共和国編・第一章後半


第一章第五話・スリーパー

グライドラー傭兵:
「畜生、デスザウラーは現われるは、帝国軍の奇襲は受けるは、少佐のDCSは行方不明になるは・・・。
俺には夢も希望もあるんだ! 俺は・・。俺は生きて還るぞ!」
ダブルソーダ傭兵:
「もう寝ないと体壊すよ」
シールドライガー士官:
「彼の言う通りだ。私はお前について何も聞くつもりは無いし、聞く必要も無い。だが、お前の目的を
果たしたいのならば、無事に契約を全うする事だ」
グライドラー傭兵:
「分かったよ・・・」

ラガート:「初めまして・・とでも言いましょうか? ラガート=ノーティス少尉であります。中尉殿の 参謀を
務めさせて頂きます」
ハラ:
「あれ、私は?」
オオイシ:
「筆者もこんな事になるとは思っていなかったのさ。とゆーわけで、君は次席参謀に格下げだ」
ハラ:
「そんなぁ・・・。まあ、システムですから仕方ありませんね」
ラガート:
「我々はアレクサンドル大地を走破します。ここの地形は厳しいですね」
オオイシ:
「という事は、せっかく改造したカノントータスヘビーガンの出撃は見合わせよう。お、川に財宝が あるかも。
水上部隊出撃だ。ハラ君、アクアドンでマエバラ君のフロレシオスをサポートしてくれたまえ」
ハラ:
「とほほ、ゾイドも格下げ・・・」
しかし、彼のアクアドンが大活躍するとは、神ならぬハラはまだ知らない。

ハラ:
「ところで、訓練マップが変わっていますね」
オオイシ:
「でも敵は同じだな。川がある分、海軍機の訓練に向いているのがうれしいな」

さてここはアレクサンドル大地。
ラガート:
「山岳地帯の北に向かいましょう。!、ガイザック!あの動きはスリーパーだ。何故、友軍機が!?」
オオイシ:
「分からん。だが、座してやられる訳にもいかん。全機、戦闘配置!」
しばらくして・・・

謎の男:
「うわっ、なんでこんな所にスリーパーどもが!?」
オオイシ:
「おい、大丈夫か!?」
謎の男:
「共和国軍か、ありがてぇ。コイツ等をなんとかしてくれぇ!」
オオイシ:
「よし、コマンドウルフATの救援に向かうぞ」
ハラ:
「まだ味方という保証は無いのですぞ!?」
オオイシ:
「もう、オリンポス山みたいな光景は見たくない。それが理由だ」
ハラ:
「・・・分かりました。!、ソナーに反応、スリーパーです!」
ゴジュラス女性パイロット:
「なんでソナーで陸上のゾイドが分かるのでしょうか?」
コマンドウルフ女性士官:
「足音とか、まあそう考えましょ」

そして、救援作戦が開始された。アクアドンが次々とスリーパーを沈黙させていく。
謎の男:
「少尉さんよぉ、もう撤退しましょうぜ」
オオイシ:
「まだだ!持ちこたえろ!(コマンドウルフATの安全は確保出来た。まだ宝探しがあるんだ。まだ撤退できんよ)
ん?うぎゃあああ!」
ゴジュラス女性パイロット:
「ビガザウロ、トーチカとスリーパーの集中攻撃受けてる」
コマンドウルフ女性士官:
「バチが当たったわね」

山岳地帯の陣地はゴジュラスとシールドライガーが制圧した。残骸の回収をしているとスリーパーが現われ、
ビガザウロを襲う。その残骸を回収すると、また次のターンに襲われるのだ。
ゴジュラス女性パイロット:
「ビガザウロ、被害担当艦ですね」
グライドラー傭兵:
「こちらグライドラーだ。いかにも、っていう遺跡を調べてみたんだが何も無い。おかしいな」
ラガート:
「中尉、ともかくここに避難しましょう」
オオイシ:
「おう。どうもスリーパーは無限に現われるみたいだしな」
ビガザウロ以下全機はスリーパーを振り切り、遺跡に駆け込んだ。

謎の男:
「ふう、助かったぜ。俺の名はアイン、しがない傭兵さ。よろしゅう頼むぜ」
オオイシ:
「よろしく。しかし、何故君を含めスリーパーが我々を襲うのだろう」
アイン:
「分からねえ。ま、遺跡で一息入れましょうや。」


