淫グリッシュ




 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

1点

ブランド名 HYPERSPACE シナリオ

1点

ジャンル Hな英会話学習ソフト 萌え萌え

1点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

2点

 




 ビジネスマンにとって、IT技術程ではなくても、英語力は重要な素養と言えるだろう。しかし、日本の英語教育では世界では通用しないのが現状で、各自が自分で学ぶ必要がある。よって、そんな用途に使う教材が色々と販売されている。そんなビジネスチャンスに、エロゲ界のなんでも屋「HYPERSPACE」(以下、「超空間」)が目をつけない訳がない。そして、社長の思いつきで開発されたゲームが、この『淫グリッシュ』である。

 それで、ゲームを開始してみると、まず目に飛び込んできたのは、もう散々見飽きた『淫打』シリーズの画面だった。一応、スクロールする文字が『淫グリッシュ』になっているが、それ以外は、違いらしい違いはない。

 この時点でお腹が一杯になりそうだったが、一応は続けてみた。まずは初級編を試してみる。ここでは相手が英語で話す内容を聞き取って、正しい行動をするのが目標である。ただし、そこはHソフト、相手の女性が話すのは「俺のケツをなめろ!(Kiss my ass!)」とかそんなレベル。これを聞いて、キス・触る・揉む・なめるの動作の中の1つと、女性の体の口・胸・尻・あそこの中から1つをクリックすることになる。

 しかも、最初に例文も示さないので、はっきり言って、英語で「あそこ」なんて何ていうか分らずに最初はすげー苦労した。さらに、苦労して、こんな英語を覚えたとしても島耕作でもなければビジネスの役には立ちはしないだろう。

 残りも同じレベルだろうとは思ったが、そこは諦めて、次は中級編に進むことにした。今度は文章で、英語で発せられた質問に対して正しい答えを二つのうちから選ぶことが目標である。パッケージにも「I stood behind her and unzipped the back of her dress」とかエロ小説にありそうな例文が載っていたので、当然これもアレかと思ったが、やってみると意外にも非常にまともだった。

 なにせ発せられる質問も、「I'd like to say something to you. (ちょっと言いたいことがあるんだけど)」に対して「Go ahead. (どうぞ)」か「Absolutely!(まったくだ!)」から正しい方を選ぶことになるとか、非常にまっとうな内容ばかり。しかも、問題数も150問以上で、どれも英語の日常会話集から抜き出してきたかのような内容。発音も上手いので、実際にヒヤリング練習ソフトとして十分に通用しそうなレベルだ。

 さらに、これが上級編になると、出題数が300問題以上に増える。そして、淫打では毎回下世話だったキャピキャピトークも、『淫グリッシュ』では「Cheer up(元気を出して)」の説明とか非常にタメになる内容になっている。本当にこれが超空間のソフトかと狐につままれたような気分だった。

 後は、システム面のあまりにあまりな不備な点、例えばフルスクリーンオンリーだったり、メッセージスピードが調整できなかったり、さらにスキップ機能がなかったり、ご褒美のHが昔の同人ソフトみたいにCG1枚だけでテキストすらなかったり、しかもそれの質が低かったり、他のゲーム流用だったりした所を少々改善すれば、十分売れるソフトになったのではないだろうか?

(タコマロ)

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