PrincessPlay


重箱の墨劇場「GAMEテレビショッピング」

ゲームレビュー

仕様 評価
対応機種 WIN システム

1点

ブランド名 STUDIOねこぱんち シナリオ

1点

ジャンル 調教ゲーム 萌え萌え

3点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

1点



GAMEテレビショッピング
「やあ、ケイト、今日も元気にゲームしているかい? 」
「ああ、スティーブ、私、コンピューターに弱いから、どのゲームの説明書を読んでもよく分からなくて困っていたのよ。」
「なんだ、そんな事で悩んでいたのかい? 私だったら、説明書なんかないゲームをするね。」
「えっ、本当にそんなゲームあるの? 」
 スティーブは、テーブルの上にある女性がふたり描かれたゲームの箱を持ち上げた。
「ケイト、この『Princess Play』なら説明書なんて必要なしさ。」
「でも本当に説明書なんてないの、スティーブ?」
「まあ、念のために説明書はついているけど、それも1枚だけ。それも非常にシンプルなつくりをしているんだ。」
スティーブはそう言って、箱の中からA5の紙切れを1枚取り出した。そこには、たった7行の取扱説明書の文章と、お問い合わせ先等のまさに必要最低限の事だけしか書かれていなかった。

「まあ、夢のようね。でも、インストールはどうしたらいいの? 私、何時も、インストーラーが動き出してオプションが出ただけで、どうしたらいいか分からなくなってしまうのよ。」
「そんな、初心者にも『Princess Play』なら問題なしさ。イニシャルスタートの時に、自動的にインストールを行ってくれるんだ。もう、煩わしいインストーラーが立ち上がることも、インストール先に迷うこともなしさ。」
「でも本当に、何もしないでインストールされているの、スティーブ?」
「はら、ケイト、見ていてごらん」
 そう言うとスティーブはマウスをクリックして、ディレクトリを進ませていった。すると、CドライブのProgram Filesの中に確かに確かに『Princess Play』のホルダーがあった。
「確かにここにあるだろう、ケイト、このゲームに任せていれば、自動的にここにインストールしてくれのさ。」

「素晴らしいわ、まさに最高のゲームね。でも私、コンフィグの設定もできないわ。何時もメッセージスピードの調節ができないで、初期設定のままでプレイしてしまうの。」
「やれやれ、ケイトのコンピューター音痴にも困ったものだね。でも、この『Princess Play』ならバッチリOKさ。毎回スタートに自動的にベンチマークが動いて、その時に最適なメッセージスピードを選んでくれるんだ。」
「まあ、驚いた。でも、そのメッセージスピードが速すぎるということはないの? 私、何時もメッセージを読み飛ばして選択肢で困ってしまうの。」
「本当にケイトも心配性だね、でも大丈夫、『Princess Play』のメッセージは、誰でも問題の無いスピードで表示されるのさ。」

「本当にそんなことがあるの、スティーブ?」
「ああ、本当だとも。さらにこのゲームはジャンルでも完璧を誇っている。なんと、あの男の夢、お姫様調教物になっているんだ。」
「それは人気の出そうなジャンルね。でも調教物は難易度が高くて、姫が死んでしまったりすることはないの?」
「それも御安心。このゲームでは、お姫様には体力や食欲も設定されているけど、1度食事をさせれば3日間は空腹にならないし、なんと2ヶ月間で1度も食事を食べさせなくとも死ぬことは無いんだ。」
「まー、まるでラクダの様に丈夫なのね。とてもそうは見えないほど、華奢で可愛い外見をしているわね。」
「そう、CGに関しても問題なしさ。」

「でも、この外見から考えると、姫の年齢はかなり小さいように見えるけどソフ倫的には問題はないのかしら?」
「ケイトも優しいね、ソフト会社の心配かい? その辺の配慮も行き届いているんだ。なんとお姫様の年齢は設定されていないのさ。だから、お姫様の外見を見てどう感じるかは、個人の見解の違いっていうことだ。」
「それは安心したわ、まさに至れり尽くせりね。」
「それじゃ、町の声を聞いてみるとしよう。」

