性癖


〜サクセス〜


 

仕様 評価
対応機種 WIN システム

3点

ブランド名 HYPERSPACE シナリオ

5点

ジャンル オナニーストークADVゲーム 萌え萌え

4点

    せつなさ

6点

    素薔薇さ

2点

 




 まず、このゲーム、『性癖』と書いてサクセスと読ませるらしい。どう考えても無理なのだが、まあ「HYPERSPACE」(以下、超空間)に常識を期待するだけ無駄なので、その程度のことは深く突っ込まずに先に進みたいと思う。

 すると、次に気になるのはパッケだ。しかも、パッケの表の一番重要な宣伝文句がまた凄い。「アァこんな子が!憧れの彼女の秘部に挿入されるのはタンポンだけではなかた!」と赤文字で大きく書かれているのだが、「だけではなかた!」って何よ? やっぱ「中田英寿」のことか。まあ、そんなギャグではなくて単なる間違いだと思うのだが、いくら何でもパッケの表の赤文字で誤字脱字は無いだろう。でも、超空間に常識を期待するだけ無駄なので、その程度のことは深く突っ込まずに先に進みたいと思う。

 それでパッケを空けると、中身はCD1枚だけで取説とかアンケートハガキなんて入っていない。これは何時ものことなので気にならないが、今回驚いたのはCDのレーベルに起動方法等の最低限の情報が直接印刷されていたことだ。まあ詳しいことはオンラインマニュアルを参照なのだが、これは非常に親切なことなので、超空間さまにはぜひ次回からデフォルトでやっていただきたい(どーせ取説なんて絶対に入らないんだからな)。

 それでサクサク解説を続けるが、ゲームを起動するとOPが始まったのには驚嘆した。いや、普通のゲームなら当然なのだが、なにせ製作しているメーカーの程度を考えてやって欲しい。例えCGが汚く、どうせ本編の使い回しだったとしても、超空間の製品でOP付きなんて、今年は正月から貴重なものを見せてもらったものだ。ただ、今回は珍しく力を入れて創ったOPを見逃して欲しくはないのは分かるのだが、OPがスキップ不能で起動する度に毎回毎回見せられるのは勘弁して欲しかったけどね。

 そして、まあ色々あってゲームの起動画面までたどり着いたのだが、ここの選択肢で目が点になった。なにせ、「ゲームを最初から始める」・「壷からゲームを取り出す」・「操作方法を知る」の3択が画面に表示されているのだ。まあ、言わんとすることは大体分かる。実際、「からゲームを取り出す」って言うのはLOADのことなのだが、何で壷なのかはゲームをクリアしても分からなかった。

 相変わらず、このメーカーの考えていることは全然分からない。気にするだけ無駄なので、操作方法を見たら、早速、ゲーム本編に入ることにする。それで、このゲームの主人公は女子校の寮の管理人をやっている。この点は、実にエロゲーちっくでいい感じだ。だが、その寮生と寮に関しては、何時もの超空間らしくピントが外れた代物になってしまっていた。

 少し説明すると、この寮には5人の生徒が生活しているのだが、この寮生達の姿がキャラデザの人によって大きく違う。まあ、これはゲームだからおいて置くとして、問題は着ている制服までキャラデザの人が変わると全然違うことだ。違う名前で出ているが、ぶっちゃけ「早川なおみ」先生が書いているキャラは制服がブレザーで、もう1人のキャラデザの人の方は、全員同じセーラー服を着ている。もう少し細かい所まで見るなら、「早川なおみ」先生の方だって、ブレザーと一口で言っても、キャラによってブレザーの下のシャツが違っていて一緒に居ても同じ学校の生徒には到底見えない。

 これなんてマシな方で、寮の中身なんて、もっと凄いことになっている。まあ、お嬢様学校ということで、洋館としか思えない階段があることは許しておこう。しかし、どう考えてもキッチンの背景は変だ。なにせ、キッチンには電子レンジはおろか冷蔵庫の姿すら見えず、ガスレンジがあるはずの所には、薪でも燃すような竈(かまど)があるのである。どう見ても、これは現在の台所ではなくファンタジー世界か中世の台所にしか見えない。他の部分も、学生の部屋と言うよりは、冒険者の宿の個室という方がしっくりくる。

