馴れ初め

 私が霧谷と初めて会った、もといMJを見始めたきっかけについて。

 中3の秋、アニパロコミックスの第何号だったか忘れたが、
浪花愛作品「ロープの先」が掲載されていたのを読んだ。
それを読もうとしたのは、「純」と呼ばれていた男の子が可愛らしく
しかも曰く有り気などこか寂しそうな感じに興味を惹かれたからだ。

 「ロープの先」の内容は、MJの3人と純、さゆりが一緒に映画を見た帰り、
感想を話し合ってる間に純がケンたちへの心情を吐露するという話だ。
純は彼らといる時だけ普通の少年でいられる。
純が言うには、ケンは運命のロープの先を握っている人なのだ。

 だが私には他に、もう一人気になる人がいた。
冒頭の仕事の場面で純に進言したり、車で迎えに来たりしていた
「霧谷」という姓のおとなしそうな男だった。
 寡聞にして無知な私の考えだが、物語上のお約束として
お坊ちゃん・お嬢さんがワイルド系の主人公と親しくなった場合、
ハイソな生活圏内の関係者は引立て役になりがちなものだ。
この霧谷なる人も多分その類だろうが、その割に凝った名字だし
純を優しく見守っているようで重要キャラに違いない、と思った。

 この2人をアニメで見てみたくなった。
純にとっては主人公達だけが普通の子供の部分を見せることが許される理解者で、
屋敷やオフィスの人々とは心の通わない表面的な関係に思えるのかもしれないが、
仕える立場の者もそれなりに純を思っているはず。
2人の関係がどう描かれることか。

 丁度良いことに、翌週の月曜日は塾が休みで、放映時間に家にいられるのだった。
その日はいつもの本屋にも寄らないで帰った。
 10月半ばの事だった。
 

実はこの文章は二部構成です。
 →疾風怒涛の第2部にJACK ON!(準備中)
 →ここらでやめとく。


このページは GeoCitiesです 無料ホームページをどうぞ