このゲームの主人公(八白春人)は、とある進学校に通っている。そして、女性とつきあった経験はゼロ。そんな彼女ナシ暦の記録を更新している最中、学園物お約束の主人公の悪友が、お前に相応しい最高の彼女を紹介してやろうと持ちかけてくる。しかも、複数の彼女候補を紹介するから、そこから選べばいいとのこと。
普通なら、主人公のために合コンでも開かれるところだろう。だが、このゲームの場合、他と大きく違う展開をむかえていく。
第一に、主人公の悪友の名前が「媒酌」であること。到底、日本人と思えないが、もしかしたら日本人ではないのかもしれない(モンゴロイドなのは確か)。この名前が悪いのか、こいつが紹介するのは、結婚を前提としたおつきあいをする彼女なのだ。
普通なら、そんな重い条件で集まる女性もいないと思うが、それが集まること集まること。実は、このゲームの主人公はモテる。しかも出鱈目に。そもそも、導入からして、運転手付きの高級車で送り迎えされている。
さらに、悪友の媒酌曰く「顔がいい、背が高い、身体と手足は細くしなやか、筋肉も無くはない。肌はキレイで艶やかな髪、スポーツ万能、学業優秀、誰にでも友好的。だが余計なことは喋らない。空気が読めて気遣いできる。笑いにも理解がある。家が金持ちだが、全くそれを鼻にかけない、虫歯がなくて、服のセンスは飾らず気張らずそれない。ピアノなんぞ弾けて、ついでに誕生日が2月14日」らしいのだ。
ただ、これで自分はモテないと思い込んでいるあたり、全然空気は読めてないと思う。しかも、モテようと、料理の勉強したりファッションセンスを磨いたり努力しているのが、余計に分らない。あと、腹筋が割れている人間は、筋肉はなくもないではなく、あきらかに筋肉質だと思うぞ、媒酌。
兎も角、この何考えているか分らない不思議主人公の彼女になろうと名乗りをあげ、さらに書類審査をくぐり抜けた女性5名と親交を深めていくことになる。導入部が終わると、「料理について」とか「好きな科目」とか、「理想的なプロポーズ」とかのお題に沿って好みを選択し、一番合った女性と一週間のお試し彼女となることになる。
ただ、このゲームの場合は、ネジが飛んでおり、主人公の家の敷地内に急遽建築された、これ専用のアパートで同棲をしてみることになるのだ。
このゲームのここまでのノリは凄くよい。軍用機どころかサターン5型ロケット並の急上昇ぶりだ。この急加速が最後まで続くと最高だったのだが、途中で加速がなくなる。確かに凄いアレなのだが、速度というのは、どんな速くとも、加速度がかかっている時か、比較できる周りの風景でも見ていなければ体感できない。
このゲームの場合、女性人の好感度はいきなりMAX。もはや、これ以上はないくらい。よって、ストーリー的に進展もあまり望めない。そのため、基本的にHしているだけのゲームになっている。まあ、Hシーンがエロくて、質は悪くないのだが、バカゲー好きには、当初のノリが続いて欲しかったものだ。
あと、このゲームの登場人物の名前が珍しい。まあ、冒頭の「媒酌」で分るように、全員結婚関係の名前で統一されている。だから、最後にキャラの名前を紹介して終わりにしたい。
柳樽ゆいの
そのままの通り、結納の品、柳樽(酒樽)のこと。小悪魔、痴女、年下キャラと紹介されているが、いきなり最初のHから路地裏とか発想がアレ。これでも天才。
水引かなえ
鼎(かなえ)は水引の古い呼び方。水引は分っていると思うが、贈答品や封筒などの飾り紐のこと。巨乳、和風、癒しのキャラ紹介のとおり、家事完璧キャラ。ただしかなり天然。
白椋結美和
白無垢(しろむく)と結美和(ユビワ)のことを言っていると思うが、一応名前は「しろむく・ゆいわ」となっている。強気、尻、年上とキャラ紹介ではなっている。実際は何かと言うとガルガルと食ってかかるキャラ。でも、主人公と同じくセレブな方。
工藤三々
三々九度のこと。気弱、舐好、敏感キャラとなっているが、Hシーンでも子どもができてもOKと言い出し、気弱と言いながら実はしたたか。柳樽ゆいのがアレなキャラなので、妹キャラ成分を背負っている。
扇藍華
名前の由来が分らない。祝儀扇のことか。軽少、貧乳、理性との訳分らん紹介だが、実際は超ドライに金と力目当てのツルペタ娘。ただ思考回路はかなり異次元。まあ話が進んでくると・・・というキャラ。
まあ、歌もこのメーカー御用達の電気式華憐音楽集団でかなり良い。バカゲーでなく単なるエロゲーと見るなら、原画家が合えば悪くないと思う。
(タコマロ)
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