大学四年生の主人公がサークルの合宿から二週間ぶりに家に帰ってくると、なんとお家が電化製品等も含めてもぬけの空。いや、お前、大学四年にもなって二週間も合宿に行くなと突っ込むのも束の間、そこにはパパからの手紙があります。しかも、その書き出しが「前略、○○様」、自分の息子に対して、前略〜で書き始める父親ってどんな奴だと思う間もなく、なんと主人公の両親はバハマに移住したそうです。息子に内緒とは、すげ〜、突然の話。流石、そんな書き出しで自分の子供に手紙を書く親父と言う所でしょうか。
しかも、家も既に売却済みということで、主人公は突然に家無き子になってしまいます。しかし、捨てる神あれば拾う神あり。主人公は、幼い頃から親交のあった伊集院家に居候することに。さらに、伊集院家には幼馴染の美人四姉妹がいまして、彼女達との同居生活が始まります。
まさにジェットコースター並の急展開。なんか漫画・ギャルゲーに典型的なシチュエーションです。しかも、伊集院家の四姉妹の性格も、おっとりした長女、勝ち気な次女、夢見がちな三女、才女の四女と、漫画四姉妹の法則を見事に踏襲しています。
誤解しない様に書きますが、こんな非常識な展開に突っ込みを入れる私がですが、これは面白くてしているだけです。つまり好ってことです。私が嫌いな話は、登場人物の性格が急変する物や、ただ思わせぶりなだけで伏線を全然消化しなかったり、整合性の取れてかったりする物だけです。そうゆう意味では、このゲーム、掴みはばっちりです。
話は登場人物に戻りますが、お母さんも含めて女性陣は全員同じ顔立ちですが、これは遺伝でしょう、遺伝。原画家が人を書き分ける能力ない訳ではないでしょう。それで、その顔は良く言えばぽっちゃり、悪く言えと下ぶくれです。好みの問題ですが、私は好き。塗りも悪くないですし、表情も多いのも好感度アップです。
さて、ゲームのストーリーに戻りますが、世の中、良い事ばかりではありません。四姉妹の父親の伊集院勘八郎が、「娘たちには手を出すな」と主人公に釘を刺します。この勘八郎氏、常に和服を着ており、まるで格闘家の様なごつい体。でも、強権的で横柄な親父ではなく、娘離れのできない所を除けば理想的な親父。主人公を自分の娘に結婚させたがっている奥さんの主張に押されてしまう、気の良い人物です。
こんな理想的な環境の中、実にハートフルでらぶらぶなゲームが展開されます。無論、風呂を覗いてしまったり、着替えを覗いてしまったり、階段から落ちる相手を抱きしめてしまったり、お約束イベントも当然完備しております。
基本的には悪くない話なのですが、難点について話しましょう。このゲーム、前半は自由に四姉妹と会えるのですが、後半には誰か1人とのイベントだけになります。この構成自体は問題がないのですが、恋人と決定づける強力なイベントがなくて、そのオンリーモードに移行するのが弱点ですね。もう少し萌えるイベントを考えて欲しかったものです。
しかし、8月27日から高校はともかく大学も授業開始とは、どんな所ですか? それに世界の伊集院と呼ばれるのに、家の造りは非常に庶民的。まあ、あの親父の方針なのかもしれないが。だって、四女は中学生になるまで、ひとり部屋はお預けだし。私の心に描く大社長の家とは大きく違います。因みに、攻略できる四女ですが、小学生なので当然Hシーンはありません。ええ、成長したシーンはあるのですが、Hはなしです。なして、Hない? これは絶対に納得いかないですよ。だったら、成長しないで欲しかった。
まあ総合すると、確かに最高のゲームではありませんが、中古1680円の購入したと考えれば十二分に楽しめました。まあ、後で、新品を1600円で売っているのを見た時には、少し早まったかと思いましたけどね。それでもワゴンセール品としてはお勧めの一品です。
だたし、テキストの表示に関してバグがあるので、プレイに関しては修正ファイルをあてる必要があります。それでも、少々見難いテキストですけど。システム周り、他は完璧なんですが、ここだけが癌ですね。
(タコマロ)
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