エルフオールスターズ

脱衣雀3


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

7点

ブランド名 elf シナリオ

3点

ジャンル 脱衣麻雀 萌え萌え

6点

    せつなさ

8点

    素薔薇さ

6点

 





 elfの過去作品のキャラクターと脱衣麻雀ができることが売りの「脱衣雀シリーズ」の第3作目が、この『エルフオールスターズ脱衣雀3』である。そして、今回の登場作品とメンバーに触れておくと、以下のようになっている。

 『らいむいろ流奇譚X』より「島つむぎ」、「服部かすり」、「九鬼」。
 『下級生2』より「高遠七瀬」、「白井夕璃」、「柴門たまき」。
 『新・御神楽少女探偵団』より「鹿瀬巴」、「久御山滋及」、「桧垣千鶴」。
 『河原崎家の一族2』より「三条杏奈」、「宮原真樹」、「美香」。
 『あしたの雪之丞』より「春日せりな」、「久保昌子」、「水島あきら」。
 『ドラゴンナイト4』より「ナターシャ」、「マリアン」、「マルレーネ」。
 特別出演で『WORDS WORTH』より「シャロン」、『臭作』より「高部絵里」、『下級生』より「結城瑞穂」である。(これに加えて男性陣が18人)

 因みに、これらの面子はファン投票によって決定された。『新・御神楽少女探偵団』のように主要な女キャラが3人しかおらず単なる順位の争いにしかなっていないゲームは置いておいて、他の登場キャラクターの多いゲームでは色々と悲喜交々があったらしい。

 中でも印象が強かったのは、まずは『らいむいろ流奇譚X』だろう。このゲームの場合、礼武をあつかう主要キャラクターは5人居るのだが、結果として選ばれた上位3人の中には、主要キャラ以外から九鬼様が選出されてしまったのだ。

 九鬼さまは中の人が「こおろぎさとみ」さんと言っても、所詮脇役、『らいむいろ雀奇譚』にも登場しているのだから、ここは遠慮して欲しかったものだ。おかげで、おでこの眩しい委員長キャラ「井伊錦」が結構人気があったのに落選してしまった。それでも、礼武隊に所属しながら人気投票で、出番の少ない敵キャラにすら余裕で負け、主役級なのにも関わらず、ほぼ最下位近くをキープし続けた鍋島綾の悲惨さに比べると悲劇度は小さいかもしれない。(彼女場合、ゲームの方でもキャラの性格が素直でなく、SLG場面でも足が遅くてリーチが短く活躍できないという絵に描いたような要らない子だった)

 それと、elfの全ゲームから選ばれたスペシャル部門で、妹の中の妹とも言われた『同級生2』の鳴沢唯と、『同級生』シリーズを通じて登場したバンビこと田中美沙が選ばれなかったことだ。まあ『同級生』シリーズも過去の栄光ということなのだろうが、後者に関しては、シャロン様も居るので中の人「こおろぎさとみ」が3匹もいらねーってことはあったと思う。

 前振りが長くなってしまったがゲーム本体について入りたいと思う。この『脱衣雀3』を形容すると、「ロシアの凍てつくツンドラ大地」というのが一番ぴったりくる。兎も角、それぐらい広大なゲームだ。中にはダイヤモンド鉱脈や太古のマンモス等の宝もあるにはあるのだが、基本的には単なる永久凍土が永遠と続いているのだ。

 そう形容する理由を説明しよう。この『脱衣雀』シリーズは、イカサマ無しの四人打ち麻雀で東風戦(選択で半荘・東南戦も選べる)を終わらせた時点で、こちらの順位から指定した女の子の順位を引いた数だけ相手が脱ぐという脱衣麻雀になっている。つまり、こちらがトップで相手が4位なら、差し引き3で3枚服を脱いでくれる訳だ。ゲームの登場キャラが全部で21人、1人当たり3〜5枚の服を着ていて脱がす服の枚数は全部で85枚にもなる。これに加えてHシーンがあるので合計最低でも106差が必要になってくる。

