新約アンパンマン考。
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皆さんお久しぶりです。
久々のアンパンマン考です。
まぁ新約っつうか昔書いたヤツの新しく気づいた点とかについて触れます。
いつも通り徹頭徹尾ウソなんで冗談半分で読んで下さい。
さて私は昔、ここで神話学的アンパンマン考を述べました。
「アンパンマンはバイキンマンを倒す事でヒーローたり得ている」と。
アレは別に神話学や宗教学を勉強して書いたわけではなく
ただ単にフッと思いついただけの説でした。
アレからもう二年くらい経ちますか。
その間色々な本を読んだり、人の話を聞いたりして
私はこの説に新たな側面を見いだしました。
「悪を倒すとヒーロー」これが前の要旨でした
では「悪」とは誰から見た「悪」なのか?
神話や伝承で語られる悪とは、常に物語りを編纂する側から見た悪なのです。
例を一つ。
アメリカへ移住したイギリス人から見たインディアンは悪でした。
彼らは蛮族で、同胞たるイギリス人を殺したからです。
だからカスター将軍はインディアンの砦を陥落させ、蛮族を皆殺しにしたのです。
もう一つ、日本での例を。
大和朝廷はその権力を握る課程で対立する多くの豪族、土着民族を蹂躙、制圧しました。
神武天皇は九州から近畿に北上する課程で生駒山を護る「長脛族」を抜く事かなわず、
紀州経由で遠回りして土着民族「土蜘蛛」を味方に付け「悪」である「長脛族」を征伐。
その後この長脛族を蛮族とし、自分の行いを正当化します。
ヤマトタケルはアイヌの先祖である先住民を討伐し英雄に。
天皇家始祖は日本先住民を征伐、その後に彼らの虐殺、迫害を行いました。
今現在 日本国家の象徴とされている尊き血族たる天皇家は
南方からこの小さな島国に辿り着き、先住民を殺し、追いやり、今の座に収まったのです。
ヨーロッパでもこの様な例は数多く見られます。
ヒトラーだって似た様なもんです。
英雄伝説とは常に夥しい弱者の屍の上で、勝者によって語られるのです。
世界には二万種類くらいの対立した考え方があり、
同じ考え方でも対立した利害関係があり、
対立した考えの共通した利害関係があり、
それぞれがそれぞれの利害や宗教などに殉じ殺し合っているのです。
スペイン人のコンキスタドーレスとアステカ原住民の闘い、
イギリス移民によるアメリカインディアンとの闘い、
どちらが「悪」かは捉える側の視点によって変わるのです。
今でもアメリカの姿勢は大して変わってない様に思えます。
ブッシュは北朝鮮を「悪」とし、自らヒーローになろうとしています。
そしてこれが今回の命題です。
{・ヒーローになる為には「悪」が必要である。}
{・「悪」が居なければ「創ればいい」。「悪」は創り出せる。}
アンパンマンはバイキンマンを倒す事でヒーローたり得ています。
ではバイキンマンは「悪」と言う事になります。
誰から見た「悪」か?
もちろんアンパンマンからです。
@アンパンマンから見たらバイキンマンは「悪」だ
Aだからバイキンマンを倒す
B「悪」を倒したアンパンマンはヒーローである。
ではバイキンマンは何故「悪」なのでしょうか?
彼がカバ夫を殺しましたか?
パン工場を破壊しましたか?
街の住民に対して窃盗、傷害、強姦、殺害、或いはそれらに類する行為をしましたか?
おそらくですね、あの街にはアンパンマンによる情報操作が為されています。
ジャムおじさんによって住民にバラ撒かれているアンパンマンの頭。
アレには様々な新薬や向精神剤、内分泌攪乱物質が混入されています。
それに加えて恐らくは服用した際に暗示状態に陥る薬が混入されているのでしょう。
「バイキンマンは悪だ」という思い込みが住民に刷り込まれているのです。
それがないとアンパンマンはただの弱い者虐めに成り下がりますからね。
住民の頭に「バイキンマンは悪だ」という意識があるおかげで
アンパンマンはヒーローとして君臨しているのです。
これは古代中国などでも用いられた戦略レベルでの経済、情報術です。
さすがはジャムおじさん、もとドイツ陸軍の重鎮だけあって
この種の非人道的政策には一日の長があります。
こうやって見ると、平和と安穏に護られたかに見えるあの街が
住民への虚構と権力への野望、野心と欺瞞に満ち溢れた
酷くおぞましい鳥籠か檻に思えます。
もう思いっきり自分の妄想で毒吐いてますけど、
アンパンマンは幼児の情操教育にモッテコイのステキアニメです。
何も知らないチビッコどもはあの勧善懲悪アニメの虜ですよ。
上田はこれからもアンパンマンを生暖かく応援しつつ、
この種のウソ情報を捻り出して行こうかと存じます。