借りた車で5人乗り、雨の中を暴走。
カーブを曲がりきれず電柱に激突、その勢いで車は正面の民家に追突した。
ハンドルに胸部を強く打った俺はショックで呼吸困難になった。
助手席からは痛てええええ・・・と友人のうめき声がしてくる
早くこの状況から脱出せねば!心の中で叫ぶが肝心のドアが開かない
ああ・・・曲がってるから開かないんだ
後部座席の女達が 悲鳴を上げる。 幸いにも後ろは怪我人は出てないようだ・・よかった
ガン!ガン!
いきなり窓を叩く強烈な音がしてきた
なにか叫んでる
『上着を脱いで窓に当てろーーーーーー』
窓を見たら怖い顔のおじさんたちが 手にバールやハンマーを持ってるではないか!
夏だったため上着のシャツを脱いだら上半身は裸になってしまう。
意識もうろうで決断に数秒かかったが、はっと我に返り、上着を窓に当てた。
ガン!ガン!
窓はあっという間に割れ、ひとりづつ窓から救出された。
あとになってわかったんだが このオジサンたち、どうりで怖い顔と思ったら
地元で有名な暴力団の方々で衝突した家はその寮だったらしい・・・
敵組の出入りと間違ったらしく、どうりで準備よく出てきたと思った うはっ
外に出ると早くも救急車が来ていた
『あーこれで助かる』 そう思いながら雨の中 上半身裸で突っ立っていた
最初に助手席の友人が乗せられ、次は俺かな?と待っていたが世の中そう甘くなかった。
警察: 『運転してたのはアンタかね?』
俺: 『・・・・・』
警察: 『免許証だして!どうせスピード出しすぎてたんだろー』
俺: 『・・・・・』
しゃべろうとしたらクチが動かないのに気がついた 切れて血が吹き出ていたのである
降りしきる雨の中 顔面と胸部を強打し、呼吸すらつらい俺は裸で立たされん坊。。。

俺はゾンビか
確かに事故を起こした俺が悪い・・・ああ、一番悪いさ
でもなんか違う・・・早く救急車乗せてくれよ・・・
俺死ぬからあああああああああああ
免許は取り消されるわ、車はもちろん弁償 この時人生の歯車が狂ったのかもしれない