このゲームの主人公、川神幸介は、弁天荘で下宿しながら学校に通う大学生。大学の夏期休暇に何を考えているのか、冷房施設の欠落した時代遅れの下宿に居残っている所から始まる。その彼がエロゲーを買いに出かけると、なぜか空中に引っ掛かっている美女と出会う。この時点でかなりの異常事態なのだが、気の良い主人公は、その女性を助けることにする。
実は、その助けられた女性は女神で、彼女が地上に現れた目的は、何と主人公を抹殺することだったのだ。
女神曰く、主人公は魔王の種を宿しているとのこと。その魔王が覚醒すると、この地球は滅んでしまうらしい。そこで、前もって魔王の種を宿した人間を殺せば、当座は復活を阻止できるのだ(いずれは他の誰かが魔王の種を宿して生まれてくるらしい)。
そんな訳で、女神達の攻撃を受ける主人公。しかし、超常的回避力で、その攻撃から逃れる。しかし、自転車で逃げ出す時には轢きそうになったネコを回避するために転んで足を痛め、さらに最後には、女神を庇って致命的攻撃の直撃を受けてしまう。そのままにしておけば命を失うのも時間の問題の所を、女神に命の一部を分けて貰い再生してもらう。
結果として、主人公の処理は延期され、しばらく女神達に守ってもらうことになる。当然、ゲームなのだから、それから平穏に時が過ぎるわけではなく、問題が発生する。実は、女神を含む神族には魔族という敵対勢力がおり、それがちょっかいを出してくるのだ。(魔族と魔王の関係はよく分らない、別に魔族と言っても魔王を崇拝している訳でなく、単に兵器扱いしているだけに思える。魔族にも色々な派閥があるのか、それとも魔王の名は強力な兵器につけられた名前なのか? ちょっと、この辺りは気になった。)
この魔族の干渉の仕方が、主人公に夢魔を送ることなのだ。それにより主人公の穢れを増幅し、魔王の種を覚醒させることができる。それに対する女神の対処方は穢れを浄化することなのだが、その方法が、エロゲーらしく女神とHすること。
そんな訳で、ゲーム自体は、コミカルな女神と日常、女神選択、淫夢というような感じの流れで進んでいく。
ここで終われば普通のエロゲーなのだが、このゲームの場合、少しアレな所がある。それは、出てくる女神が三姉妹であること。まあ、これは神話でもあるので問題ない。ただ、あの作品を思わせるものがちょっと多い。
だから、詳しくはキャラの説明をしていこうと思う。
まず、主人公を助けることに決めた女神ファウナからいきたい。ファウナは三姉妹の次女、真面目な性格で料理・洗濯・掃除と家事は完璧。ちょっとやきもち焼きな所もある。彼女はパクリに関してはありがちな性格なので問題はない。
次は、主人公抹殺に同行したもう一人の女神、長女のヨルズ。彼女の性格はお祭り好きで、自分の興味のないことに対しては極端にやる気のない自己中心的な性格。実力はあるが、興味のないことには生かす気はなし。そして薬剤のエキスパート。当然ナイスバディ。色が黒くないのが不思議なくらい、あの女神に似ている、一番ヤバイ人。
最後に三女のレウコテア、彼女は法術を使えない半人前の女神。次女のファウナが大好きで、大神さまに無理を言って、主人公のアパートまで押しかけてきた。そして、長女のヨルズとは寄ると触ると喧嘩ばかりしている凸凹コンビ。一応、機械は使えないのはパクリ要素を下げているが、しかし、ムードメーカー以外の存在理由がなくなったという諸刃の剣。追加要素の、水玉パンツが眩しい。
こんな感じなので、かなりあの作品からインスパイアされているとしか思えない。まあ、ヒロインの次女ファウナの性格が、普通のエロゲーのヒロインクラスになって親しみやすくなっているのが一番の違いだ。
ストーリー的には中身はギャグ少々とエロ中心だが、オープニングとエンディング付近はいい話で結構良かった。全体でちょっと短い気もするが、自分的には問題はなかった。システム面も問題ないし、CGは原画がこのメーカー恒例の空中幼彩さんで、塗りも良く、絵の方も素晴らしい。総合的にはいい出来だと思う。ああ、ちょっと、女神様っぽいけど。
(タコマロ)
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