同様に2倍になるといえる。 だが感想としては、SUDDENはHI-SPEEDと違い、ただ難しくなるだけだった。
一時、HI-SPEED・SUDDEN・「HELL SCAPER」という、 酔狂な遊びが流行った。この場合、体感BPMは (オプションなし換算で)最高1600BPMとなり、もはや常人の範疇ではない。
4thMIXで味を占めていたので、私は2Pにも挑戦した。 だが、5thMIXの2Pはそう簡単でもなく(というよりも4thが簡単すぎたのだ)、 クリアできない曲も少し残っている(達成度参照)。
やれやれ、世間はそんなに甘くはない。
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completeMIX2
completeMIX「2」が出るということを聞いた当初、 「またか」と思ってしまったのは否定できない。 だが、「2」は全く意表をついた形で登場した。 2nd〜5thの再収録(さすがに全曲という訳にはいかなかったようだ)の他に、 新曲も数曲追加されていた(Turning the Motor Overはお気に入り)。
が、驚いたのはそんなことではなく、
再収録曲の多くに新たにanotherバージョンが用意された
ことだった。しかも、 anotherといっても以前のように若干の譜面の変化というつまらないものではなく、 むしろremixというような、原曲を基調とした別のバージョンになっていたのだ。
しかし些か問題だったのは、このanother、
難易度が半端じゃない。
anotherでないものは最高で★7(ultimate hard、訳:最高にムズい)までであるが、 anotherではその上を行く、★8(incredible hard、訳:信じられないほどムズい)、 ★9(unearthly hard、訳:この世のものとは思えないほどムズい)まで存在する。
まさに難易度のインフレ状態である。
かの有名な、通称「穴猿」(DRUNK MONKYのanother)はこの★9に相当する。
これらの高難度anotherは、 並みの譜面では物足りない「達人」対策に作られたと窺えるもので、 初心者はおろか、中級者以上もシャットアウトしているような嫌いがある。 果敢にも(無謀にも)幾度となく挑戦してはみたが、 さすがの負けず嫌いな私でも萎えてしまうほどで、 クリアできない曲も随分残ってしまった。
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clubMIX
4th、5thと続いて、次は6th...となるはずが、そうはならなかった。 いきなり「clubMIX」という、全く別のバージョンになってしまったのだ。 あくまで個人的な印象だが、4thMIXへのバージョンチェンジは成功だったが、 このclubMIXへのバージョンチェンジはあまり成功とはいえないような気がする。
私は、 clubMIXはどこかしら
「変な」
要素が多いと感じている。
まず、収録曲について。この約半数はJ-POPなどから取ってきている。 これは別に問題にしない。 残りの半数はcomp2の新曲の再録とclubMIXの新曲であるが、 この新曲は、
何故かラテン系に大きく偏っている。
似たようなジャンルが多かったため、 バリエーションの広さはあまり感じられなかった。
次に、画面の雰囲気について。 comp2までずっと、アーケード版の画面は黒を基調としたイメージだった (ネガティブ、というようなマイナスイメージではなく、 照明を落としたような落ち着いた雰囲気だった)。 だが、clubMIXではいきなり反転して、
白を基調とした画面
になったのだ。 雰囲気が以前と違いすぎる。レイアウトも変わっていた。
私の偏見かもしれないが、残念ながらclubMIXには、
BeatmaniaであってBeatmaniaでない
ような、 変な印象ばかりしかない。いつもはanotherを探したりするのだが、 このclubMIXではanother探しをしなかった。 もういいや、とか思ってしまうこともあった。
コアユーザには非常に残念なMIXだったと思う。
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featuringDCT
私はDreams Come True(以下DCTと略す)の曲は殆んど知らない。 それ以前に、自発的には殆んど歌は聴かない。「歌が嫌い」という訳ではないが、 いわゆる「趣味の違い」ということで片付けさせていただく。
さて、もはやBMに嵌まりきっている私であるから、 この新バージョン「featuringDCT」にも当然手を出した。 今までのBMシリーズとは些か毛色が異なって、 女性向き(差別ではないがこの表現はできるだけ避けたい)というか、 今までより広い客層にターゲットを拡大しようという意図が伺える。 全体を通して難易度は低めに設定されており、また曲目がすべてJ-POPであるから、
