私立鳳凰学園 1年純愛組


 

仕様 評価
対応機種 PS システム

6点

ブランド名 J・WING シナリオ

4点

ジャンル 美少女恋愛麻雀 萌え萌え

6点

    せつなさ

6点

    素薔薇さ

4点

    麻  雀

3点

 


 本来ならPSのゲーム、それも麻雀ゲーなんてしない私だが、原画が影崎夕那先生なら話は別だ。早速、普段しまっていたPSのコードをつなげて、ゲームをスタートすることにしよう。

 ストーリーは全部で3つ。幼なじみの利根村美玖と主人公の両親が外国旅行に行ってしまい、その間に美玖が泊り込みで家事全般をしてくれる(しかもメイド服で)ストーリー1。お隣さんで、主人公の将来のお嫁さんと主張するロリロリの後輩にべったりされる、ストーリー2。カードゲーム同好会の女会長が同好会の存続をかけ、大きな大会で成果を残すために、主人公とがんばる、ストーリー3だ。

 ストーリー3がスポーツでなくてカードゲームというのが、今らしいと言えば今らしい。それを除くと、押しかけ女房タイプの話で、実にギャルゲー向けである。しかし、ストーリー3の御澄ありさ、プロフィールでは嫌いな物にマンチキンなプレイヤーと書かれているが、一撃必殺のコンボをいかに確実に素早く決めることができるか切磋琢磨して、地雷デッキをつくる君はかなりマンチキンなプレイヤーだと思うぞ。

 さて、麻雀ゲーというと、負けたら脱ぐのは今時グローバルスタンダードだろうと言い張るゲームや、何か問題が起きたら麻雀で決着をつけようとするものなどある。しかし、このゲームの麻雀のありかたには驚かされた。強いて言うなら、『自己運命決定麻雀システム』という感じだろうか。

 分かり難いだろうから、例をあげてみると、昼休みになって眠気が襲ってくる、そんなシーンで何の必然性もなく、いきなり麻雀が始まるのだ。その勝負に勝つことができると、女の子のお手製の弁当を食べられ、ご褒美CGをゲットすることができる。一方、負けた場合は、睡魔に負けて、後で相手が怒っているという寸法である。麻雀はストーリー上出てくることはなく、幸運だったか不運だったかを決定するためにあるだけに存在する訳だ。

 18禁主流のパソゲーならば脱衣麻雀に直結してしまうのだが、そこは家族で楽しめるPS、リピドー直球勝負には出られないという所なのだろう。しかし、PSの麻雀ゲームって、みんなこんなものなのだろうか?
 
 麻雀ゲームとして見ると、このゲーム、あまり面白い出来ではない。各ストーリーに麻雀勝負が5回あるのだが、この麻雀には点数がなく、先にあがった方が勝ちとなるのだ。つまり、無理して高い役であがる必然性がまるでない。しかも、1回でも負けるとグットエンディングは見ることができない。一応、麻雀が終わるたびにセーブすることができるのだが、効率よくCGをゲットするには、最後の5回目の勝負で勝った時と負けた時の2つのパターンを見れば十分だ。だから、それ以外で負けたら、即リセットしてロード。相手の役がかなりウソ臭いこともあり、食いタンか役牌での早あがりが基本になる。

 点数のないのはストーリーモード上しかたないが、このゲームにはフリー対戦モードも用意されている。こちらなら、点数のある勝負が楽しめるかと思っていたら、点数もなく永遠と麻雀をするという悪夢の様なモードだった。それなら、裏ドラ・カンドラ・ノーテン罰符なんて関係ないじゃん。しかも、なんでノーテン罰符なんて点数もないのに存在するかな? 全然意味ないだろう。

 全体として見てみると、ストーリー自体はまあまあだが、3つ併せてもやはり短い。また、麻雀もあまり面白いものではない。はっきり言って、影崎夕那のファンでなければ、あまり買ってやるゲームではないと思う。

 しかし、このゲーム、「美少女恋愛麻雀シリーズ2nd」にあたるのだ。2ndというからには1stも存在し、 取説の後ろには、シリーズ紹介がある。それも、‘美少女麻雀シリーズ 華蘭虎龍学園’ “どきどき編”、“むねきゅん編”、“ぴゅあらぶ編”と、頭を抱えたくなる題名で3作品も発売されているのだ。しかも、どれもこれも、とてもびみょーな絵柄ときている。それでも、これで4作品目になるとは、実はこのシリーズ、売れているのであろうか?

 それはともかく、裸はむりでも、せめて下着ぐらいは見せてくれても罰は当たらんだろうと、エロゲーマーの私には思れて仕方がない。
(タコマロ)