スクール水着、略してスク水は日本人ならば誰でも知っているブツであろう。そして、ごく一部に熱狂的なマニア(フェチ)が存在することもご存知だろう。
そして、そのスク水にこだわってこだわって造られたゲームが、この『優遇接待 孤島の極楽へようこそ』である。なにせ、色々なスク水関係のサイトの協力を得て、ゲームにはスクール水着辞典を搭載。クリックひとつで、ゲーム中にスク水に関するあらゆる事象を参照可能! さらに、一部イベントでは、スクール水着をズームUPしたり、スケスケにしたりすることも可能。無論、スク水の立ちグラは、濡れる前と濡れた後では別のモノを使用。(ただ濡れた後の光り具合は凄い力が入っているが、どこにそんな濡れて光る素材があるかって感じだ)。とどめに、メーカー通販では、実物のスクール水着がオマケでついてきた!
そのスク水への拘りは凄いことは分かるのだが、ただ正直に言うと、自分はスク水に興味ない。どっちかと言うと、ロリキャラならば、胸にフリルやリボンのついた水着の方が良いと思うし。
それでは何でこんなゲームを買ったかと言うと、まあ、秋葉原某店舗では非常にたくさんのCDが付いていて気になったこともあるが、バカゲーとして楽しめるかと思って買ったのである。しかし、その方面に関しては期待外れの作品だった。確かに、スク水フェチの主人公の「やはりいつ見ても物干し竿とスクール水着は風情が感じられるね」等のバカ発言には事欠かない。つーか、はっきり言うと、そんな台詞ばかりだ。ただ、それが面白いかと言うと、自分には面白くなかった。おそらく、趣味の違いなんだろうと思う。多分、フェチの人には面白いんだろう。
まあ、そんな事は置いておいて、実際の内容に入りたい。このゲームの主人公は旅を続けている流れ者で、ある人身事故現場に居合わせたことから、その人の代わりに合宿所の管理人になることになる。それで、前任者の管理人が、そこを訪れる学生を盗撮・脅迫してHしていたことに気づくのだ。そして、新しく合宿所に来た水泳部の4人(1人は引率の先生)に対して盗撮を始めるって内容だ。
ここまで書くと、これって『臭作』?と思う人も居るかもしれない。その予想の通り、ゲームの内容は、ほぼ『臭作』さんと同じだ。違いは、臭作さんはビデオやカメラを設置しているので回収する必要があるが、『優遇接待』では自分で覗いてリアルタイムで盗撮しているから回収の必要が無い。その面では難易度が低くなっている。
それではダメかと思ったのか、このゲームでは、なぜか各ヒロインの信用度が高くないと盗撮できないルールになっている。そもそも風呂や更衣室を覗くのに信頼度もクソもある訳ないので、これは完全に「バレーで足を使ってはいけない」等と同じでゲーム上のルールにしかなっていない。まあ、それでも信用度を上げるのは簡単だし、脅すのに必要なネタを集めるのは非常に簡単なので、まあ気にする事はないだろう。
それで、いざ脅迫してHすることになるのだが、ここで一番の問題なのは、実はこのゲームにはHシーンは非常にたくさん用意されている。しかし、そのCGが明らかにスク水の通常イベントや立ちグラに比べて劣っているのだ。通常イベントに負けるのは兎も角、立ちグラにすら劣るHCGって何よ? そう思わずにいられないが、ある意味、スク水とは見ているうちが一番の花ということを示しているのかもしれない。その証拠に、このゲームで主人公にハッピーな展開があるのは、盗撮するだけ盗撮しておいて脅迫しないでゲームを終わらせるだけしかないようなのだ。
総合的に言うならば、システム面には文句がないので、スク水が好きなら原画に問題がなければ絶対に買いなのだろう。ただ、その手の趣味が無い自分には、主人公は単に電波入っているようにしか思えないし、何故か登場する女性陣も水泳部だからか水着のことばかり話しているし、少々ついていけなかった。確かに、このゲームのスク水CGの凄さは認めるが、それでも、ゲーム性でもギャグの面でも、自分ならば「おやぢ四段積みシステム」の『臭作』の方を勧めておく。
(タコマロ)
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