ライトユーザに対してもかなり敷居は低い
のではないだろうか。 ただしその反面、
コア層には幾分物足りない
と感じるのは仕方がないことだろう。
曲数は少なめである。しかしそれでも、
HARDで3曲、 MONKeY LIVEで4曲
という設定は御勘弁願いたいものだ。
それならばせめて100円に値下げして欲しい。
稼動から僅か数ヶ月で、PS版も発売された。こちらはより曲数が減り、 全13曲となり、MONKeY LIVEもコースが1つ削減されている (オープニングムービーも無かったが、そんなに容量が厳しかったのだろうか)。
批判的なコメントばかり書いているが、決して曲が悪いのではなく、 ただBMユーザから見れば(BMとしての)中途半端さが拭えないというだけだ。 DCTファンの方々、どうか御機嫌を損ねないで頂きたい。
改めて、曲は素晴らしいかったことを書き留めておく。 普段あまり歌モノを聴かない私でさえ、
LAT.43°Nのサビで泣いた。
2Pモードも比較的簡単なので、4thMIX同様、 これから2Pをやってみようという人にはお薦めかもしれない (ただし後半の曲は両方に別々のフレーズが入り、高難度のものもあるので注意)。
追伸。PS版をやってみるまで、 MONKeY LIVEの曲間のスクラッチステージでゲージが回復できることを知らなかった。
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BESTHITS
インターネット上で、BMの曲(家庭用限定)の人気投票が行なわれた。 そのうち上位30曲が収録され、BESTHITSとして販売された。 いちBMユーザとして私も購入したが、 あまり長くプレイしないうちに飽きてしまった。
理由は、
新曲がない
ということだ。 L.E.D.LIGHT氏の5曲のみ新たにanotherが追加されていたが、 その他は全て再録曲であった。 人気投票の結果なのであるから、当然ではある。しかも、人気の高い曲ばかりなので、 これらの再録曲は当然、以前から何度もプレイし尽くしたものばかりだったのだ。
さらに、この「人気曲」というレッテルは私には頗る不愉快なのである。 私自身、このコーナーにも何度か、 「お気に入りはこの曲」とか書いたりはするのだが、天邪鬼な性格なのだろうか? 猫も杓子も、老若男女、「この曲が好きだ」と言い始めた途端、 急に今まで自分が気に入っていた曲でさえ嫌いになることがある。
「自分はそんなにミーハーじゃない」
、 と知らずのうちに避けようとしているのかもしれない。
そんなBESTHITSだが、1つだけ大いに評価したい面がある。 それは、このソフトがアペンドディスクではなく、
単体起動可能
だということだ。 煩雑なディスク交換なしに気軽に楽しむ、 という面ではかなりメリットがあるといえる。
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GOTTAMIX2
そろそろ新曲のアペンドディスクが欲しい、 そう思っていた頃に丁度(本音はもっと早く出て欲しかった)GOTTAMIX2が登場した。 前回のGOTTAはジャンルが「ごった煮」であったが、 今回は
国籍が「ごった煮」の状態
となっている。
いざプレイしてみて、「こういうものもあるのか」と思う曲が結構あった。 全体的に視野が広がった、そんな気がする。 個人的にノリが合いにくいものもあるのは、 それだけ裾の広い範囲から雑多に集めてきたからで、 それがコンセプトなのであるから仕方がない。いや、寧ろノリが合わないのが当然で、 趣味の違いというか、それぞれのお国柄のような面が現れてきて面白い。
そんな収録曲の中に、明らかに
これはギャグだ、
というようなバカバカしいものが何曲もあった。逐一曲名は書かないが、 とにかく、ここまでやるかというぐらい際限なくバカらしくて笑えた。
GOTTAMIX2はそういう風に色々な面で楽しめる逸品だと思う。
だが、奇しくも私がまだDQVIIを(クリアしてはいたが) やり込んでいた頃であったので、GOTTAMIX2は一通りやった程度で (後日2Pもやったが)回数的にはあまり多くプレイしていなかった。 今度、ほとぼりが冷めた頃にでも再度プレイしてみたら、 またきっと面白く感じるに違いない。
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CORE REMIX
帰って来た。
CORE REMIXをプレイした時の第一印象である。clubMIX、 featuringDCTで雰囲気が極端に変わってしまったので内心心配していたのだが、 CORE REMIXは
見事に原点に戻った。