 生徒の制服の違いにしても、どう見ても中世の宿屋かお屋敷にしか思えない学生寮にしても、おそらく他のゲームのものを使いまわしているのだろう。この辺りのリサイクルは超空間のお約束なので、怒らずに元ネタ探しをするのが通の楽しみ方いうものなのだろう。(ただ、自分はこの時期の超空間ゲーの手持ちがないので元ネタが探せないのがつらい所だが)

 さて、ここまで色々文句を書いてきたが、このゲームは超空間ゲーにしては悪くない物だった。最初に、女の子の1人Hシーン、しかもそれが主人公の夢だったりした日には、ゲームジャンルの「オナニーストークADVゲーム」の名に恥じないダメダメな物を覚悟した。だが、何とこの夢にも意味があったのである。

 このゲームの主人公は普通の人間ではなく読心能力者つまりテレパシーが使える超能力者。それで、居眠り中にこの能力の制御が効かなくなり一人H中の娘の心とシンクロしてしまったのだ。だから、彼が見たのは夢と言っても半分は現実に起こったことなのだ(夢だって現実の一部だけど)。

 それで、その夢の中で相手の女性が悩んでいることを知った彼は、その女性を見つけ出して悩みを解決することにする。ただ、相手が特に心の奥に隠しておきたいと無意識に思っていることは、彼にでも簡単に読み取ることはできないらしい。それで、一番心が無防備になる時つまりH中の相手の心を読むのが一番ということで、Hシーンに持ち込むことになる。

 まあ、エロゲー的な展開なのだが、このゲームは珍しいことに主人公は相手とHしない。どうやら外見もよく、さらに性格の良い人間で、おまけに相手の心を読んで話を合わせられる主人公がHに持ち込むのは結構簡単だと思うのが、彼が使う手段は相手にオナニーさせることなのだ。そして、寮に住む女性の悩みやトラウマを1人ずつ解決していくのである。

 実際のゲームの進め方は、選択肢を選んでいって進めていき、間違った選択肢を選ぶと問答無用にゲームオーバーという古い時代のAVGゲームそのままではある。だが、実際にやってみた感想は、本当にこれが超空間のゲームなのかと思う程、悪くないストーリーだった。実際に、これにCGの枚数を増やして、もう少し日常生活のシーンを加えてくれれば、結構、いい線いったと思う。

 ただ、CGの塗りがあまりに酷いことと、システムの酷さは改善しないと万人向けにはならないとは思う。特に、システムは、スキップ機能がないとかフルスクリーンでしか動かないとか、そんな不具合のレベルを軽く超えている所のこのゲームは存在する。なにせ、主人公の名前を決定する所でも、「ひらがな」しか選ベないだけでなく、一度した入力を訂正する手段すらない。自分が最初にプレイした時は、クリックをやり過ぎて、"ば"の文字を選んでしまった。それで、訂正の方法が分からないので、文字数を限界を超えて入れれば、また最初に戻るかと思って、残りは"あ"を入力しまくったのだが、当然のことながら直らなかった。それでセーブもしてなかったので、そのまま続けたら、「ところで俺は?」 そうだばあああああって名前だった」って凄い日本語を見てしまったのだ。無論のこと、こんな名前ではやってられないので、最初からやり直した。当然、セーブなんてしてなかったので、またスキップ不能のOPから始めたことは言うまでもない。

 それと、このゲーム、なぜかソフ倫のHPに載っているゲームの説明と内容が全然違っている。因みに、その解説を引用してみると、

 女性の心の中を読み取る装置を友人からもらったプレイヤーは、女の子をエッチな気持ちにさせるアイテムを手に、女の子たちにオナニーをさせるチャレンジをおこなう。 ゲームは、一週間が期限で、途中でアイテムがなくなるとゲームオーバー。

 って内容だ。当然の事ながら、主人公は変な機械が無くても相手の心を見ることができるし、特殊なアイテムを有効に利用して相手を攻略するSLGみたいな要素のあるゲームでもない。いったい、なんでこんな説明文が載っているのであろうか? 謎だ。でも、超空間に常識を期待するだけ無駄なので、その程度のことは深く突っ込まずに今回の話は終わりたいと思う。
(タコマロ)

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