尽くしてあげちゃう3

〜わたしのご主人様〜

 


 

仕様 評価
対応機種 Win システム

9点

ブランド名 トラヴュランス シナリオ

3点

ジャンル アドベンチャー 萌え萌え

5点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

3点

 


 以前にもこの会社のゲーム(『看護しちゃうぞ』)をしていたにも関わらず、買ってしまった『尽くしてあげちゃう3』。前の物が楽しかった訳ではありません。ええ、コミケのカタログを発売日に買いに行ったら、新製品だったので「せっかくだから、俺はこのゲームを選ぶぜ」で購入決定。何時もの事ながら、安易な行動は身を滅ぼします。

 まずは作品の話を見ましょう。主人公は、三年生の野球部主将。夏の全国大会に向けて頑張っていましたが、県大会決勝で敗退。グランドで一人意気消沈している所を、美人の養護教諭にベッドの中で慰めてもらいます。それで、責任を感じた主人公は、養護教諭に交際を申し込みますが、代わりにあるお願いを受けてしまいます。それは、先生の子猫ちゃん達のご主人様になること。

 この子猫ちゃん達は、無論、哺乳類食肉目の猫ではなく、先生のレズ相手の女の子、それも4人。これが、真面目な学級委員長、妹的な幼馴染の後輩、ボーイッシュな野球部のマネージャー、お嬢様の副会長と、基本はしっかりと押さえてあります。でも、いきなり5Pで全員とHですが。

 …………開始早々、話が超時空を彷徨っています。しかも、相手の女の子も主人公のことが好きで、さらに先生とのHで慣れているのか羞恥心にも乏しい。よって、ダークなイメージの欠片もない非常に能天気かつ陽気な乱交が毎夜繰り広げられます。はっきり言って、羨ましいとかより、唖然とするとかバカらしいとか思う方が速いです。

 一応、昼間はどの女の子と会うかを選べまして、話すにつれて女の子毎の悩みやコンプレックス等が明らかになったりします。でも、夜にはノリノリで乱交に突入です。

 最終的には、女の子と昼間に会い続けることで好感度が上がり、双方の思いを確認することになります。でも、最終日には先生を含めて6Pで名残惜しみながらも大乱交です。

 流石、『好き好きご主人様ハーレム純愛アドベンチャー』(パッケ参照)。確かに、恋愛ゲーと乱交が融合されています。でも頭に浮かぶのは、ギリシャ神話の怪物キメラの姿ですけど。

 こんなキメラゲームですけど、二週目からは、異次元から多少は非常識にまでレベルは普通に近づいた様に感じられました。これも人類の適応力かとも思いましたが、実はこれは優れたシステムの副産物。既読メッセージスキップ機能をONにしてプレイしていたので、夜の乱交シーンは丸ごとスキップされます。すると、多少はましな恋愛ゲーに早変わり。それでも、多少はまし程度ですが。

 はっきり言って、ハーレムにしても恋愛ゲーとしても中途半端。両方とももう少し造りこむ必要があります。個人的には、いきなり普通ならゴールにあたるHをした後から、逆に恋愛関係を構築するという逆のシチュエーションを強調した方が良かったと思います。

 話の根幹は置いておいて、次は枝葉について話しましょう。まず、野球部の主人公が目指していた全国大会。普通ならば、甲子園を目指すと言うのが自然です。しかし、ここでコンピューターソフトウェア倫理機構、略してソフ倫の問題が発生します。実はソフ倫の規定で、18禁ゲームで18歳未満の人間的なキャラクターが性行為をする表現は禁止されているのです。だから、甲子園を目指すとかはダメです。まあ、百歩譲って、阪神タイガースに入団希望だと解釈することは可能ですが。でも、間違っても高校野球とか言ってはいけません。ストレートに規定を直撃しています。まあ、夏の全国大会、夏の全国大会と連発されても、ゲーム創るのも色々気を使うものだと思って笑って許してやって下さい。

 最後に簡単にシステムとCG。これは『看護しちゃうぞ』と同じ。システム的には問題なく、CG的にはもう少し。まあ、それでもCGに関しては、許容レベルは満たしています。

 しかし、毎日、毎日、何人もの女の子を満足させている主人公、君は本当に絶倫さ。よく体力が持つものです。
(タコマロ)