淫獣幻夢3

〜Nasty Angel〜

 


 

仕様 評価
対応機種 Win システム

2点

ブランド名 RingerBell シナリオ

1点

ジャンル 花札 萌え萌え

4点

    せつなさ

7点

    素薔薇さ

2点

 


 今は昔、DOSゲーに淫獣幻夢といふゲームありけり。遊戯に交じりてCGを見せつつ、よろずの者が喜びけり。

 有名な「竹取物語」にも書かれている様に、かつて淫獣幻夢というゲームがありました。リンガーベルの代表的なシリーズでして、ゲームに勝ったらHCGが見れるという内容です。因みにゲームは、1作目が花札、2作目がクイズ。まあ、このCGが、梶山宏氏の描く触手絵ということで人気があったものです。

 まあ、これだけなら古典の解説なのですが、この会社が冬眠から覚めたかの様に、近頃活動を再開したのです。そして、完全な新作として発表したのが、この「淫獣幻夢3」(正確には3はギリシャ数字)。それを、つい新作に並んでいるのを懐かしくて買ってしまいました。

 実際、ゲームを始めた感想は「何もかも懐かしい。全く変わってない。」

 ええ、世界はDOSからWINまで進化しているのに、本当に全然変化がないです。まさに、化石でないシーラカンスを発見した位のショックでした(悪い意味でな)。

 特に花札。これなら雑誌「テックジャイアン」の付録ゲームの「忍花札百花繚乱」の方が出来が良い……。具体的に見ていくと、淫獣幻夢3には、取れる札に目印がないし、また場札の方を選択することで札を取ることもできません。これらは絶対に必用な要素ではありませんが、快適なプレイを少々損ないます。

 さらに、勝負の方法も退屈です。何せ花札を9戦して点数の大きい方が勝ち。これで1枚CGが見え、3回勝ち抜くと一人終了。つまり一人当たり27戦必用。それで攻略対象が10人、最低でも花札270戦が必須……。

 長い、長すぎるよ。さらに、ご褒美CGにはテキストなし。何故、回想シーンではテキストがあるのに、本編ではなし? 加えて今回は、欠片もストーリーがないという、クリアにはは砂漠を彷徨う位の覚悟を必要とする代物です。この私も「魁!!クロマティ学園」の3巻の励ましがなかったら、途中で投げ出していました(感謝するよ、マスク・ド・竹之内)。

 それでも敵が「月見酒」や「花見酒」等の瞬間技で勝ったり、バグなのかゲームが止まったりした時は、正直言って凹みましたけどね。また、画面がバケた中で、セーブ地点に当たる女の子のクリアまで、残り花札20戦を戦った時は涙が出たさ。まあ、この関係は私のパソコン環境の問題かもしれないから、文句は言わないですけど。

 それでも、梶山氏の触手絵なら地獄を見るのを厭わないというツワモノならば、ぜひ買って欲しい(まあ、フルカラーにしては塗りが今ひとつに思えますけど)。私は、「忍花札百花繚乱」の方がシステム・ストーリー共にハイテンションで好きですけど。
(タコマロ)