このゲームは、早川ナオミ大先生が原画をなさっているゲームである。まあ、この畏れ多い方の名前を聞くだけで、頭の中に警報が鳴り響いている様でないと、この世界では長生きはできない。一言で言うなら、これは、そんなゲームだ。
まあ、題名を見れば分かると思うが、ゲーム自体は麻雀ゲームである。昔レビューした『M's If it is true・・・』の祖先が、このゲームなのだ。発売日は、『パイ牌PIE!』が1998年12月発売で、『M(以下略)』は2000年9月の発売である。だが、麻雀のゲームシステム自体は、もうほとんど同じなのだ。
ここで言う事ではないかもしれないが、2年前のゲームシステムを、そのまま使うのは、どうよ? それも優れたシステムならば兎も角、この二つのゲームの麻雀は、ゲーム中にBGMも流れないダメダメな代物なのである。
それでも、このゲームをしてみて、『M』は、アレはアレで、一応は改良した点もある事は分かった。なにせ、この『パイ牌PIE!』では、麻雀自体がバグっているのである。
具体的に言うと、相手の牌を鳴くと、それを直接、手牌に入れてしまうことがあるのだ。それも、イカサマ技がない麻雀で、こんな事をしてしまうのはバグ以外の何物でもないであろう。他にも、点数計算が、役を数えなかったりして、稀に正しくない事もあった。この辺の、システムは本当にしっかり作って欲しいものだ。
しかし、流石に凄いなと思うのは、必ずしも『パイ牌PIE!』の方が劣っている訳ではないことである(流石は、ココのゲームだ)。こっちのゲームでは、麻雀中に対戦相手のチビキャラが、チョコチョコ動いていたりするのだが、『M』では、そんなモノは存在してなかった。まあ、おそらく造るのが手間だから、やめたんだろう。
普通の麻雀ゲームなら、そう珍しくもない対戦相手のチビキャラだが、このゲームのモノは流石に一味違う。何と、暇になると(こちらが長考していると)、口笛を吹き始めるのだ。しかも、とっても調子が外れたやつを吹く。これが、BGMの無いゲーム中、凄い目立つ。本当に聞いているだけで、イライラしてくる。本当に、この凄さは一見(一聞か?)の価値がある。
まあ、麻雀については、ここまでにして今度はストーリーについて見たい。こっちも、麻雀に負けず劣らず凄いことになっている。
まず、主人公は有名私立大学の助手。そして、研究会と言う名目でハワイに遊びに行く上司の代わりに、なぜか「家族(娘の三姉妹)のクリスマスパーティーに出席して、家族団欒の写真をとって来ること」と言う、訳のわからん使命を受ける。
それで、その事を娘達に告げるのだが、親父が居なけりゃ家族のクリスマスパーティーなんか必要ないと、長女と次女が遊びに行ってしまう。
そこで、三女に行き先を聞くのだが、相手が出してくる交換条件は、「麻雀に勝つこと」。なぜ、そうなる?
そして、さらに、こっちが勝つと、なんてお前は「服を脱ぎ出す」んだ?
いくら、「脱衣麻雀に理由はいらない」と言っても、もう少し何とか考えられないか、製作者殿?
まあ、そんな訳で、ゲームの目的は、三姉妹に麻雀に勝って、クリスマスパーティーを開くことである。
だが、この三姉妹に勝つことが、結構難しい。なぜなら、このゲームには「SAVE」も「LOAD」も、そして「コンティニュー」すらないからだ。ついでに言うと、システムに存在するのは、「ゲームを終了させる」だけ。CG回想だってないのには、正直、驚かされる。
まあ、CGの回想があっても、ジャギと塗りが、これまた凄いことになっているので、二度と見たくはない代物だが・・・・・。
こんな代物なんで、ゲーム自体も超ワゴン状態で売っている。それも定価6800円ながら、実際の販売価格は500円位(因みに、私が購入したのが200円)。そんな訳なので、皆さんも、怖いもの見たさで、安いと思ったら買ってみるのもいいかもしれない。
内容はまったく保証しないけどね。
(タコマロ)
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