102号4〜5月供述
4月17日
平田君だ。
今日は部屋でくつろいでいるのであります。
そんな時ノックの音がした。
前回もこのようなパターンがあった。
その時はありえない事だが女の子ではなく男がたずねて来たのだ。
今回は女の子にちがいない。
何回も連続で男が来るはずがない。
私は女の子を待たせるわけにいかないので急いで玄関のドアをあけ、先読みでよろこびの声をあげた。
「ヤッター」
ドアをあけると男がたっていた。
さすがは私だ。
あける前から男の方がいいと思っていたからな。
私は友情に熱い漢だからな。
なにかこう男同士熱く語り合うステキじゃないか。
最初から男がいいといっていたでしょ?
ね、ね、ね♪
私はこんしんの笑顔で男を部屋にあげてやった。
しかし、この男何をしに来たのだ。
問い掛けると男は
ーーちょっと話があって来たんすよ。
「
何しに来たんじゃコロスぞべつに今日じゃなくてもいいよね。帰れば?」
ーーえ〜話きいてくださいよ。
「
帰れっていうてるやろとくに話す事などないんじゃないかな
はよ帰らなマジコロスど」
ーーとりあえずテレビつけましょ。
「リモートコントローラに触るな殺すぞ!」
ーーあっ!! モーニング娘でてますよ。
「えっ!
マジで!?」
ーーやっぱナッチってかわいいですね〜。
「ああ〜。 ヨッスィ〜」
ーー聞いてます? 平田君?
「うるさいんじゃボケ〜。 今すぐだまれ」
ーーいやだから、ナッチってカワイイすね。
「アホかヨッスィのほうがかわいいんじゃ」
ーーえ〜。 ナッチですよ。
この男もバカだ、貴様ごときがナッチがカワイイなどほざこうがとどきはしないのに。
もてない男ほどよく吠えるものだ。
「じゃあ、もしもだ。ナッチとヨッシィが付き合ってくださいといってきたら貴様どうする?」
ーーナッチですよ。
「はい無理」
ーーなぜですか?
「ナッチは私の事を好きだからだ」
ーーないない、ぜったいない! そんなん平田君も無理ですやん。
「とうぜんヨッスィも私の事が好きだからなんにしても貴様には無理だ」
ーー・・・・・・
「ちなみに石川梨華も私の事を好きだからだめだな」
ーー・・・・・・
「っていうかモー娘。全員、私の事が好きだからな」
ーー・・・・・・
「いゃ〜じっさい私もこまるよ、いっせいに皆に告白されてもなぁ。あの子をたてればこの子がたたないだろ?
マジまいっちゃうよ〜。
最近な、その事で夜も眠れないんだよ。あ、これ秘密な? 私がこんなことで眠れなくなるなんて全国の女性の
夢をこわしちゃうだろ? ガハハハハハ!
・・・・・・よし! とりあえず、私がいった事どうりに復唱しろ」
ーー・・・・・・はい。
「”ヨッシィは平田君が好きだ!” はいリピート♪」
ーー
ヨッシィは平田君がすきだ〜。
「声小さいよ、腹からだしていこう! いくよ、”っていうか全員平田君が好きなのであります”。はいリピ〜ト♪」
ーーっていうか全員平田君が好きなのであります。
「はいもうちょっとブレスきかせて! リピ〜ト♪」
ーーっていうか全員平田君が好きなのであります。
「あれ、
なぜそれを!? 秘密情報だったのに! まあ、あれだけヨッスィたちが態度にだしてれば仕方ないか
な・・・・・・よし、それじゃあもういちどいっとこうか!?」
ーーっていうか全員平田君が好きなのであります。
「オゲッ! オゲオゲ! これでわかってもらえたかな? 皆、私を好きという事が。これからは気安くカワイイとか
いうなよ。わかったならとっとと帰れ! 殺すぞ」
ーー
せっかく女の子紹介の話もって来たのに。
「・・・・・・なあ、やっぱりキミと私とは前世から、いや
生命誕生の瞬間からの親友なんだと確信していたんだけ
ど、どうかな?
