私的行く世紀来る世紀カードゲーム3部作の最後の作品です。降魔委員会の委員長とな
り学園の秩序を守るか、百年の眠りから目覚めた妖魔となり学園を混沌におとしめるか、
基本ルートは2つ。カードゲームバトルで相手を倒し話を進めていきます。実際に妖魔の
存在と被害(といえるほどのものはないが)があるにもかかわらず、構成は主人公と妹と
幼馴染だけの3人というまるで認知されていないけど理事長の一存で存在を許されている
降魔委員会(その辺のオカルトサークル以下なんじゃないか?)VS封印されていたわけ
でもないのに、百年も眠っていた妖魔のカップル(ゲームが始まれば1回の睡眠は1晩で
大丈夫なんだよな。なんで百年も眠っていたんだ?)。ということで、一般の生徒の知らな
いところで命をかけた争いが行われるのであった。彼らの設定を何一つ知らないのはプレ
イヤーも同じだったりするんですが。マニュアルにはこれっぽっちも書いてありません。
マニュアルはすべてシステムの説明に費やされています。まさに取扱説明書です。キャラ
の説明、物語の背景、あらすじ等ストーリーに関することは無視。魅力的なキャラとスト
ーリーはゲームを進めていけば十二分に味わえるということでしょうか。それともこれは
ゲーム性重視のソフトでストーリーはおまけなんだよ、カードゲームにデュエルに燃え
ろ!ってことでしょうか。ゲームを始めるといきなりロウとカオスの選択を迫られます。
何の説明もありません。唯一、箱の裏に・ロウサイド「立ち向かうということ。信じると
いうこと。愛するということ…キャラクターの魅力を十分に味わえます。」・カオスサイド
「人であるが故の狂気。破滅と滅亡の宴、混沌の渦…陵辱シーン満載、Hゲームの王道で
す。」と書いてあるくらいです。箱の裏もマニュアルなんですか。「箱の裏のCGはありま
せん」、「画面は開発中のものです」という昔のソフトに騙されてきたおいらにはとても信
じられません。
それでは自慢のストーリーとカードバトルを楽しませてもらいましょう。が、しかし、
いきなり希望を打ち砕くメッセージが。
このゲームはキーボードかパッドで遊んでください。
...はい?いまどきマウス対応じゃないんですか?まあ、キーが少ないんだから対応でき
ないこともあるだろうから仕方ないと納得しようとすると、実は一部対応です。決定とキ
ャンセルだけ(メッセージ送りとスキップ)、つまり左右クリックだけですが。ポインタは
関係ありません。どういうことかというと、希望の選択肢にマウスポインタを持っていき
クリックしても選択されるのは一番上の最初にカーソルのあった選択肢になってしまいま
す。つかえね〜。半端に対応させるんじゃないよ。完全非対応にしておいたほうが間違い
がないし潔いと思うのですが。どうでしょう。しかも、ゲーム内容はどう見てもマウスで
対応できないなんていうシーンは出てきません。カードバトルにおいてもです。カーソル
を動かすだけのシステムで何故マウスが使えないのでしょうか。調整が間に合わなかった
だけでしょうね。発売日が延期されていますし、結局このソフトは妥協の産物なのでしょ
う。いや〜な予感がしますね。すでに予感で済んでいない気もしますが。
初期設定で始めるウインドウスクリーンでは動きが超鈍いです。カーソルが動かないの
で連打しているとピコッと動いて、「動いた!」と見ていると何もしていないのにまた動
く...。おい、昔のアドベンチャーのコマンド先行入力じゃないんだから。とりあえずいき
なりサレンダー、降参します。強制終了。再起動し必死にコンフィグでフルスクリーンに
したら普通に動きました。推奨スペックをすべてクリアしているマシンだというのに。皆
さんはどうですか?なんだか本編に入る前にアンインストールしてしまいそうな人がいそ
うな気がしますが我慢しましょう。期待はできそうにありませんが、せめて一戦。カード
ゲームまでたどり着きましょう。
というわけで、やってきましたカードゲームです。
これってカードゲーム?
RPGの魔法をカードにしただけでは?。魔法を使わなければ、普通の攻撃にはカード
は使いません。しかも魔力はターンが進まないとたまらない。殴っていれば勝ててしまい
ます。しかも魔法を使う暇があれば殴っていたほうが早く戦闘が終わる。使わないでしょ
う魔法。つまり、使わないでしょうカード。ということは、必要ないでしょうデッキ構築。
少なくとも2回目のプレイからはデッキ用のカードは1枚も買いません。最後まで最初の
へたれデッキです。先ほどRPGといいましたが、戦闘を終えると金と経験値を入手し、
経験値を消費してキャラを育てます。相手から神のカードを奪って強くなるなんてことも
全くありません。経験値でひたすら肉体改造です。カードを使わないので魔力は必要あり
ません。また、お金でアイテムを買います。これもカードです。唯一このカードだけ使い
ます。そしてこれは装備しておきます。バトル中にデッキから引いてきて装備するのでは
なく、あらかじめ装備しておきます。そしてこの装備できる内容は肉体の改造度で変わり
ます。力があれば、プレートメイルの重ね着だって、4刀流だってできるのです。いきお
い引きで状況の変わるデッキよりも、最初から強化できるアイテムに頼るっつうもんです。
体力強化でHP及び攻撃防御の素値が上がりより、強いアイテムが持てるようになり、戦
闘が速攻で終わる単純なRPGです。貧弱な魔法、あるいはアイテムと同じような強化効
果の召還憑依なんて攻撃回数を減らしてしまう悪手といわざるをえません。よって神の一
手を見るまでも無く戦闘はあっけなく終わってしまいます。俺は次のカードにかける!っ
てセリフは言えません。だって、カードに左右されないんだもん。
システムがだめならシナリオで勝負!
マニュアルに載せるまでも無いくらい薄いのであろう設定で、深いシナリオは作れませ
んでした。登場キャラクターとエンディング数はそれなりにありますが、ロウ・カオス両
ルートに各一人の主ルートとなるキャラのストーリーに全力を注いでいます。他のキャラ
はどうでもいいみたいです。あえて言おう、かすである、と。マルチエンディングは間違
っていたんじゃないか?。ロウサイド「キャラクターの魅力を十分に味わえます」って、
味わえねえよ。各キャラほとんど共通のシナリオで何を十分に味わうんだ?しかも、結局
主人公は女の子が妖魔の後遺症でHになっている弱みに付け込んでHしまくるだけだし。
しかも毎日うずくだろう?って感じでHしまくることができる。自分を正当化するのに魔
女狩りやってる異端審問官の気分です。自身の心に素直な分カオスサイドのほうが余程ま
しな主人公だと思うのだが。
いやあ、なんか今のところ全然だめですね。
仕方が無いので良いところを。
CGは綺麗です。絵や塗りは綺麗です。
Hシーンは喋ります。でも1枚絵です。Hシーン1回につきCG1枚です。それが良い
か悪いかは人それぞれでしょうが、他のソフトと比較して全然少ない感じはします。カー
ドもブラ○クマジシャンガールっぽいのとか出てきませんし。全部怪物系だよ。ギャル系
なしよ。コンプリートする気にもなりません。
通常は「Hゲームにゲーム性を求めるな!Hならいいんだ!」
「ゲーム性を重視しました。ゲームは面白くなきゃね!」という評価に分けられ
ると思うんですが(「プログラム最悪、遊べない」って言うのは無視して)、クァイアはど
ちらも駄目でした。Hもゲームも駄目です。せめて、ノベルにして一本道にしておけばよ
かったかもね。
(タコキチ)
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