自分で一生懸命に作った模型を使って合成写真を作って見ましょう。

本講座は、「Paint Shop Pro 5」 を使用して解説しています。
他のソフトをご利用の方は参考としてご覧下さい。

一応、この例題に使用している写真を用意していますので、よろしかったら実際に試してみて下さい。
ダウンロードはこちらからどうぞ。

[4]TOMの「合成前の準備」その1
 切り抜きの許容誤差などの調整で
多少抜けが変わりますが、
バックの色が一色ならまだ良いのですが
例題のような場合は大変です。
抜き出したい物と似たような色が
ある場合は最悪です。
このような事にならぬように
あらかじめ模型撮影の時から
バックの色を考えた方がいいでしょう。
しかし、人物などを使用したい場合は
なかなかバックまでは準備出来無いのも
確かですね。

 で、どうするか? いろいろな方法があるかも知れませんが、
TOMの場合、選択ツールではなく塗りつぶしツールを多用しています。
 塗りつぶしツールとは、ある領域を純色、パターン、グラデーションなどで、
塗りつぶす時に使用するツール。このツールには色の認識方法や置き換え方法を
制御する多くの設定オプションがあります。

 まずアイコンのスポイト(色の抽出)を選び、
塗りつぶしたい色を適当に選びます。

その状態で、今度はマークの塗りつぶし
ツールを選択します。
コントロールパネルを表示して、
許容誤差を入力します。

この許容誤差の数値によって、塗りつぶされる
色の範囲が変わります。
この誤差とは似たような色を、数値の範囲で
まとめて一色に塗ってくれます。
(先ほどの選択ツールにも応用できます。)

まずは適当に30を入れてみました。
 抽出した場所を塗りつぶして見ましょう。
写真は、上記の設定で一回塗ったものです。
背景に写った青いカーテンのグラデーションが
かなりの部分で単一に塗りつぶされているのが
分かりますか?
以外と効率がいいと思います。
飛行機がグッと浮き出てきました。
 しかし、よく見ると(見難いですが)プロペラも消えてしまっています。
これは、許容誤差が少し大きすぎたようですね。このような場合は、
アンドゥ機能を使って作業を一つ前の状態に戻し、数値を変えてやり直しましょう。
ただし、この作業も一度では全部を塗りつぶす事は出来ないと思います。
数カ所、数十カ所でこれを繰り返し、とにかく飛行機以外の単色になっていない部分を
全部一色になるまで繰り返します。
何度か繰り返すと、飛行機の色と同じような色になったりして作業しづらくなった場合は、
いちど全然違う色に変えてみたりして下さい。(赤い色を使ってみました。)
例では最初から塗りつぶしツールを
使っていますが、
普段TOMは先に不要な部分を、
ざっと一色に塗りつぶしておきます
こんな感じになります。
■の塗りつぶしツール使用していますが、
太めのラインなど、なんでもかまいません。


ここから、各種ツールを使った方が
楽ですよね、やっぱり。


 頑張って繰り返していると、
こんな感じになります。

しかし、この辺りから細かな部分に
苦労すると思います。
今までのやり方だと、だんだん
塗りつぶす部分が小さくなり
やりにくくなったり、他の部分と一緒に
消えてしまったりなど。
特に細かな部分は大変。
そろそろ別の方法に切り替えましょうか。

 ここからの作業は、とにかく細かな不要部分を塗りつぶすだけですから、
色々な方法があると思います。
面倒な部分でもあり、完成度にもかなり影響する部分です。
←こんな隙間等は、まだまだ塗りつぶし
ツールが使えます。

↓もちろんこれも可。
 輪郭をハッキリさせたい時は、直線ツールで
真っ直ぐに塗りつぶし。ベジェ曲線と言うタイプが
使えるなら、妙な曲線もOKです。


注意!線を書き込むときは「アンチエイリアス」機能を使わないでください。
この機能は斜めの直線などが、階段状に見えるのを軽減する為に使用する物ですが、
線にわずかなボカシをかける為、この時点で使うと合成時に周囲が汚くなり苦労します。
この時点では、拡大すると周囲が階段状になってしまいますが、気にせず進めましょう。

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