ぼくらは親友だよね? で、女の子がどうしたって?」
ーーだから女の子紹介のはなし。
「ああ、いい酒があったんだ! もちろん飲むだろ? 水臭いことはいうなよ」
ーーあっ。いただけるのなら。
「ところで――女の子が、ねえ・・・どういう話なのかな? ぜひ酒の肴にでも、いやもちろん酒を飲むついで、酒
の席での話ということで、ね」
ーー・・・・・・さっきモーニング娘がどうたらこうたらいってましたよね。
「あ、あれ? やだなあ冗談じゃないですか! 私みたいな洟垂れバカ、だれも好きになってくれないですよ!」
ーーいや、モー娘。全員好きいうてたやん。
「全員? モー娘。? やだなあ、幻聴? ボキよくわかんないでしゅ〜」
ーー
・・・・・・風呂沈めたろか? まあ、ええわ。しゃあないのぉ、連れて行ったろか。
「すまないでゲスね、へへへへ・・・・・・」
ーーでもまあ、動物でも服従するときは腹くらい見せるそうやで? なあ、平田君よぉ。
「
後で絶対殺すみせますよ、もちろんやないですか!」
ーーヨシ!! ほな次はクリントンやれや。
「クリントン?」
ーーはよせえ。
「クリントンでゲスね!
わかるかボケやらしていただくでゲスよ」
私はとりあえずえびぞりながら”ペンタゴン!!”と叫んでみた。
ーーおお、クリントンやんけ。平田君おもろいなあ。
「そ、そうでゲスか!? こ、これで女の――」
ーー次はホワイトな。
「ホワイト!? ホワイトっていってもいろいろ・・・・・・」
ーーホワイトや。
「・・・・・・わかりました」
この夜、平田君の手によってアメリカ歴代大統領が次々と大阪に降臨した。
私は平田君。プライドに生きる漢。
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4月20日
平田君だ。
今日はすがすがしい朝なのであります。
こんな気持ちのいい日に会社に行かなければならないなんて。
まぁしかたがない、私あっての会社みたいなものだからな。
私はスーツに着替え、軽めの食事をとった。
鏡の前に行き髪を整え、歯を取り付け、そして頭にパチパチっと8てん止めの帽子をつけた。
「ヨシ!!」
かんぺきだ。
部屋を出て駐車場へとむかう。
駐車場は家から出て公園をぬけた所にある。
徒歩5分くらいだ。
公園にはいると、つよい陽が葉を透かし目をさした。
「フッ! 太陽よ、俺もあつくギラギラと生きているゼ」
こんなカッコよすぎる自分がたまに怖くなる。
しぶく、あくまでしぶく私は駐車場へとついた。
車にちかずくと、なんと私の車のボンネットの上でネコが寝ているではないか。
ネコは、春の陽気のせいか気持ちよさそうに眠りこけて私の存在にまったく気付かない。
・・・・・・仕方がない今日は電車で行くことにするか。
こんなに気持ちよさそうに寝ているネコを起こすことなんて私にはできるはずがない。
ネコに車をゆずり遅刻するのもなかなかいいものだからな。
会社で遅刻の理由をきかれたとしても、私はこのことをけっして言い訳にしないだろう。
そうけして。
「見知らぬネコと私だけの小さなひみつ第3巻ドキ! ナチュラルをよそおって満員電車の中でこすりつけてくる男
子中学生は死刑」記念日にしよう。
この遅刻が原因で会社をクビになっても私はネコをうらむことはないだろう。
だって・・・
現在、時刻は午前10時。
始業時刻は1時間前。
ネコとかいってる場合じゃねえよ。
私は平田君。 決してだれかのせいにしない漢。
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4月22日
平田君だ。
今日はすがすがしい朝なのであります。
こんな気持ちのいい日に会社に行かなければならないなんて。
まぁしかたがない、私あっての会社みたいなものだからな。
スーツに着替え、軽めの食事をとる。
鏡の前に行き歯を取り付け、そして頭を春バージョンへと付け替えた。
「ヨッシャ!!」
いろんな意味でかんぺきだ。
だれがみてもわかるはずがない。
部屋を出て駐車場へとむかう。
「くそう」。
昨日はネコのせいで遅刻したからな、今日は寝ていても起こしてやる。
そんなことを考えながら公園内に入ろうとすると、進行方向で鳥達がエサを食べているではないか。
私にはここを通ることなど出来るはずがない。
鳥達がここでエサを食べている、人間はここを通る権利などない。
まちがいなくここを通る権利がないと私は思う。
木をばっさいするな、緑を増やそうなどそんなことだけが自然を大切にするということではないと思う。
人間側だけの都合で自然を考えてはいけない。
仕方がない公園を横切るのをやめ遠回りするか。
鳥達の食事はじゃまできないからな。
会社で遅刻の理由をきかれたとしても、私はこのことを言い訳にしないだろう。
けっして!
