このゲーム、秋葉原に友人が新作を発売日に買いに行くというので、ついでに頼んでしまったゲームであった。購入の動機は、単に最近人気のあるソフトハウスの作品らしいので興味があった。ただ、それだけである。無論、ここの他のゲームはしたことがない。おそらく、他に面白そうなゲームがあったら、きっと買わなかっただろう。
そして、その第一印象というと、なんじゃこりゃ〜〜というものだった。
話は、インターンを終えたばかりの小児科の医師が付属の看護学校に左遷派遣され、そこで女の子と仲良くなるというものである。どこに行くかなどの選択肢を選ぶと女の子に出会えて、その子との話が終わるとアイキャッチが入るという展開の連続でゲームは進んでいく。まあ、他のゲームでもよく見かけるものである。しかし、このゲームでは、その本編がとても短く、逆にアイキャッチの方は神経衰弱のアニメーションまでが入って、本編に匹敵するのではないかと思える位長いのである。最初にこれを見た時は、何事かと思った。しかも、このアイキャッチはゲーム内でここだけ音声が入っているという力の入れようなのである(後はエンディングでも歌が流れる)。最初、なぜコンフィグに「一度見たアイキャッチをスキップする」機能があるのか疑問に思ったのだが、その疑問は一瞬で氷解された。それにしても、スキップ機能をつける必要があるまで力を入れたアイキャッチなんて前代未聞である。おそらく殆どの人がスキップしてしまうものに力を入れるとは、これを無駄な努力と言わずして何と言おう……。
そして、アイキャッチスキップ機能搭載で進んでいくと、よく会っていた女の子から告白されて、即H。そして、戴帽式。なんか短かったけど、まあ攻略対象の女の子は結構いるみたいだからしょうがないと思いながらも、話は式の後の記念撮影まで進む。これでエンディングに突入だと思ったんだけど……これがまだゲームが続いている。それどころか、まだ学校生活まで続いている始末………。お前ら、卒業したんじゃないのか? どうやら、この看護学校は看護実習の前に戴帽式をするらしい。普通は一人前の看護婦になる卒業式と一緒にするのではないだろうか? まあ、詳しいことはワシも知らんけどさ。
でも、確かなことが1つある。それはこのゲームのストーリーに山がないことだ。この後、HシーンやHシーンやHシーンが続いて、何時の間にかに卒業式が終わってしまい、クリスマスからエンディングへと流れこむ。この間、ろくに山なし。私が最初にプレイした時の相手が、主人公のことが昔から好きだった義理の妹の親友だったので、相手が恋をとるか友情をとるかで悩んでいて、まだストーリーらしきものが存在した。しかし、他のは、ろくに障害らしい障害もなく、ただラブラブな話が進んでいくだけである。
これでなぜ、最初になんじゃこりゃ〜〜と思ったか分かっていただけると思う。でも、何人か攻略していく内に、この展開が面白くなっているから不思議である。これが人類の適応力というものなのであろうか? それとも、このラブラブな展開に浮かれているだけなのかは分からないが、後で思い出してみると実に恐ろしいことである。人間、ちやほやされる事には、なんて弱いことか。なんとなく、このソフトハウスのゲームが、なぜ人気があるのが分かった様な気がする。
シナリオはこれぐらいにしておいて、システム面を見てみよう。これについては問題ない。フルスクリーンもウィンドウモードも可能で、スキップも強制と未読の両方を完備。さらに、CGモードもHシーンの回想も可能とくれば、もう最高レベルである。
CGについても塗りは結構いい。女の子のあごが少し尖っているけど、そんな気にならない。十分に可愛いレベルだと思う。
最後に総合すると、ストーリー性を気にしないで、Hでラブラブな展開を期待しているなら、このゲームは十分それに答えてくれると思う。声がないのが、唯一の欠点であると言う人もいるが、私にはそれ以前の根本的な所に大きな問題があると思う。まあ、それでもサクサク進む、悪くないゲームなので、あとは好みの問題だろう。特に看護婦とか女子校の教師とかが直球ど真ん中なら、ぜひ買うべきだ。
(タコマロ)
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