プリンセスさゆりん
〜あははーなお姫さまの諸国漫遊記〜


ナッツビル前編

「そろそろナッツビルの村ですねー。」

佐祐理たちは今、ナッツビルへ続く街道を進んでます。
ヴァレンディアの城下町で旅の準備を整えたかったのですが、
城下町では佐祐理の面が割れている可能性が高いんですよー。
せっかくお城を抜け出したのに、いきなり騒ぎをおこすわけにはいきませんからねー。

あ、村が見えてきました。

「それで、あゆちゃん。一体どこがどう大変なんですか?
別に火の手が上がっているようにも見えないんですが…。」

「それは…。村に入ってみればわかるよ。」





ナッツビルの村に到着しました。
でもやっぱりおかしな様子はありませんねー。
どこにでもありそうな、のどかで平和な村の風景です。
そういえば心なしか、表情の暗い女性が目に付きますね。
それから、ディープに落ち込んでいる男性と、ハッピーるんるんな男性もいます。


「うぐぅ、佐祐理さん。わかった?」

「あははー、佐祐理はちょっと頭の悪いお姫さまだからわかりませんよー。」

「佐祐理さん。女の子の胸をみてよ。」

「ふぇ、胸ですか…。あ、そういえば…。」

外を歩いている女の子の胸は例外無く「洗濯板」です。

「みなさん、あゆちゃんみたいな「貧乳」ですねー。
でもそれが一体どうしたっていうんですか?
単に「ないんペタン」が多い村じゃないんですかー?」

「うぐっ。そ、それが突然村のみんなの、その、胸が小さくなっちゃったんだよ。」

「ふぇぇ。そうなんですか。不思議なこともあるもんですねー。
それじゃあの激しく落ち込んでいる方は…。」

「うぐぅ、たぶんおっぱい星人。」

「で、こっちの妙に舞い上がっている方は…」

「うぐっ、た、たぶん貧乳マニア。」

なるほど、わかりやすいですねー。

「そ、そんなことより、佐祐理さん。なんとかしないと。」

「あははーそうですねー。では村の皆さんに心当たりがないか聞いてみましょう。」



聞きこみ中





あら、あそこで店を出しているオバさんはこの村の方ではないみたいですね。
ちょっと話しを聞いてみましょう。

「いらっしゃい。」

「あの、オバさん。ちょっと…」

ギロッ

「えーと、お姉さん。お聞きしたいことがあるんですが。」

「なんや、姉ちゃん。」

「お姉さんは、この村の人間ではないとお見受けしたのですが、違いますか?」

「せや。なんでわかったんや?」

そりゃ一目瞭然ですよ。洗濯板じゃないですから。

「ま、ええわ。うちはな、ドランゴラからきたんや。
ヴァレンディアまで行商に、な。どや、姉ちゃん。なんか買わんか?」

「なかなか珍しい物がありますねー。これはなんですか?」

「これか、これはな…」

(あははー買い物中ですよー)

「まいどー。で、もう聞きたいことはあらへんのか?」

「ドランゴラまでの道を教えていただけますか?」

「ドランゴラなら、ほら、あの山の向こうがわやで。
ちと遠回りになるけど、山沿いに街道が出ているからこの村出て一本道や。」

「そうですかー。ありがとうございましたー。」

「おおきに。」



さて、村の方たちの話しによると、犯人の見当はついてるらしいです。
どうやら村外れに住んでいる、魔法使いの女の子の仕業らしいですね。
ただ、文句を言うと問答無用で魔法攻撃をしかけてくるそうで、
皆さん、怖くて手を出せないそうです。

今すぐのりこんでいってもいいのですが、日も暮れてきたので今日は宿を取って
明日向かうことにしましょう。





そして翌朝

ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!

たっ大変です。

後編に続く


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