 ビデオがスタジオの大画面で放送されている間に、ケイトがスティーブに近づいて小声で話した。
“何考えているのよ、こんなゲーム紹介して。”
“まあ、そんなこと言うなよ、これもスポンサーの意向って奴だ。それに、どこの雑誌だって、誉めまくっていたじゃないか。”
“まあそれは置いておくとしても、やたらに動くのが遅いじゃない、このゲーム? それに何、あの背景で動いている怪しい光は?”
“おそらく、このゲームをやって幽体離脱した生霊だろう。その呪いでゲームが遅くなっているんだ。まさに呪われたゲームソフトだね。実際、快適に動くには800MHzは必要らしいよ。”
“何でそんな高スペックが必要なの、パッケージにはペンティアム以上と書かれているわよ。大体、シナリオだって滅茶苦茶よ、パラメーターが全然セリフに反映されていないじゃない。”
“まあ、シナリオは諦めるしかないね。システム面は、デバックするつもりらしいよ。”
“ほら、ケイト、ビデオが終わるから、本番戻るぞ。”




ゲームレビュー
GT1、それにプリンセス・プレイと2回連続クソゲーを掴まされると、お尻さまに、お払いのひとつでも受けようかと思ってしまいます。何せ、ゲーム画面の背景には魂の様な光が漂っており、これのせいかゲームが非常に遅いですし、また勝手にフルインストールする恐ろしさ。初めてやった時は、これが噂のグリードアイランドかと思ったほどです。さらに、メッセージのスピードが調整できなくて常にイライラする程遅く、回想シーンも堪らなく鈍い紙芝居だったりした日には、システムは壊滅状態と言って過言ではないでしょう。

推奨環境のCPU、取説の事などを含めると、まさに詐欺ゲー。それでも、HPではお詫びの文章が掲載され(文責が不明な怪文書だけど)、バージョンアップCDが送られて来たので、温厚なタコマロはこれぐらいで許してあげます。このバージョンアップCDで、メッセージスピードも調整も可能となり、さらに急速なスピードアップがはかられていますし、回想シーンも紙芝居から脱出しています。

最初から、これで発売しろ。別ラインで、「ひみつの恋」なんて造ってるんじゃねー、そんなことは思っても口には出さないようにタコマロは努力しています。ともかく、これでシステムの採点も1から3へ3倍はパワーアップするでしょう。

次はシナリオ面を見てみましょう。これのパッケージの文句が、また振るっています。『歴史の幕で活躍した一人の若者のドラマを通し、史実の影に隠された真実を探る。ミステリアスな結末を秘めた壮大な物語、世界の命運をかけた調教が今密かに開始された…。』、すごい、まるで大作RPGかと思うほどの宣伝文句です。

しかし、ゲーム開始後の最初のセリフが、『メッセージが止まったら♪,左ボタンを押すんだぁ〜,スペース♪・リターン・マウスクリックぅ〜♪』、いくら主人公が幼少の時の歌としても、
落差ありすぎ。さらには、五目焼そばや、最高級松坂穴鰻などの詳しい説明の登場が、傷口に濃硫酸を注いでくれます。随所に散りばめられたギャグも見事に滑りまくり、バカゲーテイストが120%充填完了といった感じで、プレイヤーは完全に宇宙の藻屑へと一撃粉砕されることでしょう。

また、調教システムも非常に大味に仕上がっています。なにせ、最初の調教メニューは、「雑談」のみ、これをすることにより「猥談」へと進んでいくように、次第にメニューが増えてきます。しかし、メニューの増加には一定のパラメーター数値で特定のメニューをこなす必要があるらしく、1度も調教らしいメニューを選べずに終わることもあります。
また、パラメーターの変動もこれでもかと言うぐらい激しく、1割・2割の変動は当たり前という、他に例を見ないほどの大雑把さ。感度などのパラメーターが0でも、2回目のHで、いきなりレズでよがりまくるという無理な展開もあり、どこが『妥協を許さない本物の迫力』(パッケージ)なのか、お釈迦様でも分からない物になっています。

それでも、女性陣のCGは綺麗ですので、そこだけは救いと言ってもいい。それも、他の圧倒的な不毛さの前では、砂漠の中の小さなオアシスといったものだが。砂漠で遭難して、やっとのことで泉にたどり着き、口をつける水の寒露さを味わいたいなら、『Princess Play』のプレイをすすめる。希望者は、砂漠で彷徨ってもらいたい。

ちなみに、この会社の『ひみつの恋』の方は、ない乳・ロリ好きならお勧めであることを知らせておこう。
(タコマロ)