お め が ね ティーチャー


Valentine Plan


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

9点

ブランド名 すたじお みりす シナリオ

4点

ジャンル ショートAVG 萌え萌え

7点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

5点

 


 このゲーム、まずはパッケージの長い背景説明を要約しよう。

 女教師「櫻井 沙耶」は、主人公(圭吾)を見た瞬間から、一目ぼれ。その後も主人公の前では無理して平静を装いながらも、ときどき柱に激突・2階から落ちる・容器ごと弁当を食らうなどブッ飛んだ行動をしてしまう。そして、圭吾は卒業後、外国に行ってしまう事が決まっているのだ。そして、圭吾のこの学校での最後のバレンタイデーを迎える。

 これで、「眼鏡の先生は、好き・・・ですか?」と、大きく書かれれば、当然、女教師がメインヒロインだと思うだろう。

 だが、しかし、実際は彼女の影は薄い。そもそも、舞台は既にバレンタインデー。女教師のボケは省略で、いきなり主題に突入。このゲームには前座とか、前置きとか言う概念は存在しない様だ。

 そして、女教師にハート型のチョコレートを渡される夢オチから、妹の亜美のムーンサルトプレスで起こされ、ゲームは始まる。

 これはお約束の元気な妹という事で許されるだろうが、この次の行動が凄い。朝っぱらから主人公(兄)の股間をまさぐって、「あは! お兄ちゃんがその気なら、亜美はいつでもいいんだよ・・・・・・」と言い出す始末。

 しかも、義理の妹でもないのに、このストレートど真ん中の強烈な攻撃力(一応、DNA鑑定まで行ったらしい)。さらに、兄に盗聴器を仕込む、通信傍受、薬を盛る、兄の居ぬ間に「お兄ちゃんの部屋でお兄ちゃんを満喫する」等、隠密行動にも優れている。さらに、精神攻撃すらも完備。何時でも何処でも、お兄ちゃんとの禁断の妄想に突入可能!

 おまけに、こんな尋常でないスペックにファミリアとしてジャンガリアンハムスターのミリスが付属。このミリス、話すのは「うじゅー」しか無い(日本語訳の注はつく)が、ちゃんと人語を解する。隠密能力を強化する以外は、亜美へのツッコミ位しか役目はないが、二人は似合いの凸凹コンビである。

 この様に、亜美は、前半戦から後半戦まで、主戦力となるユニットであることがお分かりなっただろう。って、何時からタクティカルSLGの話になったんだ。話を正確なレビューに戻すが、実際に、このゲームの推進力になっているのは、亜美とミリスの凸凹コンビ。自分には、ヒロインである女教師なんて、単なるエロ担当にしか思えなかった(実際にエロがあるのは彼女だけ)。

 しかし、大きな問題がある。CG鑑賞モードに登録される、文句無く亜美のCGだと断言できるのは、僅かに1枚! 
 まあ、CG鑑賞の欄自体が、たった20枚しかないないので、致し方ない。

 どうして、こんな事になるかと言うと、このゲームは、3800円の低価格品なのである。普通、低価格商品を造るとなると戦略的に考えられるのは、@薄利多売を狙う、Aメーカーの力を生かした安売り競争、B顧客サービス。しかし、このゲームは5000個の限定販売。数を限定した事で、この中で有りえるのは、3番だけ。でも、このメーカー、このゲームで3作目だよ。さらに顧客と言っても相手にするのは、秋葉原と日本橋のイベントに来れる人だけ(ここでチョコを配ったらしい)。

 あらゆる意味で、このメーカーはピントが外れていると思った。

 そう考えると、CGの背景の遠近法が狂っていて、消失点が変で変で気になって仕方がないのも当然なのかもしれない。

 あと、このゲームには、もう1つ素晴らしい機能がある。それは、登場人物が全員メガネを着用し、そしてメインヒロインのメガネを自由に着せ替え出来るのである。おいおい、『レンズの向こう側・・・』かよと思ったが、このゲームでは、着るメガネによって台詞や口調が変わる。

 でも、エロ担当の女教師の台詞が少し変わった位では、意味がない。まあ、辛うじて「ザマス眼鏡」の「〜ざます」口調が面白かった位だ。

 まあ、最後に書くとすれば、このゲーム、馬鹿なラジオドラマが好きなら買いだ(売っていればね)。だって、亜美が妄想したり、悪巧みしたりするシーンでは、CGがないので真っ黒、そこにメッセージ窓の文字と音声だけが流れる斬新な演出なのだ。ねっ、まさにラジオドラマだろ!
(タコマロ)