悪魔祈祷書 夢野久作傑作集

夢野久作


夢野久作。
「ドグラマグラ」を書いた人として有名な小説家で
良く言えば天才、悪く言えば狂人の小説である。

彼の小説をあらわすには、中田耕二の
「変質的な内面と、そこに奔騰する想像力、これを統御しようとする
苛烈な意思、さらにそこに露呈する異常な精神」という言葉が相応しい。
彼の文章の迫力は、凄まじいの一言につきる、読んでいるこちらでさえ
文章に引きこまれ不安定になっていく。

この本には「少女地獄」「白菊」等がふくまれている。
「白菊」は脱走囚の虎蔵が洋館に忍び込む話で、彼の心理描写が面白い。

残念な事に、この本の中には「瓶詰めの地獄」は、載っていない。
是非こちらも呼んで欲しい。


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