ばぁじんぶるうらぶ!

 


 

仕様 評価
対応機種 Win システム

7点

ブランド名 JANIS(ジャニス) シナリオ

8点

ジャンル AVG 萌え萌え

8点

    せつなさ

9点

    素薔薇さ

8点

 


 未来の地球、海上都市タピオカ・シティを守る水上警備隊に最新型アンドロイド「みちる」が配備された。そして、「みちる」のお目付け役を任されたれた仙波祐二が、警備隊側の主人公である。

 一方、現在指名手配中の技術者、砂羽顕治は自分の理想を込めたアンドロイドの「いなさ」を作成した。しかし、「いなさ」よりも「みちる」の方が感情プログラムの方が優れていると知った砂羽は、テロを起こして「みちる」を誘き出すことに。そして、この砂羽がテロリスト側の主人公になる。

 大体のストーリーは以上の様なもので、どたばた大活劇という感じで非常に良く出来ている。特に、お馬鹿な雰囲気は、最初から迸っている。なにせ、最初の主人公選択の時に双方のプロフィールが書かれているだが、仙波の住所がグランドキャッスル203、砂羽は同202号室。二人はお隣さんなのだ。それも、砂羽の秘密基地までがグランドキャッスル内…。お約束ながら、最後まで気がつかない二人。まあ、砂羽は、悪事の時にはシャ○少佐(一時退役? 後に大佐)のコスプレしていると言っても、仙波は単に海上警備隊の制服着ているだけだぞ! 普通なら気がつくだろう、砂羽。マスクなしの少佐も分からぬ仙波も仙波だが。

 説明が遅れたが、このゲームは「パラレル主人公システム」という代物を搭載しており、両陣営の主人公を選択でき、一度終わらせた主人公の行動のデータを読み込んでもう一方の主人公を始めることで、通常とは違う展開を楽しむことができるのだ。まあ、触れ込みは良いのだが、これが難易度を上げているし、話のテンポを悪くしている。例を挙げると、警備隊側でイニシャルスタートをすると必ず二章で事件を解決して終わるのだ。それに特にサブキャラで攻略が最狂に難しいのがいる。私としては、両陣営の展開を楽しめたのは面白かったが、難易度はもう少し下げた方が良かったと思う。

 次にキャラを見てみると、全員非常にキャラが立っている。警備隊側では、ともかく最新鋭とは思えない、お間抜けな「みちる」。みちるは外見と同じくお頭も幼稚園並。CMソングを口ずさみ、お姉さん(先輩)に成りたがる典型的なお子様だ。しかし、力と剣術だけは超人的。無論、あちこち破壊しまくり。仙波の苦労が笑える。

 テロリスト側では、無表情な「いなさ」は冷静にぼけるし、部下の「さんご」とのどつき漫才も笑えるが、最高は砂羽が雇ったテロ集団の水上解放軍であろう。僅か四人のグループで、全員海パン着用。しかも、テロリストになった理由が各人にあるのだが、急速にレベルダウンするその内容。実に素晴らしい。

 でも残念なことがある。このゲームの立ちグラは実に表情豊かなのに加えて、ポーズも各キャラに数パターン、服装まで私服・水着等複数ある。しか〜し、水上解放軍の皆様だけ同じグラフィックなのだ。解放軍、ボイス付きなのに、どうして立ちグラまで手が回らん? 立ちグラのレベルは非常に高く、他のキャラは凄く優遇されているのに、奴らだけは通常のシーンからライフル持ってるんだけど…。それで平然とビーチで警備隊と会話しないで欲しいぞ。

 次はシステム面を見よう。私としては大きな問題がなかったのだが、メッセージスピードの調節がないのには驚いた。基本的にメッセージの表示速度は速いからストレスはなかったが、削ることはないと思う。どうしても繰り返しプレイの多いゲームだから、スキップは存在する。でも未読・既読の判別がないのは減点対象だ。他は、CG・Hシーン回想、フルスクリーン・ウィンドウの選択可能で基本的な所は押さえてある。

 CGの方は、立ちグラの出来が良い。それも、普通のイベントCGよりも出来が良いのではないかと思える位だ。つーか、イベントCGは少々不安定。原画家の名前は1名で聞いたことがないが、立ちグラとイベントCGでは違う人に思われる。塗りの方は、通常レベルか。

 最後に私がお勧めの章。
「デンジャーファイブ知らんのでっか?」
「漢なら見るべき番組だよね。」
この台詞のある第三章の漏電戦隊デンジャーファイブの話は凄い。凄いお間抜けだ。ぜひ一度見てもらいたい。
(タコマロ)