 これだけでも頭が痛いのに、これに加えて今回の『脱衣雀3』では、服を着せるという新たなギミックが加わっている。一度全裸にしてHした相手を、逆の手順を踏んで服を完全に着せれば、さらに着衣状態のHシーンを拝むことができるのだ。この着衣麻雀という考えは非常に斬新だとは思う。ただし、この時点で必要な手間は2倍(つまり順位で212差)になっていることを忘れてはならない。

 だがしかし、これらだけでも頭が痛いのに、これに更に加えて今回の『脱衣雀3』では、コスプレHという新しいギミックが加わっている。しかも、コスプレ衣装を集めるのが、また手間がかかるのだ。まず画面中にいるクイズ太郎のクイズに正解し、目標のコスプレ衣装を選択する(選択できるのは同時に3種類だけ)。それでコスプレ衣装を入手するには2つの違うキャラが着ている衣装を貰い、それをクイズ太郎に渡す必要があるのだ。服を貰うには基本的には服1枚を脱がすのと同じコストになっている。さらに、コスプレ衣装を入手したら、そのコスプレに対応したキャラを麻雀で負かせて服1枚を脱がすのと同じコストを払って初めてHすることができるのだ。いくら何でも、これは酷いだろうと思う

 だがしかし、それにしても、あれやこれやで非常に頭が痛いのに、これに更によりいっそう加えて今回の『脱衣雀3』では、好感度という脱衣麻雀では反則とも言えるギミックが加わっている。この好感度が低いと、Hシーンが選べなかったり、コスプレ衣装の入手に必要な服を貰えなかったりするのだ。しかも、この好感度、服を脱がしたり、ビリになったりすると下がるのだ。逆に、服を着せたり、主人公より順位が高かったりすると上昇する。つまり、相手にわざと負ける接待麻雀をすれば簡単に上げることはできる。脱衣麻雀で接待麻雀をする屈辱を味わいたくない人は、街でランダムに登場する相手が麻雀を誘ってくるので、これを受け入れてもいい、これでも好感度は上昇する。しかし、これは完全にランダムなのでセーヴ・ロードをしないと無駄な麻雀をすることになるだろう

 因みに自分はこれらを全てこなすのに199回もの東風戦をする必要があった。

 これで苦労に見合うだけの楽しさがあれば良いのだが、それが少々問題だ。まず、麻雀の相手が弱い。強さを設定できるのだが、敵を「弱」に設定しておくと3回鳴いても聴牌(テンパイ)できないこともよくある。これでは負ける訳がない。「強」に設定しておいても、こっちの自摸(ツモ)に修正がかけてあるのか簡単にこちらがあがってしまう。時々、コンピューターが、やたらに早く高い手を聴牌(テンパイ)することがあるのだが、どうやら「強」はその確率を大きくしてあるようにしか思えない。確かに、このゲームではあまりに勝負の数が多すぎるのだが、逆にこんな設定では麻雀として楽しむことはできなかった。

 それに加えて、ご褒美面だが、はっきり言ってキャラがゲームと雰囲気が違うものが多い。特に『新・御神楽少女探偵団』が、Hシーンでとっても似ていなかった。これは少々萎える。

 また脱衣シーンがアニメーションなのだが、これもはっきり言ってへっぽこだ。今風に言うなら、「夜明け前より瑠璃色な」のアニメみたいに顔が崩れることもある。それに、シーンが多いので金がかかるのは分るのだが、特に動きが大きい所(例えばパンティーから片足を脱いだり、ブラを肩から外して腕を通したりするシーン)で、いきなり場面が飛んだりするのも、ちょっと萎える。

 それと、キャラを大事にしているのは分るのだが、ほとんどのキャラに本番Hがないのはどうだろう? なにせ、本番があるのは、九鬼、美香、マリアン、マルレーネ、シャロンだけ、シーン数で全体の1/7に過ぎない。あとは擦ったり口でしてもらったりするだけで終わりなのだ。人によっては、これはショックだと思う。

 これで、「ロシアの凍てつくツンドラ大地」の訳が分ったと思う。だけど、麻雀中の台詞の多さや、その馬鹿馬鹿しい発想やその量等は流石elfだと思うので、脱衣麻雀が好きな人は、毎日少しずつ片手間に進めて遊ぶのには悪くないかもしれない。特に、この『脱衣雀3』では2と違ってCDレスでプレイできるので、お手軽に楽しめると思う。

(タコマロ)

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