Milkyway2


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

5点

ブランド名 Witch シナリオ

2点

ジャンル とらぶる★ラブラブ★喫茶アドベンチャー 萌え萌え

7点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

3点

 


 秋葉原から戦利品を得て帰ってきた所だと思って欲しい。デイバックを開けた時に中から強力な異臭が漂ってきたのだ。異臭といっても生ゴミとかではなく化粧品の様な臭いなのだが、しかし香水の原液が溢れた位のレベルなのである。そして、今日の戦利品を色々嗅ぎ分けた所、原因はどうやら、この『Milky Way2』が入った店の袋らしい。そしてゲームを出してよく見ると、そこには『初回特典 「犬塚ありすフィギュア」「七瀬晶アロマテラピーセット」がSET』の文字が。

 まさか、このアロマテラピーの精油が漏れてるのではないのか? 恐ろしい疑惑が頭の中を駆け巡った。そして爆弾でも解体する様に、揺らさないように恐る恐る箱を開ける。しかも、ビニールは、机の上でカッターを使い丁寧に切りとった。こんな待遇、これまで期待の新作にすら使ったことのない程のものだ。

 そして中を見てみると・・・、どうやら精油は漏れていないようだ。それにしても、素焼きの鉢と精油の入った瓶が一緒に入っているのは非常に危険なのでは? しかも、瓶のフタが非常にゆるいし。大体、ゲームの中に入れるのに精油を使うメーカーの能天気さには驚かされる。普通なら安全性を考えて、ポプリとかアロマキャンドルとかを使わないか? エロゲメーカーに常識を求めるのは間違いだとは思うが、もう少し知恵を働かせて欲しいぞ。

 それでは騒動も収まったのでゲームの説明に入りたい。続編なので前作の説明から始めるが、前作『Milkyway』(以下MW)は遊んでばかりの浪人生の主人公(七瀬健治)が無理やり流行らない喫茶店を継がされる所から始まる。喫茶店は近所のファミレスに取られて閑古鳥状態。そこで幼馴染の「結城倫」に相談する主人公。この「結城倫」、実はコミケ長者で自分の金で喫茶店をコスプレ喫茶「Milkyway」に改造してしまう。営業してみれば、この安直なネタが大当たり。そうして新しくウェイトレス等に雇われた女の子と仲良くなってエンディングを迎えるのが初代である。

 今回の『Milkyway2』(以下MW2)は、それから4年後。色々と前回からの人間も数奇な運命をたどっているので登場人物紹介から始めたい。

 七瀬 倫(旧姓 結城):前作の主人公で店長の健治と結婚。実際に資金を出したので店のオーナーである。以前から健治はヒモだったので、正当な関係になったという所か。これで離婚しなければ財産問題は解決だ。

 七瀬 晶:健治の実妹。今回のメインヒロイン? 前はボーイッシュな彼女も今回は萌キャラに成長。

 工藤 亜由美:七瀬晶の幼馴染で親友。前作の主人公である健治のこぶつきの愛人に変身・・・・・・。

 鷹梨 千尋:健治の元恋人。近所のライバルファミレスの娘。今では、健治の愛人B火曜日担当。

 鷹梨 恋水(旧姓 東条):MWの元ウェイトレス。単なるトラブルメーカーだが、辣腕のマネージャーである姉(悠)をライバル店から奪う為に採用されただけの存在。それから、元々は姉(悠)の婚約者であった千尋の兄を寝とって、出来ちゃった婚。つまり千尋の義理の姉。

 東条 悠:恋水の姉。こんな悲惨な境遇下でもMWのマネージャーを続ける真面目な人物。比較的常識人。

 七瀬 健治:三千人/日の集客を誇るMWの店長。左団扇で、本妻に愛人2名を囲っている、ある意味典型的成金。これで真面目にデザートとかを店で製作しているのが不思議なぐらいだ。妹の鉄拳制裁がなければ、女漁りの毎日か?

