Tomak

〜Save The Earth〜−LoveStory−

 


 

仕様 評価
対応機種 Win システム

4点

ブランド名 Seed9 シナリオ

言葉読めないニダ!

ジャンル 育成ゲームなんでしょうね、ええ、一応 萌え萌え

1点(生首大好きな人は10点)

    せつなさ  
    素薔薇さ

8点(ファーストインパクトだけはあるでしょうな)

    言葉の壁

10点

    ニダ!

9点

 


 まー、このゲームは色々な媒体に色々と取り上げられていることだし(特に http://www.ai.wakwak.com/~pusai/ にはお世話になりました、まずはこちらを参照するのがよいかと)、私めなような者が今更レビューを書くのも何なんですが…
 このゲームの画面を見るまでは、私めも一般の世間並みには朝鮮文化を理解はしているつもりではありました。未だに日本の官製歴史教科書では1910年は「韓国侵略」ではなくて「韓国併合」ですし、なんか変な漫画家が右の人たちと息巻いているし、8月15日近辺に韓国に行くものじゃないとか(何でも8/15は光復節というそうですね、韓国では)、'50年代の日本の驚異的な復興は日本民族の努力の現れとか(ちげーよ、近くに巨大なニーズがあったからだろ)、「水に流す」という諺は日本にしかなくて、朝鮮親の恨みは三代に渡って晴らすそうだとか、IMFの介入を受けて自嘲的になったけど内需が盛んででもう返済しちゃったとか(日本もそうならなきゃいいんだけどねえ…)、キムチはきちんと発酵してないと駄目だとか(私めも韓国直輸入のキムチしか買ってません。白菜の浅漬けに唐辛子調味料を混ぜて何が「キムチ」だ!)、まあ一般レベルの域は脱し切れてはいませんでしたが、基本的なスタンス、「異文化は異文化なんだからそれぞれを理解して仲良く行こうよ」という者だったんですが…
 駄目です、やっぱり異文化を理解し合おうというのは、私めには大それたことだったのです。この画面を見た瞬間、私めの正気度は8ポイントほど減ってしまいました(ヒトソレヲSAN値トイフ。)。駄目だ、こんなもの日本人なら徹夜明けのレロレロな頭では考えつくかもしれないですが、それを商業ベースに乗せるなんては思わないことでしょう。
 で、結局は発売されてしまったこの生首というか鉢植えゲー。ショッキングピンクなパッケージは眼にも鮮やか、CD2枚組でGame CDにはリングプロテクトが、Install & Bonus CDはフォルダ名がハングル語でつけてあるらしく、Win98系のOSでは見れないという素薔薇しさ!(Win2kだと見れるそうです、確かめてないですけどね(ニヤリ))けど、インストール自体はすんなり行きますし、日本語版Win(当方はWin98でやってみました)でも大丈夫です。で、いざゲーム開始…
 一番最初に開発元のSeed9と発売元のWizard Softのロゴが出るんですか、Seed9、Blizzard社のパクリか、そのロゴの出方はないだろう!と思わず突っ込み。そう言えば、BlizzardのStar Craftは韓国では超人気で、プロ選手までいるそうだねえー…と要りもしない知識を披露。その次は、オープニングムーヴィー(えへへ、「ムービー」じゃなくて「ムーヴィーですぜ)になる訳ですが、私めのCD-ROM(実際はCD-RWなんだけどね)の設定が悪いのか、それともSeed9のプログラムが悪いのか、CDのアクセスがムーヴィーに追いついていなくて、かなり引っかかります。まあ、CD-ROMのアクセス速度を速くするか、HDDに仮想CDで落とし込むかすればその現象はなくなると思うんですが、私めのように常にHDDの空き容量は200MB!って人間には酷な話なようで。今回もTomakをインストールする自体大変だったし(笑)出来れば高速なCD-ROM、仮想CDへの落とし込みをおすすめしたい所ですが、あー、リングプロテクトかかってましたね…何とかしてください(笑)オープニングムーヴィー自体は脳みそとろけそうな主題歌です、うーむ。
