電車にて。
A:「“忘れ物”って、むつかしく言うと、どうだっけ?」
B:「何で?」
A:「なんとなく、むつかいい言い方ってあったよなー、とか思って。」
心の声:(“遺失物”かな?)
B:「“しゅうとくぶつ”(拾得物)だっけ?」
心の声:(それは、拾った物のことだろう。)
A:「ここまで出てるのになー。」
B:「あぁ、良くあるよね、そういうこと」
A:「“忘れ物”なんだから“忘”で始まるんだろ。ぼう、ぼう…… 」
心の声:(何が、どこまで出てんだ? ぜんぜん違うだろう。)
B:「忘…… 忘却…… 忘却オブジェクト! どうだ?」
A:「いや、それはちょっと違う。」
この物語はフィクションです。
心の声:(じゃぁ、ぜんぶ嘘か?)