第四話 タイマン戦士どれみ誕生!


最近めっきり出番が減ったどれみくん。
でも実はあたしの子供達の中で一番最初に生まれた子なんです。

この子で訳も分からずブリタニアを走り回った。
ヒーラーさんに蘇生してもらって、一生懸命お礼を言ったりしたw
NPCにアタックしてガードさんに処罰されたりもしたw
そこらへんの狼に噛み殺されそうにもなったw
黒熊や茶熊と間違えてグリにアタックしてなぶり殺されもしたw

現在出番は少なくとも、あたしの中での思い出はこの子が一番多いかもしれない。
今はもうモンスターにやられる気はしないけど、あの頃は毎日のように幽霊になっていたっけ。
そんな思い出いっぱいのどれみくん、頼りなかったのが嘘のように今では立派な戦士です。

とある午後の昼下がり。
どれみくんは久し振りにブリタニアの自分のおうちに降り立ちました。
そう、雪乃が鍛治GMになったので、武器を作ってもらおうと思ったのです。
雪乃は快くフルプレセットとハルバードを自分の銘入りで作ってあげました。
一人前の戦士であるどれみくん、新しい武器の切れ味を試したくなるのも当然です。
昔はパーティーを組んで戦っていたけど、ふと新しい武器を手に入れたのをきっかけに、
一人では到底倒せないようなモンスターに挑んでみたくなったのでした。
「どいつを殺るかな・・・。」
迷った末に単身シェイムLv3に飛んだどれみくん。
そうです、どれみくんは生涯初の相手に毒エレを選んだのでした。
皆さんもご存知の通り毒エレはブリタニア最強の毒素を持った最強のエレメンタルです。
もし一瞬でも解毒に遅れようものなら、灰色の世界が待っている事でしょう。
そんな相手を選んだどれみくん、もう立派な男ですね。



着地地点からすぐ近くに毒エレを肉眼で確認。
手に持った雪乃特製のハルバードに渾身の力を込め、馬を敵に向け手綱をちぎれんばかりに引っ張るどれみ。
その形相はまさに鬼神のよう。
すれ違いざまに確かに手ごたえを感じるどれみ、毒エレにかすかな傷を負わせたかに見えた。
たが、その傷は毒エレを怯ませるには到底及ばない微々たるもので、毒エレの攻撃も受けてしまった。
「ふっ、このくらいならまだいけるぞ」
そう思った次の瞬間、意識が遠のき全身が壊れんばかりの激痛がどれみを襲った。
そう、毒エレの猛毒を受けてしまったのだ。
意識を失いかけながらも、すばやく解毒ポーションの蓋を開けるどれみ。
そして、迷う事無く一気に飲み干す。
一瞬で猛毒は消え去り、さっきの激痛は嘘のようだ。
「覚悟しろ!毒エレ!!」
再び毒エレに猛攻を開始するどれみ、一撃は微々たるものでもそれを何十、何百と繰り返し、
確実に毒エレにダメージを与えていく。


もちろん毒エレも負けてはおらず、その途中途中で何度も猛毒をどれみに与えていく。
しかし、既に毒の対処にも慣れたどれみにはもはや一時しのぎにも過ぎなかった。

それからまもなくして、毒エレの断末魔が辺り一帯に響いた。


そう、初戦闘にして初勝利を収めたどれみ。
この時から彼のタイマン人生が始まったのだ。
その様子を近くで見ていた戦士はこう言った。
「すごい腕前ですね」
どれみ「いや、そんな事は無い」
「私もいつか強いやつを倒せるようになりたいです」
どれみ「ふっ、己の腕を磨く事を忘れなければすぐに上達するさ」
「そうですね、頑張ります」
「おっと、こうしちゃいれない、早速修行してきます」
どれみ「ああ、頑張れよ」
そう言い残すと戦士は去っていった。

勝利の余韻に浸る間も無く次の獲物を求めて走り出すどれみ。
次は血エレと戦うつもりでいたどれみだったが、途中思わぬ敵に遭遇する。
「丁度いい、準備運動にはなるだろう」
そして再びハルバードを構えなおすどれみ、その目線の先にはEGがいた。

もはや毒エレ相手に勝利を収めたどれみにとって相手では無い。
馬を全速力で走らせ敵目掛けてすれ違いざまに一撃を叩き込む秘儀「斬鉄剣」
得意の技を使いあっという間に蹴散らすどれみ。
もはや彼に敵はいないのだろうか。
しばらくしてEGが地に伏したのは言うまでも無いだろう。


「俺も腕が上がったもんだな・・・」
どれみは自分の腕が敵に通用する事に改めて気がついた。
しかし、この程度で満足行くはずも無いどれみ。
「強い奴に会いに行く」
そう言い残し、次なる敵を探すために再び馬を走らせるのだった。

続く



日常日記の方で使った小説風な手法で書いてみました。
批評等ございましたら掲示板の方に書いて頂ければ幸いです。

まえのにっきへ とっぷにもどる? つぎのにっきへ