は〜とFULLカレンダー


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

2点

ブランド名 セレナード シナリオ

2点

ジャンル ハートフルノベルAVG 萌え萌え

5点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

3点

 


 それにしても最近、全然話題に登った事もないけど、ある所には大量にあるゲームについて書くことが多い気がする。まあ平たく言うと、ワゴンセールのゲームという事だ。今回の『はーとFULLかれんだー』も購入価格が新品980円のワゴンセール品。これだけでも十分に話題になるのだが、無論このクラスの品物に見えない毒針が仕込まれているのは常識なので、それらを見ていきたいと思う。

 最初の問題は、ゲームの導入部よりも先に発生した。まずこのゲーム、CDをパソコンに入れると、いきなりゲーム本編が開始。インストールなんてスキップだ。これ本当に21世紀(2001年7月発売)のゲームか? 
いきなり先制攻撃を喰らってしまったが、まあ調度良いハンデだ。気にしないで先に進もう。すると、卒業式で好きな娘に告白して、幸運にも相手から相思相愛であることを知らされてゲームが始まる。ゲーム自体は、それから二人の一年間を扱うことになる。

 まあ平凡だが、そんなに悪くない題材だと思うのも束の間、オープニングが終わると、いきなり『セーブ』・『ロード』の選択画面。まあ、ここまでは許そう。まあ、ここで当然セーブを選ぶのだが、ここでセーブ場所として選ばれているのがQドライブ。つまり、CDを入れているドライブだ。見当はつくと思うのだが、こいつには当然ディレクトリなんて作る芸当はない。いきなり途方にくれてしまう展開だ。

 ともかく適当な所にセーブして、取説に何て書かれているか確認して見ることにした。

  1 あらかじめコンピューター上のお好きな場所にセーブするフォルダを作っておいてください。
 2 物語の節目にセーブロード選択画面が表示されます。「セーブします」のボタンで先程作っておいたフォルダを指定してセーブして下さい。

 ・・・・・・・・・卑怯な、立ち上がりの一撃に毒を仕込んでいたとは。何故正々堂々とインストーラー装備しない? しかも、このゲーム、HDに猿コピー(フルインストール)しても問題なく動く様なので装備する価値は十分あると思うのだが。

 まあ、そんな最初のショックも癒えて慣れて来た時を見計らって、次なる攻撃が来るのである。それは一見何の変哲も無い節目の選択肢に思えたのだが・・・・・・。

 セーブしますか?
 YES NO

 まあ、既に何回かセーブしているので、無視して先に進もうと思ったのが甘かった。NOを選んだ瞬間、いきなりタイトル画面に強制スキップ。この時私の脳裏に走馬灯の様に浮かんだのは、「教皇のアナザーディメンジョンで飛ばされて氷付けにされた氷河の姿」であった。やはりこれは、このセーブ画面の些細なちがいを見逃す様な素人には、この先は進ませないというメーカーの強い意志なのであろうか? しかし、ここで見切れる奴は十分、セブンセンシズに目覚めていると思うのだが。

 他にもシステムは、ウィンドゥオンリーだったり、なのに右上の閉じるは単なるダミーだったり、メッセージスキップできなかったり、文字ウィンドゥが消せずにCGが完全に見えなかったり、言いたいことは十二宮を突破するぐらい沢山あるのだが、きりが無いので先に進もうと思う。

 それでシナリオね、月に1回のデートが有って選択によりHに発展するのが12回あって終わり。

 さ、先に進むぞ。何? これで説明終了なのは不満? 俺だって、こんな薄い話は不満だ。実際、気分はこれ位わびしい。1時間もあれば終わるし。

 でも一番わびしいのは、2月にバレンタインデーで話が少し出た後、6月に死期が近づいたので最後に退院するサブヒロインの「沢田綾」ちゃんだね。その呆気ない扱いには違う意味で涙を誘う。もう少し盛り上げてやれよ、シナリオライター、ゲームでも人間1人死ぬんだからさ。

 まあ全体として、こんな代物でもヒロインは可愛いし、CGもまずまずなので千円なら悪くない買い物だと思う。しかし、定価の5800円で買った人は許さないだろう。確かに安めの定価だが、それ以上に内容は軽い。これで、もう少し内容、会話だけでも数倍に増やせば良くなると思うんだけどね。
(タコマロ)