ツインゴッデス

TWIN GODDESSES

 


 

仕様

評価

対応機種 PS システム

4点

ブランド名 PolyGram シナリオ

3点

ジャンル 格闘ゲーム 萌え萌え

1点

    せつなさ

10点

    素薔薇さ

1点

    違和感

10点

 


 バカゲー専科でも取り上げられたこのゲームですが、何と新品を900円で売っていたので、つい購入してしまいました。同じ値段なら、プリティーサミーでも買った方が、きっと萌えるに違いないのに、こっちを手に取ってしまうとは、実に因果な癖がついてしまったものです。

 後悔先にたたず、覆水盆に返らず、まあ、出来るだけ楽しむことにしましょう。さて、これ程の一品、すぐに封を開けてしまっては面白くありません。まずは、パッケージを見て楽しむのが通でしょう。すると、一般人にすら分かる、
ダメダメな霊気が感じ取れます。なにせ、ど下手な怪物の絵に、まるで悪の組織の女幹部かと思われる恥ずかしい格好の実写の女性が2人、バックには京劇の様な女の顔のアップ。誰が見たって購買意欲を萎えさせる代物です。

 さらに、帯に小さく書かれた『対戦格闘ゲームの
進化形、ここに登場!』の説明を見なければ、一体何のジャンルかも分からない説明力0の代物です。でも進化形と言われても、このパッケでは、デスモスチルスアノマロカリスかという位のコンセプトも不明の謎の生命体しか想像出来ません。辛うじて、残りの説明で妖怪退治をするということだけ分かりました。

 さて、何時までもパッケだけで楽しんでばかりはいられません、肝心の中身を見てみましょう。封を開けても、ユーザーサポート葉書とか入ってませんが、会社自体残っていない可能性もあるので許します(買収されたという話もあり)。さて取説の最初にストーリーが書かれています、舞台は『はるか宇宙の彼方の小さな星にある王国
ラブラディアン…』、この王国にはレトリバーでも住んでいるのでしょうか? それに、妖怪退治でなんで宇宙の彼方か分かりませんが、ともかく妖怪が攻めて来て、まあ大変、それで双子の王女が神の力を授かって退治に向かうということが分かっただけでも良しとしましょう。

 何時までもゲームをしないと、編集長が怒るかもしれないので、ゲームに入りましょう。さて、電源を入れますと長いオープニングが始まります。この声は
飯島直子だそうですが、そんな事は私にはどうでもいいです。まあ、ポリゴンのレベルは低い様な気がしますが、PS初期のゲームと考えると、普通なのでしょうか。ここまでは、割とまともです。スタート画面の歌が、すごい内容ですが、これは最後に置いておいて先に進みましょう。

 さっそくゲームスタート。最初に二人のキャラからセレクトします。しかし、これがまるで悪の女幹部同然の格好、絶対に世界を救うヒロインとは思えません。無論、萌えの要素は
完全に零。実に究極の選択なんですが、格闘ゲームが苦手な私は、姿はともかく貯め系のパワーファイター、姉のニーナを選びました。

 ついに格闘シーンに入ります、最初の相手は炎の巨人みたいな奴です。え〜、実はここまで隠してきたんですが(本当は書きたくもない)、このゲームには恐ろしい特徴があります。何と、こちらは
実写取りこみ、相手はドットのアニメ絵なんです。無論、違和感ありまくり。明らかに両側で世界(リアリティ)が違います。例えるなら、ラーメンにパイナップルやバナナが入っている程のミスマッチぶりと言えるでしょう。

 しかし呆れている暇はありません、格闘ゲーなので敵が容赦なく攻撃してきます。さらに敵の身長はこちらの倍近く、全然リーチが違います。こちらの攻撃が当たりませんし、結構敵は的確に反撃してきて、瞬殺されました。まあ格ゲーなんて縁のない軟弱なギャルゲーマーである私には荷が重過ぎる気もするので、まずはEASEモード(誤植でなくこう書いてあります)にして再チャレンジ。今度は、運良く1本取ることに成功しました。でも勝利のポーズで、ニーナ様が
『あっは〜〜ん』の声をともに投げキッス(+ハートマーク)を打ってきました。無論、私が大ダメージ。硬直している間に、次の1本は瞬殺されて負けました。

 先程のことは完全に忘れて、ビジュアル的に少しはマシな妹のシリンにキャラチェンジします。これ位の頃には大体このゲームの基本は分かりました。下手に攻撃しても反撃を喰らうだけですので、基本的に守りに徹します。敵が突撃して来たら防御して「大攻撃」、ジャンプして間合いを詰める所に「しゃがみ大」。これで楽々、炎のレッドドーンを倒しました。