 いやーそれにしても凄いね。MW1では「萌キャロットにようこそ!」だったけど、2は「ダラス」か。いや、冗談だよ、冗談。普通なら、そうなるのが自然だけろうけどね。少なくとも更衣室では陰口囁く位で終われば幸運、時間の問題で出刃包丁や睡眠薬が出てきても自分は驚かない。しかし、そんな事は全然なく脳天気に話が進む自体、絶対にこのシナリオライターは女キャラを人間として見てない。単に属性付きの萌キャラ扱いだね。こんな痛い設定さえ無ければ、自分は萌キャラには反対しないけど、これでは正直萎えるよ。

 さて人物紹介は、こんな所かな。えっ?、今回の主人公とか新ヒロインはいないのかって? そんな刺身のツマなんか、どうでもいいだろう。どうせオマケなんだから。まっ、シナリオの説明で気が向いたら触れてやるよ。

 それでシナリオね。やおい、終わり。これでは不満だ? 仕方が無い、少し詳しく説明するぞ。つまり、やまなし(No climax)、おちなし(No theme)いみなし(No ending)な訳だ。これでも納得しないか? お前、後悔するぞ。  

 いいか、本当に説明するぞ。
 
 学生の主人公が道を幼馴染と歩いていると、女の子とぶつかってしまう。そして、常識的会話をしてその娘とは別れ、幼馴染の家に向かう主人公。さて、この主人公、幼馴染の家で、さっきの女の子タイプだったと思い、後日には一目惚れとか言いだす。まあ、思い込みの激しい少し危ないタイプだ。そしてMWで再会した時に相手が恥ずかしがるのを見て、こいつ俺に気が有るなと思い込み(本当は倒れてパンツが見られたのを気にしているだけ)、同じ店のバイトになってストーカー人生一直線。因みに、このぶつかった女性が店長の妹の晶なのである。

 これが導入部だ。多分、シナリオライターの意図していたのは違うと思うが、全然状況の説明とか心理描写がないので、自分にはこう思えた。この説明不足の状況は最後まで続き、台詞以外は粗筋に毛が三本生えた位で進んで行く。つまり、最低な訳だ。大体、舞台は夏休みなのに、夏を感じされる場面なんで全然なし。虚弱な可愛いキャラが炎天下と思われる外の掃除をしている所に出会っても、意外とノホホンと話をしている始末・・・・・・。

 話は戻るが、バイトについてからは、画面で目的の娘のいる所をプチプチ押していくとになる。ここからの展開は、

 プチプチ
 プチプチ
  イベント発生!(しかも前作キャラの)
 プチプチ
 プチプチ
  イベント発生!(攻略キャラ以外)
 プチプチ
 (以下当分略)
 プチプチ
  告白(まるで記憶に残らない)
 プチプチ
 プチプチ
  イベント発生!
 プチプチ
 (以下当分略)
 プチプチ
  Hシーン(驚くほど淡白)
 プチプチ
 (以下10日間続く)
 プチプチ
  エンディング(記憶になし)

 こんな感じかな。

 晶のエンディングなんて、冷蔵庫の麦茶飲みに行って戻って来たら内容忘れたね。いや〜、違う意味で泣けるね、このシナリオ。えっ、それでもギャグがあるだろうって? ギャグは人によって属性が違うけど、自分にはスケート場だったよ。

 しかも、システムも今回はイカしている。何と、名前を変更したら音声は一切無し。それに、細かいバグがあり、それに対して細かい修正ファイルも出ているが、修正ファイルのバージョンが上がると以前のセーブデータは使用不可! しかも、バージョン1.13なんて、デバックモードを間違って搭載してしまい、途中で日数が勝手に飛ぶ始末。さらに、後に出たバージョン1.14すら、以前直したシナリオデータを最新の物に更新し忘れ、バグは取れたがシナリオは不都合。すぐにセーブデータに互換性のない1.14aが出る事態。大戦末期の日本軍か、ここは?
 
 それでもCGは萌えるね。枚数が少ないけど。イベントCGは晶で18枚(しかも服・表情違い含めて)。立ちグラは大きくて表情も多くて実に良いのだが、このレベルが維持できないのであろうか? しかも戦力が足りないなら、某ファミレスゲームを真似て制服を2種類用意するのはやめろ。両方プレイしないと回想シーンで見れないし。

 さて結論を言うと、あまりにダメダメでバカゲーのレベルにも達していない。だた、ここのゲームは「魁!!男塾」みたいに以前のキャラが出てくるので、シリーズとして買う人だけが対象だ。

 しかし、もし3が出たら、今度は顔見せだけで1ダース以上現れるのではないかと思うと、次も買いかなと思ってしまう。絶対にバカゲーだろうし。
(タコマロ)