このゲーム、ポリゴンです。まあ他のゲームでは既に主流のポリゴンですが、美少女(エロ)ゲーではまだまだ少数派。この分野でポリゴンと言うとキワモノと感じるきらいがあります。しかし、このゲーム『おもちゃ妻』では、ポリゴン以外の部分の方がぶっちぎりでキワモノです。完全に日本標準のエロゲーとは、別世界に存在しています。
まあ、その別世界ぶりは、おいおい詳しく解説するとして、まずはパッケージから見ていきましょう。すると、どうやら純真無垢の処女を妻とし、調教して行くゲームらしいことが分かります。これだけでは、誰にでも、金持ちの主人公が借金のかたか何かで無理やり令嬢を妻にして調教するというエロなシチュエーションが頭に浮かぶことでしょう。まあ、ゲーム名が『おもちゃ妻』ですから、そう思うのも当然です。
しかし、実際のゲームは全然違います。主人公がお金持ちの坊ちゃんというのは当たっていますが、二人の結婚は合意の上。
まあこの辺りは誤差の範囲で大きな問題にはなりません。それよりも、まず問題なのは主人公。この主人公、「オレの遺伝子は、25年間、キミを探して暗闇の迷路を彷徨い続けていた」と電波入っている台詞でプロポーズを決めてくれます。街で見かけた沙耶(将来の妻)に一目ぼれした時も、「物凄いオーラを感じ取った」この人物、絶対に危ない奴です。
沙耶ちゃん、違う意味でピンチかと思わせますが、そんな心配全然無用。そんな主人公に対する沙耶ちゃんのカウンターパンチは純真無垢の完全無菌培養。なにせ、セックスの存在を知らなければ、キスも触るのも拒否して来ます。箱入りどころか、地下室にでも監禁されていたかと思わせる状態。明らかに、彼女の方も変です。
まあ沙耶の方も性的問題がありますが、主人公も沙耶に拒否されたショックで性的不能に陥っています。つまり、インポってことです。そこで、地下室で秘密特訓に励む必要があります。おいおい、秘密特訓って何をするんだと、皆様も疑問にも思うでしょう。まあ、ある程度予想がつくと思いますが、独りで寂しくマッサージしたり、タオルで打ったり、ブラッシングしたりするのです。しかも、秘密特訓の最中には、背景にバナナとかチューリップとかキリンの首とかの取り込み写真が表示され、スキップ不能の怪しい音楽が流れます。初めてこれを見たときは、あまりの馬鹿らしさに大爆笑してしまいました。でも、主人公のナニが元気を取り戻すにつれ、こっちのナニが萎えるのは何故なんでしょう? これって本当にエロゲーなんですか?
それと平行して進める沙耶の調教ですが、これが調教と言いましても、内容は中学生に対する性教育状態。プレイしていて、段々せつなくなってきます。なんか騙された感じがするのは気のせいでしょうか? これって本当にエロゲーなんですか?
それでも、主人公のナニを鍛えたり、初キッスを成功させたり、沙耶が逃げないで両腕で抱きしめられたり、身体を触るのを何度か試したり、服を脱ぐのを説得するまで耐えられれば、何とか念願の初夜を迎えられます。
ここまで2週間近くかかりましたが、この大感動のシーンに大自然も惜しみない祝福を与えてくれます。ええ、主人公の住むお屋敷の後ろで巨大な月が動き、暗雲がたちこめ、突風で木々がざわめき、黒猫が現れる。そりゃ〜も〜凄い祝福ぶりです。
完全にオカルト映画の描写なんですが、このゲームの製作者はこれで何を表現したいのでしょうか? 闇のゴールデンボーイの誕生を示しているのでしょうか? これって本当にエロゲーなんですか?
これ以降は沙耶を普通の調教ゲームの様に色々とすることが可能になるのですが、そもそもこんな墳飯物の序章をつける奴の気が知れません。まあ。それでも、バニーガールの格好をさせた沙耶のハイヒールを取って、その足の裏でナニを擦るとか、マニアック全開なシチュエーション満載なんですけどね。最初が楽しめるなら、この異次元世界を感じてみるのも一興かもしれません。普通の人は遠慮すると思いますけどね。
(タコマロ)
|