 次の敵は水のアンクル・ファットマン。こいつも巨人タイプですが、意外とジャンプが素早く、そして体力の半分を削るゲロブレスを持っています。でも、得意のジャンプには「しゃがみ大」、さらに動きが遅いので「飛び込み大」で近づいての「しゃがみ大」で簡単に倒せてしまいます。強いぞ、「しゃがみ大」。

 3番目の敵はエルフ・ジニー、褐色の肌に金髪のまさに妖精の様な敵です。はっきり言って
唯一の萌えキャラ、こいつ1人で萌え萌えの殆どを占めてます。今度はこれまでと違って快速タイプ、急にワープして背後から投げの必殺技をかましてきます。少し苦労しましたが、所詮体力がない敵ですからジャンプに「しゃがみ大」を4回も合わせたら勝てました。

 そんで次はノーム・ゴーム、なんかサムスピの幻庵みたいな感じです。ゴロゴロ転がって突撃して来る嫌な奴ですが、相変わらず「しゃがみ大」で勝ててしまいます。

 なんだ簡単じゃんと思っていると、中ボスのゴールドラッシュが登場。こいつが普通の人型(ドット絵ですけど)なんですが、飛び道具・連続技・必殺技といい感じで出して来まして、滅茶苦茶強いです。多分、普通の格ゲー並なんでしょうけど、何度やっても勝てね〜。でも、何と一度転ばして起き上がりに「しゃがみ大」を出すと転び、また起き上がりに「しゃがみ大」、また「しゃがみ大」、また……、
これだけで勝てました(オイオイ)。

 なんか「しゃがみ大」と魔法攻撃(飛び道具)位しか出したことないですが、ラスボスのカーミラ様まで来てしまいました。そして、死ね〜〜の声と共にカーミラ様登場です。しかし、恐ろしいことにカーミラ様も実写取りこみキャラ。確かに対戦相手との違和感はないんですが、この世の物とは思えない
悪夢の様な闘いが展開されます。

 でもこの勝負、すごい楽。確かに魔法攻撃は多いんですが、確実に防御していれば問題ない。絶対にゴールドラッシュの方が強かったです。モーションの関係か、実は取りこみキャラは弱いようです。

 カーミラ様をストレートで下すと、カーミラ様が善人になって宇宙に謝罪の旅に出てエンディングが終わります。そしてスタッフロールになるんですが、ここで女優さんが空手なんかの指導を受けているシーンとか入ります。そんな事していたのかと思いますが、確かにスタッフの中にも“SEIRYU DRAGON MATUMURA”と言う理解不能の名前の空手指導がいます。そんな疑問も、このゲームから解放された喜びの前には些細なこと、全然気になんかならないです。

 さて、悪い点を見ていましたら限りがないので、良い(斬新な)点を見てみましょう。まずは魔法。このゲームでは、飛び道具は全て魔法でありMPを消費します。基本的にMPは回復しない、つまり撃ち放題ではないのです。その反面、普通のガードではダメージの半分が通る強力な性能を身っています。これでは問題あるので、魔法ガードがあり、少々のMPと引き換えに魔法を完璧に無効にしてくれます。これにより、前半は魔法ガードに徹して後半に逆転する等の戦術の幅も膨らむと思います(多分ね)。

 他の独自のシステムとして、アイテムがあります。このゲームには、対戦の間にショップがあり、ここで買い物ができるのです。商品としてMPやHPを回復できるポーションや、1回限りの攻撃魔法など12種類ほどの存在し、対戦中に使用することが可能です。この購入資金は対戦での点数を元に算出されるので、上手くコンボを決めればより沢山のアイテムを入手することが可能です。私には出来ないですけど、格ゲーが得意な人ならコンボを決める励みになるかと思います。

 この斬新なシステムがゲームに幅を与える反面、それによるデメリットも生じています。実はこの魔法とアイテムに2つのボタン(三角と四角)を振り分けているので、攻撃が大と小の2つだけになってます。それで間合いにより、大攻撃が蹴りでしたり、パンチでしたりするので、慣れるまでは戸惑います(だから私は「しゃがみ大」だけ)。これはやはり欠点なのでしょうけど、「しゃがみ大」だけでクリアーした人間にゲーム性の批評は無理ということで、詳しくは皆さんで確かめて欲しいと思います。

 さて最後にこのゲームの主題歌を。しかし、この歌詞のどこに双子の姫を感じる要素があるのか、ある意味この歌こそがゲームの本質を示していると思うのは、間違いでしょうか?

 この世の果てで大戦争
 絶体絶命 物語
 じっとしてね そうさベイベー
 あいつをボッコボッコにぶちのめせ
 1・2・3 準備はOK
 イェーイェーイェー!絶対負けねえ
 ヘイヘイヘイ あきらめろモンスター
 3・2・1 爆発タイム