オンリーワン2

美人カジノディーラー瞳  性のルーレット


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

8点

ブランド名 GLOBE シナリオ

6点

ジャンル AVG 萌え萌え

8点

    せつなさ

6点

    素薔薇さ

6点

 





 以前にもレビューを書いた『オンリーワン2 召しませ(ハート)すいーとえぷろん』と同じく、このゲームはGLOBEの「オンリーワン」の第2シリーズの一作である。まあ前回にも書いたのだが、まず作品の名前が長すぎだ。少し何とかしてもらいたい。

 それで、「1人っきりのヒロインと濃厚なコスチューム。H・純愛ドラマを楽しむコンパクトなADVシリーズ」で、今回のこだわっているコスチュームは、大体予想がつくと思うがカジノのディーラーの服である(バニーガールではない)。

 まずは、ストーリーに関して最初に説明していこう。このゲームのヒロインの名前は黒澤瞳。彼女はカジノ「テスタメント」のナンバーワンディーラー兼バーテンダーを勤めるクールビューティーなお姉さまである。

 一方、主人公の方に関しては紹介しようにもデータがない。職業:スタート時はなし、年齢:不明、名前:不明。無論、国籍とかも不明だ。まあ何だ、「ゴ○ゴ13」よりも情報が少ない主人公はどうしたものだろう(少なくともゴル○は、職業は殺し屋だもんな)。

 それで、この二人の馴れ初めだが、瞳さんが仕事の帰り道に野垂れていた主人公を拾ったというのがきっかけになっている。もう、この時点で主人公は既に記憶を失っており、おまけに身元を証明する物はおろか、服以外は何も持っていない。そんな訳で、瞳さんの家にご厄介になることになるのだ。

 これで性別が逆ならば「やるドラ」シリーズって所だが、現実性としては記憶喪失の男性をしばらく女性が預かってくれる、こっちの展開の方が自然だと思う。記憶喪失とは、ありがちと言えばありがちだが、何も世界設定を知らないプレイヤーと主人公のギャップを誤魔化せるし、いきなり複線も張ることができるという非常に美味しい設定なので、それについては置いておこう。

 それから、主人公は瞳さんの勧めでカジノ「テスタメント」の雑用兼ディラー見習いを始めることになる。この辺りだが、カジノ「テスタメント」の描写、ちょっとカマが入っているお姉言葉を使う店長等のキャラクター、加えて主人公の性格の良さもあって、なかなかいい雰囲気を醸し出している。正直、これだけでも良かったと思うのだが、当然、困難が降りかかってくる。

 それが、瞳さんの元同僚の登場である。この元同僚、名前をルージュと言い、パツ金で紅いドレスに黒い羽をつけ、性格の方もなかなかに嫌味で、実に敵キャラらしい仕上がりに成っている。そして、彼女が出現してから、あれだけ気丈だった瞳さんはもうグダグダになってしまう。一応、彼女にも主人公に秘密を知られたくないとか色々理由があるのだが、元々、短いストーリーだけあってグダグダ化が早いように感じてしまった。

 愛する瞳さんのために、見習いギャンブラーの主人公が一世一代の大勝負に出るっていうのが、この話の盛り上がる(さわり)の部分になる。ここの演出はある一点を除けば悪くはない(ネタバレ参照)。結構、手に汗握る展開になっている。

 一応、総合しておくとシステム的にもシリーズを続けているので特に問題点はない。ただ、安価商品なのは分るが、瞳さんの元同僚のルージュさんに声がないのはどうしたものか。はっきり言って、瞳さんとルージュの掛け合いに、瞳さんしか声がないのは非常にもり下がる。この点はなんとかして欲しかった。
 
ネタバレ:それで、このゲームの中心となるギャンブルは、題名と関係なくポーカーである。ポーカーは、運と、知力と、それにもっとも重要なのは「はったり」の勝負だ(なにせポーカーフェイスって言うくらいだからね)。当然、舞台は洒落たカジノ、相手は一流ディーラーとなれば、素晴らしい技(「はったり」)のやりとりが見られるかと期待していた。

 だが、このゲームの場合は違った。なぜなら結果的に重要な所は、ほとんど「いかさま」勝負が占めているのだ。しかも、「いかさま」と言っても普通の「いかさま」ではない。なにせ、瞳さんもルージュも超能力者なのだ。しかも、読心能力者。そりゃ、普通の人間がかなう相手ではない。J○J○で言うなら、ダービーとポーカーで勝負してと思ったら、その相手はダニエルでなくテレンスの方だったという按配だ。

 しかも、その超能力者を相手にする主人公も普通ではなく、記憶喪失が複線で、実は、主人公は超人ロックやレンズマンだったということはない。最後まで単なる人間。しかも、読心能力者に対して札を見ないで「はったり」で勝負って、絶対に無茶だと思うのだが・・・・・・

 なんか、このオチがどうにも納得できずに、エンディングの間、釈然としなかった自分だった。

(タコマロ)

BACK