ハコてん雀
| 白く冷たい物が私の頭に張り付いている。そして私に波紋のような怪しい力を注ぎ込む。ウウウゥゥゥリリリリィィィィィィィチ!...無駄無駄無駄ァァァァァァ...ロン!..ぽおぉぉぉぉん!...ぽポン!..ぽん!...ぷおおぉぉおん...くっ、ザ・ワールド!時を止めろ!!PON!...ぽん...ぽン?。ちぃぃぃぃいぃぃぃ!.....ちいーーーィ!...チィッ!。ぜぇぜぇ、はぁはぁ、くっ、誰も俺の言うことを聞いちゃいねぇ。あっ、それ、るぅぅぅうおぉぉぉぉぉぉぉん!。...しまった、これは石仮面ではなかった!?音声認識にベストマッチ!新型ヘッドセットマイク「G−set2」ではないか。何だその白い目は。出ていってくれ!。てことで、音声入力麻雀ゲーム「はこてんじゃん」です。超本格アニメーション麻雀らしいです。画面に向かって叫びましょう。しかし、はっきり言って、画面に叫んでいる姿、特に何度も言い直している姿は他人が見るととっても恥ずかしいです。しかも、認識精度を上げるための抑揚のない発声あたり。必殺技や、選択肢を叫ぶのではなく、普段から使い慣れている(叫び慣れている)言葉を叫ぶので、恥ずかしくなんてないはずなのですが。ええ、恥ずかしくなんてありませんとも、本人は。聞いている方が恥ずかしくなって来ちゃうだけです。ということで、おすすめは友人にやらせてデジタルビデオにでも録ることでしょうか。これで彼はあなたのスタンドになること間違いなしです。血を吸わせる必要もありません。お手軽ですね。 「ハコてん雀」はあえて叫ばなくとも麻雀ができる一粒で2度おいしいソフトです。さらに、なんと麻雀ゲーでは珍しく、負けてもペナルティなし。何回負けても、たとえ自分がハコてん寸前で相手がぶっちぎりでも、4回あがれば、勝ちです。くいタン4連発でおっけ〜です。相手の満貫、跳ね満、怖くありません。それならば、PCは恐ろしく強いかというとそんなことはありません。普通です。ちょっと弱いかな?かんたんにお土産モード突入です。一粒で3度目のおいしさです。そのうえ、いかさまもあります。なんだかいろいろ種類がありますが、使うと余裕で勝てるのでしょう、きっと。私は使わなくても一度もゲームオーバーにならなかったので判りませんが、もしかすると、いかさま技を使うと、相手も使ってきて、コンピューター麻雀ゲーの本領を発揮したのかもしれません。役満の応酬で気分爽快です。一粒で4度もおいしいソフトだったのですね。たぶん。 対戦相手の女の子は、みなさんお待ちかねの「じょしこおこおせい」と「巫女さん」と「メイド(でメガネっ娘)」と「プロ雀士」の4人もいます。うち2人は姉妹ですが、ストーリー上まったく関係ありません。名字が同じだけです。説明書に書いてなければ気付きません。このゲームは先ほどから述べているように麻雀ゲームらしくなくサービス満点なのですが、それはストーリーにも現れています。雀ゲーといえばあがった後のサービスCG。フルアニメーション、フルボイス。もちろんアルバムディスクなんて必要ありません。そのうえひとつひとつが長い。1局打てます。さらに、対戦相手の女の子たちにいたっては雀ゲー界の天上ウテナ。主人公にはそんなつもりはないのに、負けるとすぐに二人打ちのルールだと勝手に決めて、服を脱いでくれます。ぜひ脱がさせて下さいと。「くっくっくっ、二人うちのルールは知ってるよな」と追い剥ぐ麻雀は数ありますが、女の子が脱ぎ始めて、主人公が「えぇ〜!?そうなんすかぁ?」とびびる麻雀ゲーは初めてでした。毎回そんな感じで出会いのシチュエーション以外は、声と顔が違うだけです。「ま〜じゃんふぁいとぉ〜、れでぃ〜ご〜!」「いよっしゃあ」「脱ぎます」「えぇ!?」「いよっしゃあ」「強いんですね」「この辺でやめましょうよぉ」「いよっしゃあ」「見たくないんですか?」「そ、そんなことは」「いよっしゃあ」「あ〜れ〜」「よいではないか」(弱気っぽい台詞は全部主人公)。こんな展開が好きな人にはたまりませんね。まさに一粒で4人おいしい? みんなで泣き叫べば恥ずかしくありません。一度はやってみると良いかもしれませんが、一度だけでよいでしょう。一粒で何度もおいしいソフトですから。 |