ぶりーど!

Breed-island


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

9点

ブランド名 Gash シナリオ

3点

ジャンル AVG 萌え萌え

8点

    せつなさ

6点

    素薔薇さ

5点

 





 井原西鶴作『好色一代男』は、主人公が、女遊びを尽くした挙句、女ばかりが住むという女護島に向けて旅立つところで終わる。しかし、このゲームの主人公は期せずして、そんな男の夢ともいえる女ばかりの島にたどり着いてしまうのだ。しかも、不審船にさらわれて、そこから海に飛び込んで逃げてみたら、偶然にもこの島にたどり着いたのだ。主人公の運命は、地獄から天国へと急展開を迎えたと言えるだろう。

 さらに、女ばかりの島に流れ着いた主人公は、この島の神様「海神」の使者として、この島に新たな命をもたらすことになる。つまり、子作りする訳だ。Breed-islandの副題に偽り無しという所だろう。

 当然のことながら、島の若い女性は性や男に関する知識も、文明に関する知識も、我々の常識も知らないはずだ。だから、色々なカルチャーギャップから生じるギャグを楽しめるものだと思っていた。しかし、これに関しては完全に期待外れだった。なぜなら、この島は我々の文明とそんなに大差がないのだ。なにせ、「チーズの付け合せはトマト」とか言い出す輩がいたり、お茶と茶菓子が出てきたりするのだ。南国だったら、お茶と茶菓子ではなくて、ココナッツジュースとフルーツorパンノキの焼いた物でお出迎えが妥当だろう。

 おまけに、島の人間の中にはGパンをはいている者がいたりする。それ所か、Hシーンともなれば、スク水、メイド服、ボンテージ服、果ては大人のおもちゃまで何でもありだ。そんな訳で、このゲームはギャグシーンを楽しむ訳ではなく、ただひたすらに種付けを楽しむゲームだと思って欲しい。

 そんな訳で、主人公のHシーンのお相手となるヒロイン達を紹介しよう。

 ミサキ:ハラペコ元気娘。混乱した主人公に胸を揉まれたことから、いがみ合うことになった主人公の喧嘩相手。当然、鉄拳制裁型ツンデレ。しかし、女だけの島で胸を揉むってタブーなのだろうか? Hシーンは野外・羞恥系が多いか。

 リサ:妖艶なお姉「さま」。Hな知識が豊富で主人公をリードする役柄なのだが、そもそも女ばかりのこの島でその役割はあまりに無理があるのでは・・・。一応、知識だけで経験はないのだが、主人公はリードされっぱなしだ。HシーンはSM等のプレイ系が多い。

 アーチェ:年上おっとりお姉「さん」。巨乳で母性愛あふれるキャラ。島の占い師でもある。比較的、この島の設定にあっているキャラだろう。Hシーンでは卑語が特に多い。ただ、髪の毛がどう見てもベターマン・・・。

 ユウナ:島を守護する騎士。黒髪で男勝り。日本刀ではなく何故か西洋刀(ロングソード)を所持する。男に免疫がなくすぐに慌てる面がある。当然ツンデレ。

 ユイ・マイ:妹系ツインズ。この双子はHシーンのエンディングも同時進行。行動的なユイとおしとやかなマイというロリ双子のお約束通りの性格付けがされている。Hなことに興味心身でHに関しては非常にオープン。Hシーンはコスプレ系が多い。しかし、他にも若い女性が居ることを考えると、このロリ双子が特に種付けするべき対象として指定される理由が分らない

 以上の通り全部で6人のヒロインがいる。まあ古式ゆかしく基本に忠実なキャラが揃っている。しかし、このゲームで一番記憶に残ったキャラは、島の長たるババァだろう。なにせ、身長は2mを軽く超え、「フシュルルルルルルル・・・・・・」と怪鳥音を発し、池の鯉をまる齧りするという、その存在感は圧倒的とも言える。しかし、あまり活躍しなかったのは残念に思えた。

 キャラの紹介も終わったのでストーリーの方に戻るが、古今東西、美女だけの島に立ち寄って良いことで終わることはまずない。美女だと思っていたのが実は魔女や羅刹で用済みとなった男は家畜にされたり、あそこに歯が生えていたり、流れ着いた人で人間の二大欲求を満たされたり、実は鬼や魔物のハーレムでエンコ詰められそうになったり、色々と注意が必要になることが多い。

 このゲームでもそんな展開になるのだが、この脳天気ストーリーにそんな展開は必要だったのだろうか疑問に思えてくる。もう、ここまで御都合主義で来たのだから、「女ばかりの島であることに理由なんてない、ここはそんな島なのだよ」と開き直った方が、いっそ清々しかったと思う。(詳しい理由は、最後のネタバレを参照。)

 まあ、ギャグには期待しないで、Hシーン、特に卑語言いまくりや孕ませが好きな人は買って損はないと思う。まあ、Hシーンしかないようなゲームなので、それが合わなかったら買わない方が良いだろうと思う。

 ネタバレ:
 それで、この島が女性ばかりの理由なのだが、実はここは宇宙人の実験場だったのだ。女性達はほとんど洗脳されていて、現在の体制が作られている。そして、宇宙人の実験の目的は、自分達の生殖力が落ちてきているので、その打開策を求めて地球に来ていたという設定になっている。あまりに陳腐な設定にやる気が削がれた。一応、その陳腐さをギャグにしているのだが、しかし5組×各キャラ2つのエンディングで計10回も、これを見せられるのは、ちょっと勘弁して欲しかった。

(タコマロ)

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