「私と鳥達。〜フューチャリング老人と海〜ドキ! 南極にいかなくても健さんはモーホーになってたかな!?」
記念日にしよう。
この遅刻が原因で会社をクビになっても私は鳥達をうらむことはないだろう。
だって・・・
私の時計は今日も10時すぎてんもん。
私は平田君。 あやまちを繰り返さない漢。
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4月27日
平田君だ。
近所に住んでいる少年の話をするであります。
その少年は今年の春、高校生になったばかりだ。
少年が私に話しかけてきた。
ーー先輩、先輩。
この少年はなぜか私の事を先輩と呼ぶ。
なぜかというと私が先輩だからだ。
「おう! なんや」
ーー俺、今年から高校生になりましたよ。
「しってるよ、一行目に書いてるから」
ーー何いってはるんですか? 俺、中学の時モテへんかったから高校に入ったらバンド組んでガンバったらモテるかなっておもうんですけどどうですか?
「え〜と 無理!」
ーーなんでなんですか先輩?
「私がバンドやってたん知ってるやろ」
ーーはい。
「そういうこっちゃ」
「私も高校生になった時バンド組んでモテるかなと思ったけどむりやった」
ーーでも文化祭なんかで演奏したらモテるんちゃうんですか。
「え〜と、演奏させてもらえません。カッコイイ人優先やから」
ーーそれやったらライヴとかやったいいんちゃうんですか。
「え〜と、だれも来ません。なんちゅんかな、メンバー人数より客のほうが少ない」
ーーそんなん耐えられませんよ。
「私は耐えたね」
ーーさすが先輩。
「そっそうか」
ーーじゃあどんな事したらモテるんですか?
「そうやな私の経験からいうて・・・・・・」
ーーなになんですか。
「・・・・・・そういう事は自分で考えた方がいいで」
ーーえ〜! おしえて下さいよ。
「しゃあないな。 私をよくみて考えてみ」
ーー・・・・・・せっ先輩まったくモテてない。
「なっ」
ーー「なっ」って!? え、それでいいんですか?
「いいとかわるいとかの問題じゃあない、どうしようもないんじゃ! どうしたらいいか俺が聞きたいわボケ〜」
ーーおちついて下さいよ。
「すっすまない私とした事が」
ーーじゃあこうしましょ! 先輩の良いところを、これから出会う女の子にアピールするために考えときましょうよ。
「ありがとう」
ーー先輩とくいな事あります?
「アポロチョコレートのイチゴの部分だけ先に食べる時がある」
ーーそんなんじゃなくて、もっとカッコイイ事ないですか。
「え〜怖い人がにらんで来たら、その人が見えなくなってからメチャメチャ文句いうたる」
ーーあんたダメだ。ちゅうか先輩出会いあるんですか?
「あっ! ない」
ーーやっぱりね・・・・・・先輩いま俺も出会いさえあればなんとかなると思ったでしょ。
「思ったで」
ーーえ〜と 無理!
「なんでなんですか後輩?」
ーー考えんでもわかるでしょ。
「うん」
ーーそういうこっちゃ。
「ババババンド組んだらモテるかな?」
ーー絶対ムリじゃ。 ボケ!!
