和歌さ故の特権なんです??

 

地の白虎関連の和歌を集めてます
変な題名!!うん、ほんとに変(笑)
「遙か1」のラストバトル前での友雅さんのセリフを捩ってます
この人「若い」という言葉に異常なくらい敏感ですよねぇ〜(大笑い)
なので、こんな題名にしてみましたが。

その壱 遙かなる和歌集

 まずはゲームやCD、コミックで登場した歌から

一番最初は、ゲームの中でおそらく一番有名な歌を

五月待つ花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする
(読み人知らず)
(訳)五月を待って咲く花橘の香りをかぐと、昔親しんでいた人(恋人)が袖に 焚きしめていた香りが思い出されるよ

 意味は皆さんの方がよく御存じでしょうが、一応
「遥か」の中で用いられてる和歌は「古今和歌集」からのものがほとんどのようですね。
でも、古今和歌集に限らず、「橘」にちなんだ歌というのが、実は沢山ありました。
また、この歌に限らず、橘の香りで特別の人を思いだす、という歌も多々ありました。
ん〜、やっぱり橘さんってフェロモン系??(笑)
 橘にちなんだ歌は後々まとめてやる事にして

 

 次はコミック1巻の中で出てきた歌。
春霞たなびく山のさくら花 見れどもあかぬ君にもあるかな (紀 友則)
  (訳)春霞のたなびいている山に咲く桜花はいくらみても見飽きないが、そのようにいくらお逢いしても
 見飽きることのないあなたであることよ。

 最初、「あかぬ」を「あかね」だと思っていたバカな私(苦笑)
「う〜ん、うまくマッチした歌があるもんだねぇ〜」感心してました。


 CD「君恋ふる歌」の中で詠まれている歌。
恋すればわが身は影と成りにけり さりとて人にそはぬ物ゆえ
(よみ人知らず)
(訳)恋いこがれたので、私の体は痩せ細って物影になってしまった。物影になったといっても恋しい人にはそえないくせに。

  プレイボーイにこういう歌を詠まれるのは切ないですね。
ところでこうしてみると「よみ人知らず」の歌が多いですが、ホントに知らないケースもあるのでしょうが、
作者が無名の人物であると「よみ人知らず」で片付けられてしまうとか。もったいない話です。
今だったら著作権の侵害で訴えられちゃったかも。


 ここまでは全部友雅さん関連の歌でしたが、翡翠さんの歌も出さなくてはね。
通常1回目の「和歌合戦」の場面で出てくる歌を
打ちわびてよばわむ声に山びこの こたへぬ山はあらじとぞ思ふ(よみ人知らず)
(訳)わびしさのあまり、つい呼び掛ける私の声に対して、山びこの(こだま)の反響しない山はあるまい 、と思うことである。

 多くの和歌を覚える事が貴族のたしなみだったそうですが、覚えるより、詠める方が大事じやないのかな??
でも、秀歌と呼ばれるような歌を詠めるようになるには、やはり色々な歌を知らないとダメなのでしょうが。


まずはこれにて打止め

〜To Be Continued〜

 

不粋なる女の物言いへ


参考文献

「古今和歌集(一)、(三)」 /久曾神 昇(きゅうそじん ひたく)訳/ 講談社


「橘 」ものと人間の文化史 87/吉武利文/法政大学出版局