第一章第六話・オーガノイド・システム

シールドライガー士官:
「四面楚歌か。我々はスリーパーから逃れられるだろうか・・・」
マエバラ:
「貴様が弱気になるのも無理は無いか・・。とにかく今は怪我を治せ。ライガーは俺が乗ろう」
シールドライガー士官:
「すまんな・・・」

ラガート:
「古代ゾイド人は、現在のテクノロジーをも凌駕する科学力を持っていたそうです。この遺跡を調査してみましょう。
何か役に立つモノが見つかるかもしれません」
オオイシ:
「宝捜しか・・・。面白そうだな。よし、調査隊を組織しよう」
ハラ:
「調査隊にゴルゴドスを随伴しないのですか。もし、ステルス機がいたら・・」
オオイシ:
「心配いらん。先の帝国軍やスリーパーの残骸から大量の3D電子式レーダーを回収した。これで各小隊に 索敵能力を
与える事ができる。なお、ラガート少尉のカノントータスにはブースターパックを装備しておいた。
これで機動力の心配は無くなった。ダブルソーダにはミノフスキークラフトを装備したいが・・・」
ラガート:
「少尉、ゲームが違います。それにダブルソーダはそのまま出撃可能です」

さて、遺跡では。
ラガート:
「以外と広いですねぇ」
ゴジュラス女性パイロット:
「ほぉーんと、あたしのゴジュラスが十分立って歩けるわ」
アイン:
「おいおい、スリーパーのお出ましだぜ、お嬢さん。この前の恨み百万倍にして返してやる!」
オオイシ:
「ところで、アイン機操作できるな」

スリーパーはHPが異常に高い(HP2400以上のガイザックがいた)が激戦を繰り広げて来た
キョクジツ隊には楽な相手だった。
オオイシ:
「脆すぎる。何か罠があるのか」
マエバラ(シールドライガー搭乗):
「地雷もありません。それよりここの敵機、帝国カラーですよ」
アイン:
「全くおかしな話だぜ。お?やべっ、伏兵だ!」
アインのコマンドウルフATが左上の小部屋に足を踏み入れると、スリーパーゾイドが出現した。
ラガート:
「アイン、下がってろ!」
駆けつけたカノントータスが三機のスリーパーを葬った。
アイン:
「ふう、サンキュー、少尉さん」
オオイシ:
「まだ罠があるかもしれん。戦闘警戒をとりつつ宝探しだ」

ダブルソーダはいかにも怪しい培養槽のある右上の部屋を調べていた。
ダブルソーダ傭兵:
「これは、何かの培養槽?ん!これは!」
ゴジュラス女性パイロット:
「その時、特派員の見た物は!?」
アイン以外の一同:
「ええっーー!!」
アイン:
「古いぜ、おい」
ラガート:
「いやあ、冗談冗談。これは、オーガノイド・システム!南エウロペのガリル遺跡にあるはずでは!?」
オオイシ:
「公式ファンブック通りなら我が隊はオリンポス山で壊滅していたさ」
レイハルト:
「その通りだ。そして公式ファンブックと違い、この遺跡が貴様等の墓場となるのだ!」
遺跡の入り口に、クラッツが行方不明になった時に交戦した、あの帝国部隊が現われた!
ラガート:
「今度は帝国軍か!」
オオイシ:
「彼等とは戦いたくないが、止むをえん。カノントータスをリペアキットで修理。培養槽前に散開、
ここで白兵戦を挑む!」
マエバラ:
「中尉、お言葉ですが、ここは通路を封鎖して各個撃破していくべきでは!?」
オオイシ:
「常識的には君の言う通りだ。しかし、『残骸』の概念のあるPSゾイドでは残骸を敵に回収されてしまう。
よって、今回は残骸の回収を優先する!」
マエバラ:
「諒解!」
レイハルト隊との戦いは、まさに死闘だった。一騎討ちでカノントータスがディメトロドンを、ビガザウロが
アイアンコングを仕留めたものの、ガイザックがゲルダーの連装電磁砲に射抜かれた。
レイハルトのセイバータイガーmkIIが暴れ回るものの、彼の僚機は各個撃破されてゆく。