「え〜! ライヴとかやったらモテるんちゃうんですか」
ーーお前がライヴやってもメンバーより、お客のほうが少ないっちゅうねん。
「そっそんなん俺耐えられへん」
ーーあんたくだらん男や。
「じゃあどんな事したらモテるんですか?」
ーーうるさい! この負け犬が。
「ゴッゴメン」
ーーお前に聞いた俺がアホやったわ。
「ほっほんまゴメンなさい、つっつぎはガンバル」
私は平田君。次がない漢。
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4月29日
平田君だピョン。
平田君祭りの話をするだピョン。
場所は名古屋でやったピョン。
メンバーは私、天祐ちゃん、かえでちゃん、六花ちゃん、HH、MOVEだピョン。
大阪からは私、天祐ちゃん、HH、MOVEだピョン。
移動手段は私の車だピョン。
天祐ちゃんと待ちあわせの場所に行ったピョン。
天佑ちゃんがいたピョン。
会うのは4回目くらいだピョン。
会うたびにカワイくなっていくピョン。
いつみても笑顔がカワイイピョン。
少し離れて歩いている天祐ちゃんの横顔がすこしテレているのがわかるピョン。
そんなにボキに会えるのがうれしいのだピョン。
天祐ちゃんはボキの事が好きだピョン。
そろそろ天祐ちゃんの気持ちに答えてあげる時がきたのだピョン。
「マジお願いしますボキとつきあって下さいピョン」
ずっと逃がさないピョン。
ボキの甘いささやきに天祐ちゃんはメロメロだピョン。
何もしゃべらないピョン。
テレているのだピョン。
ボキがその場の空気をあたためている内に名古屋に着いたピョン。
名古屋駅で、かえでちゃんと六花ちゃんと待ち合わせだピョン。
HHが2人を駅までむかえに行ったピョン。
それくらいしか出来ない男だ死ね。
2人が来たピョン。
かえでちゃんに会うのは2回目だピョン。
会うたびにカワイくなっていくピョン。
いつみても笑顔がカワイイピョン。
少しボキとの距離をとっているピョン。
ボキに会ってテレているピョン。
かえでちゃんもボキの事が好きだピョン。
そろそろかえでちゃんの気持ちに答えてあげる時がきたのだピョン。
「マジお願いしますボキとつきあって下さいピョン」
ずっと逃がさないピョン。
ボキの甘いささやきにかえでちゃんはメロメロだピョン。
何もしゃべらないピョン。
テレているのだピョン。
またもやボキがその場の空気をあたためたピョン。
そして初めて会う六花ちゃんだピョン。
ボキの前にMOVEがあいさつしているピョン。
っていうかお前なんかどうでもいいし誰も聞いてないから死ね。
六花ちゃん初めて会うのにそんな感じがまったくしないピョン。
運命の人だピョン。
どっからみても六花ちゃんだピョン。
六と花で六花ちゃんだピョン。
初めて人をカワイイとおもったピョン。
笑顔がカワイイピョン。
少しボキとの距離をとってボキをみているピョン。
ボキに会ってテレているピョン。
六花ちゃんはボキの事が好きだピョン。
そろそろ六花ちゃんの気持ちに答えてあげる時がきたのだピョン。
「マジお願いしますボキとつきあって下さいピョン」
ずった逃がさないピョン。
ボキの甘いささやきに六花ちゃんはメロメロだピョン。
何もしゃべらないピョン。
テレているのだピョン。
またまたボキがその場の空気をあたためたピョン。
こうして誰もボキとしゃべらなくなったピョン。
皆テレているだけだピョン。
きっとそうだピョン。
そうにちがいないピョン。
そうだといってピョン。
なめんなコンチキショウ。
ぜったい誰も逃がさない。
地の果てまで追いかけたるからな。
イヤなら誰か1人が俺とつきあえ2人は釈放してやろう。
サァ!! 誰にする。
ぐはははははあっはは
ごめんなさい、ごめんなさい、心にもない事いっちゃいました。
すいません、すいません、もう2度といいませんからしゃべってくれるだけで幸せですから。
お願いします見捨てないで下さい。
あの〜ぼく平田といいます。 ピョン。
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5月 7日
平田君だ。
4月28日に友人のサイトのオフ会に参加したのであります。
私がいえる事。
美緒さん好きだぁぁぁぁぁぁ!!
私は平田君。 イイ男になる事を決意した漢。
平田君のだいぶんどうでもいい話。
今回で102号室を休止する事になりました。
これまでこのページを見に来て下さった皆さん、ほんとうにありがとうございました。
たぶんすぐ再開すると思います。
その時には迷惑と思いますが、皆様のところに書き込みに行きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
ほんとうにありがとうございました。
2002年 5月7日 平田君
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