●ヴェイナード
フォルセナ北方の大国・ノルガルドを治める若き新王で、銀髪が印象的な美丈夫。
多くの有能な騎士達を擁している上、自らも知勇兼備で大陸屈指の戦略眼を有した一流の騎士であり、「大陸統一」と「理想国家建設」という大きな野心を抱いて積極的な行動を取っている為、他国からは「白狼王」の名で恐れられている。
またその高い目標の故か、自他に対する態度は常に厳しい。
そして彼は、ゼメキスの反乱に端を発した戦乱の勃発をまたとない機会とし、右腕たるグイングライン等数多くの騎士達を引き連れて本格的な戦いへと乗り出して行く。
…理想の実現を図り、自らが「より高き」所に達せんとする為に。
「私は、完全な人間になろうというおこがましい事は考えていない。ただ、完全な自分になりたいのだ!」
●キャムデン
イスカリオの騎士で、日頃よりドリストにおべっかを使いへつらっている所から、「狂王の太鼓持ち」と呼ばれている魔道士。
さえないチョビ髭を生やし、軽薄でお調子者な性格ではあるのだが、黒魔法の使い手としてはフォルセナ屈指の実力者であり、日頃の研鑚もおさおさ怠っていない、という一面も持っている。
「私はもう体質が、陛下以外を受け付けませんからな」と公言する程ドリストに心服しており、その巻き起こす宮廷内外での騒動にはバイデマギス・ギャロ等の不良騎士達と共に常に関わっている。その為イスカリオの重鎮では数少ない良識派であるアルスターには煙たがられているのだが、勿論本人はどこ吹く風の態である。
「全員が豊かで平等な世界などまっぴらですよ」
●ゼメキス
フォルセナの盟主・アルメキア王国軍の元総帥にして、現エストレガレス帝国皇帝。漆黒の鎧に身を包み、身長よりも巨大なボウガンを軽々と操る豪傑である。
元々は「武勲数知れぬアルメキア軍一の騎士」として名を馳せていたのだが、そのあまりに巨大な功績を妬んだ王に謀反の嫌疑を掛けられ粛清されそうになった為、激怒してクーデターを起こし、国を乗っ取った。
結局その反乱及び新帝国建国が戦乱の引き金になった為、彼は「戦乱の元凶」の烙印を押され、多くの者達に敵視される事になっている。だが彼自身は、本質的に野心家というよりは不器用で無骨過ぎる生粋の武人であり、世が世なら、王が王なら間違いなく武人としての正道を全うしたであろう、ある種の被害者とも言える。
…そして彼は自身の行動に付いて一切の弁明を行なわず、ただ全ての業を一身に背負い、日々己の全存在を賭けて戦場に臨む。
あらゆる敵を薙ぎ倒して覇王となるか、戦い敗れて戦場の露と消えるか… どちらかがもたらされるその日まで、「黒い修羅」の戦いは終わらない。
「俺は誰にも裁かれはせぬ。ただ己の道を進むのみ!」
「正しいか否かなど、所詮は勝者の戯れ言に過ぎぬ」
●ドリスト
フォルセナ南方の大国・イスカリオを治める王で、派手な鎧姿と愛用する巨大な真紅の大鎌がトレードマーク。
国政を省みず昼間から酒宴に興じるは、自分の亡き愛犬の為に歴代諸王以上の墓を築くはと、とにかくやる事成す事無茶苦茶な人物であり、世間では「狂王」の通り名で呼ばれている。
ただ一人の戦士として、またルーンの騎士としては、黒魔法の奥義と得物の大鎌を武器にドラゴンすら笑いながら張り倒せる程の超一流の実力者である上、そのセリフは破天荒ながら鋭く物事の本質を突いている事が少なくなく、「狂王」という呼び名だけでは図りきれない、とにかく底の知れぬ人物である。
「やりたい様にやる」。それが彼の行動の源泉であり、権威や道徳などといったものには全く関心を払わない。また自分の力に絶大な自信を抱いており、しばしば他人には大言壮語にしか聞こえない様な言動を見せるが、それらをあっさりと実現してしまう実力をも備えているという、不敵で無敵な超人。
…なお、日頃でも充分過ぎる怪物なのだが、希に「本気」になった時に見せる力は、その比ではない…
「勝ったヤツが奪う、勝ったヤツが正しい。そして…勝つのは俺様だぜェ!」
「フン、くだらんなぁ。 世界なんぞ勝手に滅びちまえばいいんだよ!」
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