やはりBMはかくあるべき、そう感じずに入られなかった。 以前BMをやっていて最近の変なバージョンアップに見切りをつけていた方などは、 ぜひこのCORE REMIXに戻ってきて欲しい。
曲目は2ndMIXのリミックスが大半を占めているが、
このリミックスには本当に驚いた。
ジャンルからしても原曲と全く違う。 非常に注意して聴かないと、原曲の「パーツ」ですら発見できない。 「これって本当にあの曲??」と疑ってしまうほどだ。
よくぞここまでとただただ脱帽するだけだった。
このぐらいまで豪快に“かき混ぜた”方が爽快ですらある。 2ndMIXの曲名を冠してはいるが、全く別の曲だと思って聴いた方がいいと思う。
難易度的には5thMIXと同程度だろう。 ただ、例によって凶悪なanotherも隠されているので注意が必要だ (今回★7と★9の間にかなり隔たりがあるような印象がある。 「20,November」は★8だが、これは★7と殆んど変わらない)。
今回は「
IIDXdouble
モード」が復活したので、 私は2PではなくDPをやっている。 IIDXdoubleでは両方のパートが同時に見えるからだ。 ただし、私の場合IIDXで14keyに慣れた後に初代BMでIIDXdoubleをやると、 キーの位置の感覚が何故か狂ってしまうのだ(殆んど1列ずれてしまう)。 逆に初代BMに慣れた後14keyをやると、こちらもずれてしまう。 そのため、筐体を変える際には必ずと言っていいほど、 ウォーミングアップのために1クレジット損してしまうのが悲しい。
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THE SOUND OF TOKYO
ちゅ・う・か〜〜〜〜〜がい、そんな中華街〜
、 と耳について離れない、SOUND OF TOKYO。 PS版のオリジナル、しかもアペンドではなくキーディスクとなっているので、 気軽に楽しむのに適しているだろう
(値段がやや気になったが)
。
曲数は13曲と少なめだが、 featuringDCTとは違って全曲が別々のアーティストによるものなので、 バラエティに富んでいる。難易度も、★1〜★9と幅広い。 ★1とはいっても昔の★2以上はあるので、全体の難易度としてはやや高めである。
また、この13曲がそれぞれさらに「ECONOMY」「BUSINESS」「FIRST」という、 飛行機の座席のような名前で3種類の譜面が用意されている。 従来のBMシリーズと照らし合わせれば、
「ECONOMY」が「BASIC」に、「BUSINESS」が「HARD」に、 「FIRST」が「ANOTHER」に相当する
と考えられる。 名称についてさらに言えば、通常のモードが「OPEN」であり、 expertモードが「FIXED」となっている。今までBMをやり込んでいた人は この名称の違いに少々面食らうかもしれないが...。
全体の印象としては良いのだが、ただ1点残念なところがある。
オブジェが見づらい。
「THE SOUND OF TOKYO」は従来からのBMの流れに流されてマンネリ化するのを 防ぎたかったのだろう、全体の雰囲気が若干異なっている。 それは前述の名称の違いにも現れているのだが、 最も地味で且つインパクトがあったのは、今までは黒だった
オブジェの背景(レーン)が白くなっている
ということだ。 白背景は黒背景よりも目が疲れる。ただしこれはデフォルトの設定なので、 オプションモードで従来どおりの黒にすることができる (私は見慣れた黒にしている)。 しかし、そもそもレーンの色を変更できるようにしたのが間違いだった。 背景が白でも黒でもいいように、オブジェの色は従来の白から灰色に変更された。 そのため、従来の黒背景に白オブジェの場合よりもコントラストが低くなり、 オブジェを素早く判読するのに若干の支障を来たしている。
灰色のオブジェは、 白レーンにも黒レーンにも溶け込んでしまったのだ。
さらに悪いことに黒鍵用の青オブジェとも色彩が近くなってしまい、 混同する危険が増えてしまっている。
黒背景のままだと従来との差別化ができにくいのだったら、 たとえば黒鍵のオブジェを赤くして(feat.DCTの2P側のように)、 レーンを濃紺にするとか、或いはオブジェを完全に黒にして、 さらにそれだけだと白レーンの輝度によって黒が隠れやすいので、 オブジェの縦幅を太くして見やすくする... というように視覚的に見やすくなるような変更をすれば良かったと思う。
冒頭にも書いたとおり、 印象に残る曲が幾つかあってなかなか楽しめる作品だ。ただ... オブジェが見づらくなってしまったために結果的にゲーム性に影響が出てしまった、 その1点だけが残念でならない。
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