ラガート:
「ううむ、手強い!」
ハラ(コマンドウルフ搭乗):
「レイハルト殿、勝負!」
レイハルト:
「ウルフ如きに何が出来る!」
コマンドウルフ、撃破。かのバン=フライハイトはコマンドウルフでセイバータイガーと刺し違えたが、
ハラには出来なかった。技量よりも執念の差であった。
マエバラ:
「ハラ少尉!今度は私が」

そして、宿命の対決が再現された。
マエバラ:
「二度もシールドアタックを躱すとは、流石レイハルト殿。だがっ、三度目の正直!」
遂にセイバータイガーmkIIを捉えた! 既にカノントータスとコマンドウルフとの戦闘で満身創痍のセイバーを
あの時と同じ衝撃砲が止めを刺した。
レイハルト:
「くっ、撤退だ」
ラガート:
「愚図愚図していたら、また襲われます。オーガノイド・システムを一刻も早くロブ基地に持って帰りましょう」


第一章第七話・追跡者を追撃せよ

ラガート:
「クロケット砦のニック一等通信兵からの連絡です。我々の後ろを無人のゴルドスが追従しているそうです。
妨害電波の犯人はこいつでしょう」
オオイシ:
「ところでこの任務名、おかしくないかね」
ラガート:
「はあ、追われているのは我々ですから、『追跡者を迎撃せよ』等の方が自然ですね」
オオイシ:
「ライガーをDCSに改造だ。敵に海上戦力がある可能性がある。マエバラ君、ハラ君、頼んだぞ」

こうして始まったゴルドス迎撃戦だが、思わぬ罠が待っていた。
ラガート:
「バグった・・・」
オオイシ:
「仕方ない、やり直しだ。敵シーパワーは予想以上だ。アクアドンを一機追加。
ラガート少尉、敵艦に砲火を集中する」

海戦はオオイシの予想を遥かに上回る激戦となった。キョクジツ隊はビガザウロとカノントータスの長距離射撃、
そして「疾風」を習得したフロレシオスの活躍により、敵艦を一隻ずつ沈めていく。

シールドライガーDCS士官:
「北山岳部のトーチカを潰し、有効射線を確保する。なに、私のDCSの機動力と君のゴジュラスの防御力を
以ってすれば大丈夫さ」
ハラ:
「大型部隊、山岳部を制圧しました。うわっっ!!」
アクアドン一番艦が、ゴルドスの超長距離射撃によって撃沈した。
アイン:
「何てこった、奴に蜂の巣にされてしまうぜ」

だが、天佑は彼等にあった。フロレシオスが「疾風」を最大限に発揮し、ゴルドスの攻撃を躱していく。
その間、DCSとゴジュラスは次々と護衛機を破壊し、遂にビガザウロが最後の護衛機、ゴドスPBを 倒した。

アクアドン女性士官:
「あれ、このスパイカー襲ってこない。こっちにおいで。怖くないから。ねっ」
アクアドン二番艦が孤島にいたスパイカーを保護する。
シールドライガーDCS士官:
「ようし、宝捜しも終わったな。止めは私が」
DCSのシールドアタックがゴルドスを倒した
ラガート:
「妨害電波、消えた・・・」
アイン:
「やったな、オオイシ! 御礼と言っては何だが、俺のウルフ、アンタ等に譲るよ」
オオイシ:
「いいのか? ゾイド乗りがそう簡単に愛機を手放すなんて・・・」
アイン:
「いや、コイツも望んでいるのさ。なっ、ウルフ」
オオイシ:
「そういう事なら、ありがたく頂戴しよう。元気でな、アイン」
アイン:
「あんたもな、オオイシ」
ハラ:
「アイン、私からも礼を言おう。中尉、本国からの増援です」
オオイシ:
「これが・・、噂に聞くデータ引継ぎによる応援か・・・」
ハラ:
「はい。ベアフャイター・・・、失礼しました、このベアファイターは旧大戦でクライムエンジンを装備して
山岳猟兵隊に所属していた機体です」


ロブ基地に辿り着いたオオイシ達は、スリーパーの消失が多発している事を知らされる。
彼等の持ち帰ったオーガノイドシステムは、直ちに研究が開始された。
オオイシは大尉昇進の上、正式にキョクジツ隊の隊長に任命された。
さらにラガート、ハラも中尉に昇進した。
(筆者註:ゲーム中ではラガートは昇進せず)
ZAC2100年、オオイシは己の運命をまだ知らない。

第一部・完


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