1.「軍隊の心だけは確実に掴む事。爾余の国民などは無視して可なり」
(ローマ皇帝 セプティミウス=セヴェルス / 「ローマ帝国衰亡史」)
おそらくは同帝の遺言より。
暴君心得その1、とでも言うべき台詞であり、確かにこれを実践出来れば、三日天下で終わるような憂き目ぐらいは免れるのではないかと思います。
もっとも、無限の欲望を有限の恩寵で満たそうというのですから、結局のところ長生きできるかどうかは、その君主の力量次第になるでしょうが…
2.「神となれ、だが、生者とはなるな!」 (ローマ皇帝 カラカラ / 「ローマ帝国衰亡史」)
同帝が、共治帝であり競敵であった弟ゲタ帝を抹殺後、神格化して祀った際に口にした台詞より。
その見事なまでに素直な感情の発露が、何とも強く印象に残っております。
3.「殺す時は、不意を襲ってあっという間にやってのけるか、愉快な酒宴の折に毒など盛っての、食中り、食中り…… そういう事にするに限るて」
(松永久秀 / 山岡荘八「豊臣秀吉」)
雑談の折、木下藤吉郎に邪魔者を消す極意を語って。
作中では「切れつつも実に飄々としてとぼけた味わいがある曲者」といった感じで、出番は少ないながらも、秀吉に助言をしたり煙に巻いたり予言めいた事を述べたり、となかなか印象的な役回りだった彼ですが、その中でもこの台詞は、未だ妙に記憶に残っております。
戦国屈指の梟雄松永久秀。 個人的には「大悪党」「プロの謀略家」としてかなり買っている方であり、「いかにもな悪人」といった単純な描写をされると少なからぬ違和感を感じてしまうのですが、この山岡版は結構気に入っているものの一つです。
4.「バカモン、恐ろしくないわけがあるか! 命は一つしかないんじゃぞ!」 (バサーゴ司祭 / 「シュヴァルツシルトW2」)
サン=ギデオン教団本部陥落時、「わしはここで焼け死ぬ」と部下に告げた際、「死ぬのが恐ろしくないのですか」と問われて。
死ぬのは恐ろしい。それでも法王にまで責任が及び、教団が滅びる事に比べれば、計画を主導してきた自分が全ての責を負って死ぬ方がはるかにましだ! まさにそんな彼の強い想いと、本質的な生真面目さが滲み出ているようで、印象に残っている台詞です。
5.「この国が欲しくなったぞ。これからは俺様が国王だ」 (バドギス私設軍首領 / 「ハイリワード」)
反乱を起こし、都市を制圧した際の台詞より。
見事な悪人面に加え、台詞から察するに頭も切れなさそうな彼ですが、そのあまりに欲望丸出しのストレートな物言いが、逆に新鮮に感じられたものでした。
彼を含め「ハイリワード」の反乱者達の台詞は、特に素晴らしい、というほどの物ではないのですが、何故か妙に記憶に残っていたりします。
6.「劉備、俺はやっぱり袁紹に仕えることにしたよ」 (呂布 / FC「天地を喰らう」)
袁紹の奇襲攻撃時、唐突に寝返った際の台詞より。
「呂布といえば寝返り」。三国志系のゲームでは「お約束」とも言うべき展開ではありますが、行軍中、しかも奇襲攻撃を喰らい驚いた際に、唐突にこんな台詞を吐き、なんの衒いも無く袁紹軍に加わってこちらに攻撃を加えてくる様は… ある種爽やかですらあるやも。
…まあそれも今でこそであり、当時は驚きと怒りぐらいしか湧いて来なかった様な気もしますが。
7.「んーーー、そろそろ俺様も本気を出してやるかァ!」 (イスカリオ王 ドリスト / 「ブリガンダイン」)
自分のLVが上限に達した際、突如パワーアップしつつ言い放って。
この手の台詞は、大抵弱い奴や口ばかり達者な奴が言い放つケースが多い様な気がしますが、この方の場合、大抵は本当に言葉通りな所が、何とも底知れません。
この人が文字通り本気で取り組めば、本当に「天下なんざいつでも取れる」のやも…
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