 で、その後オープニングなんですが、女神エヴィアンがいかにして鉢植えの生首になって人間の愛を証明しようとしたいきさつが、神々の会話を通して語られる訳なんですが、まあ、予想していた通り、全てハングル語で進む訳なんで、何言ってるんだか解りません。当然といえば当然なんですが、全編を通して何言っているんだか解りません(笑)この、何を言ってるんだか解らないというのは、非常に、予想以上にフラストレーション溜まる訳でして、これがDiabloとかみたいにストーリーはあくまでもとってつけたものならばいいのですが、このTomakみたいに生首育てにストーリーがないとあくまでもただ目的もなく生首を育てるだけで、んん、私は何をやってるんだかという疑問が常に脳裏から離れないという状況に陥ります。生首育ての間にイベントというか、私の場合はカフェに行って悪友どもと共に合コンして青いカーディガンを着たオナゴと意気投合して、映画なんぞ一緒に見に入ったが、寒空の公園で涙ながらに別れたという、結果だけは解るがそのいきさつはさっぱり解らないという状況に陥ると、鉢植えの生首につい八つ当たりなんぞ咬ましまして、ボクボクとパンチなんぞ入れたりしたくなるのもムベなるかな、ってもんです。シリアスな顔(でも生首)って最初の1ヶ月だけだったし。
 ゲーム自体は、ひたすらに生首を愛情持って育てるだけ、やれ喉が渇いただの腹が減っただの言ってきますので、飯食わせたり水飲ませたり表に出して日向ぼっこさせたりします。操作はアイコンをクリックするだけなんで、言葉が通じなくても愛情(笑)だけで何とかなりますが、アクションを行った後に「おいしい」だか「好き」だとかの言葉で反応が返ってくるみたいなんですが、当然何言っているんだか解りません。まあ、アクション後にパラメータ(といってもこれも何だか解らないんですが)の上下は解りますので、参考にはなるのですが。割と飯と水はかなりの頻度で要求して来ますし、冷麺(?)と水はタダらしいんでそればかり食わせてあげたりしてると、どうもあまりパラメータの上がりが良くない。でポカリスエット(?)とかスパゲッティとかも食べさせてあげるんですが、これらは有料で数も限りがあります。ということで、隙を見て働きにいって金を稼がなければならないし、運動と称する瞬きやら深呼吸やらをさせたり、そんなこんなで30アクション=1ヶ月で一区切り、評価が出ます。評価はA〜Fらしいんですが、当然基準も解りません。この後、お買い物やらイベントやらやって、また元の育て画面に戻って…ってな感じを3年間ほど続けるらしいです。で、その結果、人類の行く末が決定されるらしいのですが…
 で、なかなかストレスが減りません。それと最も重要だと思われる愛情も上がりません。ここはなけなしの金を投資してCDなぞ買って彼女に歌わせてみたりすると、おお、結構愛情が上がりまして、結構お買い得って感じです。あと、その場所の温度と湿度と天気が表示されるのですが、真夏にもなると40度とか表示されまして、さすが韓国、日本より気候は厳しいねーってなものです。そんなこんなで2年ほど過ぎた冬の日、いきなり39度を示す体温計が現れました。むう、これは風邪をひいているのだ!とは解りましたが薬がある訳でもなし、対処法が見つからず、結局はBad Endになってしまいました。ぬう。
 ま、全般として、やはり言葉の壁は厚いなーということを実感した次第でございます。せめて英語か中文ぐらいならねえ。ハングル語じゃーひたすら「ニダ!」としか聞こえません(笑)(まあ「ニダ」は日本語でいう「です・ます」らしいんで、仕様がないんですが)体験版は英語版も出たようなんで、せめて英語パッチが出てからではないとゲームする気にはなりませんでした、実際の話。発売される前までは話題に結構上っていましたけど、発売後は話題がしぼんでしまったのもこのような理由からでしょう。もう一つの選択肢、「ハングル語を勉強する」ってのもありますが、このゲームがそれほどの価値があるかどうかすら解らないという所でありました。ネタにはなりそうですがね。(タコトロ)